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お知らせ

  • コラム

院長・職員の今朝の一言

令和3年4月1日から、8時20分頃に院内放送で、東山院長と職員による朝の挨拶を行っております。本ページでも紹介させていただきますのでご覧ください。

令和6年10月3日(木):東山院長

 秋雨前線の影響で昨日から降り出した雨が今朝も少し残っています。この後、日中はまとまった雨も予想されているようです。通院や外出の際にはお気をつけください。

 さて、当院では今月、10月20日の日曜日に病院祭を開催いたします。「ふれ愛 ささえ愛 地域の健康を願って」をスローガンにして約5年ぶりに開催いたします。長い間、コロナ禍のため開催を見送ってきましたが、今年から再開をいたします。病院の1階、2階、6階に分けて各フロアごとに楽しいイベント・企画をしております。 
 内容を少しご紹介いたしますと、血管年齢の測定や正しく手洗いがされているか否かをチュックするなどの検査コーナー、心肺蘇生の一次救命措置や内視鏡検査などを体験できるコーナー、お子さん向けのわくわくキッズひろばや医療職のユニフォームを試着できるコーナー、スタンプラリー、そして認知症やロコモの予防についてのコーナー、さらにはビンゴゲーム大会でのすてきなプレゼントが当たるチャンスもあります。また、病院2階のひすいホールでは、当院オリジナルのロコモ予防体操を生演奏で一緒に楽しむコーナーなど、そのほか皆さんにも親しんでいただける内容をたくさん用意しております。病院の正面玄関前では、新川地区のキッチンカーのお店もやってきてくれます。院内にもポスター、そして詳しくは広報あさひ10月号にも掲載しておりますので、ぜひご覧ください。当日は多くの皆様の参加をお持ち申し上げます。お楽しみにしていただければ幸いです。

令和6年10月2日(水):東山院長

 青空ののぞくさわやかな秋の朝を迎えています。このところ朝晩は肌寒さを感じることが多くなってきました。秋分の日を過ぎてからは日中の時間が短くなり、特に夕暮れの日没の早さをこのところ実感します。きれいな夕日もあっという間に沈んでいきます。「秋の日はつるべ落とし」とはよく言ったものです。

 先日、夕暮れ時に通い慣れた道を歩いていますと、どこからともなく甘い香りが漂ってきました。キンモクセイです。そこはかとなく漂う香りに、どこにキンモクセイの木があるのだろうかと辺りを少し探してみましたが、折からの日没で暗くなり見つけることは叶いませんでした。そして夕方6時半も過ぎると夜空にはくっきりと星たちが輝きはじめていました。海岸線から見る北の空には大きなヒシャクの形をした北斗七星が海水をすくい取らんばかりに輝いていました。秋の夜空はとても空気が澄み、星空がきれいに見えます。甘いキンモクセイの香りと夜の星座を見ながら、ゆっくりと深呼吸をしてみました。
 今日はこの後、天候は午後から下り坂になり、明日以降、雨模様の日がしばらく続くようです。体調管理にお気をつけください。

令和6年10月1日(火):東山院長

 今日から10月に入りました。あの夏の暑さを思えば、随分と過ごしやすい陽気になってきました。ほとんどの田んぼでは稲刈りが終わったようで、新米が店頭に次々と並べられています。また、当院の周りの畑には枝豆が大きく膨らみ、たわわに実っている光景を見かけます。時はまさに「実りの秋」となりました。

 さて、昨日もご案内を申し上げましたが、今月から新型コロナウイルスと季節性インフルエンザのワクチンの定期接種が始まります。対象は65歳以上の高齢者で60歳から64歳までの基礎疾患を有する方です。これらの方が感染した場合、年齢が上がるほど重症化率が高くなることがわかっています。新型コロナの場合、30歳代の重症化リスクを1とした場合、60歳代では25倍、70歳代で47倍、そして80歳代では71倍になると言われています。ワクチン接種は、この重症化のリスクを軽減する効果があります。これから秋から冬に向けて感染者が増加することが予想されますので、高齢の方や重症化リスクの高い方は特に備えが必要です。今月の広報あさひにもお知らせが載っております。当院でもワクチン接種を行ってまいりますので、詳しくは受付窓口にてお問い合わせください。
 今朝もだいぶひんやりとした空気ですが、日中の気温はまだ高くなるようですので、どうぞ体調を崩さないように、お気をつけてお過ごしください。

令和6年9月30日(月):東山院長

 今日で9月も最終日となりました。月日の経つのは本当に早く、まさに「光陰矢の如し」を実感いたします。日中の日差しはまだ強いですが、日ごとに秋への移り変わりを感じます。スーパーの店頭では鍋料理の食材が並び始めており、新聞の広告では早くもおせち料理の予約の受け付けも始まっています。まだ先のこと、と思っていても気付けばもうすぐ近くになってしまうのかもしれません。

 そんな中、9月16日から9月22日までの新型コロナウイルスの感染者数の発表が先週ありました。ほぼ全国的にそして県内でも感染者数は4週連続で減少傾向が見られています。どうやら毎年心配されていた夏の流行のピークは越えた可能性が高いようです。この後は10月、11月以降の秋になりますと、今度は冬に向けてインフルエンザとともにまた感染者数が増える季節に入ってきます。明日、10月1日より新型コロナとインフルエンザのワクチンの定期接種が始まります。感染の予防と重症化の予防にはワクチンは有効です。高齢の方や持病があって重症化するリスクの高い方には、特に備えが重要となります。当院でもワクチン接種への対応をしております。詳しくは受付窓口にお問い合わせください。

令和6年9月27日(金):平木医事課係長

 今年12月にマイナンバーカードと健康保険証が一体化され、12月2日以降は新たに紙の保険証が交付されなくなり、マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナンバーカードによる保険証確認を行っていくことになります。切り替えまで約2か月となり、皆様にはマイナンバーカードによる保険証確認に慣れていただくため、今後の保険証確認についてはマイナンバーカードによる保険証確認にご協力をお願いいたします。 
 マイナンバーカードで保険証を確認する方法ですが、カードを認証する機械で行い、当院では現在、中央受付に2台設置しております。手順としてはマイナンバーカードを機械に差し込み、機械についているカメラでの顔認証、または暗証番号の入力で保険証の確認となります。機械の画面が操作手順を示してくれますが、職員も手順をお伝えしますので、お気軽に中央受付へお申し出ください。 また、マイナンバーカードでの保険証確認とともに限度額情報を提供いただくこともできます。入院などで医療費が高額となる場合は、保険者への限度額適用認定申請の手間が省けるとともに医療費の負担軽減につながることもありますので、お気軽に中央受付までご相談ください。

 なお、マイナンバーカードをお持ちでない方については資格確認書がご加入の保険者より交付されます。12月以降、お手元にある有効な保険証は最長1年間使用可能ですが、1年後またはその前に有効期限が来る際に保険者より資格確認書が交付される予定ですので、届きましたら受付にて資格確認書の提示をお願いいたします。

令和6年9月26日(木):東山院長

 今週に入ってから秋の空気に入れ替わったようです。明け方は20度を下回るようになり、これまでの薄手の掛け物で寝ていると肌寒さを感じて、目が覚めてしまいます。また、日ごとに日が短くなっているのを感じます。海岸に沈む夕日の位置は真夏の頃に比べると、ずいぶんと南寄りの西の方へ移っています。そして通い慣れた道を歩けば、あんなに大きく聞こえていたセミたちの声もいつの間にか消え、変わって秋の虫たちの鳴き声がまるで輪唱を楽しむかのように響き渡っています。街路樹もこれまでの緑一色から黄色味を交え始めました。肌で感じ、音で覚え、そして目に見えて秋への移り変わりを時間する今日この頃です。もう少しすれば甘いキンモクセイの香りがさらに秋の深まりを演出してくれるかもしれません。

 記録的な猛暑と残暑が続いた今年の夏だけに季節の変化になれるまで、体調を崩さないようにしたいものです。朝夕のしのぎやすさに比べて日中の日差しは強く、気温も30度前後まで上昇する日がこの後も続きます。どうぞ体調管理にくれぐれもお気をつけください。

令和6年9月25日(水):魚住診療情報管理士

 日ごとに秋の空気に変わってきたような気がします。朝晩、クーラーをつけなくても過ごせるようになってきましたが、まだまだ日中は暑い日が続いています。

 気温の変化が激しい環境にいると、気付かないうちにストレスを感じたり、自律神経のバランスがくずれたり、疲労がたまったりするそうです。バランスの取れた食事に、良質な睡眠、適度な運動を心掛けたいですね。夏場はシャワーで済ませていた方も多いと思いますが、たまにはゆったりお風呂に浸かって体調を整え、元気に秋の味覚や行事を楽しみたいですね。

 さて、皆さんは、あさひ総合病院のホームページをご覧になったことはありますか。この度、広報・アメニティ・ボランティア委員会において、看護部が7月に開設したInstagram(インスタグラム)公式アカウントのリンクをホームページに貼りました。朝日町の情報も広く知っていただけるように朝日町公式Facebook(フェイスブック)のリンクも貼らせていただきました。現在、「秋の舟川べりのひまわり」が見頃を迎えているそうです。病院の活動や朝日町の魅力と併せて、季節の訪れも存分に味わっていただけることと思います。それでは秋晴れの良い一日をお過ごしください。

令和6年9月24日(火):秋山認知症看護認定看護師

 毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。制定されてから31回目となりました。今年からその日は「認知症の日」にも定められました。9月を「世界アルツハイマー月間」として、認知症への正しい理解が進むことを目的に世界中で啓発活動が行われています。

 当院では認知症の啓発活動の一環として9月27日まで正面玄関で認知症に関するポスターの掲示やパンフレットを設置しております。認知症のシンボルカラーであるオレンジで飾られています。認知症の人と家族の会、総会に合わせ「共に生き、ともに歩もう認知症」がアルツハイマーデーの標語に選ばれました。この機会に認知症を自分ごととして捉え、認知症に対する理解が深まり、本人や家族だけでなく誰もが日々安心して暮らせる社会を地域で実現する人になっていきましょう。この機会に認知症と共生することに考えるきっかけになればと願っています。

令和6年9月20日(金):東山院長

 今朝は青空がのぞく初秋の空が広がっています。9月も半ばを過ぎましたが、まだ相変わらず残暑は続いております。加えて台風や秋雨前線の影響もあって荒れた天候で湿気が多い日もあります。

 この台風ですが、年間平均すると日本列島には25個前後の数が発生するそうです。その中でも特に8月から9月にかけては毎年1か月間に5、6個の台風が起こり、年間を通じて最も多くなる時季です。そしてこの夏から秋への季節には高気圧や偏西風の影響を受けるため、日本列島に台風が接近したり、上陸したりしやすくなるとのことです。気温の高さに加え、急な強い雨風や雷なども発生しやすくなります。気温、湿度、気圧の変化など目に見えないストレスが多くなる時季です。バランスの摂れた食事、十分な睡眠、そして適度な運動によって体力や免疫力を維持するようにしたいものです。
 今日も日中の気温は30度を超える予想が出ています。暑さへの対策はまだ必要です。こまめに水分を摂るようになさってください。

令和6年9月19日(木):野口事務部長

 昨夜は雷とともに強い雨が降りました。今朝もその雨が降り続いています。現在、朝日町には大雨と雷の注意報が出されています。週間予報をみると、しばらくは雨や曇りの日が多いようです。日中の最高気温も30度を下回る日もあり、長かった残暑もようやく終わりを告げるようです。

 さて、当病院では看護師確保のため、京都看護大学と連携・協力に関する協定を締結しています。このため平成29年度から同大学の学生を対象とした看護体験ツアーをこれまで5回、実施しています。新型コロナの感染拡大により一時期、開催を見合わせていた時期もありましたが、昨年度より再開し、今年度は本日の9月19日から明日、9月20日にかけて実施します。

 今回の看護体験ツアーには京都看護大学の学生4名が参加し、病棟での看護体験のほか、ヒスイ海岸でのヒスイ探しにも挑戦する予定です。また、当院の若手看護師との意見交換も行いながら、朝日町そして当院の魅力をPRし、看護師確保につなげることとしています。今回の看護体験ツアーに参加する学生が数年後には、当院の看護師として働いてもらえるよう、PRに努めたいと思います。

令和6年9月18日(水):東山院長

 昨日9月17日は十五夜でした。所々に雲がかかっていましたが、夜空には中秋の名月が大きくくっきりと浮かび上がっていました。虫たちの声を聞きながら月を見上げていると、すっかり秋の気分です。
 そんな中、昨夜の病院の食事には、栄養科からのお月見のイラスト入りのメッセージカードが添えられていました。病床にありながらも少しでもお月見の気分を味わっていただきたいとのスタッフの気持ちが込められておりました。いかがでしたでしょうか。この中秋の名月は別名、芋名月とも呼ばれています。サトイモなどの収穫時期と相まって、こう呼ばれているとか。ちなみに今年の中秋の名月は満月の1日前だったため、今夜見える月がまさに満月になるそうです。でも今夜も雲の多い空模様のようですので、満月は果たして姿を見せてくれるのでしょうか。
 このところ日中の残暑は依然として厳しいままですが、朝晩に吹く風には秋の気配を感じます。そして今週末からは、はや9月も下旬に入ります。朝の気温は20度以下を下回り、肌寒さを感じる日もそろそろあるかもしれません。季節の変わり目に差しかかりますので、体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください。

令和6年9月17日(火):秋山認知症看護認定看護師

 毎年9月21日は「世界アルツハイマーデー」です。制定されてから31回目となりました。今年からその日は「認知症の日」にも定められました。9月を「世界アルツハイマー月間」として、認知症への正しい理解が進むことを目的に世界中で啓発活動が行われています。
 当院では認知症の啓発活動の一環として9月27日まで正面玄関で認知症に関するポスターの掲示やパンフレットを設置しております。認知症のシンボルカラーであるオレンジで飾られています。この機会に認知症を自分ごととして捉え、認知症に対する理解が深まり、本人や家族だけでなく誰もが日々安心して暮らせる社会を地域で実現する人になっていきましょう。
 認知症の人と家族の会、総会に合わせ「共に生き、ともに歩もう認知症」がアルツハイマーデーの標語に選ばれました。この機会に認知症と共生することに考えるきっかけになればと願っています。

令和6年9月13日(金):野坂看護師

 看護師の仕事をしていてやりがいと感じられる瞬間の1つとして、患者さんから「ありがとう」と感謝の言葉を言われた時だと思います。
 最近、私は患者さんからお手紙をいただきました。いただいた手紙には「私にとってあなたは、いやしの人です。いつも私の気持ちに寄り添い、喜びを共有してくださいましたね。うれしくてうれしくて本当に勇気づけられました。いつも感謝していました。あなたの顔を見るとほっとして心地よく病院生活を送ることができています」と書かれてありました。

 お手紙をいただいた時は、うれしい気持ちでいっぱいになりました。患者さんのそばに寄り添い、相手の気持ちに共感することは患者さんの安心感につながる大切なケアであると思います。業務に追われてじっくりと関わる時間が持てない時もありますが、これからも寄り添う看護を大切にしていきたいと思います。

令和6年9月12日(木):東山院長

 9月も中旬に入ったというのに日中の真夏並みの厳しい暑さが続いております。昨日も全国で9月としては記録的な暑さとなって、県内でも最高気温が35度を超えるところもあったようです。
 さて、今週と来週は週末から3連休が2回あります。9月16日が「敬老の日」、そして9月22日が「秋分の日」です。有給休暇も組み合わせて長期の大型連休の予定の方もいらっしゃるかもしません。この時季は旅行やレジャーで人出が今後多くなることが予想されます。今年は連休中も真夏並みの残暑が続きそうですので、体調を考慮した無理のない計画で熱中症やケガなどのないように注意したいものですね。
 また、新型コロナ感染の状況をみますと、全体的には2週連続で感染者数は減少傾向にありますが、新川医療圏内に限ってみますと増加傾向にあります。感染者の9割近くが70歳以上の高齢者です。そして夏休み明けで学校が再開されたことで、20歳未満の感染者数に増加傾向がみられています。こちらも引き続き注意が必要です。

 熱中症と新型コロナ、両方に気をつけながら楽しい連休をお過ごしください。

令和6年9月11日(水):扇山主任看護師

 この頃、ほんの少しだけ朝が過ごしやすくなり、夕方にはスズムシのきれいな音色が聞こえ、秋の気配を感じる時季になりました。今朝は皆さんに訪問診療のことについて少しお話させていただきます。
 皆さん、訪問診療という言葉を耳にしたことはありますか。訪問診療は病気や障害などで歩くことが難しくなり、病院に通うこと自体が困難になった患者さんのご自宅や施設に医師や看護師が伺い、診療や治療を行うことです。当院は2020年に本格的に始まり、訪問場所は新潟県市振上路地区から黒部市宇奈月までたくさんの患者さんのご自宅を訪問してきました。私は今年4月から配属となり、まずは不慣れな地域に運転して行くことにとても不安を感じていました。それが今では道中、先生と患者さんの話をしながら運転することができるようになりました。 
 訪問診療は患者さんや家族の方々とゆっくりお話でき、ときには訪問看護師やケアマネージャーの方々と情報交換し、患者さんが安心して療養生活が送れるよう一人一人深く関われるところにやりがいがあると思います。

 様々な事情で通院が困難となり、今後の治療に不安がある方は一度かかりつけの先生に相談してみてください。地域の皆様の健康を守るため、お手伝いさせていただきます。
 最後にこれから過ごしやすい季節となります。ゆっくりと季節の移り変わりを楽しんでいきましょう。

令和6年9月10日(火):東山院長

 9月もはや中旬に入ろうかというのに大変厳しい残暑が続いております。一方で7月から8月の猛暑の時に比べると、このところ朝晩が少しずつですが、しのぎやすくなり秋の虫の声も次第に大きくなってきているようです。
 季節の移り変わりはいつも私たちの五感をくすぐりますが、その中の1つに「香り」があります。秋を感じる香りにも色々あると思いますが、皆様はいかがでしょうか。私は先日、田んぼの稲刈りの後の香りに秋を感じました。このところ病院の周りでも稲刈りが始まっています。今は大型の機械であっという間に稲が刈り取られてしまいますが、その後に辺り一面に乾いたわらの香りが立ち込めます。少しくすんだような独特の香りが病院の周りにも漂っています。でも今年は残暑のせいか、いつもよりも蒸したような刺激の強い香りのような気がします。

 そして秋の香りといえばキンモクセイではないでしょうか。どこからともなく街中にキンモクセイの甘い香りが漂い始めると、秋を実感します。でもこのところの残暑では、まだまだ先になるかもしれません。これから街中で色々な秋の香りを感じる機会を楽しめるかもしれませんね。
 今日も日中は大変気温が上がって暑くなるようです。熱中症にお気をつけください。

令和6年9月9日(月):東山院長

 9月も第2週に入りましたが、相も変わらず厳しい残暑が続いております。夏と秋のせめぎ合いは夏の勢いがまだ勝っているようです。今週も日中は30度以上の真夏日の予報がずらりと並んでおります。
 そんな中、昨日、おとといの2日間、朝日町で全国ビーチボール競技大会が開催されました。全国各地から大勢の参加者がありましたが、この暑さのため競技中に体調不良を起こし、当院の救急外来を受診された方が複数いらっしゃいました。そのほか自宅内でも熱中症になる方も見られました。さらに稲刈りが始まっていますが、この作業中にも気分が悪くなったり、体調を崩したりして来院される方もあります。

 稲刈りと言えば、天高く秋の青空が広がり、涼やかな風が吹き、赤トンボが飛び交う中での作業というイメージはもう昔のことになってしまったのかもしれませんね。大変危険な暑さ、まだ今月中はしばらく続くようですので、十分に注意をしてお過ごしください。

令和6年9月6日(金):東山院長

 猛暑のこの夏も9月に入り、ようやく朝夕と少しずつ秋の気配を漂わせ始めています。明日、9月7日は二十四節気の「白露(はくろ)」です。早朝に草木の葉や花びらに露が結び、朝日を浴びて白く光る風景の見られる頃です。朝露は日中と早朝の気温の差が大きいと発生しやすくなります。日中に太陽の熱で暖められた地表が、夜から早朝に熱を放出し、地表の温度がどんどん下がることで、空気中の水蒸気が集まり液体へと変化し、やがて露になります。このため露の結ぶ日は好天になりやすいと言われているようです。今日も良く晴れて、高く青い空が広がっています。8月に比べると朝はずいぶんと涼しくなりましたが、露が降りるのはもう少し先になるかもしれません。皆様のお住まいの近くではいかがでしょうか。 
 今日から来週にかけての予報を見ますと、日中は30度を超える厳しい残暑の日も多くなりそうです。そうこうするうち、もうしばらくすると晴れた朝、辺り一面には「草の露白し」と太陽の光で輝く草花の姿があるかもしれません。今は季節の変わり目ですので、この時季、熱中症とともに気温の差の変化で体調を崩さないようお気をつけください。

令和6年9月5日(木):野口事務部長

 さわやかな秋晴れの朝を迎えました。日中の最高気温は朝日町では31度と真夏日の予報です。週間予報でも、明日以降も日中の最高気温が30度を超える日が続き、残暑が厳しいようですが、この頃、朝晩は過ごしやすくなり、少しずつ秋の訪れを感じます。 
 さて、これまでも定期的にお知らせしていますが、県内の各自治体では9月議会が開催されており、朝日町でも本日、9月5日から開会されます。来週の9月12日木曜日の午前9時からは町政に関する代表質問、9月13日金曜日の午前10時からは一般質問が行われます。

 議会では、町民の皆さんの生活に密着した重要な問題が審議されています。議会の活動や町政の方針などを知るためにも議会を傍聴してみてはいかがでしょうか。議場は役場4階にあり、原則どなたでも傍聴ができます。役場の議場まで足が向かない、時間がないという方のために、ケーブルテレビやユーチューブライブを利用した生中継も行っています。併せてユーチュブで配信した映像の録画配信もしており、町のホームページからも見ることができます。参考までに町の議会は3月、6月、9月、12月と年4回、定期的に開かれております。この議会において病院に関する質問がある際には、私も答弁をしており、いつも以上に身が引き締まり緊張する場面でもあります。

令和6年9月4日(水):東山院長

 長らく続いた台風の影響がようやく収まり、今朝は青空の広がるとてもさわやかな秋空の朝です。少し肌寒さを感じ、薄手の長袖の服の出番があるかもしれません。この後、日中は気温が上がってきますので、朝のさわやかさに比べて少し注意が必要です。今日も服装の調節や日中は適切にエアコンを使って、熱中症の予防に努めていただければ幸いです。 
 さて、先日、気象庁から今年の6月から8月の夏の期間の平均気温の発表がありました。全国的に平年を大きく上回り、100年以上前から統計を取り始めて以来、去年と並んで過去最高となったそうです。そう言えば梅雨が明けて以降は本当に厳しい暑さが続き、終日クーラーを使用し続けていたお宅も多かったのではないでしょうか。全国では高齢者を中心に熱中症で救急搬送される方も大変多く見られました。 
 9月に入り、長かった夏もようやく秋へとバトンを渡し始めているようです。これからは季節の変わり目です。日中と夜の気温の差が次第に広がる日も多くなります。衣類も夏物と秋物の出し入れに忙しくなるかもしれません。そして寝具の入れ替えのタイミングも微妙な時季です。季節の変わり目に入りましたので、どうぞ体調を崩さないようにお気をつけください。今日は初秋のさわやかな1日となりそうです。

令和6年9月3日(火):東山院長

 ここ数日、ようやく朝晩の暑さが和らぎ過ごしやすくなってきました。各ご家庭でのクーラーの使用時間も少しずつ短くなってきているかもしれませんね。今朝、洗顔をした際、ぬるま湯のぬくもりが心地よく感じられました。季節は一歩ずつ秋へ移りつつあるようです。 
 さて当院では来る10月20日日曜日に病院祭を開催いたします。「ふれ愛 ささえ愛 地域の健康を願って」をスローガンにして約5年ぶりに開催いたします。長い間、コロナ禍のため開催を見送ってきましたが、今年から再開いたします。病院の1階、2階、6階に分けてフロアーごとに楽しいイベントを企画しております。内容を少しご紹介いたします。
 血管年齢の測定や正しく手洗いがされているかをチェックするなどの検査コーナー、心肺蘇生の一時救命措置や内視鏡検査などの体験コーナー、お子さん向けのわくわくキッズ広場や病院職員のユニフォーム試着コーナー、スタンプラリー、そして認知症やロコモ予防についてのコーナー、さらにはビンゴゲーム大会で賞品が当たるチャンスもあります。病院2階のひすいホールでは、当院オリジナルのロコモ予防体操を生演奏で一緒に楽しむコーナーなど、その他にも皆様に親しんでいただける内容を盛りだくさん用意しております。また、病院正面玄関前では新川地域のキッチンカーもお店としてやってきてくれます。院内にもポスターを掲示しておりますので、ぜひご覧ください。当日は多くの皆様のご来場をお待ち申し上げております。どうぞお楽しみに。

令和6年9月2日(月):東山院長

 9月に入りました。先週1週間は大型の台風が日本列島にまるで居座るかのように、ゆっくりと進みました。このため九州から西日本、東日本の太平洋側を中心に強風や大雨をもたらし、各地で被害が出たようです。昨夜、台風は熱帯低気圧に変わったようですが、今日の日中は県内でもまだまとまった雨が降るようですので、注意が必要です。そして明日以降、午後からは台風一過の青空が広がりそうです。朝番は少しずつ、しのぎやすくなってきていますが、日中の気温は今週も30度を超える日が多いようですので、熱中症を含めて体調の管理には引き続き、お気をつけください。 
 私はおととい、スーパーに行ったところ店頭には早くも新米が並んでいるのを見かけました。猛暑で心配されていたお米の作柄もどうやら平年並みの見込みだとか。もう少しすれば本格的な稲刈りの風景があちらこちらで見られそうですね。この秋もおいしい新米を楽しみに待ちたいと思います。今朝は大変強い雨で雷も鳴り、視界が悪くなっています。車の運転や足元にはお気をつけください。

令和6年8月30日(金):東山院長

 ゆっくりと進む台風の影響でしょうか、県内もこのところ雨交じりの天候が続いております。昨日の夜、病院の外へ出ますと、これまでの熱のこもった空気がなくなっていて、雨に濡れた草むらから秋の虫の声が響いていました。また、夜間もこれまで長い間、エアコンを使う日がずっと続いていましたが、昨夜はエアコンを切っても寝苦しさはあまり感じませんでした。そして今朝は少しひんやりとした空気に包まれ、半そでの服の上には薄手の羽織る物があってもいいような感覚さへ覚えました。田んぼには雨に濡れた稲穂が朝日を浴びて黄金色に光っていました。8月も余すところ今日を含めて2日となります。記録的な猛暑のこの夏もようやく秋への移り変わりを見せ始めたようです。でも日中の厳しい暑さはまだしばらくの間は続きますので、熱中症への備えは必要です。
 さて、そんな中、先週1週間の新型コロナの感染者の動向が発表されました。県内ではこれまで2週連続で感染者報告数は減少してきましたが、ここにきて再び増加に転じています。また、入院患者数も昨年9月以降最も多くなっています。県内では先週79人の入院があり、このうち70歳以上の方が8割以上を占めていました。お盆明け、夏休み明けには感染者が増えることが過去のデータから予測されています。こちらも引き続き、感染予防の対応が必要です。どうぞお気を付けください。

令和6年8月29日(木):水島医事課主事

 今日はマイナンバーカードでの保険証確認についてお知らせいたします。
 すでに報道などでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、マイナンバーカードと健康保険証の一本化まで約3か月となりました。12月2日以降は紙の保険証は交付されなくなり、マイナンバーカードをお持ちの方はマイナンバーカードによる保険証確認を行っていただくことになります。まだ3か月近くあるとはいえ、皆様にマイナンバーカードによる保険証確認に慣れていただくためにもマイナンバーカードでの保険証確認にご協力をお願いします。
 当院では、中央受付にマイナンバーカードを認証する機械を2台設置しており、マイナンバーカードを機械に差し込み、顔認証もしくは暗証番号の入力で本人確認を行っていただくだけで保険証の確認となります。操作手順は画面に表示されますが、操作に不安のある方は職員が手順をお伝えしますので、お気軽に中央受付でお申し出ください。
 加えて、国民健康保険または後期高齢者医療の保険証をお持ちの方は8月1日から保険証が更新となり、新しい保険証が交付されております。すでに確認させていただいている方もいらっしゃいますが、まだ受付での確認をされていない方は中央受付での提示またはマイナンバーカードでの保険証確認をお願いいたします。

令和6年8月28日(水):東山院長

 台風が徐々に近づいて来ているようです。この影響もあってか大気の不安定な状況になっております。昨夜も強い雨や雷がみられました。今朝は雨が上がり、薄く広がった雲の間からは青空も見られ、少し秋の気配を感じる空気に包まれています。病院の周りの田んぼの用水路を見ますと、いつもより水かさが増し、勢いよく音を立てて水が流れていました。山間では多くの雨が降ったようです。田んぼの稲はというと日に日に稲穂が黄色味を濃くして、重たそうに頭を垂れています。収穫もそう遠くはなさそうです。台風の影響も考慮してか、すでに早場米の刈り入れが始まったところもあるそうです。
 そんな中、今の時季、全国的に米不足になっているとのニュースが流れています。お米の品質や収穫量はどうしても天候に左右されますし、また、このところの地震や災害用に備蓄をしたり、観光客の増加で米の消費量が増えたりすることで、需要が高まっていることが関係しているそうです。米どころの県内では米不足は実感に乏しい感じがしますが、この秋の収穫が待たれるところです。

 おいしい新米と脂の乗ったサンマの塩焼きは秋の定番ですが、このところの物価高の状況では、少し高級品になってしまうかもしれませんね。少しずつ秋が近づく今日この頃ですが、まだ残暑が続きます。日中の暑さと台風への備えも十分になさってください。

令和6年8月27日(火):杉本看護師

 現在、日本に台風10号が接近しており、富山県にも今後、上陸が予想されています。ご注意ください。
 今日は私の趣味を紹介します。私の趣味はランニングです。運動不足解消のために始めたランニングですが、今ではマラソン大会に参加するほど夢中になっています。皆さんも夢中になるような趣味はありますか。互いに熱中できるものを見つけて、暑さに負けず元気に過ごしましょう。

令和6年8月26日(月):東山院長

 このところ次々と台風が発生しているようです。その影響もあってか、ここ数日も不安定で大変蒸し暑い日が続いております。熱中症で体調の崩すことのないようお気をつけください。
 さて、おととい8月24日土曜日に富山大学と新潟大学の医学生を対象としてサマースクールが当院で開催されました。この企画は将来的に地域医療の現場で活躍する医師を養成するため学生の頃から地域医療の実際を体験してもらおうと2つの大学が合同で開催したものです。約50名の医学生の参加がありました。「朝日町をモデルにして親の介護目的でのUターン」、「子育て世代の家族の移住」、「自分の祖父母が健康に暮らすため」の3つのケースとテーマを想定して、朝日町の現状や問題点を一緒に考えようとする企画です。

 当日も大変厳しい暑さの中、学生たちは実際に街中を歩きながら町の施設や生活環境を見て回りました。その後、グループごとに分かれてテーマの話し合いをした後にまとめの発表がありました。当院からも渡辺内科部長が朝日町の紹介や当院の取組内容についての講義がありました。どの学生も真剣に取り組み、すばらしい発表をしていただきました。当院の職員と私も加わり、若い人たちの視点を改めて感じることができた1日でした。彼らが近い将来、地域医療においてきっと活躍してくれることを期待し、また確信した1日となりました。当日参加していただきました皆様、大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

令和6年8月23日(金):東山院長

 昨日は二十四節気の「処暑」でした。夏の暑さがようやく落ち着く頃とされていますが、どうしてどうして。ここ数日、今日も含めて日中も夜も大変危険な暑さとなっています。先日発表された来月9月からの10月にかけての長期予報でも、この後厳しい残暑が続くようです。引き続き熱中症の予防へ対応なさってください。
 さて、先日私はホームセンターで買い物をし、自動精算機でお金を支払いました。最初の頃は戸惑っていましたが、最近は慣れた手順で処理できるようになりました。いつものようにお金を投入し終わると硬貨とともに紙幣のおつりが出てきました。ところが見たことのない紙幣が出てきて、一瞬たじろぎました。外国紙幣か偽札かと思いました。手に取ってみると新たに発行された新紙幣の千円札でした。そういえば先月初めに発行されたことを思い出しました。家に持ち帰って、これまでの千円札と新紙幣をよくよく見比べてみました。大きさは同じですが、「1,000」の表示はこれまでの漢字と算用数字の位置が入れ替わり、大きくなっていました。全体の配色は赤が増えて、少し派手になった印象です。

 そして主役の人物はといえば近代日本医学の父と呼ばれる北里柴三郎博士です。眼鏡の奥の鋭い眼光と貯えられた口ひげで、口をへの字にした表情は少し強面の印象でした。一方のこれまでの野口英世先生の表情は穏やかで、これで交代してしまうのかと思うと何やら寂しげに見えてきました。すでにほかの一万円や五千円の新しいお札を使っていらっしゃる方も多いと思いますけれども、私にとってはちょっとした刺激になった1日でした。

令和6年8月22日(木):秋山認知症看護認定看護師

 本日、明日も大変暑くなりますので、体調管理に気をつけたいです。
 さて本日は「認知症の人がスッと落ち着く言葉かけ」という本から学んだことを一部お伝えしたいと思います。認知症の人と関わる人にとっては「認知症だからおかしなことを話している」。「ちゃんとしてほしい」という思いに駆られるかもしれません。認知症の人の言動には病気になる前のその人の生活や生き様が現れます。ですので、認知症の症状も十人十色です。
 今を生きるのに新しい記憶は徐々に失われますが、古い記憶は残るため過去の自分に戻ったり、今の自分を正しくとらえられなくなったり、何をしているのかわからなくなっています。私たちが認知症の人の言うことや行動がおかしいと思っても、本人にとっては昔の時代に生きている時があります。すぐさま否定せず、その人の人生の生き様を念頭において本人の感じている世界や理由に合わせた言葉かけをしてみてください。

令和6年8月21日(水):魚住診療情報管理士

 最大9連休となったお盆休みが明けて、日常の生活が戻ってきました。お盆期間中も病院は通常通りの診療体制でしたので、13日に夏休みを取って家族でお墓参りに行ってきました。日焼け止めクリームをしっかり塗ったつもりでしたが、腕時計を外すと日焼けの跡がくっきり付いていました。わずかな時間でしたが、照りつける日差しの強さを実感しました。
 さて、皆さんは健康を維持するために心掛けていることや継続していることはありますか。早期発見、早期治療のために健康診断や人間ドックを受けたり、定期的に通院して薬をきちんと服用したり、バランスの良い食事を心掛けたりしていることと思います。私は長年、定期的に歯の健診を受けています。歯科衛生士さんから自分の歯みがきの癖を指摘してもらい、効果的なブラッシング方法を教わっています。虫歯の有無や歯肉のチェック、クリーニングをしてもらうことで普段の歯みがきでは落とせない汚れも取れてすっきりきれいになりますよ。「歯医者さん・・・しばらく行ってないなあ」と思われた方は、ぜひこの機会に歯の健診を受けてみてはいかがでしょうか。
 まだまだ暑い日が続きそうです。こまめに水分補給をなさってくださいね。

令和6年8月20日(火):島主任看護師

 私は月2回、外来で糖尿病療養指導を担当しています。当院には療養指導士という資格を持った看護師が4名おり、情報交換を行いながら療養指導を行っています。
 さて、皆さんは糖尿病を知っていますか。糖尿病はインスリンが十分に働かないために血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。血糖値が何年間も高いままで放置されると様々な合併症につながります。甘い物を食べ過ぎたり、食事量が増えたりすると血液がドロドロになり、血管がつまり心筋梗塞や脳梗塞になりやすくなります。また、塩分の摂り過ぎも注意が必要です。
 足はどうでしょうか。水虫、タコぐらい放っておけば・・・なんて思ってはいませんか。糖尿病は傷が治りにくいため長期間放置することで足を切断ということにもなりかねません。夏になるとサンダルで過ごしたり、海やプールで裸足になったりすることが多くあります。毎日の入浴で確認してみてください。
 また、合わない善歯を使い続けたり、虫歯を放置したりすることも良くないので、定期的な歯科受診も大切です。規則正しく、定期的な運動を行い健康な体づくりをすることが糖尿病の悪化予防につながります。糖尿病と診断されていない方も健康診断で何か不安なことがあれば早めの受診をお勧めします。
 まだ先ではありますが、11月14日は世界糖尿病デーであり、インスリンの発見者の誕生日だそうです。その日を含む1週間、当院でも掲示物、ポスターなども展示します。また11月14日には糖尿病教室も開催しますので、興味のある方は内科外来に声を掛けてみてください。

令和6年8月19日(月):東山院長

 お盆が過ぎたというのに日中の厳しい暑さが、連日続いております。体調はお変わりないでしょうか。今後の予報を見てもどうやら8月中はこの暑さ、まだ収まりそうにないようです。そんな厳しい残暑の中ですが、今週木曜22日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」を迎えます。夏の暑さがようやく収まり、落ち着く頃とされています。日中の強い日差しに合わせて相変わらず、せみ時雨はまだまだ降り注いでいますが、西の空が夕日に赤く染まる頃には、多少柔らかくなった風に乗って、心地よいコオロギの声が辺りに流れ始めています。例年よりも遅い足取りですが、ほんの少しずつ夏が終わりに向かい、変わって初秋の気配が漂い始めます。厳しい今年の夏もようやく秋へ向けて、季節の交差点に差し掛かろうとしているかのようです。この暑さ、もう少しの辛抱ですね。
 一方で新型コロナの感染者数は、お盆や夏休みでこのところ2週連続で減少傾向にあり、少し落ち着いています。しかし入院患者数は高止まりしており、県内では先週76人の入院があり、その9割以上が70歳以上の高齢者でした。当院でも熱中症とコロナが合わさって体調を崩す高齢の方が増えています。どうぞ今週も引き続き、熱中症とコロナへの対応をしながらお過ごしください。

令和6年8月16日(金):東山院長

 昨日、8月15日は79回目の終戦の日でした。全国各地で戦没者追悼式が開催されていたようです。また、お盆とも重なって日本中が心静かに亡くなられた方々を思い、悼(いた)む厳かな1日となりました。
 一方で昨日は台風の影響もあったのでしょうか、大変湿度が高く蒸し暑い1日でした。私は夕暮れ時に宮崎地区の明光寺さんの近くを通りました。広い墓地にたくさんのお墓が建っていますが、どのお墓も手入れがされており、いつも以上にきれいになっていました。また、整然とお花も添えられており、ロウソクの揺れる光とお線香の匂いが立ち込め、その空間だけがまるで時が止まっているかのような感じを覚えました。帰省されたご家族だったのでしょうか、夕暮れに参拝していらっしゃる方の姿も見受けられました。
 そして昨日は当院の外来にも多くの方が受診されました。病気やケガでお盆どころではなくなった方もいらっしゃったかもしれません。また、入院療養中の患者の皆さんも色々な思いでお盆を迎えられていたのかもしれません。日本人にとって1年の節目の8月15日。今年もゆっくりと過ぎていきました。
 さて、今日は午後から台風の接近で県内でも強い雨や雷のところもあるようです。外出の際はお気をつけください。

令和6年8月15日(木):野口事務部長

 暑い日が続いていますが、日本付近の太平洋には台風7号と8号が発生しています。中でも台風7号が週末に、関東地方や東北地方に接近する恐れがあり、16日には公共交通機関も計画運休となり、帰省する方々にも影響がありそうです。地球温暖化などにより海水面の温度が高い状態が続くと、台風が発生しやすく、発達しやすい環境と言われています。今後も台風には注意が必要です。

 さて話は変わりますが、先日、久しぶりにファミリーレストランに行ったところ、配膳ロボットが料理を運搬する光景を目にしました。大手のファミリーレストランでは2、3年ほど前から導入されているとのことでした。今まで人が配膳していた作業をロボットが担当し、その変わり、人は他の作業に専念できるということ、またお客さんも興味津々で、配膳ロボットの一部分を触ると声を出して喜んでくれ、特にお子さんとのコミュニケーションが生まれているとのことでした。
 そういえば、当院でも清掃業務を委託していますが、昨年から外来患者さんがあまり目にすることがない場所や時間帯では、病院内でも大型のロボット掃除機が稼働しています。従業員の確保が厳しい点や、コスト削減にもメリットがあるとのことです。これからますます、これまで人が行っていた仕事をロボットが代わりに担当して行き、その仕事の範囲もますます広がっていくと予想されています。これも時代の流れ、そして人口減少に伴う、人出不足の影響もあるものと、もくもくと働く配膳ロボットやロボット掃除機を見て感じました。

令和6年8月14日(水):東山院長

 ちょうど1週間前の8月7日は暦の上では「立秋」でした。とは言うものの、この頃が暑さのピークとなり、今も日中の厳しい暑さが続きます。
 そんな中でもお盆が近づく頃になると、さすがにわずかではありますが、季節の変化を感じ始めます。
 日暮れがほんの少しずつ早まってきています。そして日中の強い日差しが消える頃には、吹く風にも涼やかさを感じる日もあります。また日中、木々の間からけたたましく降り注ぐセミ時雨の声が止む頃には、変わって足元の低いところからコオロギの声が響き出します。窓のカーテンを揺らす柔らかな風と少し物わびしい秋の虫たちの声。気付けば田んぼの稲も大きく成長し、稲穂を実らせて次第に黄色味を帯び、頭(こうべ)を少し垂れ始めています。夕暮れ時に少し顔をのぞかせ始めた秋の気配。移ろい行く季節の変化を感じる今日この頃です。でも日中はまだまだ暑い日が続きます。どうぞ熱中症に気をつけて今後もお過ごしください。

令和6年8月13日(火):東山院長

 今年の夏も盆の入りを迎えました。昨日までの連休と合わせ、長い夏休みやお盆休みの方もいらっしゃるかもしれません。町内にも県外ナンバーの車も多く見られ、ふるさとへ帰省していらっしゃる家族連れも増えているようです。自宅の駐車場や玄関先では、大勢の皆さんでバーベキューを楽しむ姿も見受けられます。また、海岸ではキャンプを楽しむ方も増え、この時季ならではの光景があちらこちらで見られています。 
 そんな中、この3連休中は当院の救急外来へも多くの方が受診され、これもまた今の時季の特徴が見られました。県外の方の交通事故、この暑さでの屋内、屋外での熱中症、新型コロナの感染など、中にはお墓の清掃中に滑って転倒して救急搬送された方もいらっしゃいました。人の移動が多くなるとケガや事故、感染症などの緊急性が高くなります。また、この暑さに加えて地震への備え、さらには台風の影響など自然への対応をしながらのお盆休みになりそうですね。どうぞ体調管理に気をつけて楽しいお盆をお過ごしください。

令和6年8月9日(金):東山院長

 この夏の暑さとこのところの新型コロナの感染者の増加のニュースが連日伝えられています。昨日の夕方にこれに加えて地震のニュースがありました。宮崎県の日向沖で発生した地震の影響で、今後南海トラフ地震の発生する可能性がこれまでよりも高くなったとのことで、向こう1週間程度は避難の準備をして警戒するよう気象庁からの発表でした。今年元日のあの強い揺れを思い出すにつけ、緊張感を覚えます。日頃の備えを今一度確認する機会としたいと思います。
 そして来週はお盆です。毎年この時季は帰省の方や観光の人たちで朝日町もにぎわいますが、病院の外来を受診する方にも特徴が見られます。熱中症はもとよりお酒の飲み過ぎによる体調不良、観光やレジャー中のケガや事故、そして交通事故なども多くなる傾向が見られます。加えて大人数での会食などの機会も増えることから新型コロナの感染も増加する可能性があります。夏休みやお盆休みを楽しく過ごすため、無理な行動をせずに何事もほどほどにしておくのが、良いかもしれません。 
 なお、お盆の間の当院の外来は平日の診療、休日時間外の救急外来診療とも通常どおり行います。
 今日も日差しが強く、日中の気温も上がりそうですので、体調管理に気をつけてお過ごしください。

令和6年8月8日(木):東山院長

 この夏の暑さでエアコンがフル稼働しているお宅も多いかもしれません。私も就寝時はエアコンで室内の温度と湿度を調整した後、タイマーで夜間は切れるようにして寝苦しさ対策としています。それでも明け方には何となく暑苦しさを感じて目覚める日もあります。寝不足にならないように気をつけたいと思います。
 そんな暑さの中ですが、昨日から夏の全国高校野球が甲子園球場で始まりました。県内からは富山商業高校が出場します。応援したいと思います。一方で年々夏の暑さが厳しくなる中、出場する選手や応援関係者の皆さんの体調への影響が心配されているところです。すでに昨日の開会式後に体調を崩して入院した選手もいたとのことです。また、今大会から猛暑への対策として試験的に2部制度が導入されました。真昼の時間帯を避けて午前と午後に試合を行うものです。いかに鍛え上げられた元気いっぱいの若い選手でも、この暑さで本来の実力が出せなければ悔いが残ることでしょう。
 20年、30年前と今の夏の暑さは、まったく別物になったような感じがいたします。同じように私たちの日常生活へも暑さの対策が必要です。特に高齢者の方の熱中症は重症化し、時には生命に関わる場合もあります。一人で炎天下の畑仕事は大変危険です。熱中症は防ぐことができるものです。生活上の工夫をして十分に気をつけて過ごしていきたいものです。

令和6年8月7日(水):南茂看護師

 今年の夏も暑い日が続きそうですが、どう過ごそうと考えておられますでしょうか。私の家には大型犬がいるため、暑くなると毎朝日の出とともに散歩に行っています。散歩に行くと、皆さんジョギングや畑をしている方など思い思いの時間を過ごしていることを知りました。
 皆さんは夏場、どのような朝活をされていますか。今年の夏もこまめな水分補給を行い、無理なく過ごしていきましょう。

令和6年8月6日(火):東山院長

 夏の暑さの中、大変寝苦しい夜が続き寝不足気味の方もいらっしゃるかと思います。私もその中に入ります。ですが、このところこの暑さ以外にも白熱した深夜のオリンピック放送をついつい最後まで見て、寝不足になるという方もいらっしゃるかもしれません。今日は少し睡眠のお話をさせていただきます。
 日本人の標準的な睡眠時間は7時間前後といわれています。でも実際の必要とする睡眠時間は年齢や個人の特性、あるいは季節などの条件でも異なってきます。一般的には年齢が高くなると睡眠時間は少なる傾向があります。また、秋から冬へ日が短くなると睡眠時間は長くなり、逆に春から夏に日が長くなると睡眠時間は短くなるようです。ですから理想の睡眠時間は時間だけでは計れない面もあります。1つの目安としては日中の生活や仕事の中で眠気を催して支障が出てしまうようなことがなければ、その人にとって必要な睡眠は取れていると判断できます。

 そして睡眠不足によって注意すべきは、体内リズムが乱れることです。睡眠がもたらす重要な役割には脳や体を休めることによる疲労回復、免疫機能の維持、記憶の固定、そして感情を整理するなどがあると言われています。体内リズムが乱れてしまうとこれらに影響が出る場合があります。良い眠りは健康の基本です。十分な暑さ対策をして良質な睡眠が取れるようにしたいものですね。そして深夜のオリンピック中継の観戦もほどほどが良いかもしれません。

令和6年8月5日(月):東山院長

 連日連夜、大変厳しい暑さが続いております。皆様、体調のお変わりはございませんでしょうか。

 昨日の夕暮れ時、病院の周りの道路脇で小さな犬を連れた方がしゃがみ込んでいらっしゃるのを見かけました。声を掛けてみたところ、どうやら子犬が散歩を嫌がり、止まって動かなくなったとのことでした。昨日は夕方になっても気温は30度を超えていましたし、アスファルトの照り返しの熱もあって、さぞかし辛かったのではないでしょうか。犬にとってもこの夏の暑さは例年以上に厳しいようです。おととい、昨日の当院の救急外来へもこの暑さで体調を崩して受診された方もいらっしゃいました。食欲がない、だるい、頭が重い、手足がつっぱり、しびれるなど様々な症状が出るようです。
 暦の上ではあさって、8月7日水曜日は「立秋」です。実際にはこの頃が暑さのピークになってきます。今週も週間予報では厳しい暑さが続く見込みです。日中だけでなく、夜も25度以上の熱帯夜もありそうですので、積極的にエアコンを使用し、十分な睡眠を取れるようにしたいものです。そしてこまめな水分と塩分の摂取、バランスの取れた食事によってこの夏を乗り切りたいものです。どうぞこの暑さにお気をつけてお過ごしください。

令和6年8月2日(金):東山院長

 快晴の空に夏の太陽が輝く朝を迎えています。昨日、北陸の梅雨明けの発表がありました。今年は梅雨入りが遅かったせいか平年より梅雨明けが遅れていました。8月に入ってからの梅雨明けは4年ぶりとのことです。昔から「梅雨明け10日」の言葉があります。梅雨明け後の10日間は太平洋高気圧の勢力が持続しやすいため安定した晴天が続くと言われています。なるほど週間天気予報を見てみますと向こう1週間、ずらりと晴れマークがきれいに並んでいます。こうなりますと真夏の太陽の光が容赦なく照り付けてきますので、気温も連日30度を超える日が続きそうです。このところこの朝のあいさつの放送の中で、熱中症への注意喚起を毎日のようにお伝えしていますが、まさにこれからが最も気をつけたい時季に入ります。

 そしてもう1つ、こちらも毎週ご紹介しておりますが、新型コロナの感染者数が全国で、そして県内でも増加傾向が続いています。これからお盆に向けて暑さ対策とともに一人一人の感染対策も続けるようになさってください。今日も大変気温が高くなります。体調管理にお気をつけください。

令和6年8月1日(木):野口事務部長

 早いもので今日から8月に入りました。北陸地方の梅雨明けはまだですが、朝から真夏の日差しが降り注いでいます。週間の天気予報を見ると、今日以降、晴れの日が多いので、今日あたりに梅雨明けの発表があるかもしれません。

 さて、本日8月1日が何の日がご存知でしょうか。8月1日は朝日町の誕生した日です。昭和29年8月1日に当時の大家庄村、山崎村、南保村、五箇庄村、泊町、宮崎村、境村が合併し、朝日町が誕生し、今年で節目の70年となります。町名の由来は、北アルプスの最北端に位置する標高2,418メートルの朝日岳です。
 本日は朝日町の町制施行70周年の記念式典が午前10時から、朝日町文化体育センター「サンリーナ」で開催されることとなっており、私も記念式典に参加する予定です。式典のアトラクションとして、町出身者のマリンバ演奏や70周年記念動画の上映に続き記念式典が開催されます。

 そして、この70周年という記念すべき節目の合い言葉は「こんにちは、たのしい未来」です。町の未来に新たな一歩を踏み出す日でもあります。この記念式典には一般の方もご来場いただけますので、お時間のある方は、ぜひ参加して、町の70周年をお祝いしてみてはいかがでしょうか。

令和6年7月31日(水):平木医事課係長

 今日は保険証の提示についてお知らせいたします。国民健康保険または後期高齢者医療の保険証をお持ちの方は、明日8月1日より保険証が更新となり、新しい保険証となります。すでに確認させていただいている方もおられますが、まだ提示されていない方については中央受付まで提示をお願いいたします。

 医療機関におきましては、皆様からご負担いただいた以外の費用、いわゆる7割から9割分の費用は、皆様からご提示いただいた保険証等の情報を基に個人ごとの請求書を作成し、各保険者や市町村に提出しております。請求書の保険情報が間違っていますと、各保険者から医療機関へ通知されるのが受診されてから2、3か月後となり、修正のため2、3か月前の保険情報を患者様に確認させていただくこととなり、患者様へ大変お手数をおかけしてしまうことも考えられます。そのようなことが起きないよう患者様におかれましては、受診する際は必ず保険証や受給者証をご持参いただき、中央受付へご提示いただきますようにお願いいたします。
 また、マイナンバーカードでの保険証確認も可能です。12月より紙の保険証と一体化となりますので、マイナンバーカードでの確認にご協力をお願いいたします。使い方がわからない場合はお気軽に中央受付窓口でお声がけください。

令和6年7月30日(火):東山院長

 今朝も雨交じりの空模様になりました。今日は終日、雨の予報が出ています。梅雨時の厳しい蒸し暑さが続きますので、熱中症への備えは欠かせません。どうぞお気をつけください。そして今週後半になりますと、晴れ間が続くようですので、ようやく県内も梅雨明けの発表となるかもしれません。
 そんな梅雨時の暑さの続く中ですが、先日7月19日に私は出前健康講座のため宮崎地区へおじゃましました。場所はヒスイ海岸の近くにある明光寺さんでした。浄土真宗の古刹(こさつ)で初めて本堂に入らせていただきました。とても蒸し暑い日中の時間帯でしたが、本堂の広い空間の中、落ち着いた空気に包まれました。当日は約20名余りの地区の皆さんが参加してくださいました。約1時間にわたり「高齢化の時代をより楽しく生きましょう」と題してお話をさせていただきました。
 戦後、日本人の平均寿命は世界のトップクラスに伸びています。その中でも65歳を過ぎてからのいわゆる老後の生活がどんどん長くなっています。ですから老後を楽しく暮らすことが豊かな人生につながる1つの道でもあります。そのために必要な2つのキーワードを提案いたしました。それは“キョウヨウ”と“キョウイク”です。何も難しいことはありません。“キョウヨウ”は今日、用がある。“キョウイク”は今日、行くところがあるの意味です。地域のちょっとした行事や催しに積極的に参加するだけで、体も心も活性化され、フレイルの予防につながるのです。そんなお話をご紹介しながら皆さんと楽しいひと時を過ごすことができました。宮崎地区の皆様、当日は大変ありがとうございました。

令和6年7月29日(月):東山院長

 7月も早いもので今日を入れて残り3日となりました。連日連夜厳しい暑さがずっと続いております。天気予報を見ますと、どうやら今週、あさって水曜日にはようやく北陸地方も梅雨明けとなるかもしれません。そうなりますと、今度は強い真夏の日差しが照りつける日が続きます。体への負担が大変大きくなり、また疲労が蓄積することもありますので、十分な睡眠と栄養を摂るようにしたいものですね。クーラーの使用、こまめな水分と塩分の補給、そして炎天下での外出を避け、無理のない行動を心掛けるようにしましょう。
 そしてこの時季、今年も新型コロナ感染の拡大が全国で見られています。6月から感染者の数が増えており、夏休みやお盆などを機会にして今後さらに増えることが予想されています。感染の予防には手洗い、手指消毒、そして屋外ではマスクは外していても、冷房の効いた室内で人が集まる場所などではマスクを着用し、狭い空間においては定期的な換気も有効です。これからまだしばらくの間はコロナと熱中症の両にらみの予防が欠かせません。特に高齢者の方には注意が必要です。周りの人からの声掛けや見守りも大変役に立ちますので、少しの気配りをお互い心掛けたいものです。
 今日も大変暑くなる予想で、熱中症警戒アラートも出されています。ご注意ください。

令和6年7月26日(金):東山院長

 東北と北陸地方はまだ梅雨が明けないままです。梅雨の終わりが近づく頃には、雨の量が多くなることがあります。山形や秋田では記録的な大雨による被害が出ているようです。どうやら北陸の梅雨明けは来週以降になりそうですので、しばらくは強い雨や雷も心配されます。
 そんな中でも梅雨の晴れ間に聞こえてくるセミの声は日増しに大きくなってきています。照りつける強い日差しの中、絶え間なく鳴り響くセミ時雨は、まさに夏の暑さをいっそう助長するかのようです。とは言ってもこのところ、年々夏の暑さが厳しくなる中、セミたちも大変な思いをしているのかもしれません。そして厳しい日中の暑さが少し和らぎ、銀色の日の光がやがて西の空の夕焼けに変わる頃、どこからともなく聞こえてくるヒグラシの声。少し物悲しいその鳴き声は、日中の疲れをねぎらい、癒してくれるかのようで、1日の終わりを私たちに告げてくれます。夕暮れに鳴き、日を暮れさせるものとしてヒグラシの和名が付いたとされるそうです。本当にピッタリの名前だと思います。日本人の感性の豊かさを改めて感じます。このヒグラシの声、火照りきった私たちの体も心も涼やかにしてくれる天然のクーラーとも言えるかもしれません。夕暮れ時、少し耳を傾けてみるのも良いかもしれませんね。
 今日も大変暑くなりそうですので、どうぞ熱中症にお気をつけください。

令和6年7月25日(木):東山院長

 今日も未明から大変強い雨と雷の荒れた天候でした。北陸の梅雨明けはどうやら来週以降に持ち越しとなりそうです。そして今日も日中は30度を超える予報が出されています。そろそろ暑さ対策にも少し慣れた頃かもしれませんが、無理をしたり油断したりすることなく、これからも熱中症への備えを続けていきたいものです。
 そんな中、フランス、パリのオリンピックが日本時間あさって7月27日(土)に開会式を迎えます。それに先立って今日からすでに一部の競技が始まっているようです。オリンピックといえば、私は前回の東京大会で思い出すことがあります。2回目となった東京オリンピックは当初は2020年に開催予定でした。56年ぶりのオリンピックということで全国各地でも様々なイベントが企画されていました。その1つに聖火リレーがありました。国内47都道府県全てを順番にリレーするという企画で、県内のルートの1つに朝日町も含まれていました。当あさひ総合病院の駐車場からスタートが予定されていたのです。すでに聖火ランナーも決まり、多くの人々が沿道で声援を送るはずでした。私も非常に見たいと楽しみにしていました。ところがその後の新型コロナの感染拡大により、この計画は全て中止となりました。結局、開催は1年延期され、大会会場も無観客での開催となり、なんともさみしい限りでした。そして3年が過ぎ、今回はこれまでどおりの華やかなオリンピックが開催されようとしています。テレビ中継でその様子を見るにつけ、あの4年前の幻の聖火リレーを今もまだ頭に思い浮かべる今日この頃です。

令和6年7月24日(水):秋山認知症看護認定看護師

 今回は「ほめる」ことについてお話したいと思います。
 認知症の人に限ったことではないですが、歳を重ねるうちにできなくなることが増え、自分が失われていく不安を感じている一方、自分の能力を過大に評価したり、取り繕うとしたりする場面がみられます。人間の脳は取り繕うようにできています。このような中で認知症の人は普段ほめられる機会が少ないのではないでしょうか。 
 とある報告では1回ほめても1回しかると、しかられたダメージの大きさのほうが、ほめられた喜びを上回ってしまうという話があります。人間はほめられるとうれしくなると思います。上から目線の「ほめる」ではなく、感謝することや認めるという意味合いを含んだ伝え方です。その人が努力してきたこと自体を「ほめる」ことが大切です。究極、その人の存在そのものをほめることです。例えば「あなたがいてくれて良かった」と伝えます。他人から認められることは生きる力を与えてくれ、人生を豊かにしていくと思います。いつもより「ほめる」ことを意識して生活してみてはいかがでしょうか。

令和6年7月23日(火):東山院長

 連日、大変厳しい暑さがこのところ続いています。昨日は二十四節気の「大暑」でした。まさにこれから暑さのピークを迎えます。そして梅雨のない北海道を除いて、まだ梅雨明けしていないのは北陸と東北地方だけになりました。県内の週間予報をみますと、晴れの日と傘のマークの日が短い周期で入り交じって並んでいるようですので、湿度の高い蒸し暑い日は今後しばらく続くかもしれません。
 このところの暑さは私たちの体にとっては大変危険なレベルになっています。県内には昨日に続いて今日も環境省から熱中症警戒アラートが発表されています。日本全国47都道府県のうち41で熱中症警戒アラートが出ており、この中には北海道の十勝地方までも含まれています。大変な暑さになっています。

 そんな中、熱中症に特に気をつけたいのは高齢者と小さな子どもさんです。体温の調節機能が十分に整っていない中、無理な行動をとることで熱中症の危険性が高まります。昨日の全国ニュースでは、高齢者の方が畑で倒れて亡くなる例が3例報告されていました。熱中症の予防としては炎天下での外出は控え、いつも家族や周りの人の見守りのある環境で過ごすことも大切です。こまめな水分摂取と休憩、クーラーの使用など個々の熱中症への対応とともに周囲の人同士、声掛けや見守りもしながらこの厳しい暑さへ対応していきましょう。

令和6年7月22日(月):山崎看護師

 先月、私は沖縄へ行ってきました。初めて行った沖縄は初めて見るもの、食べるものがたくさんあり、楽しい休日でした。沖縄は梅雨に入っていて雨の日ばかりでしたが、それでも海は青く、きれいなビーチは絶景でした。美ら海水族館のジンベイザメは大きな水槽で優雅に泳いでいて、そこで昼食や休憩ができて、すてきな空間でした。
 食べ物も聞いたことない魚やあぐー豚、テビチ、ラフテー、ジーマニー豆腐、海ブドウなど沖縄でしか味わえないものばかりありました。沖縄そばはお店ごとに味が違い、だしが効いていてどれもおいしかったです。皆さんも沖縄旅行はいかがでしょうか。梅雨時期の沖縄はビーチを楽しめませんが、美ら海水族館や沖縄の名産品を満喫できる屋内施設もあるので、どの時期に行っても楽しいです。いつかまた沖縄に行き、今度はアクティビティーに挑戦してみたいと思います。     
 最後にこれからも暑い時期が続きますので、皆さん熱中症に気をつけて、暑さを乗り切りましょう。

令和6年7月19日(金):東山院長

 昨日、関東甲信と東海地方の梅雨明けの発表がありました。来週、週明けには北陸地方も梅雨明けを迎えるかもしれません。昨日も大変厳しい暑さでしたが、今日も30度を超え午後からは雨と雷の予報も出されています。外出の際はお気をつけください。
 さて、このところマスコミで新型コロナの話題が増えてきました。それもそのはず、7月に入り全国的に感染の増加傾向が見られており、県内でも特に先週1週間の感染者数は前の週の1.5倍に増えていました。これまで新型コロナは冬場以外にも毎年6月から7月に感染者が増えはじめ8月末から9月にかけてピークを迎えていました。今年の夏も去年と同じような流行の波の形を示し始めています。

 新型コロナは流行の初期の頃のような重症化はずいぶん減りましたが、依然として強い感染力を持ち、変異を繰り返しています。最近のコロナウイルスは肺で増殖するよりも上気道での増殖が主となっているため肺炎のリスクが減少しています。一方、発熱のほかに咳、のどの強い痛みといった上気道の症状が強く見られる傾向があります。高齢者や体力の低下した方が感染すると、やはり重症化のリスクがあります。特にこの夏の暑さのため熱中症を合併すると大変危険な状態になり得る可能性が十分にあります。今後しばらくはこの夏、コロナと熱中症へ両にらみの予防が必要となってきます。十分な水分補給とエアコンの使用、無理のない行動とともに屋外ではマスクをはずし冷房の効いた室内での集まりの際にはマスクを着用し、定期的な換気を心掛けたいものです。

令和6年7月18日(木):野口事務部長

 日差しの強い朝を迎えました。日中の最高気温は昨日よりも高く、朝日町では33度の予報です。県内はまだ梅雨明けはしていませんが、昨日、九州南部の梅雨明けが発表されました。今後、週末にかけて続々と梅雨明けの発表とともに梅雨明け後の猛暑も予想されています。北陸地方の梅雨明けも近いかもしれません。

 さて、当院では地域住民の皆さんに持続的な医療と介護を提供するため定期的に職員を募集しています。現在、今年度2回目となる令和7年4月採用予定の職員を募集しています。募集している職種は看護師、薬剤師、介護福祉士、臨床工学技士、言語聴覚士です。申込期間は8月20日の火曜日までとなっています。職員募集の詳しい内容は、病院内の掲示や病院と町のホームページにも掲載しておりますので、ご覧いただければと思います。
 また、当院では採用の確保が困難な医師や看護師、薬剤師を志す学生に対して修学資金貸与制度を設けています。現在の修学資金貸与の状況ですが、医学生は2名、看護学生は7名、そして薬学生は1名となっています。職員募集や各種修学資金貸与制度に興味・関心のある方は、病院総務課までお気軽にお問い合わせください。

令和6年7月17日(水):東山院長

 今日も梅雨空の朝を迎えています。日中も雨が続きそうです。極端な気温の上昇は今日はなさそうですが、湿度が大変高く、蒸し暑くなりますので十分に水分を摂り、適切にクーラーを使用して体調を崩さないようにお気をつけください。

 さて、7月も半ばを過ぎますとそろそろ南の方から梅雨明けの声も聞こえてくる時期になります。そして来週月曜日7月22日は二十四節気の「大暑」です。文字どおりこれから暑さのピークとなります。各地では海開きやプール開きの話題も聞かれます。先週土曜日にはヒスイ海岸でも海の安全祈願祭が開催され、魚津のミラージュランドのプールでも営業が始まったようです。そして街中を通ってみますと葦簀(よしず)の立て掛けられたお宅や壁一面にアサガオの葉が生い茂り、見事な緑のカーテンを作って紫色の花が彩りを添えているお宅も見られます。それぞれに暑さ対策をなさっていますが、見る側にとってもとても涼しげな印象を受け、何となく気持ちが和らぐ思いがいたします。また、どこからともなく涼やかな風鈴の音も聞こえてきます。まさに真夏の光景が広がり始めています。厳しい暑さの増す中ですが、体へも心へも負担ができるだけ少なくて済むように過ごしていきたいものですね。

令和6年7月16日(火):魚住診療情報管理士

 3連休は時折晴れ間もありましたが、高潮注意報や大雨注意報、雷注意報が出るなど不安定な天候でした。みなさんいかがお過ごしでしたか。私は映画を観に行ってきました。夏の映画館は、涼しく過ごせるおでかけスポットの1つといわれています。半袖に薄手のカーディガンを一枚羽織るとちょうど良く快適に過ごせました。普段からスマートフォンなどで映画やドラマを手軽に観ることもできますが、たまには日常から離れ、臨場感あふれる大きなスクリーンと音響に集中して物語の世界を楽しむのも良いなと思いました。

 さて、今年度から「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、全国の市町村が指定した暑さをしのげる冷房設備がある施設を「クーリングシェルター」として、住民の皆さんが利用できるようになりました。朝日町の指定施設は、朝日町役場1階ロビー、五叉路クロスファイブ、ヒスイテラス、アゼリア、らくち~の、サンリーナ、朝日町図書館です。詳しくは、朝日町ホームページ、広報あさひ7月号をご覧ください。蒸し暑い日が続いています。どうぞお体を大事になさってください。

令和6年7月12日(金):東山院長

 昨日に続いて今日も梅雨空の朝を迎えました。日中の気温は少し落ち着き極端に高くなることはないようですが、相変わらず湿度の高い状況が続きます。少し体を動かすだけですぐ汗が出ていきます。のどの渇きを感じる前からこまめに水分を摂取するようになさってください。

 さて、この時季何かと話題の中心は熱中症になってきていますが、一方で新型コロナウイルスの感染にも注意が必要になってきました。先週、7月1日から7月7日までの新型コロナ感染者数の最新の発生状況が先日、発表されました。全国的には9週連続で感染者数の増加傾向が見られています。県内では4月中旬以降は小さな増減を繰り返しつつも比較的落ち着いていましたが、ここに来て1週間前より約1.8倍に大きく増加しました。最近はニュースでことさら大きく取り上げられることが少なくなってきていますが、新型コロナは夏にも流行しやすく、特に高齢者や基礎疾患のある方が感染した場合には重症化する可能性が高くなります。夏の暑さでエアコンを使用する時間が長くなってきています。熱中症の予防とともに新型コロナの感染の予防も忘れないようにして、この夏を乗り切りたいものですね。病院内でのマスク着用や手の消毒には引き続きご協力を皆様にお願い申し上げます。

令和6年7月11日(木):白又看護師長

 今日は午後から行われる高校生の看護見学についてお話ししたいと思います。この高校生の看護見学は、高校生が看護の仕事や看護に対する理解を深め、看護職への進路選択の参考に役立ててもらうことを目的に毎年行われています。先日、入善高校より3名の高校生が来られました。何事にも興味を持ち、積極的に質問や体験に取り組む姿を見て、看護の未来に対する希望と可能性を感じ、また、私たち看護師にとってもとても大きな刺激となりました。

 本日は雄山高校より2名の高校生が来られる予定となっています。はじめに病棟見学となります。体温測定や血圧測定、車いすを使用した搬送の体験を病棟看護師とともに行います。次に6階で行われる院内デイケアに参加します。看護師の言葉がけや患者さんの表情や反応などを間近で見ることで、看護師と患者さんの関わりを感じてもらいたいと思っています。最後に若手看護師との座談会を予定しています。年齢の近い若手看護師から看護学校を受験したときのことや看護学生時代の話を聞いて、今後の進路選択に活かしてもらいたいと考えています。

 今日は緊張しながら参加する高校生もいるかと思います。患者さんも職員の皆さんも院内で高校生を見かけたときは優しく見守り、温かい言葉をかけてもらえたらと思います。私たち担当看護師も参加した高校生の皆さんが充実した日になれるよう笑顔でサポートしたいと思います。参加される高校生にとっても、皆さんにとっても今日が良き1日となりますように。

令和6年7月10日(水):東山院長

 昨日からの雨が引き続き今朝も残っております。今日も1日梅雨時らしい日になりそうです。極端な気温の上昇はなくとも、湿度が大変高くなっていますので、室内ではクーラーを適切に使用したいものです。また、自分の肌で感じる暑さだけでなく室内の温度計や湿度計も参考にして、暑さへの対策をなさることも有効です。体調の管理に十分お気をつけください。

 さて、この時季の音の風物詩の中の1つに「セミの声」があります。毎年この朝の放送のあいさつの中でセミの初鳴きの話題をご紹介してきています。皆様は今年の夏、すでにセミの声はお聞きになられたでしょうか。私のこの放送の原稿を見返しますと、昨年も一昨年もたまたま私が初鳴きを聞いたのは6月29日でした。そして今年はというと先日の日曜日、7月7日に初めて聞きました。このところの雨でなかなか外へ出る機会がなかったせいか、いつもの年より遅めになりました。

 梅雨の合間をみて夕暮れ時に宮崎地区を通ったところ鹿島樹叢(じゅそう)から聞こえてきました。「カナカナカナ」の声、ヒグラシです。私の印象では夏の盛りからそろそろ秋の気配が感じられる頃にその存在感を現わすヒグラシですが、今年はいつもより早めの登場でしょうか。まだ少し鳴き声が小さいですが、夕暮れ時の木々の間に響き、山肌に染み込んでいく、その少し物悲しいヒグラシの声。いつ聞いても心が透きとおっていく感じを覚えます。これから他のセミたちとともにセミしぐれの大合唱がそろそろ始まる時季かもしれません。

令和6年7月9日(火):東山院長

 このところ連日、梅雨時らしい天候が続いています。ジメジメとした空気に加えて、気温も高くなり、体への負担が増してきています。毎日の熱中症情報も参考にしながら体調管理にお気をつけください。

 さて、先日の新聞記事に「あさひ舟川春の四重奏」の写真展のニュースを見ました。インスタグラムフォトコンテストと称して、2,200件を超える応募の中から13点の入賞と入選が決まり、それらを含めて111点の写真が提示されています。会場は宮崎地区のヒスイテラスの2階で開催されています。ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、私も先日見に行きました。

 満開の桜を主にして家族やペットと一緒に撮った写真。水田の水鏡に写る風景。満天の星空に映える四重奏。中には桜の花の下でプロポーズの指輪をプレゼントするカップルの写真もありました。ほんの3か月前、今年は11万人以上の人出で賑わった春の日。すでに随分遠くになった気もしますが、自分の見たあの時の風景の思い出の場面を飾られた写真に重ね合わせ楽しませていただきました。8月25日まで展示されているそうですので、機会がありましたらご覧なられてみてはいかがでしょうか。

 この暑さの中、あの春の日のさわやかな記憶を思い出すことができるかもしれませんね。

令和6年7月8日(月):東山院長

 連日大変な暑さが続いています。昨日、おとといの土曜、日曜は梅雨の晴れ間に強烈な日差しが照りつけ、全国各地で35度を超える猛暑日となり、中には40度の所もあったようです。この暑さで体調を崩し、当院の救急外来へも熱中症の症状で受診される方も出てきています。散歩や畑作業を日課にしている方も多いと思いますが、危険な暑さの中では思った以上に体に負担がかかりますので、時には外出や屋外での作業は控え、室内での暑さ対策をして、いつも以上に無理のないように過ごしたいものですね。 
 さて、この暑さの中、おととい土曜日に舟見の七夕まつりが開かれ、夜には花火が打ち上げられていました。当院の南側の窓からもきれいに見え、入院中の方々にもひと時のいやしになったかもしれません。私も自宅近くの田んぼのそばで少しの間、楽しませていただきました。風は少し強めでしたが、夜空に次々と大輪の花が咲いては消えていきました。しばらくすると雲も切れ、星空も広がり始めました。そして、星々の間をゆっくりと飛行機の点滅する光も横切っていきます。そしてふと足元の田んぼを見ますと、すっかり長く伸びた稲の間には小さく光るホタルの明かりが見えました。七夕前日の夜、色んな光に包まれ、心いやされたひと時でした。

 今日も大変厳しい暑さが続きます。くれぐれも熱中症にお気をつけください。

令和6年7月5日(金):東山院長

 昨日の午後から雲が消え、青空が広がりました。今日も朝から引き続き夏の強い日差しが降り注いでいます。つかの間の梅雨の晴れ間と言ったところでしょうか。明日、土曜日は二十四節気の「小暑(しょうしょ)」です。梅雨明けが近づき暑さが本格的になる頃と言われています。今年は梅雨入りが遅れ雨も多くなっており、梅雨明けはまだ少し先になりそうですね。そして暑さも真夏のレベルに達しています。このところ年々夏の気温が全体的に高くなり、30度超えもけっして珍しくなく、35度を超える日もたびたびあるくらいです。この時季の合言葉は「熱中症にならないように注意しましょう」ということですね。

 そして明後日、7月7日は七夕です。各地でお祭りや催し物があるようです。近くでは明日、舟見七夕祭りが開催され、打ち上げ花火も予定されているようです。天気予報は曇り時々雨となっていますが、夜空にきれいな花火が見られるといいですね。そして七夕といえば笹飾りです。当院の正面玄関にも今年もたくさんの短冊が揺れています。病気の回復や人々の平和への願いを込めたものが多いようです。中には朝日町の町制70周年を祝うものも見られました。思い返しますとコロナ禍で不要不急の移動が自粛され、夏休みやお盆にも遠方に離れて暮らす家族たちへの面会が叶わなかった年が続きました。その年の短冊には「早く孫に会えますように」と書かれていたことを思い出します。
 さて、今年は梅雨の晴れ間に七夕の夜空は見られるでしょうか。今日も暑くなりそうですので体調管理にお気をつけください。

令和6年7月4日(木):野口事務部長

 時折雨が降る蒸し暑い朝を迎えました。昨日は富山市で最高気温が35度以上となり、今年初の猛暑日でした。ちなみに昨日の朝日町の最高気温は33.7度でした。今日は午後から晴れの予報ですが、昨日に続き、蒸し暑い1日となるようです。こまめな水分補給を行い、熱中症対策を心掛けたいものです。

 さて、昨日7月3日に当院では、2つのイベントがありました。今朝の新聞でも掲載されていましたが、改めてご紹介します。
 まず、1つ目はハーブティーのふるまいです。これは、当院を拠点に活動している「カワセミの会」の皆さんが、病院西側にある薬草園で丹精込めて育てたハーブを使い、爽やかハーブティーを外来患者さんにふるまいました。昨年に続き開催したもので、昨日は100杯以上のハーブティーがふるまわれ、患者さんたちを楽しませました。
 2つ目は、高校生の1日看護見学です。昨日のこの朝の挨拶でも紹介しましたが、県内の高校生が看護の仕事や看護に対する理解を深め、将来の進路選択の参考に役立ててもらうことを目的に開催したものです。昨日は3名の高校生が当院に来て、病棟見学や血圧測定、患者搬送を体験したほか、若手看護師との座談会を行い、意見交換等をしました。将来、当院の看護師を目指していただきたいと思いました。

 今後も当院のイベントや行事などの情報発信に努め、地域住民に愛され、信頼される病院となるよう努めてまいりたいと思います。

令和6年7月3日(水):片山看護師長

 今日は午後から行われる高校生の看護見学についてお話ししたいと思います。この高校生の看護見学は、高校生が看護の仕事や看護に対する理解を深め、看護職への進路選択の参考に役立ててもらうことを目的に毎年行われています。

 今年度は本日と来週7月11日に行われ、本日は3名の高校生が当院に来られることになっています。はじめに病棟見学をして、体温測定や血圧測定、車いすやストレッチャーを使用した搬送の体験を病棟看護師とともに行います。次に6階で行われる院内デイケアに参加します。看護師の言葉かけや患者さんの表情や反応などを間近で見ることで、看護師と患者さんの関わりを感じてもらいたいと思っています。最後に若手看護師との座談会を予定しています。年齢の近い若手看護師から看護学校を受験したときのことや看護学生時代の話を聞いて、今後の進路選択に活かしてもらいたいと考えています。
 今日は緊張しながら参加する高校生もいるかと思います。患者さんも職員の皆さんも院内で高校生を見かけたときは優しく見守り、温かい言葉をかけてもらえたらと思います。私たち担当看護師も参加した高校生の皆さんが充実した日になれるよう笑顔でサポートしたいと思います。

令和6年7月2日(火):東山院長

 今朝は梅雨空の雲の切れ間から薄日が差して、ところどころ青空も見えています。向こう1週間の予報を見ますと、ずらりと傘のマークが並んでいます。これから暑さも次第に厳しくなりますので、体調管理にお気をつけください。

 さて、明日7月3日から新しい紙幣が発行されます。20年ぶりの一新になるようですが、初めて見る印象は果たしてどうでしょうか。何となく期待を持ちます。そして気になるのが自動販売機や精算機の対応の状況です。当院の正面玄関にあります自動精算機は新紙幣への対応がすでに整っております。また自動販売機についても今後、メーカー側が順次対応を進めていく予定になっております。
 今回の紙幣、新しくなりますが、中でも最も価値の高い1万円札についてみてみますと、これまで肖像画として採用された人物は聖徳太子と福沢諭吉の2人だけだったそうです。聖徳太子は昭和33年、福沢諭吉は昭和59年に登場しました。私は子供の頃に見た聖徳太子の1万円札はお金の価値も高く、また見た目も大きく、威厳を感じたものです。それがどうでしょう。最近では日本経済の低迷や円の下落もあって1万円の存在感はだいぶ軽くなったように思われますが、皆様はいかがでしょうか。そして今回、満を持して登場するのが渋沢栄一です。「近代日本経済の父」と称されNHKの大河ドラマにもなりました。そのパワーで再び1万円札の価値が大きくなってほしいものです。明日から新しいお札に変わり病院内でも順次混乱のないように対応してまいりたいと思っております。

 この後、午後から今日は雨模様になるようですので、足元にお気をつけください。

令和6年7月1日(月):東山院長

 今朝、月別のカレンダーを1枚めくりました。1年の前半を終えて月日の経つ早さを改めて感じます。そして梅雨の最中、強い雨と風は今朝方まで続いていました。この後はいったん治まり午後からは薄日の差す時間帯もあるようです。気温も湿度も高い状況ですので、熱中症には十分お気をつけください。

 さて、おととい昨日の土曜、日曜日に富山大学の医学生を対象とした地域医療を学ぶ合宿が朝日町で開催されました。今朝は少しご紹介申し上げます。これは富山大学附属病院の総合診療科が主催し、あさひ総合病院の地域医療支援学講座が共催して開催されました。在宅医療や終末期医療の在り方をテーマに朝日町を学びの場として医学生に参加してもらい、共に考え学ぼうとするものです。笹川地区のささ郷ほたる交流館で開催され、医学部の2年から6年生の合計10名の学生さんが参加してくれました。当日は地元の住民の皆様にも加わっていただき、様々なテーマについて意見や思いを交わし、最後まで自分らしく人生を送るための方法を一緒に考えました。グループワークと発表を終えた後は懇親会も設けられ、笹川で採れた山の幸と海の幸を中心とした地元の皆さんの手料理が振まわれました。参加者たちは舌鼓を打ち、楽しい時間を一緒に過ごせました。将来この学生さんたちが医師として地域医療に携わるときに今回の経験がきっと活かされることであろうと思いました。開催にあたりご協力をいただいた皆様方に感謝いたします。ありがとうございました。

令和6年6月28日(金):平木医事課係長

 今日は、マイナンバーカードでの保険証確認についてお知らせいたします。

 皆様も報道などでご存じかと思いますが、今年12月よりマイナンバーカードと健康保険証が一本化されます。12月2日以降は紙の保険証が交付されなくなり、マイナンバーカードをお持ちの方はマイナンバーカードによる保険証確認を行っていくこととなります。切り替えまでは約5か月ありますが、皆様にマイナンバーカードによる保険証確認に慣れていただくため、今後の保険証確認についてマイナンバーカードによる保険証確認にご協力をお願いいたします。

 マイナンバーカードで保険証を確認する方法ですが、マイナンバーカードを認証する機械で行い、当院では中央受付に2台設置しております。手順としては、マイナンバーカードを機械に差し込み、機械についているカメラでの顔認証、または暗証番号の入力を行うだけで保険証の確認となります。機械の画面が操作手順を示してくれますが、職員も手順をお伝えしますので、お気軽に中央受付でお申し出ください。
 また、マイナンバーカードでの保険証確認とともに限度額情報を提供いただくことができます。入院などで医療費が高額となる場合は、保険者への限度額適用認定申請の手間が省けるとともに医療費の負担軽減につながることもありますので、お気軽に中央受付までご相談ください。

 なお、マイナンバーカードをお持ちでない方については資格確認書がご加入の保険者より交付されますので、12月以降、保険証確認時は受付にて資格確認書の提示をお願いいたします。

令和6年6月27日(木):東山院長

 梅雨に入った途端、まとまった雨の日が続きましたが、昨日は比較的穏やか1日でした。今日も日中はよく晴れるようで雨の心配はなさそうです。梅雨の中休みと言ったところでしょうか。洗濯物もよく乾きそうです。その分、気温は昨日より高くなりますので、熱中症を含めて体調の管理にお気をつけください。

 そしてこの梅雨の中、水を得た魚ならぬ、雨を得たアジサイは生き生きとしてその鮮やかな色を深めながら大きな花手まりをたわわに膨らませています。また、同じこの時季に咲くタチアオイの花も長い茎の下から上へと徐々に咲き広がってきています。「タチアオイ 上まで咲けば 梅雨終わる」との昔からの言い伝えがあります。自然の草花は季節を敏感に表現し、私たちにその移ろいを告げてくれているようです。

 明日以降はまた梅雨らしい雨の日が続くようになるそうです。今日の貴重な梅雨の晴れ間の1日、有効に使えると良いですね。

令和6年6月26日(水):秋山認知症看護認定看護師

 本日は入院や入所された認知症の方にみられる「帰宅願望」や「夕暮れ症候群」の理由の1つについてお話ししたいと思います。
 認知症の進行の程度にもよりますが、なぜここにいるのか理由がわからず、今いる場所が「居心地が悪い」場合が多いと言われています。私たちも普段慣れない場所や人が周りにいる環境にいると、居心地が悪く、その場に留まれず、何か理由をつけてそこから離れようとしたことはありませんか。認知症の方も同じで居心地の悪さを感じ、その場から離れたいと帰宅願望という表現に至ります。いつもと違う場所にいたとしても。日時が確認できるもの、今の場所がわかるものを設置したり、本人のなじみの物があったりするなど普段の生活に近い環境が「居心地の良さ」に近づける一歩となります。

 また、周囲の人との関係性も居心地の良さを決めます。関わる誰もが、その人にとって安心できる言葉がけや姿勢を示し続けることが大切になってきます。その人が居心地良く過ごせるものは何かを考えていきたいですね。

令和6年6月25日(火):東山院長

 今朝はどんよりとした灰色の雲が広がっています。時折薄日が差し込みますが、湿度は高く梅雨時らしい1日になりそうです。今日も洗濯物は乾きにくいかもしれませんね。昨日の朝は熱中症の予防に関する話で暑さ指数のご紹介をしました。昨日もニュースを見ていると、そろそろ全国各地で熱中症により救急搬送される方が増え始めています。そこで今朝は熱中症が疑われる場合にどう対処すれば良いかについて少しお話をいたします。この時季毎年ご紹介をしております。 
 まず熱中症を疑う場合ですが、暑さの状況の中で手足のしびれ、めまい、立ちくらみ、筋肉のけいれん、吐き気などでこういう症状が出た場合、そして体調不良となった場合には、まず熱中症を疑いましょう。熱中症は症状に応じてⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度と重症度が分類されます。もっとも重症のⅢ度では意識がなくなり、生命が危険な状況にあります。もし意識がなかったり、もうろうとしていたりする場合には直ちに救急車で病院へ搬送する必要があります。意識がしっかりしている場合には、涼しい場所へ移動し衣服をゆるめ、濡らしたタオルや冷たいペットボトル、氷などで首や脇の下、太ももの付け根などを冷やすことが大切です。そして、水だけでなく塩分を含んだスポーツドリンクなどを飲むようにしましょう。吐き気で飲めない場合や休憩しても体調が回復しないような場合には病院の外来へ受診すると良いでしょう。

 熱中症は軽くみたり、初期の対応を誤ったりすると重大な結果につながる可能性もあります。熱中症は予防とともにその対応にもあらかじめ備えておくことが大切です。これから本格的な暑さが続いていきます。どうぞ体調管理にお気をつけください。

令和6年6月24日(月):東山院長

 おととい土曜日に北陸地方もようやく梅雨に入りました。去年より13日、平年より11日遅い梅雨入りとなったようです。そして梅雨入りの遅れを取り戻すかのように昨日は一気にまとまった強い雨の1日でした。梅雨入りの遅い年は大雨による洪水などの被害が出ることもあるそうですので、これからしばらくは気象情報に注意しながら過ごすようにしたいものですね。

 そして梅雨時の気をつけたいことは大雨のほかに梅雨の晴れ間などにみられる蒸し暑さと猛暑です。これからは本格的な暑さで熱中症になる危険性が高くなる日が続きます。環境省のホームページでは随時、熱中症に関する情報や時には熱中症警戒アラートが発表されます。これは熱中症の予防を目的として発表されますが、その判断には暑さ指数が用いられています。この暑さ指数、気温だけでなく湿度と日射、輻射(ふくしゃ)などの周辺の熱環境の3点を取り入れた指数がこの暑さ指数です。気温が高くとも湿度が低く、からっとした天候では過ごしやすいですが、気温が極端に高くなくても湿度が高く熱がこもりやすい環境では熱中症の危険が高まることもあります。熱中症の予防にはこれらの情報を参考にすることはもちろんですが、一番大切なことはご自身の体調の管理と無理のない範囲での行動をすることになります。気をつけながらこれからの梅雨時の暑さに負けないように過ごしていきたいものですね。

 今日も雨模様で足元が悪くなっております。病院の行き帰りの際は足元にお気をつけください。

令和6年6月21日(金):東山院長

 今日は二十四節気の「夏至」です。今朝はあいにくの曇り空ですが、1年で最も昼間の長い1日となります。日の出から日の入りまでの時間が1番長い日ということですが、実は日の出が最も早かったのは、おとといの6月19日まででしたので、わずかながら少しずつこれから日の出は遅くなってきます。一方で日の入りはこれからもまだ遅くなり、7月3日までは日没が遅くなります。夕暮れ時はまだしばらくは長くなりそうです。そしてこれに伴い、日差しは強くなり気温も今後上昇してきます。でも今年は梅雨入りが遅れていることもあり、まだ本格的な蒸し暑さとはなっていません。そのせいか街中で見かけるアジサイの花は今のところ少ししょんぼりとした趣を感じます。

 今週末からはようやく北陸地方も梅雨に入りそうですので、これからは雨の中、鮮やかな紫や青、赤のみずみずしい花を咲かせる姿も見られそうですね。そして空に向かって上へ上へと咲きそろうタチアオイの花も生き生きとし始めます。そうこうするうち雨上がりの晴れの日には、急に鳴き出すセミの声ももうすぐ聞こえてくるかもしれません。季節は夏本番へと少しずつ移り行きます。熱中症を含めて大変ストレスの多い時季です。体調を崩すことないよう気をつけてお過ごしください。

令和6年6月20日(木):野口事務部長

 良く晴れた朝を迎えました。日中の最高気温は31度の真夏日の予報で、きのうよりも暑くなりそうです。そして週間予報を見ると、21日の土曜日以降は曇りや雨の日が多くなっており、いよいよ北陸地方も梅雨入りとなりそうです。平年より10日ほど遅い梅雨入りとなりそうですが、全国的に梅雨入りが遅くなっており、梅雨の期間が短いものの、その分、短期間で雨が集中して降るとも言われています。日々の天気予報を確認して、水害にも備えたいものです。

 さて、明日6月21日金曜日は「夏至」です。皆さんもご存じのとおり、1年で1番昼の時間が長くなる日です。ただ、同じ日本でも緯度によって昼の長さは異なります。富山県の明日の日の出は午前4時33分、日の入りは午後7時14分で、昼の長さは14時間41分となります。富山より緯度が高く北にある北海道札幌市の昼の長さ15時間23分と、富山県とはおよそ40分も昼の長さが異なります。ちなみに明日の札幌市の日の出は午前3時55分、日の入りは午後7時18分となっています。

 一方、南にある沖縄の明日の日の出は午前5時38分、日の入りは午後7時25分で、昼の長さは13時間47分です。日本列島は南北に長いため、このようになる訳ですが、何となく南の方が昼の時間が長いと思われがちですが、緯度の関係で実際は北に位置する場所が、昼の時間が長くなります。何だが不思議な感じがいたします。

令和6年6月19日(水):石黒師長 皮膚・排泄ケア認定看護師

 皮膚・排泄ケア認定看護師は創傷・ストーマ・失禁のケアについて専門的なケア提供を行っています。

 本日は、排泄障害の中での尿失禁の話をしたいと思います。少しだけもれる軽度の尿漏れを含めると、尿失禁は日本女性の30~40%に認められ、40歳を超えるとその半数近くに症状がみられると言われています。ですが、尿失禁は生命と直結する疾患ではないことから、重症化するまで積極的な治療をしない方が少なくありません。羞恥心や症状を楽観視していることも原因として挙げられています。尿漏れは、健康だけではなく日常生活にも大きく影響を及ぼすと言われています。

 尿漏れは、いくつかのタイプがあり、腹圧性ならば骨盤底筋体操、切迫性なら薬物療法などタイプ毎に対応が変わってきます。ちょっとした尿漏れでお困りでしたら、毎週金曜日・午前中のストーマ外来で相談可能です。スキンケアやパットの紹介、必要時には泌尿器科の受診にもつなげていきます。
 受診するほどではないけど、尿失禁でちょっと相談したい方は、お気軽にお近くの看護師や総合相談窓口にお声がけください。

令和6年6月18日(火):魚住診療情報管理士

 今日は、午後3時頃まで雨の予報が出ています。少し気温が下がるようですが、熱中症や脱水症にならないよう、こまめな水分補給を心がけたいですね。   
 さて、私事ですが、4月から広報・アメニティ・ボランティア委員になりました。先月から「七夕」について話し合っています。今年も7月初めに病院の正面玄関付近に飾り付けを行いますので、患者さんとご家族の皆さん、職員の皆さんにも短冊にお願いごとを書いていただけたらと思っています。また、笹の葉を青く長く持たせるコツをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただけるとうれしいです。

 四季折々の暮らしや文化、風習があるなかで、子供たちは家庭、地域、保育所・幼稚園・こども園、児童センター等で年間行事を通して、自立心や協調性、豊かな感性と安定した情緒が育まれます。大人になっても毎年季節を感じ行事を楽しめるのは、この子供時代に教わり経験したことが、多くの人の心の根っこにあるからだと私は思っています。みなさんの心に残る思い出の行事はなんですか?それでは、今日も良い1日をお過ごしください。

令和6年6月17日(月):東山院長

 このところ日増しに暑さが厳しくなってきました。平年に比べて梅雨入りは遅れていますが、今週の金曜日の6月21日は暦の上で「夏至」です。夜明けが早くなっている分、朝からすでに気温も高くなりつつあります。全国各地のニュースでは、すでに熱中症で救急搬送される方もいらっしゃるようです。今週も暑い日が続きそうですが、週間予報を見ますと、今週の後半から週末にかけては雨の日が多くなりそうですので、今週末には北陸地方もそろそろ梅雨入りの発表があるかもしれません。そうなりますと、これからは湿度も高くなり、湿気の多い厳しい暑さになってきます。
 熱中症だけでなく、気圧の変化などでも自律神経のバランスの乱れを来たして、だるさや食欲低下、頭痛などの症状の出る可能性があります。対策としては、バランスの取れた食事と十分な睡眠、適度な運動などを心がけたいものです。そして少しぬるめのお風呂にゆっくりと浸かるのもリラックス効果があると言われています。また、こまめに水分をとり、適切にクーラーを使用するようにして対応を続けたいものです。本格的な夏の暑さへ体を慣らしつつ体調を崩さないようにお過ごしください。それでは今日も暑くなりそうですが、1日良い日でありますように。

令和6年6月14日(金):東山院長

 昨日は終日、夏本番の暑さを感じる1日でした。来院された方々の服装も半そでやTシャツが多く見かけられ、すっかり夏の装いとなりました。また、近所から歩いて来院される方の中には、ひたいや顔の汗をぬぐう姿も見受けられました。そして今日から明日にかけてもさらに暑くなりそうですので、体調を崩すことのないように暑さへの対策をなさってください。

 さて、当院の正面向かって西側には救急外来専用の入り口があります。ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、この救急外来入り口のそばにきれいに手入れされた薬草園があります。少しご紹介をしますとカモミール、シャクヤク、ラベンダー、ハーブ、そしてドクダミなどの多くの種類の薬草が育てられていて、きれいな花を咲かせたり、さわやかな香りを漂わせたりして見る人をいやしてくれています。この薬草園は2年ほど前から地元の有志の方々が管理をしていらっしゃいます。暑い日も水やりや除草などのこまめな手入れの甲斐あって今年も見事に咲きそろっています。去年の夏にはここで採れたハーブやカモミールを使ってできたおいしいお茶で来院される方々におもてなしをする催しも開催されました。今年もこの薬草園でできたハーブティーなどで皆様とひととき触れ合える機会が設けられるかもしれません。私も今から楽しみにしております。機会がありましたら一度、薬草園ご覧になってみてはいかがでしょうか。

令和6年6月13日(木):水野看護師

 今日は新人看護師についてお話ししたいと思います。

 5階病棟には2人の新人看護師がいます。2人ともとても笑顔のかわいい、すてきな看護師です。4月から様々な研修を受け、病棟では先輩看護師に付いて助言をもらい、日々毎日一生懸命メモを取り、患者さんのケアに活かそうと取り組んでいます。私はそんな彼女たちの姿を見て、初心を思い出しながら患者さんと向き合っています。
 彼女たちが病棟に来てまだ3か月ですが、私なりに彼女たちの力になれるよう笑顔を絶やさず、患者さんと向き合いながらその成長の手助けになれるよう支えていきたいと思っています。また、彼女たちの見本になれる看護師であるよう日々努力していきたいと思います。

令和6年6月12日(水):東山院長

 昨日は日中、強い日差しが降り注ぎ気温も上昇して夏本番の暑さとなった1日でした。来院される方々の服装もずいぶん半そでが増えたような気がします。そして今日は昨日以上の暑さになる予報が出されています。熱中症情報でも厳重警戒レベルが出されていますので、外出の際には炎天下を避けたほうが良いかもしれません。また、こまめな水分補給、無理のない範囲での行動計画など熱中症対策をなさってください。
 さて、この夏の季節になると色々な風物詩があります。その中の代表の1つ、ホタルがあります。私は先週の木曜日に今年初めてのホタルを見つけました。夜の8時頃でしたでしょうか。病院の近くの田んぼの脇にある用水路の周りの草むらで見かけました。初めは1つの小さな青白いほのかな光でした。しばらく身をかがめて、のぞき込んでいると次第に暗やみに目が慣れてきました。小さな光は2つ、4つ、6つと増え、そのうちいくつかが飛び交え始め田んぼの水面に光の影が舞っていました。ひと時の間、楽しませてもらいましたが、ふと空を見上げますと夜空にも無数の星の光がちりばめられていました。数百年、千年、あるいはそれ以上の昔に、遥か彼方で放たれた光が地上にたどり着いた夜空の星の光とこの小さなホタルの光とのコレボレーション。光の空間に包まれ何だが少し不思議な感じがしました。いつでも朝日町には季節ごとの見所がいっぱいです。そんなことを改めて感じた夜でした。

令和6年6月11日(火):東山院長

 今日も良く晴れて穏やかな朝を迎えております。去年の今頃はすでに梅雨に入っていましたが、今年は少し遅れているようです。今日の日中の気温は昨日よりさらに高くなりそうですので、熱中症にはお気をつけください。
 さて、梅雨の宣言はまだでも今の時季に咲く草花たちはしっかりと存在感を現わし始めています。先日、アジサイの花を見かけました。まだ咲き始めですが、ふさふさと生い茂った緑の葉を背にして小さな花が丸く集まり、花手まりを作っていました。

 そしてもう1つ見かけました。ドクダミの花です。足元に低く広がった葉の間から純白の小さな花の粒が辺り一面に広がっています。毎年、この時季にこの朝の放送で「ラッキードクダミ」をご紹介しております。通常、ドクダミの花は小さな白い花びらが4枚広がっていますが、まれに花びらが5枚、6枚のものがあります。この花を見つけたら何か良いことがあると言われていることからラッキードクダミの名前があります。幸い今年も私は見つけることができました。皆様もぜひ一度、道すがら少し腰をかがめて運試しに探してみられてはいかがでしょうか。

令和6年6月10日(月):東山院長

 おととい土曜日に九州の南部が、そして昨日は四国地方での梅雨入りが発表されました。北陸地方の梅雨入りは昨年をみると6月9日でしたが、今年は全国的に梅雨入りが遅くなっているようです。県内の向こう1週間の予報を見ても晴れの日が多くなっていますので、梅雨入りはまだ少し先になるかもしれません。一方で暑さは次第に厳しくなるようです。明日以降は日中の気温が30度を超える真夏日の予報も出されていますので、熱中症に関する情報も参考にしながら体調管理にお気をつけください。
 そしてもう1つ気になる情報として新型コロナの感染者数の動向があります。厚生労働省からの発表によりますと、5月27日から6月2日までの1週間の感染者数はわずかに増加し、ほぼ横ばいながらも4週連続での増加がみられています。県内でもほぼ同様の傾向がみられています。一方、沖縄県では感染者数が突出して増加傾向をみせており、高齢者施設での集団感染が発生し、入院病床がひっ迫している医療機関も出ているようです。
 新型コロナは感染力が大変強いため、私たちの周りでもクラスターが発生する可能性があります。また、高齢者や持病のある方などでは重症化することがあります。2020年に国内で流行が始まって以来、新型コロナウイルス感染症による死者数が累計で10万人を超えています。これまで夏場にも流行のピークが来ていましたので、今年の夏も引き続き注意が必要です。夏に向け、暑さとともに新型コロナへの対策も続けていきましょう。

令和6年6月7日(金):船平看護師

 本日は私の好きな温泉についてお話をさせていただきます。

 私は小さい頃より家族と温泉に行く機会が多く、毎年温泉旅行に出かけています。日本三大名湯の1つである群馬県の草津温泉が大好きで、年に1回は訪れています。私が好きな草津温泉の魅力は湯畑に近づくと漂ってくる硫黄の匂い、そして夜になってライトアップされた湯畑はいつ見てもきれいだと感じます。

 私なりに草津温泉の歴史について調べてみました。草津温泉は500年前から世間に知れ渡ったと言われています。500年前といえば戦国時代で多くの武将が戦いの傷やケガを治しに訪れたそうです。古くから行われていた草津独特の入浴方法としてみなさんもご承知な湯もみがあります。それは泉質を変えずに湯の温度を下げる方法です。当時入浴者自らが行い入浴前の準備運動を兼ねていたと言われています。草津ならではの泉質を活かした温泉療法は、貴重な温泉文化として今に受け継がれています。

 もうすぐ梅雨の時期に入ろうとしています。じめじめとした日が続き、気分もどんよりするかもしれません。近くには地元の小川温泉や宇奈月温泉があります。気分が優れないと感じた時には、日々の疲れを取り、気持ちをリフレッシュさせるのに行かれてはいかがでしょうか。

令和6年6月6日(木):野口事務部長

 少し雲が広がるものの穏やかな朝を迎えました。日中の予想最高気温は24度の予報で、雨の降る心配はあまりなく、過ごしやすい1日となりそうです。

 さて、これまでも定期的にお知らせしていますが、県内の各自治体では6月議会が開催されており、朝日町でも本日、6月6日から開会されます。来週の6月13日木曜日の午前9時からは町政に関する代表質問、6月14日金曜日の午前10時からは一般質問が行われます。

 議会では、町民の皆さんの生活に密着した重要な問題が審議されています。議会の活動や町政の方針などを知るためにも議会を傍聴してみてはいかがでしょうか。議場は役場4階にあり、原則どなたでも傍聴ができます。役場の議場まで足が向かない、時間がないという方のために、ケーブルテレビやユーチューブライブを利用した生中継も行っています。併せてユーチュブで配信した映像の録画配信もしており、町のホームページからも見ることができます。参考までに町の議会は3月、6月、9月、12月と年4回、定期的に開かれております。

 この議会において病院に関する質問がある際には、私も答弁をしており、いつも以上に身が引き締まり緊張する場面でもあります。

令和6年6月5日(水):東山院長

 今朝は空に白くくびれた分厚い雲と青空が広がっています。夏空を思わせる空です。朝の外の空気は少しひんやりしていますが、大変さわやかな朝を迎えています。そんな中、6月に入りますとそろそろ梅雨入りが気になる頃です。現在のところ沖縄を除いてはまだ梅雨入りの発表は出されていません。北陸地方の梅雨入りは例年6月10日頃ですが、梅雨前線は日本列島のずっと南の海上にまだ留まっていて、しばらくは北上する気配はないようです。向こう1週間の週間天気予報を見ても晴れの日が多くなっており、今年はどうやら例年に比べて梅雨入りは遅れるかもしれません。
 一方で気温は高くなり始めます。明日以降、日中は連日25度以上の夏日が続く見込みです。このため熱中症への予防対策を意識して、しっかりと実践へ移しましょう。こまめな水分と適度な塩分の補給が基本です。本格的な暑さにまだ十分に体が慣れていない時季でもあります。特に高齢者の方や小さな子どもさんには、より注意が必要です。周囲の見守り、声掛けも大切だと思われます。しっかりと暑さ対策をしていきましょう。

令和6年6月4日(火):東山院長

 今朝は空には厚い雲が広がっておりますが、一部切れ間からは青空がのぞいております。今日、日中は天気の大きな崩れはなさそうですが、この時季として気温は少し低目のようです。上着など羽織るもので体温の調節をなさってください。
 さて、今朝は健診について少しご紹介申し上げます。代表的な健診としては生活習慣病の発症や重症化を防ぐことを目的とした特定健診。肺がん、胃がん、大腸がん、乳がんなどの発見を対象としたがん検診などがあります。そしてその他にロコモ検診があります。少しなじみが薄いかもしれません。近年の高齢化社会に伴い、健康寿命を伸ばすことの大切さが注目されていますが、中でも年を重ねて自分で生活ができなくなり、生活の質が低下し、将来的に寝たきりへつながる原因の1つにロコモティブシンドロームがあります。骨、関節、筋肉、神経などの障害によって立つ、歩くといった日常生活での基本となる機能が低下した状況を指します。1つの目安として65歳を過ぎて片足立ちでくつ下がはけない。家の中でつまずいたり、滑ったりする。階段を上がるのに手すりが必要だ、などの心当たりのある場合はロコモの可能性があります。

 当院では医療機器を用いて骨密度、筋肉量、握力を測定し、また、個々の歩行状態の解析を行い、その結果をもとに個人個人の状態に適した運動や栄養管理などの指導を通じ、結果的にロコモの予防や改善を図るのがこのロコモ検診です。来月7月から当院でロコモ検診を開催いたしますので、どうぞご利用ください。詳しくは今月の広報あさひに掲載されていますので、ご覧いただければと思います。

令和6年6月3日(月):東山院長

 今朝は6時半過ぎに比較的大きな地震がありました。皆様のご家庭や周りでは被害はありませんでしたでしょうか。当院でも入院の患者さんの安全及び施設に異常のないことを確認しております。今日も通常通りの診療を行います。今後しばらくは余震の可能性がありますので、ご注意ください。
 さて、6月に入りますとそろそろ梅雨を意識し始める頃です。6月は水無月とも呼ばれますが、決して水が無いわけではなく、水無月の「無」という漢字は、「何々の」を表す助詞であるため水無月は水の月という意味になるそうです。

 暦のほかにも梅雨を感じるものがあります。タチアオイです。先日、私はタチアオイの花が咲き始めているのを見かけました。毎年同じ場所で咲いていますが、今年もすでに赤い花を付けていました。このタチアオイ。真っすぐに伸びた太い茎にたくさんのつぼみを付けますが、下から上へと徐々に花が咲いていきます。ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、そして梅雨明けとともに花の見頃が終わることから、別名「梅雨アオイ」とも呼ばれています。そういえばこのところ、台風や雨に関するニュースが多くなってきたような気もいたします。そろそろ北陸にもタチアオイが梅雨を運んできそうな気配を感じます。そしてこれからの季節、熱中症にも十分ご注意ください。

令和6年5月31日(金):東山院長

 今日は朝から空全体が厚い雨雲に覆われています。そして今日は5月最終日です。今月を振り返りますと月初めの大型連休があっという間に過ぎたかと思えば、次は田植えが一斉に始まり、カエルの声も大きく聞こえてきます。気付けば遠くの山の頂の雪もずいぶんと少なくなりました。この冬の雪が少なかったこともあるのでしょうか。木々や草花は堰(せき)を切ったように5月に入り一斉に目覚め成長し、私たちの周囲の景色は一変して夏に向かっているようです。明日から6月ですが、これから梅雨に向けて徐々に蒸し暑い日も出てくると思われます。今から少しずつ暑さへ体を慣らし、体調を崩さないようにお気をつけください。 
 そしてもう一つ新型コロナに関する情報です。このところ週末に毎週お知らせしています。先週5月20日から5月26日までの県内の最新の感染状況が発表されました。今年1月をピークにして4月まで感染者数は減少傾向が続いていましたが、このところ5月に入ってコロナの感染者は増加に転じ、3週連続で緩やかではありますが、増加傾向となっています。特に厚生センター、保健所管内別では新川管内での増加が目立っています。季節性インフルエンザとは異なり、新型コロナウイルスはこれまでも夏場に感染者が増加する傾向がみられています。これから本格化する夏に向け、熱中症とともに新型コロナにも引き続き、注意をしていきたいものです。

令和6年5月30日(木):東山院長

 青空が広がり風もなく少しひんやりとした空気の中、さわやかな朝を迎えています。空を見上げますと、夜の出番を終えた月が朝日の光で薄く白くなり、青空を背景にして透き通ったように見えていました。

 さて、早いもので明後日からは6月に入ります。すでに台風1号も発生しているようで、これから梅雨に向けて雨や気温が高く、蒸し暑い日が多くなってきます。ちなみに一昨年の記録を見ますと、すでに5月29日には富山県を含め全国各地で最高気温が30度を超える真夏日になっていました。これから向こう1週間の予報を見ますと、幸い極端な暑さにはならないようです。

 今の時季、本格的な暑さへ身体を慣らしておくことが必要です。これから夏に向けて体調維持するためには、適度な汗をかくことも大切です。汗はなるべくかきたくないと思われがちですが、体温が上昇しすぎないよう体温調節をしてくれるのが、良い汗です。汗の腺、汗腺の働きを活発化にすることで効率的な体温の調節ができ、暑さに負けにくくなります。また、汗腺にはミネラルの再吸収機能がありますので、体内のミネラルの過度の喪失がなくなり、熱中症の予防にもつながるといわれています。今から体温調節をしてくれるこの汗腺の働きを高めるために適度な良い汗をかきましょう。しかし、決して過度に頑張りすぎることなく、少しずつ体を慣らすようになさってください。そしてまた汗といっても冷や汗や脂汗などはかくことないようにしたいものですね。

令和6年5月29日(水):東山院長

 昨日は活発な雨雲が発達し、午後から深夜にかけて大変強い雨が降り、全国的に大荒れの1日でした。県内にも大雨、強風の警報や注意報が出されていました。明け方からようやく雨も小降りになり、今日はこの後、日中にかけて天候は回復してくるようです。まだ足元が悪いところもあるかもしれませんので、病院の行き帰りや外出の際にはお気をつけください。

 さて、5月も余すところ今日を含めて3日となりました。6月に入るとそろそろ梅雨の話題も聞こえてくる頃ですが、毎年、海岸線を通ると今の時季に見られる花があります。その花々の代表がハマヒルガオとハマナスです。海岸の砂地に低く、太陽に向かってラッパ型の薄いピンク色の花を広げるハマヒルガオ。浜風に吹かれ、群れをなして小刻みに揺れる姿は愛きょうを感じます。また、その近くでは緑の豊かな葉を背景にして、鮮やかな赤い花を咲かせるハマナスがあります。どちらも初夏の海岸風景の中、控え目に彩を添えてくれています。さわやかな浜風や夕日とともに行く人の心をいやしてくれているようです。そしてこの後、梅雨に向けてはすでにドクダミが小さな先のとがった白いつぼみを付けて出番を待っています。また、アジサイの花もそろそろ準備を始める頃でしょうか。6月に入れば梅雨の主役たちが私たちの目を楽しませてくれると思います。移り行く季節、花たちは教えてくれているようです。

令和6年5月28日(火):石堂主任看護師

 今日は私の好きなみそ汁と塩分についてお話をさせていただきます。

 私は4月から透析室と外来へ勤務しております。そこで毎日の食事や水分制限などを頑張っていらっしゃる患者さんとお話する機会が増えました。普段、何も考えず食べたいものや飲みたいものを口にしている自分がとても恥ずかしく思い、自分だったら何を一番に改善しようかと感じたのが、みそ汁でした。私の好きなみそ汁の具材はナメコと豆腐です。次に白菜が好きです。

 一般的においしいと思うみそ汁の分量は、皆さんご存じでしょうか。1日の塩分摂取量において男性は8グラム未満、女性は7グラム未満といわれています。自分たちで考えてみて、皆さんどれくらいの塩分量を1日摂っていると思われますか。みそ汁の一1杯150mlをおいしいと感じるみその分量、または塩分の量は0.8~1.5グラムといわれています。みその分量では小さじで1杯半から2杯が入っています。しかし塩分を控えてくださいと言われている方だと0.7グラムの塩分で、みそ汁に対しては小さじ1杯です。私はみそ汁を色々作りながら試してみましたが、正直物足りなく感じました。インターネットや本などにあるように、その物足りなさを解消するのは出汁の濃さや具材のうま味を出して、おいしくいただきましょうと聞くかと思います。しかし顆粒出汁を使っているときは多めに入れるとその分、顆粒出汁に入っている塩分も多く含まれてしまうため、入れ過ぎには注意が必要となってきます。

 皆さんがしょっぱいと感じる海水の塩分を一緒に考えてみましょう。どのぐらいの塩分が含まれていると思いますか。水500mlに対して塩が大さじ1杯半入っており、17.5グラムという計算になります。最初にお話しした人の必要な1日分の塩分量の2倍を超えてしまっています。少しなめただけでもしょっぱいと感じるのも納得してしまいますよね。皆さんはどんなみそ汁を飲みたいと思ったでしょうか。出汁の工夫やうま味を感じる具材の工夫など思い巡らせたのではないでしょうか。人によって楽しみ方やできることも違うと思います。その生活の中でもできる工夫があることで楽しみ方がより違ってくるかと思います。

令和6年5月27日(月):東山院長

 早いもので5月も末になり、今月最後の月曜日となりました。このところ日ごとに夜明けが早くなり、そして日の入りが遅くなって、日中の時間がどんどん長くなっているのを感じます。特に朝が来るのが早く、4時頃にはすでに空が白み始め、鳥たちの声が聞こえてきます。ちなみにあいにくの曇り空ですが、今日の日の出時刻は4時34分とのことでした。 さて、今朝は新型コロナの状況についてのお知らせです。先週5月13日から5月19日の最新の感染状況が県から発表されました。今年2月9日以降、前の週に比べて感染者の減少を続けていた新型コロナウイルスですが、ここに来て先週、先々週と2週連続で穏やかながら感染者の増加がみられています。季節性インフルエンザとは異なり、新型コロナは夏場にも流行することが、これまでのデータから予測されています。

 昨日の朝、私は病院から緊急の呼び出しを受けました。時計の針は4時15分でした。家を出ると東の空には朝焼けが広がっていました。赤、紫、水色など多くの色が重なり合って、空を染めていました。西の空に広がる夕焼けとはまた少し違った趣でした。少しひんやりとした空気の中、深呼吸を一つして病院へ向かいました。

 ご存じの方も多いかもしれませんが、夏至が近づくこの頃、宮崎海岸では東の水平線からの日の出と西の水平線への日の入りを見ることができます。海から昇り、海へ沈む赤い太陽。1年のうち、限られた今の時季だけに見られる雄大な眺めです。私も機会をみて、今年も一度は見に行きたいと思います。「早起きは三文の徳」を実感できるかもしれません。

令和6年5月24日(金):東山院長

 今朝は暖かな空気に包まれ、穏やかな日差しが降り注いでいます。年間を通して一番過ごしやすい時季です。日中の時間もどんどん長くなり、日暮れもゆっくりです。昨日の夕方、私は大屋から宮崎の海岸線を通ってみました。風は穏やかで海面も鏡のように静かでした。そんな中、水平線の上を夕日が赤赤と、そしてゆっくりゆっくり沈んでいきます。道行く車を止めて眺める方、三脚を立てて大きな望遠レンズでのカメラで撮影を一生懸命している方、釣りを楽しむ人、それぞれに皆さん、夕暮れのひとときを楽しむ光景が見られました。私も夕日の一番上の端が水平線に消えるのを見届けました。時計を見ると時刻は夕方、6時57分30秒でした。

 さて、今朝は新型コロナの状況についてのお知らせです。先週5月13日から5月19日の最新の感染状況が県から発表されました。今年2月9日以降、前の週に比べて感染者の減少を続けていた新型コロナウイルスですが、ここに来て先週、先々週と2週連続で穏やかながら感染者の増加がみられています。季節性インフルエンザとは異なり、新型コロナは夏場にも流行することが、これまでのデータから予測されています。
 先日、来院された方からこういうご質問をいただきました。「病院内ではまだマスクをしないといけませんか」。この問いに対して、新型コロナは感染力が大変強いこと。高齢の方やがん、糖尿病、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患などの基礎疾患のある方では、重症化リスクや死亡リスクが高くなること。病院内にはこういった方が多くいらっしゃることを説明しました。そして何よりご自身の重症化を防ぎ、周りの人へ感染させる危険性を減らすためにもご協力をお願いいたしました。引き続きこれから夏場に向けて皆様のご理解をお願い申し上げます。

令和6年5月23日(木):野口事務部長

 薄日の差す朝を迎えました。今日の日中の最高気温は26度と夏日の予報です。水分をこまめにとるなど、熱中症対策に心掛けましょう。

 さて、先週のこの朝のあいさつで、看護師より紹介がありましたが、5月16日に当院で「看護ふれあい広場」が行われました。これは住民の方々に看護の仕事や日頃取り組んでいることを知っていただく機会として当院の看護部が開催したものです。当日は、看護師や介護福祉士が来院の皆さんに血圧や血糖測定、排便ケア、フレイルチェックなど健康相談を通じて触れ合いました。

 また、この健康相談のほか、人のつながりを大切にし、明るい病院にするため、職員同士が日頃の感謝の気持ちを言葉にしたカードを貼ったメッセージツリーを中央受付前に設置しました。このメッセ―ジツリーは、日頃、職員同士で「良かった」「助かった」ことなどを葉っぱの形をした紙に書いて掲示しています。ぜひ、患者さんにもご覧いただければと思います。そして、患者の皆さんにも、ご家族や友人に日頃の感謝の思いをメッセージにして、貼っていただければ幸いです。このメッセージツリーは5月末までに掲示することにしています。

令和6年5月22日(水):秋山認知症看護認定看護師

 本日は認知症の人の心理状態が悪化する要因について少しお話ししたいと思います。

 認知症に限ったことではありませんが、時に怒りっぽくなったり、不機嫌に見えたりすることがあります。認知症の人は具合が悪いことがあっても、それを認識して相手にうまく伝えられることができなくなってきます。

 認知症の人がイライラする原因に便秘があります。もともとの排便のパターンと比べてどうか、排便はあるのか確認していく必要があります。その次に高齢の方は若い人に比べて、のどの渇きに鈍感になりやすく、水分を摂らないことで脱水になっていることがあります。脱水から様々な症状を引き起こし、感情が不安定になります。これから暑くなっていきますので、ますます気をつけなければなりません。いつもより不機嫌なときは、まず便秘か脱水がないか確認し、対応してきましょう。

令和6年5月21日(火):魚住診療情報管理士

 早いもので5月もあと10日。今朝は雨が降りそうな曇り空ですが、今週の天気予報では曇りのち晴れマークが続いています。汗をかかない過ごしやすい気温であっても、こまめな水分補給を心がけたいですね。ゴールデンウィークに植えた小さなネモフィラ苗が育ち、水色の花がたくさん咲き始めたので、花の水分補給も忘れずに行いたいと思っています。

 さて、先週末は県立中央病院で開催された「富山県診療情報管理研究会」に久しぶりに参加しました。来月からスタートする診療報酬改定について学びました。また、県内各地の病院に勤務する管理士の同志が集まり、情報交換会も行いました。話しても話しても、話は尽きません。今後も県内、北陸、そして全国の熱い管理士さんたちと病院間の垣根を超えて交流できるよう、私自身の知見も深めたいと思っています。皆さんは生涯学習として学び続けていること、これから学び始めたいことはありますか。それでは今日も良い一日をお過ごしください。

令和6年5月20日(月):東山院長

 今日は二十四節気の「小満(しょうまん)」です。立夏を過ぎておよそ2週間。万物が勢いよく成長し、天地に生気が満ちる頃とされています。身近なところでは、庭や家の周りの雑草もあっという間に伸びていきますので、これからは草刈りも大変な時期になってくるかと思います。そして街中を行きますとアヤメの花を見かけるようになりました。濃い紫色の柔らかな花びらを広げる優雅な姿。私はこの花を見ると竹下夢二の日本画に描かれた和服姿の女性の絵をいつも重ね合わせてしまいます。

 さて、先週末に新型コロナウイルスの最新の感染状況が発表されました。今年2月9日以来、13週連続で前の週に比べて減少を続けてきた感染者数ですが、ここにきて先週は14週ぶりに増加に転じています。全国では前の週に比べて1.22倍の増加、富山県内でも1.39倍の増加となっています。一方、季節性インフルエンザはようやく流行の終息が発表されました。新型コロナウイルスはインフルエンザに比べると感染力が強く、また過去のデータからはこれからの夏場に流行のピークが来ることが予測されています。今後の感染状況を注視したいと思います。これまでの4年間の経験を活かして本格的な夏に向けて感染予防対策を続けていきましょう。引き続き病院内でのマスク着用、手指消毒にご協力をお願い申し上げます。

令和6年5月17日(金):東山院長

 昨日から大荒れの天候となっています。夜間も台風並みの強い風が窓に吹き付ける音で何度か目覚めました。また、今朝見ると玄関先の鉢植えが風に飛ばされて転がっていました。今日はこの後、お昼前からは晴れてくるようですが、強い風が続きますので、病院の行き帰りにはご注意ください。

 さて、この時季夜明けが毎日早くなってくるのを実感します。朝4時ともなると、東の空が薄っすらと明るくなり始めます。ほどなくスズメや小鳥たちが忙しそうに鳴き出します。来月6月21日は夏至です。日中の時間が1年で1番長くなる頃となります。でも日の出の時間が最も早くなるのは、夏至の1週間ほど前になります。北陸地方の梅雨入りは例年が6月10日前後ということですので、この梅雨入りの頃が最も夜明けが早くなります。私たちの生活のリズムもこれに合わせて少しずつ変わってくる部分もあるかと思います。

 私も年を取るたびに朝の目覚めが早くなってきますが、特にこれから時季は1日の始まりが早まります。さわやかな早朝のひととき、皆様はいかがしてお過ごしでしょうか。散歩をしたり、温かいコーヒーを飲みながらゆっくりと新聞に目を通したり、好きな音楽を聴いたりなどそれぞれに楽しみ方があるかもしれませんね。これから梅雨入り前の貴重なこの時季の良い天候を有効に使いたいものです。熱中症にはくれぐれもご注意ください。

令和6年5月16日(木):水島麻衣子主任看護師

 本日は看護の日のイベントについて紹介させていただきます。毎年5月12日は「看護の日」です。この看護の日は、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に由来しています。ナイチンゲールは看護師の象徴として近代看護教育の母と呼ばれ、看護の礎を作った人です。看護の心、ケアの心、助け合いの心を誰もが育むきっかけとなるように旧厚生省により「看護の日」が1990年に制定されました。

 全国各地で看護体験など様々なイベントが開催され、当院でも本日、看護ふれあい広場を開催します。健康相談やフレイルチェック、排便に関するお悩み相談、看護部の紹介ビデオを放映します。この後、9時30分から11時30分まで1階の正面玄関エントランスにて行いますので、診察の待ち時間や受診が終わった後など気軽にお立ち寄りください。住民の方々に看護の仕事や私たちが取り組んでいることを知っていただく機会にしたいと思います。それでは皆様の参加をお待ちしております。

令和6年5月15日(水):東山院長

 5月に入り大型連休が終わったかと思っていたら、あっという間に5月も半ばになりました。病院の周りの田んぼを見ると次々と田植えが終わっています。そして夜になるとカエルの声が日に日に大きくなります。これから夜ごと大合唱が聞こえてきそうです。

 さて、5月も中頃になりますとそろそろ梅雨に関するニュースも聞こえ始めます。沖縄地方ではそろそろ梅雨入りを迎える頃とか。北陸地方の梅雨入りは例年6月10日前後ということですので、趣味の畑仕事やパークゴルフなどには今が最も良い時季になると言えます。

 先日、近くの種苗店に行ってみたところ野菜や花の苗を求める多くの人でにぎわっていました。私もキュウリとトマトの苗を買って帰り、次の日に植えてみました。この後、夏にはおいしい夏野菜が取れることを今から楽しみにして、毎日水やりを続けています。

 そして今日はこの後、終日晴れて日中の気温も高くなるようです。屋外での作業や運動の際には水分をこまめに摂るなどして、熱中症にお気をつけください。

令和6年5月14日(火):岡田看護師

 私は最近、ドライブにハマっています。まず最初に大まかに行きたい場所を決めて行くのですが、着いた後は道路に見えた気になる看板を見つけ、そこに向かって寄り道をしながら車で走っていきます。

 先週の土曜日にたまたま植物センターにたどり着きました。そのセンターでは薬用の生薬に使われるシャクヤクという花を栽培しており、そこで大人の手のひらより大きいシャクヤクの花を見てきました。これからの5月下旬が特に見ごろのようで、赤・白・黄色のほか花びらの咲き方も様々でカーネーションやバラ、菊を合わせたような不思議できれいな花畑を見ることができました。

 予定を決めて計画的に観光をするのも良いですが、このように偶然出会える体験も良いと私は思います。また今週末も一期一会の出会いがあるのを楽しみにドライブに行ってこようと思います。

令和6年5月13日(月):東山院長

 今朝は昨日からの雨が残り、大変強く降っております。空は厚い雲で覆われ、道行く車はヘッドライトを点灯して走っていました。この雨、午後からは次第に回復するようですが、終日気温は低目のようです。体調の管理にお気をつけください。

 さて、日本に居ながらにしてオーロラが見える。そんなニュースが流れていました。壮大な話ですが今、地球から遥か彼方の太陽の表面では、大規模な爆発現象が頻発しているそうです。「太陽フレア」と呼ばれるこの現象が私たちの地球に影響を及ぼす可能性があるようです。この太陽フレアによって地球周囲の磁気が乱れる「磁気嵐」なるものが発生し、人工衛星を障害したり、GPSの精度が低下したり、また、短波通信障害などの影響が出る可能性があるとのことです。    

 そして太陽から放出されるプラズマ粒子が地球の大気と衝突することで発生するオーロラが観察されます。通常このオーロラ、アラスカやカナダなどの北極圏でしか見られないのですが、太陽の磁気嵐の発生によって緯度の低い地域でも見えるという訳です。北海道では肉眼でオーロラが観測されたとのニュースがありました。また、能登でもカメラを通してこのオーロラを確認したそうです。ちなみにこの現象は、ここ数日間続くようです。晴れた日の北の夜空を見上げてみると、もしかしたらオーロラが見えるかもしれません。わずかな期待を込めて運試しに私も見上げてみたいと思いました。

令和6年5月10日(金):東山院長

 ここ数日は寒気の影響で肌寒い日が続いていました。今朝もしっかりと上着が必要な寒さです。でも今日はこの後、空気が入れ替わり、日中はぐんぐんと気温が上昇して、昨日に比べて10度ほども高くなるようです。そして、明日はさらに暖かくなり、日中は30度近くにまで達する予報が出されています。寒暖差が大変大きくなりますので、体調を崩さないようお気をつけください。

 さて、このところ新型コロナウイルスに関するニュースや記事はずいぶんと少なくなりました。たまに見かける新聞に記事を小さく、片すみにあります。ちょうど1年前の5月8日に新型コロナウイルスの感染症法上の扱いが季節性インフルエンザと同じ5類になりました。その後は、この冬の第10波を最後にして、感染者の数は12週連続で前の週を下回り、今も減少しています。また、重症化率が高くなるような変化もないことから、新型コロナは特別な病気ではなく、普通の感染症になったと言えるかもしれません。

 しかし、注意しなければならないことはあります。今後も夏と冬に感染の拡大を繰り返すことが見込まれています。高齢者や肺・心臓などに重い疾患のある方では重症化リスクが高いこと。さらには感染力が非常に強いため病院内の感染対策も引き続き必要です。そして、コロナ感染後には後遺症に苦しむケースも見られます。感染者数は減少しているとはいえ、やはり感染の予防は今後も大切です。このため当院ではマスクの着用、手指消毒などの対応を皆様に引き続きお願いをしております。よろしくお願いいたします。

令和6年5月9日(木):野口事務部長

 小雨が降る朝を迎えました。この後、雨は止み、日中は晴れの予報となっていますが、最高気温は15度で、昨日と同様に肌寒い1日となるようです。明日以降は気温も上昇するようで、金曜日と土曜日は晴れの予報で、最高気温も25度近くなるようです。熱中症や紫外線対策も必要です。

 さて、先日の大型連休中に泊駅前にある古民家レストランに行ってきましたので、少しご紹介します。すでに訪れた方もいらっしゃるとは思いますが、お店の名前は「ビストロ けざけざ」です。今年の1月4日にオープンし、お箸とご飯で食べる気軽なフレンチ、フランス料理がコンセプトです。長野県から移住してこられたご夫婦が営むお店で、朝日町の食材を中心とした本格的なフレンチを気軽にいただけるお店です。フレンチというと、服装やテーブルマナー、金額など敷居が高いという印象もありましたが、このお店は、服装もかしこまることなく、料理も箸だけで食べることができます。日頃、口にしないような本格的なフレンチに舌鼓を打ち、満足しました。営業時間はランチとディナーの時間が設けられていて、木曜日が定休日です。あらかじめ予約して行かれることをお勧めします。

 ちなみに店名の「けざけざ」は、現在は使われなくなった古語、古い言葉で、「はっきりと鮮やか」を意味し、「お店で過ごす一時がお客さんの思い出にくっきり、はっきりと残る。そんなお店にしたい」という想いが込められているそうです。皆さんも機会があれば、朝日町で気軽に、フレンチを味わってみてはいかがでしょうか。

令和6年5月8日(水):東山院長

 今朝は昨日からの雨が残っています。寒気の影響で今日はこの後、日中も雨交じりの空が続くようです。また、日中の気温は朝よりも低くなり、終日肌寒い1日になりそうです。外出の際は厚手の上着が必要になり、家の中では一度しまっておいた暖房器具を使用することになるかもしれませんね。北海道では雪が降っているところもあるようです。この寒さ、明日まで続くようですので、体調管理にお気をつけください。

 さて桜が散った後、5月に入り街中のあちらこちらで紅色、ピンク、白などのツツジが美しい色合いの花を咲かせているのを見かけるようになりました。このツツジ、春から初夏にかけての季節を代表する花です。青空の下で咲くツツジもきれいですが、昨日、今日のような曇りや小雨交じりの空模様のときに見るツツジは、その色合いがいっそう濃くなり、鮮やかに見えます。やがてこのツツジの見頃が終わる頃には、夏が駆け足でやってくるかもしれません。

 今朝は雨のため足元が悪くなっております。病院の行き帰りの際は、お気をつけください。

令和6年5月7日(火):東山院長

 今朝は雨交じりの空になりましたが、昨日までの大型連休中は好天に恵まれました。そして、おととい日曜日は暦の上では夏の始まりとされる立夏でした。気温もぐんぐんと上昇し、日中は半そでで過ごされた方もいらっしゃったかもしれません。この連休中の好天に合わせて県内各地では催し物やお祭りが開かれ、大変なにぎわいを見せていたようです。朝日町でも宮崎地区の稚児舞が披露されている様子がニュースで紹介されていました。すっかりコロナ禍前のにぎわいに戻ったようです。

 今、季節はまさに春から夏へのバトンタッチがされる頃。街中を通りますと、季節の移り変わりを感じる光景があちらこちらに広がっていました。一部の水田ではすでに田植えが始まっているところもありますが、水の張られた田んぼの水鏡には日増しに濃くなる山の緑の木々が写し出され、その水面をスイスイと滑るアメンボの姿も見受けられます。また、見上げますと空には細い絹糸のような柔らかな雲がまるではけで履かれたようにゆったりと広がり、その青空の下を忙しそうに飛び交うツバメの数も随分と増えたようです。そして住宅の軒先には収穫された山菜が天日干しされている様子も見受けられました。自然も人々に活動も最も盛んになる頃。街中にエネルギーが満ちあふれているように感じられた連休中の光景でした。

令和6年5月2日(木):東山院長

 昨日は日中も気温があまり上がらず、少し肌寒い1日でした。今朝は大変よく晴れていますが、空気はひんやりとしています。今日も日中の最高気温は17度前後が予想され、少し風も強いようですので、外出の際は上着が必要かもしれません。

 そして明日からは大型連休の後半に入りますが、日中の気温も上昇して夏日となる日もあるような予報も出されています。お出掛けや外出、屋外での作業や運動を予定していらっしゃる方も多いかもしれませんが、そろそろ熱中症の予防対策も必要となってくる頃です。体調に応じた無理のない範囲での計画を立て、こまめな水分補給と十分な休息を取るようにしたいものです。

 また、この時季は庭木の手入れや畑の作業中にハシゴや脚立から転落したり、転倒したりして骨折やケガで救急外来を受診する方も毎年いらっしゃいます。わずかな高さや段差でも思わぬケガにつながることがありますので、こちらもぜひお気をつけください。そして、そろそろハチの活動も活発になる頃ですので、ハチ刺されにも屋外では注意が必要です。熱中症、ケガ、事故などに気をつけて春の休日を楽しんでお過ごしください。

令和6年5月1日(水):東山院長

 今日から5月に入りました。ちょうど大型連休中の谷間にあたりますが、今日は八十八夜です。2月4日の立春から数えてちょうど88日目に当たります。初夏の訪れを告げる頃とされ、八十八夜の別れ霜との言葉があるように朝晩の気温も安定し、霜が降らなくなるとされています。このため茶摘みや田んぼの作業が本格化してきます。八十八歳は米寿とも呼ばれるように八十八の字は組み合わせると、米という字になります。なるほど田んぼの作業には打って付けという訳ですね。また、私たちの生活でも夏に向けての準備が始まる頃です。夏物の衣類や靴などを出したり、室内のインテリアも少し模様替えをしたりするのもこの頃かもしれません。

 今日は昨日までの暖かさと違って、少し肌寒い1日になりそうですが、この後大型連休の後半にかけては夏日の日も予想されています。まだ暑さに身体が十分に慣れていない時季と思われますので、体調の管理にお気を付けください。

 今日の八十八夜は大変縁起の良い日とされています。この日に飲むお茶は不老長寿の効き目があるとか。ゆっくりとお茶を飲んで楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

令和6年4月30日(火):平木医事課係長

 今日は、高額療養費制度についてお知らせします。

 高額療養費制度とは、1か月に医療機関や調剤薬局の窓口で支払った金額が決められた上限額を超えた場合、その超えた金額が加入している保険証の保険者より還付される制度です。上限額は年齢や所得状況で決まっており、年齢は70歳以上の方と70歳未満の方で区分され、その方の所得状況でさらに区分されています。対象となる金額は保険診療の診療費で入院時の食事代や差額ベッド料、文書料、保険外診療費は対象外となります。
 高額療養費の還付は対象となる月の翌月から2年以上経過すると還付を受けられなくなります。保険者によっては対象となる場合に通知を送っているところもありますが、申請をしないと受けられませんので、対象となるかなと思った場合は、お持ちの保険証の保険者へ確認をお願いいたします。
 また、医療機関での支払いを上限で止めることのできる限度額適用という制度もあります。当院でもご本人の同意をいただき、オンライン確認で登録することができますので、中央受付までお問い合わせください。

令和6年4月26日(金):東山院長

 昨日は晴れて、この時季らしい暖かく穏やか1日でしたが、今朝もまぶしい春の日差しが降り注いでいます。今日の日中は昨日よりもさらに気温が高くなりそうです。汗ばむようになりそうですので、屋外での作業や運動などをする際には、熱中症に注意して十分な水分をこまめに取るようにしたいものです。まだ、身体が暑さに慣れていないこの時季ですので、無理をしないようにしたいですね。 
 さて、明日から春の大型連休に入ります。今週はこの連休中の当院の外来診療についてご案内をしております。当院の通常の外来診療は暦どおりとなりますが、休日中に急な体調不良やケガなどでお困りの際には救急外来をご利用していただけます。救急車の受入れを含めて24時間対応いたします。受診の際にはあらかじめ救急外来へ電話でお問い合わせ・ご相談していただければ、より円滑に受診していただけます。

 当院は地域の皆様のかかりつけ病院として、年間を通して対応を続けてまいります。どうぞ体調に気をつけて、これからの楽しい休日をお過ごしください。

令和6年4月25日(木):東山院長

 昨日は夜まで雨が冷たく降っていましたが、それも上がり今朝は薄日が差し込み始めています。この時季に降る雨は、様々な穀物を育んでくれる恵の雨であることから「穀雨(こくう)」と呼ばれています。確かに病院の周りの山肌を眺めてみますと、若く生き生きとした緑が多くなってきて、その部分がどんどん広がり、雨に濡れてよりいっそう鮮やかさを増しています。一方で各ご家庭では、この雨と暖かさで雑草も日に日に伸びて広がるため、これからは草刈りが大変な時季になるかもしれませんね。

 そうこうしているうちに来週水曜日からは5月に入り、夏も近づく八十八夜を迎え、来週の日曜日5月5日は「立夏(りっか)」です。暦の上ではもう夏へと移り変わろうとしています。今週後半からの大型連休中は気温の高い日もありそうですが、天気予報ではすでに日々の熱中症に関する情報も出され始めています。毎日の気象条件と自分自身の体調とをうまく調整しながら、少しずつこれから来る暑さへも順応できるようにしたいものですね。

 今日はこの後、晴れて暖かくなり、穏やかな1日となりそうです。

令和6年4月24日(水):大村主任看護師

 突然ですが、皆さんはペットを飼われていますか?我が家には2匹のネコがいます。姉妹ネコで迎い入れ、もうすぐ5年目になります。2匹は性格が全く違い、新しいものには警戒するけど人は好き。もう一方は好奇心旺盛で新しいものにも動じませんが、人はあまり好きではないようで、私にもよそよそしい態度をとります。でもおやつを見せると途端に態度が一変し、すり寄ってきます。そこが彼女のかわいいところでもあります。ペットにはいやしの効果があるそうで、ペットと触れ合っているときの脳内にはオキシトシンが分泌されています。このオキシトシンがいやし効果をもっているそうです。また、オキシトシンは自律神経を整えて脳の疲れをいやし、気分を安定させる効果もあります。ペットと過ごすことでいやされるというのは、本当だったのですね。

 新年度が始まり3週間が経ちましたが、まだまだ慌ただしい日は続きそうです。そんなときはペットにいやされて、ペットのいない方はペット動画を観て、疲労回復してみてはどうでしょうか。

令和6年4月23日(火):東山院長

 今日は小雨交じりの、ひんやりとした空気に包まれた朝を迎えています。予報によりますと明日いっぱいまでは雨模様の空が続きそうです。そして、あさって木曜日以降は気温も上昇し、暖かくなるようです。寒暖の差が大きいこの時季ですので、体調管理にお気をつけください。 
 さて、今週末から来週にかけて大型連休に入ります。今朝はこの期間中の当院の診療についてご案内申し上げます。大型連休を利用して帰省したり、旅行を楽しんだりと人の移動が多くなることが予想されます。当院の通常の外来診療は暦どおりになりますが、休日中に急な体調不良やケガなどでお困りの際には救急外来をご利用していただけます。救急車の受入れも含めて24時間対応いたします。受診の際にはあらかじめ救急外来へ電話でお問い合わせの上、ご相談していただければより円滑に受診していただけます。

 当院は地域の皆様のかかりつけ病院として年間を通して対応を続けております。どうぞ体調に気をつけて、楽しい連休をお過ごしください。

令和6年4月22日(月):東山院長

 おととい土曜日頃から雨交じりのすっきりしない天候が続いております。湿度も高く少し早いですが、梅雨のはしりのような空模様が今週後半まで続きそうです。

 さて、街中のソメイヨシノ、桜の花はほとんど散り落ちて今度は一気に若い葉が伸び始めてきています。昨日早朝に私は舟川べりへ出掛けてみました。つい1週間前までは多くの見物客であふれかえっていたのが、まるでうそのように人影はなく静かでした。そんな中、川沿いの広大な畑に植えられている菜の花やチューリップは、今もきれいに咲き続けています。特に菜の花の鮮やかな黄色が一面に広がり、辺り一面は幻想的な光景に包まれていました。また、こちらもきれいな色とりどりのチューリップが相まって、辺りには春のエネルギーが満ちあふれています。主役だった桜の花はありませんが、朝日岳の残雪と合わせて春の三重奏はまだまだ楽しめそうです。

 静かで寒い朝の冷たい空気の中、菜の花の香りの立ち込める畑の中を散策して、深呼吸をしてみました。短いひと時でしたが、ちょっと得をした1日でした。

令和6年4月19日(金):東山院長

 今年のお花見の頃は大変暖かく、また青空が広がる好天に恵まれていました。でも花見の終わった後は、このところ黄砂の影響で空は曇った色になり、すっきりしない日が続いています。今日も黄砂が飛来するようです。この黄砂には大気中の汚染物質やホコリ、ゴミ、ダニなどが付着していると言われ、これを吸い込んだり、身体に着いたりすることでアレルギー症状を起こすことがあります。対策としては長時間の外出を控える。外出時はマスクを着用する。帰宅後は手洗いやうがいを行う。洗濯物は外に干さない。などの対応が良いかもしれません。

 さて、今日は二十四節気の「穀雨(こくう)」です。この時季に降る雨は、これから様々な穀物を育ててくれる恵みの雨となります。この穀雨は本日から5月4日までの期間に相当し、早くも晩春にあたる時季です。あさって日曜日以降は雨模様の日が多くなり、梅雨のはしりとなるかもしれません。そしてこの後2週間あまりすると大型連休中の5月5日は夏の初め、「立夏(りっか)」になります。1年を通じて最も過ごしやすい今の時季。これから来る初夏に向けて、少しずつ身体を動かし、軽い汗をかくことで体温の調節機能を今から慣らしておくと良いかもしれません。でも決して無理をしたりケガをしたりすることのないように、くれぐれもお気をつけください。

令和6年4月18日(木):野口事務部長

 風もなく穏やかな朝を迎えました。予報では今日の天気は曇りで時折晴れ間もあるようです。日中の最高気温は17度の予報で、雨が降る心配はほとんどなさそうですが、昨日と同様に黄砂が飛来していますので、視界の悪化や屋外では洗濯物や車に黄砂が付着するなどの影響が予想されます。十分にお気をつけください。

 さて、先日の新聞記事で、春に小学校に入学した1年生に将来就きたい職業を尋ねたアンケート結果がありましたので、少しご紹介します。男の子の1位は、スポーツ選手で4年ぶりに首位に返り咲き、「コロナ禍が明けてスポーツを思う存分楽しめるようなった」と背景の分析がありました。女の子の1位は26年連続でケーキ屋・パン屋さんでした。26年連続の1位とは驚きです。病院に勤務する立場としては、医療関連の職業の順位が気になりました。男の子の9位に医師、女の子の6位に医師、そして8位が看護師でした。まだ小学校1年生ではありますが、将来になりたい職業という純粋な気持ちや思いを大切にしてほしいと、この記事を読み、思ったところです。

 ちなみに、自分が小さい頃、将来就きたい職業は何だったか記憶をさかのぼってみますと、保育所の年長のときは、警察官だったような気がします。

令和6年4月17日(水):東山院長

 昨夜は雷が鳴り響き、強い雨が深夜まで降っておりましたが、今朝は雨も上がり、晴れ間がのぞいております。この強い雨と風で桜も散り始め、季節はまた移っていきます。そろそろ大型連休明けに始まる田植えの準備が進められている光景をあちらこちらで見かけるようになりました。すでに水の張られた田んぼも多くなりましたが、こうなると次の主役が存在感を現わし始めます。カエルです。先週の金曜日の夜、水田の方から今年初めての鳴き声が聞こえてきました。田植えが始まる頃にはカエルの大合唱が夜空に響き渡ることと思います。

 今週は先日までのような初夏を思わせるほどの極端な暑さはないようですが、これからは気温の上昇に合わせて、私たちの身体も順応し始める頃になります。1日の中での寒暖の差の大きい日や汗ばむほどの暑い日も出てくることと思いますので、体調を崩さないようにお気をつけください。これからは大型連休に向けて、日々の生活も活発になりますので、早くも熱中症への備えが必要となってくるかもしれません。毎日、気象情報を参考になさって十分な対応をとるようにしたいですね。今日はこの後晴れて穏やか1日になるようです。今日も良い1日をお過ごしください。

令和6年4月15日(月):秋山認知症看護認定看護師

 今年は舟川べり春の四重奏は4つともそろい大変見どころ満載ではないでしょうか。皆様も見に行かれた方もおられると思いますが、年々観光客も増え、大変にぎわっていますね。人もたくさん加わり、まさに五重奏と圧巻ですね。

 ところで認知症行方不明者18,000人とマスコミで報道がありました。今回は「徘徊(はいかい)」についてお話ししたいと思います。徘徊という言葉の意味は、目的なく歩き回るという行動を言いますが、認知症の人は誰も好き好んで徘徊する訳ではありません。家に帰る、買い物に行く、仕事に行く、家族に会いに行くなど本人にとっては、何かしらの理由があります。歩いているうちに本人自身がどこにいるのかわからなくなり、道に迷ってしまいます。人にもよりますが、「自分が若い頃に過ごしていた家に帰りたい」「活躍していた時代に生きている」「思い入れの強い出来事があった世界に戻っている」ことがあります。

 本人の徘徊の理由を知ることが大切であるとともに、徘徊を地域全体で見守っていく必要があります。朝日町役場では、ひとり歩き高齢者等SOSネットワーク事業など行っておりますので、ぜひお気軽に相談してみてください。

令和6年4月16日(火):東山院長

 先週末から大変暖かい日が続いております。また、晴天にも恵まれ、桜の花の満開も重なり、まさに絶好のお花見日和となりました。それぞれに思い思いのお花見を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。

 今や朝日町の代名詞ともなった舟川の「春の四重奏」。今年はコロナの規制がなくなったことや好天に恵まれたこと、そして何より桜、菜の花、チューリップの開花がどんぴしゃりと、好条件が整いました。このため舟川べりは多くの観光客、見物客で連日、あふれかえっていました。当院の正面玄関から発着するシャトルバスの乗り場には、この土日には連日、100メートル以上の行列ができていました。私も長年見てきましたが、これまでに覚えがないくらいの賑わいようで大変驚きました。

 そんな春の輝きを見せて私たちを楽しませてくれている桜も早盛りを過ぎ、この後は慌ただしく散り始めます。「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」。祭りの後の寂しさのように散り行く桜に、はかなさや愛おしさを感じる日本人の感性は昔も今も変わらないのかもしれませんね。今日の雨と風はこの後、花散らしとなるようです。

令和6年4月12日(金):東山院長

 今日も昨日に続いて、暖かく晴れた春の1日になりそうです。この陽気で草花も動物も生き生きとして見え始めていますが、人々の日常生活も活発になってきます。これから屋外での作業や運動の機会も増えてくると思われますので、ケガや事故のないようにお気をつけください。

 さて、4月から令和6年度がスタートしました。当院では毎年、年間を通じて「あさひ総合病院出前健康講座」を開催しておりますが、今朝は今年度の取組みについて少しご案内を申し上げます。この出前健康講座は約30年前の旧泊病院の頃から続いているものです。住民の皆様の日々の健康にお役立ていただける内容を当院の専門スタッフが出向いて、お話や実技などを交えながら紹介するものです。身近な話題や日頃から気になっている疑問などに対して、楽しくそしてわかりやすく解説をいたします。食事に関すること、薬の正しい飲み方、排泄ケアに関わること、認知症について、などなど多くのテーマについて各々の専門スタッフが担当いたします。ちなみに昨年、令和5年度は18回各地で開催をし、400名以上の皆様にご参加をいただきました。大変ありがとうございました。今年度も新たなテーマもご用意して、皆様のご期待に応えられればと考えております。お気軽にご相談ください。お待ちしております。

令和6年4月11日(木):東山院長

 今日も昨日に続いて快晴の朝を迎えました。冷たい空気に包まれていますが、この後、日中はぐんぐんと気温が上昇し、暖かく穏やかな春の1日になりそうです。

 そんな中、県内各地では桜の見頃を迎えています。昨夜テレビのニュースを見ていたところ、富山市内でも満開の時季を迎えたとのことでした。昨年より2週間ほど遅くなったようです。当朝日町やその周りでも至るところで桜が咲き、街中が淡いピンク色に染められています。

 今朝、私は舟川べりの桜を見に行ってみました。朝6時前というのにすでにたくさんの見物客の姿がありました。桜の花はほぼ満開に近づいており、今年は菜の花とのタイミングが良いようで、互いに咲き競っているようでした。残雪の朝日岳を背景にして雄大な光景が今年も広がっています。早朝の澄んだ冷たい空気の中、カメラのシャッターを夢中で切る人。ゆっくりと桜並木のトンネルを歩く人など、それぞれ思い思いに1年に1度のこの時季を楽しんでいるようでした。

 今週はこの後、週末にかけてはしばらく晴れて暖かい日が続く予報が出ています。できるだけ雨や風の少ない中、少しでも長く花見を楽しめたら良いですね。

令和6年4月10日(水):魚住診療情報管理士

 昨日の大雨から一転、今日は、明るく穏やかな青空が広がっています。

 北陸自動車道の朝日インターチェンジ付近からは、舟川べりの桜並木と、その周辺一帯がピンク色に染まり、素晴らしい光景を見渡すことができます。あまりの美しさに、途中、高速道路を降りて、お花見をされる方もいらっしゃるのではないかな、と思いながら今朝は出勤してまいりました。

 さて、春から社会人になった皆さんは元気にお過ごしでしょうか。先週月曜日から新人研修から始まり、はや10日が経ちます。少しずつ緊張がほぐれて職場の雰囲気に慣れてきた頃でしょうか。初めての職場では、会話ひとつにも戸惑う場面があることと思いますが、あまり気負わずに、自分からコミュニケーションをとるよう心掛けることが、新しい環境に早く慣れるコツのようです。

 春の四重奏は、まもなく見頃を迎えます。暖かい春の陽ざしの中で、良い一日をお過ごしください。

令和6年4月9日(火):山﨑副看護部長

 昨日の夜から雨が降り続き、せっかく咲いた桜が散ってしまうのではないかと心配になります。桜の時期に降る雨を「桜雨」「桜流し」といいます。素敵な言葉の響きですが、花を楽しむ時間が短くなってしまうのは少し残念な気もします。皆さんはお花見に行かれましたか?先週末よりお天気に恵まれ、舟川べりの桜は満開とはいきませんが、週末は多くの観光客でにぎわっていました。私は、新潟県の県境の桜と護国寺の桜を見に行きました。8分咲きでしたが、海をバックに咲く桜もきれいでした。

 桜により春を感じる季節となりましたが、私はツバメが家に巣作りに来ると春だなと感じます。5日ほど前より、1組のツバメのつがいが家の玄関に巣作りを始めました。去年の巣に少しずつ土を運び、巣の補強を行っています。今年は何羽のツバメが誕生するのか楽しみです。私はツバメを見ながら、去年のツバメが戻ってきたのか、それとも去年生まれたツバメがパートナーを連れて戻ってきたのか、または全然関係のないツバメなのかを考え楽しんでいます。これからは、ツバメのフンの掃除とカラス退治に忙しくなりますが、出産、子育てを終え旅立つ日まで楽しみにしたいと思います。

 さて昨日と今日で、朝日町の小中学校の入学式が行われました。新しい仲間との出会いの季節ですが、病院の看護部にも6名の新しい仲間が加わりました。看護師5名、介護福祉士1名です。看護師の4名は新人看護師です。6名とも町外、県外から入職されました。先週の町職員としての研修と東山院長の講義を聞き、町全体で朝日町を盛り上げたいという気持ちと院長の病院に対する熱い気持ちに感動したという意見が聞かれました。朝日町の熱さを知ってもらえてすごくうれしかったです。早く朝日町の自然、食べ物、人の良いところを知ってもらい、朝日町を好きになってもらいたいと思います。

 当院のスローガンに「ONETEAM(ワンチーム)」がありますが、「ONETEAM」には目的を達成するために強く結束したチームになるという意味があります。看護部は、この新しい仲間が安心して「ONETEAM」のメンバーになれるようにお手伝いしたいと思っています。また患者さんも「ONETEAM」のメンバーなので、いろんな意見をお聞かせください。そして、病院職員全員と患者さんで「ONETEAM」となり、よい病院を作っていきましょう。

令和6年4月8日(月):東山院長

 昨日の日曜日は快晴で、ぽかぽか陽気の大変穏やかな春の1日になりました。日中は窓を開けても心地よいぐらいでしたね。この好天に誘われるように街なかがにわかに活気を帯び始めてきたようです。

 まず舟川べりの春の四重奏の見学が始まりました。この土曜・日曜日は当院の外来駐車場が臨時駐車場として開放され、たくさんの観光客が会場までのシャトルバスを利用していました。県外ナンバーの車がたくさん見られ、中には関東や四国ナンバーの車も見かけました。また、車道にはこの暖かさで逃げ水も現れるほどでした。

 そして街中を通ってみると道の脇には、つくしやスイセンの花が足元を飾り、小川の水はいつもより一層勢いを増して、とうとうと流れていました。田畑では田おこしが始まり、トラクターの低いエンジン音が遠くから響いており、中にはすでに水が張られた水田もあって、その水面には青い空と近くの風景が映し出されていました。日なたを歩けば汗ばむほどですが、日陰に入ればさわやかな優しい浜風が心地よく感じられました。

 散歩をしたり畑作業をしたり、パークゴルフをしたりと皆様それぞれに春の1日を楽しまれたことでしょうか。これから暖かい日が続きますが、屋外での作業や運動に際しては無理のない範囲としてケガや体調不良のないように十分お気をつけください。

令和6年4月5日(金):東山院長

 毎朝、この放送でごあいさつをさせていただいておりますが、この時季になると、やはり桜の話題がおおくなってきます。昨年より遅れていましたが、朝日町でもようやくソメイヨシノが開花し始めました。私は毎年、最初に開花を実感するのは病院のすぐ近くの有磯苑にある桜並木です。昨日の朝、ほんの少しチラホラと咲き始めている花を見つけました。そして今日見るとすでに1から2分咲きになっていました。これからしばらくの間は毎日、出勤や帰宅の際は少し遠回りをして、桜の花を楽しませてもらおうと思います。

 そんな中、入院療養中の皆様にとっては、お花見は少し縁遠いことかもしれません。そんな入院中の方々に少しでも春の気分を感じていただきたい、との思いから当院の栄養科のスタッフが小さな心配りをさせていただきました。昨日の昼食のお膳に舟川べりの春の四重奏の写真の入ったメッセージカードが添えられていました。その中には「1日も早いご回復をお祈り申し上げます」とメッセージが書かれてありました。入院中の皆様のお気持ちに少しでも寄り添いたいという当院職員の思いを受け止めていただけたなら、大変幸いです。この後、今週末から来週にかけて花の見頃を迎えることになると思います。

令和6年4月4日(木):東山院長

 昨夜からの雨も止み、曇り空の朝を迎えました。今日の天気は曇りの予報で、日中の最高気温は14度の予報、まだ春のぽかぽか陽気とはいかないようです。
 さて、当院では地域住民の皆さんに持続的な医療と介護を提供するため定期的に職員を募集しています。令和6年度はスタートしたばかりですが、現在、今年度1回目となる令和7年4月採用予定の職員を募集しています。募集している職種は看護師、薬剤師です。採用予定人数はいずれの職種も若干名で、受付期間は4月30日の火曜日が必着となっています。職員募集の詳しい内容は、広報あさひや病院と町のホームページにも掲載しておりますので、ご覧いただければと思います。
 また、当院では採用の確保が困難な医師や看護師、薬剤師を志す学生に対して修学資金貸与制度を設けています。現在の修学資金貸与の状況ですが、医学生は2名、看護学生は7名、そして薬学生は1名となっています。職員募集や各種修学資金貸与制度に興味・関心のある方は、病院総務課までお気軽にお問い合わせください。

 

令和6年4月3日(水):東山院長


 今日は花曇りの朝を迎えています。日中の気温はさほど上昇しないようで、少し肌寒い1日になるかもしれません。そして午後からは雨模様となり、夜にはまとまった雨になる時間帯もありそうです。外出の際にはお気をつけください。
 さて、そんな中、県内でもようやくソメイヨシノの桜の開花が始まりました。トップを切って富山市の松川公園で咲き始めたようです。朝日町では今週末から来週初め頃になるのでしょうか。先日、舟川べりを通ってみたところ、桜並木は薄っすらと赤味を帯び始めていて木々の枝には、ぼんぼりが整えられていました。また周囲の畑の一部では、すでに菜の花とチューリップが咲き始めており、鮮やかな黄色や赤の帯が浮かび上がっていました。後ろにそびえる朝日岳は純白の雪化粧を施しており、いよいよ来るべき春の四重奏の開演を待つばかりになっています。
 今年は主役の桜の開花が少し遅くなっているのが幸いして、タイミングの合った雄大な四重奏が期待できるかもしれません。この先、1、2週間の間は私たちの目を楽しませてくれることと思います。本当に待ち遠しい日々です。

令和6年4月2日(火):鹿熊看護師

 私は3月14日に朝日町の町民サロン「カワセミの会」が主催するアートセラピーに参加するチャンスがありました。カワセミの会では高齢者を対象に家の外に出て芸術に親しみ、自然も体感してほしい、芝生の上を歩いて感じてほしいという思いから開催された集まりでした。参加された方の年齢は70歳から80歳ぐらいで友人と参加されている方、夫婦で参加されている方など色々なグループを見ることができました。
 現在、ふるさと美術館で開催されている湯口敏明展は、朝日町の殿町出身の高校教師であり、画家であった湯口先生をしのびながら、懐かしそうに話をされている姿がありました。湯口先生の作品は当院の外来にも飾ってあります。題名は「生」です。生きることをテーマとしておられたようです。作品の中には大好きな山の景色や生命の誕生をシャボン玉のような丸で表現されていて、少しずつ変化し連続的に見ると、まるで生きて変化しているようにも見えました。あいにく当日は薄曇りの空のもと外を散歩すると肌寒さを感じました。美術館で絵画を見ながら自分で感じたことを声に出し、外を歩きながら風の寒さはあるものの春を探して色んなものを見ている自分がいました。
 あるテレビ番組で年を取ると時間が短く感じるのは色んなことを考えずに過ごすからだと言っていました。今回のアートセラピーの狙いどおり自分を活性化していることを感じ、良い企画だなと思いを巡らせていました。今後もこのような企画があるそうです。朝日町の助け合いサービス「もちもたネット」に掲載されるそうです。皆さんもぜひ参加してはいかがでしょうか。これからは季節もよくなり、芸術に触れ、自然に触れ、リフレッシュできると思いますよ。また、当院の看護師のOGでつくる「スワブキの会」の方もおられ、安心して楽しい時間を過ごせると思います。

令和6年4月1日(月):東山院長

 昨日まで空を覆っていた黄砂は過ぎ去り、今日の日中は本来の春の日差しが降り注ぎ、この時季らしい陽気の1日になりそうです。
 さて、今日から新年度が始まります。3月が別れの月ならば4月は新たな出会いの始まる月です。学校や職場では、新入生や異動の方々の新しい顔ぶれが加わる時期でもあります。当院でも今日から医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、介護福祉士など多くの新しい職員が加わります。見慣れない顔ぶれに多少の戸惑いを感じることもあるかもしれませんが、どうぞお気軽にお声掛けをしていただければ幸いです。
 当院は地域の皆様の健康な生活を支えるために必要な医療と介護を提供することで、幸せな生活と地域の発展に貢献をしてまいります。この理念を掲げて新しいスタッフと力を合わせ、今年度も邁進してまいります。本日4月1日は病院にとっても各職員一人一人にとっても大きく新たな1ページをめくったような思いがいたします。どうぞ今年度もよろしくお願い申し上げます。

令和6年3月29日(金):東山院長

 昨日の夕方から降り始めた雨が今朝も残っています。一方で夜間は気温が下がらず、比較的暖かい朝になっています。今日はこの後、日中は晴れて気温も上がり、過ごしやすい陽気になりそうです。向こう1週間の天気予報をみますと、しばらくは晴れのマークが並び20度近い暖かさが続くようです。
 そしてこの陽気の中、これから飛んでくるものが2つあります。1つは花粉です。今日も花粉の飛散がこの後、お昼から多くなりそうです。花粉症の方は十分に対策を取ってお気をつけください。そしてもう1つが黄砂です。大陸の砂漠地帯で巻き上がった砂ぼこりが中国大陸から偏西風に乗って日本へやってきます。春を知らせる使者ですが、少し厄介者です。黄砂には大気中の汚染物質やホコリ、ゴミ、ダニなどが付着していると言われています。これを吸い込んだり、身体に着いたりすることでアレルギー症状を起こすこともあります。症状や時季が花粉症と似ていることから混同しやすく注意が必要です。県内には明日、3月30日土曜日に多く黄砂がやって来るそうです。長時間の外出を控える。マスクを着用する。帰宅後は手洗い・うがいを行う。洗濯物は外に干さないなどの対策が必要です。しばらくは花粉と黄砂の情報にも毎日、参考にしたいものです。
 今日は午前中、雨で強い風も吹いております。通院の際は足元にお気をつけください。

令和6年3月28日(木):東山院長

 昨日は晴れて比較的過ごしやすい1日でしたが、今日も日中は晴れ間がのぞき、気温も昨日以上に暖かくなるようです。そしてこの後は来週にかけて、春らしい陽気が続きそうですので、いよいよ各地で桜の開花の便りが聞こえてくると思われます。
 そんな中、この3月の末は人事異動が行われる節目の時期でもあります。新聞でも県や市町村の職員異動の発表がされていましたが、朝日町でも今週月曜日に発表がありました。その中に当院の職員も含まれております。3月をもって退職される方々もいます。様々な職種が含まれていますが、中には30年以上、勤め上げて定年退職となる方もいれば、1年で退職する方もいます。それぞれ家庭の都合、体調の都合、生活上の都合など様々な理由があることと思います。長期にわたり勤められた方はもとより、短い間の勤務であっても、このあさひ統合病院の一員として地域の方々の健康管理を目標にして、共に汗を流してきた仲間に心より感謝をいたします。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。毎年この3月の末は少し寂しい気がいたします。

令和6年3月27日(水):山本看護部長

 3月も終盤になりました。普段通りに動いている病院ではありますが、今月で退職する人のロッカーや机が片付いていたり、人事異動の発表でざわついたり、4月から当院に就職するスタッフが引っ越してきたりと、少し慌ただしくなってきました。やはり長年ともに過ごしてきた仲間が替わっていくと思うと何となく寂しく、また新しい環境に不安を抱いたり期待をしてみたり、複雑な思いが巡ります。見送る自分も取り残されてしまったような気持ちになるのも毎年この時期特有の感情かもしれません。  人は必ず誰がと関わって、笑ったり怒ったり相談したりしながら日々過ごしますが、周りの人のいつものサポートや、やってもらっていることが結構当たり前と感じてしまっていて、支援してもらっていることに感謝を示すことをしていないように思います。
 改めて退職される方々や異動する仲間とのこれまでを振り返ると、助けてもらったことがたくさんあるなと思います。今、動いている日常が一人一人の仲間の働きで成り立っていると、きっと後になって気付くのも人の常かもしれません。これまで当院に貢献していいただいた皆様に本当に感謝したいと思います。また、新たな気持ちで次年度のスタートを切りましょう。

令和6年3月26日(火):野口事務部長

 雨と強い風が吹く朝を迎えました。今日は1日雨の降る天気で、日中の最高気温は9度前後の予報です。まだ春のぽかぽか陽気とはいかないようです。週間予報では週の後半は気温が高くなる予報ですので、春は駆け足でやってきそうです。
 さて、春分の日も過ぎ昨日の3月25日より、新聞の紙面には「花だより」と題し、県内の桜の名所の開花状況が一覧となって掲載されています。今日現在では、県内各所とも「つぼみ」となっており、咲き始めには、あと1週間程度かかるのでしょうか。朝日町ではもちろん「舟川べり」の状況も掲載されています。桜、残雪の朝日・白馬岳、チューリップ、そして菜の花が織りなす四重奏が見られることを心待ちにしています。
 そして、春分の日を過ぎ桜の開花となる頃は、別れの季節でもあります。当院でも3月末に医師や看護師、事務を含めた職員が退職や異動により病院を去ることになります。それぞれ第2の人生、そして新天地での活躍を心から願うとともに、これまでの病院での勤務に感謝の気持ちを込めて、見送ることにしています。
 一方、春は出会いの季節でもあります。間もなく迎える4月には、当院にも新たな仲間が加わります。

令和6年3月25日(月):東山院長

 先週末までの寒の戻りがようやく落ち着き、今週からは春の空気に入れ替わっているようです。今週後半からは春本番の陽気が続き、いよいよ桜の開花が近づいてきそうです。おととい土曜日には全国に先駆けて、高知県でソメイヨシノの開花の発表があったようです。今週はこの後、各地からぞくぞくと開花の便りが聞こえてくるかもしれませんね。
 ところで、数ある桜の中で代表存在となっているのがこのソメイヨシノです。毎年、桜の開花の標本木にもなっていますが、その名前の由来はご存じでしょうか。江戸時代の末期に現在の東京都豊島区の駒込や巣鴨付近にあった染井村の造園師や植木職人たちよって育成されたのがこの桜で、この染井村の名前をとってソメイヨシノと呼ばれるようになったそうです。大変上品で清楚なその花は長い年月を経て、今もなお私たちに春の喜びを知らせてくれています。舟川べりの桜もいよいよ輝き始める頃で着々と準備が整ってきているようです。今から大変楽しみにしたいと思います。

令和6年3月22日(金):秋山認知症認定看護師

 本日3月22日は「世界水の日」だそうです。1992年にブラジルで開催された地球サミットで行動計画に提案されました。世界をみれば水は大変貴重な地域もあります。今年、能登半島地震の影響でまだ断水が長く続いている場所もありますが、水が出ることが当たり前ではないことを再認識して日々、過ごしていきたいものです。
 話は変わりますが、普段の会話の中で「あれ」「それ」「これ」などよく使うことがないでしょうか。「あれ取ってくれん」「それ何だっけなあ」など思い出すことができず、つい「あれ」「それ」「これ」と言ってしまうことがあるのではないでしょうか。なかなか思い出せなくて難渋するときもあると思われますが、物を覚える記憶ではなく、物を思い出す力イコール記憶を引き出す力を普段から活用することが脳の老化を遅らせる手立てになります。
 脳の中に保管された記憶を思い出すことをしてみましょう。例えば「あれの名前が出てこない」ときに「あれ」を思い出すようにしてみてください。「何だっけ、何だっけ」と繰り返し頭の中で巡らせて思い出そうとすることが、脳の老化を遅らせることになります。脳の中に保管された記憶の引き出しがサビないようにしていくと良いでしょう。

令和6年3月21日(木):小松臨床検査技師

 昨日は春分の日でしたが、今週は寒の戻りとなり、今日も寒い1日になりそうです。春の訪れを感じるのは、もう少し先になりそうですね。今日は私の行っている超音波検査について少しお話したいと思います。
 皆さん、超音波とはご存じでしょうか。超音波とは人の耳では聞こえない高い周波数の音のことを言います。人には聞くことができない音なのですが、イルカはこの超音波を聞いたり、発したりすることができます。イルカは頭部のメロンと呼ばれる器官を通して、超音波を発生します。そして物に当たって跳ね返ってくる音を聞くことで物との距離や形を認識しています。このような仕組みを利用して身体に高い音を当てて、臓器に当たって跳ね返ってきた音を画像化したものが超音波検査です。超音波の反射音をエコーというので、別名エコー検査とも言います。
 当院では臨床検査技師や放射線技師が様々な超音検査を行っており、心臓の動きを観察したり、悪性腫瘍から動脈硬化まで幅広い病変の発見に役立てられたりしています。隅々まで観察するためにお腹を押したり、息止めをお願いしたり、時には少し時間がかかってしまうこともありますが、検査の際はご協力をお願いいたします。

令和6年3月19日(火):東山院長

 遠くの山々を眺めてみますと、積雪の白と山肌の黒色との境界線がいつの間にか随分と上へと移動しました。この積雪の境界線は冬の始まりの頃は山の頂から徐々に下へ移り、里へと続きます。そして早春のこの頃から今度は上へ上へと移っていきます。まるで舞台のどん帳が上がり下がりするようで、今まさに春の幕開けを知らせてくれているかのようです。春と言えば昨日から甲子園球場での高校野球が始まりました。病院内のあちらこちらのテレビから漏れ聞こえてくる高校野球の熱戦の様子にも春の音連れを感じます。
 そして明日、3月20日は春分の日です。「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますが、実際には寒暖の差が大きい時季でもあります。今朝も大変冷え込みましたが、この後数日はまだ寒さが残るようです。その後は一転して今週末の土曜日頃からは日中は春本番の陽気に入れ替わりそうです。まさに今、三寒四温の天候が続きますので、体調管理に十分、お気をつけください。

令和6年3月18日(月):東山院長

 今日は寒の戻りのようです。一昨日と昨日は比較的暖かく過ごしやすかったですが、今日は冬型の気圧配置の影響で日中の気温もほとんど上がらず、寒い1日になりそうです。体調管理にお気をつけください。
 そしてこのところ、花粉の飛散がピークを迎えています。昨日、私は自家用車のフロントガラスを拭いてみたところ白いタオルが黄色くなっていました。今の時季は花粉が以外にも西風に乗って運ばれてくる黄砂も交じっているのかもしれません。今日の予報を見ますと花粉の飛散は非常に多くなるようです。花粉症でお悩みの方には大変つらい時季かとも思われます。対策としては外出先から花粉を家の中へ持ち込まないことが推奨されています。玄関先でブラシやクリーナーを用いて衣服に付着した花粉を落とす。洗濯物を外に干さない。窓は全開にせず、必ずレースのカーテンを閉める。そしてこまめに床掃除するなどがポイントのようです。4月に入るまでしばらくは花粉への注意が必要な時季です。お気をつけお過ごしください。

令和6年3月15日(金):東山院長

 今朝もひんやりとした空気の中ですが、春の日差しがまぶしく降り注いています。今日は昨日以上に日中は暖かくなるようです。一方で風は強いようですので、外出の際はお気をつけください。今後は明後日、日曜日までは日中の暖かさは続くようです。そろそろ桜のつぼみも膨らむ準備に入る頃でしょうか。
 先月、2月は季節外れの陽気が続いていましたので、さぞかし今年の桜の開花は早いのだろうと思っていましたが、3月に入って雪や寒い日が続いたせいで、去年よりも桜の開花は遅くなるとの予想が出ています。そんな中、富山市の桜の名所の松川では、明日から遊覧船の運航が始まるとのニュースを耳にしました。また、春の風物詩といえば甲子園球場での選抜高校野球大会が来週3月18日月曜日から始まります。少しずつですが、各地で春に向けて催し物が始まるようです。しばらくは毎日、春に関するニュースや話題が聞こえてきそうですね。そして外出の機会もこれから増える頃ですので、ケガや事故にも十分にお気をつけください。また、花粉の飛ぶ量も大変多くなっています。花粉症の方は十分な対策をなさってください。それでは今日も早春の佳き1日でありますように。

令和6年3月14日(木):東山院長

 今日はひんやりと冷えていますが、薄日の差す穏やかな朝です。日中は昨日よりもだいぶ暖かくなるようです。
 さて、つい先日、私は春を感じる小さな出来事が2つありました。今朝は少しそのお話をさせていただきます。
 1つ目は絵手紙です。外来へ定期通院中の高齢の女性の患者さんが先日、持って来てくださいました。そこには鮮やかな緑色の絵の具で描かれたフキノトウがありました。添え書きには「香りも届けたい」と書かれてあり、何だが心が温かくなりました。診察室に飾り楽しませていただくことにしました。
 そして春を感じた2つ目は、宮崎地区の鹿嶋神社です。先日、立ち寄ってみたところ、この冬の間、雪よけのために神社を取り巻くように覆っていたシートが取り除かれており、荘厳な本堂が威風堂々と現れていました。ちょうど分厚いコートを脱いだ後のようで、すっきりとした感じがしました。そして境内の桜はといえば、つぼみはまだ固く開花はもう少し先になりそうな気配でした。これからしばらくの間、街中のあちらこちらで春の訪れを感じることができそうです。楽しみにしたいと思います。

令和6年3月13日(水):東山院長

 昨日に続き、今日も冷たい小雨交じりの朝になりました。このところ夜明けが少しずつ、早くなっているのを感じます。また、夕暮れも徐々に遅くなり、日中の時間帯が伸びて春の兆しを感じます。来週の水曜は春分の日です。ちょうど昼と夜との長さが同じとなり、季節の分岐点を迎えます。そして今日の午後からは日差しが戻るようです。明日以降はしばらく良く晴れて、日中に気温も上昇し、春への歩みが進みそうです。
 これから昼間の暖かな時間が増えてきそうですので、畑仕事やパークゴルフ、そして散歩など屋外での運動にはとても良い条件になりそうです。ただし、急激な強い運動や長時間の作業などは冬の間にあまり使わなかった筋肉や関節、そして心臓や肺などにも負担が大きくなる場合がありますので、十分にご注意ください。適切な運動の目安としては、薄っすらと汗をかく、心地よい疲れを感じる程度が良いと言われています。そして十分でこまめな水分補給もそろそろ必要になってきます。どうぞご注意ください。

令和6年3月12日(火):魚住診療情報管理士

 今日は1日、雨マークの予報が出ています。凍えるような冬の寒さが過ぎたのか、春の訪れを感じます。
 さて、マイナンバーカードをつくって、マイナポータルからご自身の医療に関する情報をすでにご覧になっている方もいらっしゃると思います。今朝は、その先のお話をします。今後、全国の病院で電子カルテの標準化が進んでいきます。患者さんの同意を得て、病院間で医療情報の共有ができるようになります。①紹介状等の「診療情報提供書」、②入院後に主治医により作成される「退院時サマリ」、③「健康診断の結果報告書」の3文書、並びに6情報( ①傷病名②アレルギー情報③感染症情報④薬剤禁忌情報⑤救急時に有用な検査情報や生活習慣病関連の検査情報⑥処方情報)の連携が予定されています。
 救急搬送された患者さんに的確な医療提供ができるように、災害時に今までどおりの治療を継続できるように、患者さんが受診する度に答えなくてはならない問診の負担を減らすために、それぞれの病院で処方される薬の重複投与を防ぐために…等々、少子高齢化を見据えた切れ目のない医療提供の実現を目的としています。
 次世代を生きる子供たちのために、医療DXの基盤をつくることが今を生きる私たちのミッションであり、自治体病院として、より良い医療体制や医療と介護の連携などについて、日頃から地域の皆さんと一緒に考えていくことも大切だと思っています。
 本日も午前9時から、正面玄関付近で「LoCoPiあさひまち」の利用登録会を行っておりますので、登録がまだお済みでない方は、ぜひお立ち寄りください。

令和6年3月11日(月):東山院長

 先週末から冬型の気圧配置の影響で大変寒い日が続いていました。今朝も晴れましたが、大変冷え込んでおります。また、先日の土曜と日曜日には雪が降り、街中は薄っすらと雪化粧となっていました。この雪ですが、気象条件によって様々な種類と呼び名があるようです。細かな分類や詳しい名称は私にはよくわかりませんが、雪国に住んでいると確かにその時々に降る雪の種類が異なるのを感じます。
 そんな雪ですが、この3月に降る雪は真冬の雪とは趣が異なり、どことなく優しさを感じます。細かな粒かと思えば、少し大きめの粒に変わったりしますが、時折、日の光が差し込む中、ゆっくりと真っすぐに落ち、すぐに消えていきます。長かった冬との別れを惜しみながら、来るべき春を知らせてくれているようで、少し愛おしくもあります。なごり雪といったところでしょうか。
 そして、いよいよ今週は後半から春の歩みが一気に早まるようです。来週になれば各地から桜の開花の便りも聞こえ始めるかもしれませんね。季節の変わり目で1日の寒暖の差が大変大きくなります。十分に体調管理にお気をつけください。

令和6年3月8日(金):石黒副看護師長

 本日は、新しく当院に開設されたストーマ外来について紹介したいと思います。ストーマ外来は、毎週金曜日の午前中に皮膚・排泄ケア認定看護師が行っています。
 ストーマとは、病気によって人工肛門や尿路変更などの排泄経路の変更を行った状態のことを言います。ストーマ外来では、ストーマ保有者に対する皮膚状態の観察や生活指導を主に行っています。また、新製品や患者会の紹介、管理困難な症例などの相談にのっています。
 私は、以前の病院で皮膚・排泄ケア認定看護師としてストーマ外来を10年程度担当してきました。その時は、手術前から関わり、手術後も定期的に受診し、トラブルなく経過した関わりもあれば、相談する場所が分からなくて困って紹介され、装具の相談や管理方法などを検討し、その後、安心して生活できるようになった関わりもあります。
 朝日町でも、ストーマ保有者が安心して生活出来るような環境を提供したいと思っています。お近くに、ストーマで困っている方や困ってなくても相談できる場所を探している方がいらっしゃいましたら、気軽に総合相談窓口で受け付けていますので、お声掛けください。

令和6年3月7日(木):野口事務部長

 久しぶりに晴れ間の広がる朝を迎えました。日中の予想最高気温は8度の予報で、日中は晴れて雨の降る心配はなさそうです。
 さて、これまでも定期的にお知らせしていますが、県内の各自治体では3月議会が開催されており、朝日町でも3月4日から開会しています。来週、3月12日火曜日の午前9時からは町政に関する代表質問、3月13日水曜日の午前10時からは一般質問が行われます。特に3月議会では令和6年度予算に関する審議が多くあり、「予算議会」とも呼ばれています。議会では、この令和6年度の予算に加え、町民の皆さんの生活に密着した重要な問題が審議されています。議会の活動や町政の方針などを知るためにも議会を傍聴してみてはいかがでしょうか。議場は役場4階にあり、原則どなたでも傍聴ができます。役場の議場まで足が向かない、時間がないという方のために、ケーブルテレビやユーチューブライブを利用した生中継も行っています。併せてユーチュブで配信した映像の録画配信もしており、町のホームページからも見ることができます。参考までに町の議会は3月、6月、9月、12月と年4回、定期的に開かれております。この議会において病院に関する質問がある際には、私も答弁をしており、いつも以上に身が引き締まり緊張する場面でもあります。

令和6年3月6日(水):東山院長

 3月に入ってから、まだ春らしさを十分に感じるような好天の日はなく、今日もすっきりしない寒い朝になっています。今週の週間予報を見ますと、ようやく次の日曜日ころからは春の日差しが見られそうです。もう少しの辛抱といったところですか。
 さて皆さんは日々の生活の中で文字を書く機会はどの程度おありでしょうか。スマホやパソコンが普及してから文書を手書きにすることは、ずいぶんと少なくなったのではないでしょうか。年賀状もパソコンですぐに印刷できますし、面倒なハガキや手紙はほとんどメールで事が足りています。
 先日、外来診察中にある患者さんが久しぶりに手紙を書いたそうです。久しぶりに文書を書いたところ「とても気持ちが落ち着き、穏やかな気分になれた」とおっしゃっていました。かく申し上げる私も昔は毎日カルテを記載することでボールペンのインクはすぐになくなっていましたが、電子カルテが登場してからボールペンはなかなか減らなくなりました。今の世の中、「脳トレ」と呼ばれるものが色々あるようですが、文書を書くことは漢字を思い出したり、文字の書き順や文書の構成を考えたり、そして手を動かしたりするため脳が活発に働きます。これはバランスの取れた手軽に行うことのできる最高の脳トレーニングと言えるかもしれません。私も毎日この朝のあいさつの原稿を手書きにして、脳の老化防止に役立てております。文書を書くことの良さを改めて感じる今日この頃です。

令和6年3月5日(火):東山院長

 今日も大変寒い朝になっております。3月に入ってから県内はぐずついた天候が続いておりますが、体調はいかがでしょうか。
 今日、3月5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。啓は開くを意味し、蟄は土の中で冬ごもりをしている虫という意味があるそうです。この時季、一雨ごとに暖かくなる頃、春が来たのを感じた虫たちが土の中から出てくる頃という訳です。確かに朝晩の冷え込みはまだ厳しいですが、日中に降る雨やつかの間の日差しの中にも、そこはかとなく春の気配を感じる時があります。一歩進んでは半歩後退を繰り返しながら少しずつ、そして確実に季節は移ります。
 春の待ち遠しいこの時季ですが、季節の変わり目でもあることから私たちの体調や気分にも知らず知らずのうちにストレスがかかる頃とも言えます。身体を温めること、バランスの摂れた食事、十分な睡眠を取るなどして環境の変化に日頃から備えたいものですね。

令和6年3月4日(月):東山院長

 3月に入った途端に季節は冬へと逆戻りしているようです。一昨日の土曜日には街中が冬景色に変わりました。その後も冬型の気圧配置の影響で荒れた天候となり、今朝もみぞれ交じりの寒い朝を迎えています。まだしばらくの間は冬物の衣類や暖房器具は手放せそうにもありません。暖かくしてお過ごしください。
 さて、先月25日までに報告された県内のインフルエンザの患者数を見ますと、前の週よりやや増加しています。コロナ禍以前では例年は3月に入ると、そろそろインフルエンザは下火となる頃ですが、今年はまだしばらくは注意が必要です。当初、主流であったA型インフルエンザに続き、このところはB型インフルエンザが増加しています。A型に罹った後にB型にも感染するケースも見られています。15歳未満の患者が全体の8割を占めており、学校での集団感染も見られます。家庭内での感染にもお気をつけください。
 一方、新型コロナの患者数は1月末をピークとして、このところは4週連続で減少傾向にあります。しかし、学校や介護施設のクラスターも発生していますので、こちらも引き続き注意が必要です。手洗い、部屋の換気、マスクの着用による感染症対策を改めて続けていきましょう。

令和6年3月1日(金):東山院長

 3月初日は冷たい雨の朝となりました。この後、数日は冷え込みが厳しく、みぞれや雪の日が続くようです。どうぞ暖かくしてお過ごしください。
 さて現在、新型コロナウイルスの感染症は第10波となっていますが、2月以降は少しずつ減少傾向にあるようです。とはいえ学校をはじめ病院や介護施設などでの感染やクラスターの発生が依然続いています。思い返しますと4年前に日本国内でも新型コロナの感染が広がって以降、対策の中心となったのがワクチン接種でした。国民全体を対象とした短期間での大規模接種は国家の一大プロジェクトとして始まりました。当時、休日返上で多くのボランティアの皆さんの協力もあって、朝日町では県内で最も早く接種が進められたことを思い出します。このワクチン接種、特例臨時接種として通算で7回を数えましたが、今月31日をもって終了となります。当院でも予約制で行ってまいりましたが、昨日をもって当院での接種は終了しました。今後はインフルエンザと同様に年1回秋、冬の定期接種へと変わっていきます。
 長い間、続いてきた新型コロナワクチン接種は1つの転換期を迎えました。改めてこれまで関わってきていただいた多くの方々や役場の職員の皆さん、当院のスタッフに心より感謝をいたします。大変ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

令和6年2月29日(木):東山院長

 今年は閏年ですので、平年より2月は1日多くなります。何だか少し得をしたような気がいたします。そして明日からはいよいよ弥生3月に移っていきます。毎年この時季は長い雪の季節がそろそろ終わりに近づき、来るべき春の気配を感じながら自然と元気が出てくる頃です。でも今年の冬は1月1日の大地震があったり、また雪も例年より少ない上に、2月にもかかわらず4月並みの暖かな日が続いたりしたせいか、季節のメリハリが欠けた冬だったような気がいたします。
 そんな中、先週のニュースの中では北海道稚内市で毎年開催されている国内最大規模の犬ぞりレースの大会が記録的な雪不足のため中止になったとの記事がありました。1984年に始まって以来、初めてのことだそうです。日本最北端の地での雪不足とは驚くばかりです。一方で先週2月20日には富山地方気象台から梅の開花の発表がありました。例年より16日も早い開花だということです。今年の暖冬もこのまますんなりと春になるかと思いきや今週はこの時季らしいまだ寒い日が続いています。この後、3月に入ると三寒四温を繰り返しながら、少しずつ季節は移っていきます。寒暖の差が大きな時季ですので、引き続き体調管理に十分気をつけてお過ごしください

令和6年2月28日(水):野口事務部長

 曇り空の朝を迎えました。日中の最高気温は8度の予報で、週間予報では晴れの日がなく、曇りや雨・雪の日が多くなっています。
 さて、先日、ある新聞の社説に1月1日の能登半島地震の「被災地医療」に関連する記事がありましたので、その内容を少しご紹介します。「能登半島地震により、能登地方の公立病院も深刻な打撃を受け、機能不全に陥り、人工透析で多くの水を必要とする透析患者や重症患者を転院させました。断水が続く中で自衛隊や国から給水支援を受け、限られたスタッフで感染症患者の対応にも当たってきました。被災地へ全国から災害医療支援チームが入り、こうした救援隊の支援も得ながら綱渡りの危機的な状況を乗り切り、過疎地医療を守り抜く献身的な医療職の志の高さも見る思いである」との記事でした。また、「衣食住」という言葉がありますが、通常、衣食住は衣類の衣、食事の食、住居の住を表します。新聞では衣類の衣を、医療の医と表した「医食住」という言葉を紹介しており、医療は住まい、仕事と並ぶほど地域に欠かせない生活の基盤であるとし、被災地医療はどうあるべきか。将来の病院の合理化や集約化といった医療の側の視点にとどまらず、被災者の側にも立って考えたいと結んでいました。
 1月1日の地震で、当病院には大きな被害はありませんでしたが、能登地方のように建物への被害や断水、地震による救急患者の受入れ体制など、限られた医師と医療スタッフでどう乗り切り、どう地域医療を支えていくのか。今回の地震を教訓に、想定外ではなく、想定内として対応をしていかなければならないと思いました。

令和6年2月27日(火):魚住診療情報管理士

 今朝は久しぶりに真っ白に雪が降りしきる中、運転してきました。朝日町の雪が少なくてほっとしています。先週から一気に冷え込みましたが、みなさん体調はいかがですか。寒さ対策をして暖かくお過ごしください。
 さて、病院の正面玄関を入ってすぐ右手に、ロコピあさひまちのタッチスポットが設置されていることにお気付きでしょうか。登録済みのマイナンバーカードを端末のオレンジ色の読み取り部分に「ピッ!」とタッチするだけで、ポイントがたまります。外来受診の方は、そのままマイナンバーカードを手に、中央受付へお進みいただいて保険証の確認もできますので、お気軽にお声がけください。
 タッチするには、まずロコピの利用登録が必要です。今日は午前9時から11時半まで、病院正面玄関付近の特設ブースで登録手続きを行います。朝日町にお住まいで、まだ登録がお済みでない方は、外来の待ち時間やお帰りの際、ぜひお立ち寄りくださいね。
 また、中央受付では常時、ロコピ交通チケットの販売・チャージを行っています。まちバスやノッカルのお支払いもカードをタッチするだけで完了。大変便利です。もうすぐ3月。春のお花見シーズン前に、ご家族やお友達、ご近所の方々と一緒にチャージしてみませんか?

令和6年2月26日(月):東山院長

 2月最後の月曜日です。昨日からの冷え込んだ空気が続き、今日も大変寒い1日になりそうです。体調管理にお気をつけください。
 さて、そんな中ですが、昨日の日曜日に私は入善町のラーメン祭りの会場に出向きました。と言ってもラーメン目当てではなく、日本赤十字社の献血者の健診医としてお手伝いをするためでした。当院でも頻繁に治療目的で輸血を行いますが、毎回富山市の血液センターから血液を運んでいただいています。輸血によって救われる多くの命があります。普段は血液を使用する病院側の立場ですが、昨日だけは血液を集める献血の業務に参加をしました。大変寒く冷たい小雨の降るあいにくの天候でしたが、ラーメン祭りの会場にはたくさんの人が集まっていました。16歳の若人から60歳代の方まで多くの方々に献血をしていただきました。初めての方もいれば、20年ぶりの方も、中には33回目の献血の方もいらっしゃいました。困っているであろう身の知らずの人の役に立てればとの尊い慈悲の心と思います。今回の能登半島地震の現地でボランティア活動をしていらっしゃる方々と通じるものがある気がいたします。
 人はどんな時でも人に支えられ、そして人を支えていると改めて感じました。「情けは人の為ならず」。献血される皆さんの明るい表情を見ながら、そんなことを思った1日でした。

令和6年2月22日(木):山本看護部長

 明日から3連休ですが、雨と雪の予報でちょっと残念ですね。今朝は看護師の専門性の話をしたいとと思います。
 私たち看護師には「倫理綱領」という、あらゆる場で実践を行う看護職を対象とした行動指針があります。その中に「常に個人の責任として継続学習による能力の開発・維持・向上に努める」という一文があります。看護師は患者さんに関わる仕事が中心ですが、安全・安心な看護を提供するために刻々と変化していく医療や看護を学んで、知識や技術を磨いていくことも大事な役目です。多くの看護師が病院の中で研修会や勉強会を行ったり、病院の外へ教育を受けに行ったりしています。中には半年以上の専門的な教育を受けて活躍している看護師もいます。「専門看護師」「認定看護師」「特定行為看護師」などの名称で活動している看護師がその代表ですが、糖尿病相談の「糖尿病療養指導士」も難しい試験をクリアして活躍しています。
 この専門性を持つ看護師が日替わりで「看護外来」を行っています。従来の認知症相談、糖尿病相談、フットケア外来に加え、新たに「がん看護相談」「ストマ外来」も始めました。ポスターも掲示していますので、聞いてみたいこと、知りたいことなどありましたら気軽に相談ください。

令和6年2月21日(水):東山院長

 ついこの間までの春のような暖かさから空気が入れ替わりました。この時季に「寒の戻り」という表現が適切かどうかわかりませんが、2月らしい寒さに戻りました。そうこうするうちに来週の金曜日からは3月になります。確実に春は近づいているようです。
 さて私は昨日、宮崎地区のカルチャーセンターにおじゃましました。健康出前講座として約1時間、「元気に老いるコツ 教えます」と題してお話をさせていただきました。戦後は50年と言われていた人生が今や90年、そして近い将来、100年時代を迎えようとする現在の日本社会。一方で平均寿命の延びにともなう様々な課題もあります。そこで健康寿命を延ばすための科学的データに基づいた対応をお話しました。少しご紹介いたします。
 キーワードは「フレイル」です。健康な状態と要介護状態の中間にあるこのフレイル。弱り始めた身体を放置せずに適切に対応することで、再び健康な状態に戻ることができます。また、普段からもフレイルにならないように予防することも大切です。そのためのポイントは3つです。十分なタンパク質を含むバランスの摂れた食事、適度で継続できる運動、そして社会活動への参加です。昨日は約30名の宮崎地区の皆さんとフレイルチェックや認知症のテストを実際に行ったりして、楽しい時間を過ごさせていただきました。宮崎地区の皆さん、ありがとうございました。ちなみに来週は大家庄地区へおじゃまいたします。

令和6年2月20日(火):東山院長

 一昨日の日曜日に私は朝日町のふるさと美術館を訪れてみました。昨年7月、これまでの「なないろKAN」を改修して移設され、新たにオープンしました。すでに訪れられた方もたくさんいらっしゃることと思いますが、私は新しくなってから今回、初めてでした。閑静な広い敷地を利用して、ゆったりと落ち着いたたたずまいの中、新しい館内に入ると広々とした空間が広がり、ゆっくりと美術品を鑑賞できます。折しも郷土の作家の企画展が開催されており、湯口敏明さんの作品を中心に多くの力作が展示されていました。この湯口さんの作品は当院正面玄関を入った廊下にも展示をさせていただいています。その他には朝日町所蔵の竹下夢二の作品も楽しむことができました。その後は館内の喫茶室でおいしいコーヒーをいただきました。季節外れの暖かさの中、陽光を浴びて純白に輝く朝日岳を眺めながら、日常から少し離れた時間の中でリフレッシュができた1日となりました。また、機会を見て訪れてみたいと思います。
 さて、このところ大変暖かい日が続いていましたが、今日の午後からは気温が下がり始めるようです。この後、向こう1週間はこの時季らしい寒さに戻り、雪交じりの日もありそうです。暖かくしてお過ごしください。

令和6年2月19日(月):東山院長

 今日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。雪解けが進み川の水が増え始める頃ですが、このところ目まぐるしく天候の変化が続いています。先週の2月15日(木)には20度を超える暖かさで、北陸地方で春一番が吹きました。例年より2週間近く早く、全国で最も早かったようです。そして翌日、2月16日(金)は一転して真冬並みの寒さに戻りました。そうかと思えば翌日2月17日(土)は3月並み、そして昨日2月18日(日)は4月から5月上旬並みの暖かさとなりました。今日も20度近くまで気温が上がる見込みのようですが、短い周期で変化する最近の天候はこの後も続きます。寒暖を繰り返しつつ春へと移り行くのでしょうが、今年はその差がとても大きいように感じます。衣類も冬物と春物が日替わりになりそうですね。
 大きな気温の変化は私たちの体調へも影響を及ぼします。お天気情報に注意を払いつつ暖房器具や衣類など小まめに調節しながら体調管理にお気をつけください。さらには花粉の飛散も本格的にそろそろ始まります。早目の対応が大切です。併せてお気をつけください。

令和6年2月16日(金):秋山認知症看護認定看護師

 昨日の春日和から一転して寒くなりました。寒暖の差が激しいと体調を崩いやすいので 日々健康に気を付けたいものですね。
 能登半島地震から1か月と半月が経ちました。この機会に今回は自然災害と高齢者についてお話ししたいと思います。過去の災害から命にかかわるような被害に遭われるのは、高齢者の方が中心であることがわかっています。災害時に危険を回避する行動や避難を行うことができないだけでなく、避難生活、新たな生活などにおいても他者による支援が必要とされます。しかし現状はこの高齢者の方が多く亡くなられています。「命を守ること」を第一に考えたときに、高齢者の方はたとえ情報があったとしても的確な判断ができない可能性があります。周囲の人が判断の手助けをすることが、まず優先されるべき支援だと言われています。いざという時にどう行動するか、事前に家族や地域で決めておくことが大切です。今日も1日平和で過ごせることを感謝していきたいです。

令和6年2月15日(木):東山院長

 昨日、一昨日は2月中旬としては季節外れの暖かくて、大変穏やかな天候となりました。3月下旬から4月上旬並みの暖かさとのことでした。昨日の夕方、外へ出てみますと17時を過ぎてもまだ明るさが十分に残っていました。インターネットで調べてみたところ、昨日の朝日町の日の入りの時刻は17時28分だったようです。ちなみに昨年12月22日の冬至の日の日の入りの時刻は16時37分でした。50分ほど夕暮れが長くなっています。ちょうど毎日1分ずつ日の入りの時間が遅くなってきている計算になります。
 昨日の夕暮れの西の空を見ますと、夕焼けのオレンジ色と昼間に広がっていた青空の名残の水色が入り混じり、まるで空いっぱいに広がる水彩画のように見えました。そしてその下には洋上風車がゆったりと回り、点滅する光が日暮れとともに次第に鮮やかさを増していくのが見えました。吹く風は優しく、そこはかとなく漂う春の香りに、まるでもうお花見の頃かと錯覚するような陽気でした。でもこのまますぐに春とはいかないようです。今日も暖かさは続くようですが、今夜から雨模様となり、明日、金曜日は再び冷え込む予報が出ています。この時季、寒暖の差で体調を崩さぬようお気をつけください。

令和6年2月14日(水):河﨑看護師

 今日2月14日はバレンタインデーです。皆さんバレンタインデーの思い出は何かありますか。私は高校生の頃、家政科でクラスのみんなが手作りのお菓子をタッパに一杯詰め込んで、配り合っていたことがとても懐かしい思い出です。
 今回、チョコレートについて調べてみると、原料であるカカオ豆は動脈硬化や高血圧、生活習慣病予防に有効と言われており、ほかにもストレス軽減や便通改善、貧血予防など様々な効果が期待されるそうです。1日少量、数回に分けて食べるチョコレート習慣を皆さん身に付けてみてはいかがでしょうか。私も食べ過ぎに注意して、チョコレート習慣を身に付けてみようと思います。

令和6年2月13日(火):東山院長

 2月も半ばに入りました。厳しい冬の寒さもそろそろ峠を越え、日々の生活の中に何となく春の予感が漂い始める頃です。そんな中ですが、今朝はすっきりと空は晴れ渡っており、このため朝は少し冷え込んでいます。今日の日中は気温がぐんぐん上昇し、春本番を思わせる陽気になりそうです。週間予報では、今週金曜日を除いては3月下旬から4月上旬頃の暖かさが続く見込みのようです。所によっては、春一番の知らせも聞こえてくるかもしれません。そうなると気になるのは舟川べりの春の四重奏です。早くも先週の土曜日には、舟川新の住民で作る「舟川新清流会」の皆さんが舟川べりの桜並木の手入れ作業を始めていらっしゃいました。
 暖冬の今年は例年より早く桜の開花を迎えるかもしれません。舟川の両岸1,200メートルにわたり植えられた約280本のソメイヨシノ。純白の雪をまとう朝日岳を背景にして、我が世の春と言わんばかりに匂い立つように満開の花咲く光景を今から心待ちにしたいと思います。どうやら今年の春は駆け足でやってきそうな気配です。

令和6年2月9日(金):東山院長

 今週は月曜日以降、連日、雨やみぞれ交じりのぐずついた天候が続いております。今週、東京では10センチ近い積雪があり、交通機関の乱れや転倒によるケガ人などで混乱も見られていたようです。県内には幸い強い寒気が入り込まなかったので、まとまった雪はありませんでしたが、朝晩はまだまだ冷え込んでいますので、暖かくしてお過ごしください。
 さて、この寒さの中、1月1日の能登半島の地震の発生から今日で40日となります。多くの方が犠牲となり、今も避難所での生活を強いられている方々も多くいらっしゃいます。地震の直後から富山県では被災された方々の医療機関や高齢者施設からの受入れを行うとともに、被災地や避難所へ災害派遣の多くのチームを送り、活動を続けています。
 その一環として当院でも被災地の高齢者施設から入所者の受入れを行っています。また、あさって2月11日からは避難所へ当院の看護師が2名ずつ2週にわたって災害派遣医療チームとして参加をいたします。さらにエコノミークラス症候群の検診、予防のため、当院の臨床検査技師も支援に入ります。朝日町と同じく高齢化の進んでいる地域ですので、医療、介護、福祉など多職種のチームでの支援が必要となっています。思い起こせば過去の東日本大震災や熊本地震の際もそうであったように、困っている時こそお互いの気持ちを思い図り、お互い様の気持ちを忘れずに支援のお手伝いをしつつ、それによって逆に多くのことを学ばせていただく機会にもなっています。来週から派遣チームとして参加する当院のスタッフにエールを送りたいと思います。

令和6年2月8日(木):野口事務部長

 曇り空で風が冷たく感じる朝を迎えました。日中の気温は7度の予報で、雨や雪の降ることはなさそうです。
 さて、先日、患者さんから、おほめの言葉をいただいたので少しご紹介します。それは職員のあいさつでした。その患者さんは、病院へ来ることに少なからず、緊張や不安、そしてストレスを抱えていて、それが職員の「おはようございます」というあいさつ、その患者さんは「柔らかなあいさつ」と表現されましたが、そのあいさつで「不安や緊張をさっと払ってくれるようで、スーッと気持ちが落ち着きます」と私に言われました。
 もう一つ、当院には富山大学附属病院から多くの非常勤の医師が診療に当たっていますが、その医師のお一人から「あさひ総合病院の職員は私とすれ違うたびに、みなさんあいさつをしてくれ本当に感心します。大学病院ではあまり見られない光景です」と言われていました。日頃、苦情を受けることが多く、あまりほめられることが少ないので、職員の挨拶におほめの言葉をいただいたことを非常にうれしく感じました。
 「あいさつは、はっきりと大きな声で」と子供の頃から親や先生に教えられてきましたが、マナーを重んじる社会人生活を送る今のほうが、あいさつが適当になりがちかもしれません。あいさつは「人間関係をより心地よく、スムーズにするための潤滑油」として役割もあります。今回の出来事はそんなあいさつの大切さを改めて感じました。

令和6年2月7日(水):鹿熊副看護部長

 今日は1月20日土曜日に当院で開催されました「現場で活かせる褥瘡(じょくそう)ケア」からの学びについてお知らせします。私たち看護師は常に自己研さんし、最新の技術を習得、提供することを大切にしています。そのため学習する機会も多くあります。今回の研修には約20名の看護師が参加し、基礎知識と実演から学びを広げることができました。活気ある研修となり、その学びは毎日の看護に活かされています。
 さて、皆さん褥瘡という言葉を聞かれたことがありますか。褥瘡とは自分で動くことができず、また栄養不足や同じ部位への圧迫により、皮下組織の血液循環が悪くなることでできるキズです。一度できてしまうと治るのに時間がかかります。作らないことが大きなポイントです。病院ではいくつかの種類の体圧分散マットを準備し、使用しています。また、体の向きを変えるポジショニングクッションも使用します。
 今回、ポジショニングクッションの使い方で大きな学びがありました。ポジショニングクッションは体の圧をとるために使います。使用される方の体格にもよるのですが、少なくとも3個、人によっては5個のクッションが必要になります。それだけのクッションを適所に配置することで、体の緊張がとれ、リラックスさせることができます。リラックスさせる体位がとれることで褥瘡の予防とともに体の拘縮(こうしゅく)予防にもつながります。ただし、ポジショニングクッションはやや値段が張る商品です。介護保険を利用されている皆さんは、介護保険で借りることができるそうです。ぜひ、ケアマネジャーさんにご相談ください。また、クッションの使い方がわからない場合は看護師にお尋ねください。
 今回は褥瘡予防のポジショニングクッションの上手な活用について豆知識をお伝えしました。当院では皮膚・排泄ケアの認定看護師がいます。最新の知識を持ち、看護・介護の仕方についても教えてくれ、出前講座も行っています。もし、介護で困ったことがある場合は、病院中央受付にある総合相談窓口にお伝えください。認定看護師につないでくれると思います。すぐにつなげない場合もありますが、その場合は時間をくださいね。また出前講座にも呼んでくださいね。

令和6年2月6日(火):東山院長

 昨日は日中、ほとんど気温が上がらず冷え込みが強く雪交じりの1日となっていました。東京でも今日は積雪が見られているようです。暦の上での立春が過ぎたとはいえ、しばらくはまだ厳しい寒さが続くようです。
 さてそんな寒さの中ですが、一昨日の日曜日は午後から青空が広がり、日差しがまぶしく差し込んでいました。風はさすがに冷たかったのですが、比較的穏やかな午後となったので私は宮崎海岸までジョギングを楽しむことにしました。途中、鉄道の線路脇の土手にも明るい日差しが当たっていました。今年は雪も少ないこともあったので、「もしや」と思い、足を止めて土手の斜面に顔を近づけて、のぞき込んで見ました。ありました。フキノトウです。まだ小さくまばらでしたが、みなぎる生命のエネルギーを内に秘めてとても鮮やかな緑色を輝かせていました。中には先端がほころび始めているのも見受けられました。今年は暖冬傾向のためか、いつも年より早く見つかったように思います。これからは徐々に膨らみを大きくし、ゆっくりと開いていくことでしょう。
 小さな春の使者は私たちに毎年、必ず時の移り変わりを知らせてくれます。そんなフキノトウを見つけて、この先まだしばらくは続くであろう寒さにも前向きな気持ちになれた1日でした。寒さがまだ続きますので、暖かくしてお過ごしください。

令和6年2月5日(月):東山院長

 昨日、2月4日は二十四節気の「立春」でした。暦の上では春が近づく頃ですが、実際にはまだまだしばらくは厳しい寒さが続きます。「春は名のみの風の寒さや」と言ったところでしょうか。どうぞ暖かかくしてお過ごしください。
 さて、春が近づく頃と言いますと、そろそろ気になるのが花粉症です。お悩みの方も多いかと思います。富山県森林研究所の発表によりますと、今年のスギ花粉の飛散開始は2月19日とされています。富山地方気象台からは向こう2週間の気温は平年より高めに推移すると予測されており、このため昨年よりも8日早くスギ花粉が飛び始めるとの予測になっています。そしてこの花粉はその後、3月中旬から下旬にかけて飛散の最盛期を迎えます。毎年、花粉症でお悩みの方は花粉が飛び始める前からの対応も大変重要とされています。お困りの方は症状に合わせて当院の耳鼻咽喉科や眼科へご相談ください。
 今日はこの後、みぞれ交じりの強い雨の予報となっていますので、通院の際には足元に十分お気をつけください。

令和6年2月2日(金):東山院長

 昨日の午後から雪交じりの天候となり、冷え込んできています。今日も日中はほとんど気温が上がらないようで、厳しい寒さが続きますので、暖かくしてお過ごしください。
 さて、明日2月3日は節分です。最近では豆まきをするご家庭も減ったかもしれませんが、皆様のご家庭ではいかがでしょうか。この豆まき、季節の変わり目のこの時季に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、これを追い払いその後に年齢の数だけ豆を食べて1年の幸せを祈る行事です。実はこのまかれる煎り大豆の中には、多くの機能性物質が含まれています。文部科学省の日本食品標準成分表の内容をご紹介します。大豆はよく畑の牛肉とも言われるとおり、100グラム当たりに含まれるタンパク質の量は牛肉よりも多いんです。しかも人間が必要とする全てのアミノ酸を含んでいます。さらには総コレステロール値を低下させる大豆レシチン、腸内細菌の善玉菌を増やすオリゴ糖、そして抗酸化作用により悪玉コレステロールの増加を予防するサポニン、ひいては老化の予防効果があるとされるポリアミンなど大豆には身体に優しい物質が数多く含まれています。ですから豆まきの後に豆をいただくというのは健康の面から見てもとても理にかなってと言えます。豆を食べてマメに暮らしましょう。ただし、ご高齢の方は年の数よりは控えめにしておくのが良いかもしれません。何事もほどほどに。恵方巻とともに食べ過ぎないようにご注意ください。

令和6年2月1日(木):東山院長

 今朝、空は厚い雲に覆われていて大変薄暗く、この時間になっても道行く車はヘッドライトを点灯しています。今日から2月です。今朝、月別のカレンダーを1枚めくり、気持ちも新たにリセットしたような気がいたします。一昨日、昨日はこの時季としては比較的暖かく、3月並みの陽気でした。今日の午後からは再び、冬型の気圧配置に戻るようですので、冷え込んできます。気温の変化に体調を崩さないようにお気をつけください。
 2月になりますと梅の開花の便りが西の方から聞こえ始めています。九州や四国、そして静岡などでは、すでに開花発表されています。今年は全国的に去年より梅の開花が早いところが多いようです。ちなみに昨年の富山県の梅の開花は3月8日でした。県内での梅の花はもう少し先になりそうです。「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」。青空に映え、上品で清楚な花びらを付け、凛とした佇まいを見せるその姿は来るべき春の訪れを私たちに知らせてくれます。今から心待ちにしたいと思います。
 今朝は薄暗く足元が悪くなっております。病院の行き帰りの際には十分お気をつけください。

令和6年1月31日(水):野口事務部長

 本日は、当病院の理念をご紹介します。理念については、「住民の健康な生活を支えるための医療と介護を提供し、住民の幸せと地域の発展に貢献します」となっています。この理念に基づく、基本方針を6つ定めており、ご紹介します。
 ・患者の尊厳と権利を尊重し、十分な説明と同意のもとに安全・安心な医療を推進します。
 ・患者の立場に寄り添い、全ての職員が協働し、多職種連携によるチーム医療を行います。
 ・地域の医療機関・保健・行政・福祉分野と連携し、地域包括ケアを実践します。
 ・よりよい医療を提供するため自己研さんに励みます。
 ・職員を大切にし、安心して働きやすい職場環境づくりに努めます。
 ・良質な医療・介護の提供と健全で効率的な経営に努めます。
 当病院では、この理念の下に地域に必要な医療と介護を提供し、持続可能な病院運営に努めてまいります。
   理念・基本方針

令和6年1月30日(火):森田看護師

 私は京都出身なので、今回は京都に来たら食べてほしいお勧めの食べ物を紹介したいと思います。それは「京食パン工房ここん」のフルーツサンドです。京食パン工房ここんは、もともと私が学生時代にバイトしていたお店で、生食パンを作っています。生食パンもモチモチですごくおいしいですが、一番のお勧めはフルーツサンドです。北海道産生クリーム100%で作られているので、生クリームがフワフワなのと季節のフルーツが使われていてすごくおいしいです。京都に来られたらぜひ、食べてみてください。

令和6年1月29日(月):東山院長

 1月最後の月曜日となりました。1月1日の大地震から間もなく1か月が過ぎますが、何となく気持ちの落ち着かない状況が続きます。そして先週のこの冬一番の寒波は過ぎ去り、しばらくは大雪の心配はなさそうです。
 一方で新型コロナウイルスの感染は全国的に再び拡大傾向にあるようで、4年前から繰り返す感染の波は現在、第10波に入っていると判断されています。オミクロン株の一種で「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」と呼ばれる変異ウイルスが世界的に増加し、国内や県内でも感染の主流となっています。過去に新型コロナに感染しても再び感染を繰り返すこともありますので、今後も注意が必要です。
 今週は1月から2月へと移り変わりとなります。次の日曜日、2月4日は「立春」です。暦の上では春が近くなりますが、厳しい寒さはまだしばらく続きます。寒さの備えとともに新型コロナやインフルエンザなどの感染症への対策も続けながらこの冬を乗り越えましょう。また、2月に入れば間もなく花粉症の季節にも入ってきます。体調管理にもお気をつけください。

令和6年1月26日(金):東山院長

 今週に入り大変厳しい寒さが続いています。体調管理に気をつけ暖かくしてお過ごしください。
 さて、現在の日本は人生90年時代を迎えています。さらに今後は人生100年時代に向けていく中で、大切なのは健康寿命を伸ばすことですね。できることなら介護のお世話にならず、ずっと自分で生活できることを目指したいものです。そこで重要なキーワードはフレイルです。心身の虚弱が進みはじめ、健康と要介護の間にある状態にあるのがフレイルです。先日、東京都健康長寿医療センターの研究所から大変興味深い調査結果が発表されました。今朝は少しご紹介をいたします。
 東京都大田区に住む65歳から84歳までの男女6,386人を対象として、個々の仕事の状況や心身の聞き取りをしたそうです。その後、3年半にわたり追跡調査を行った結果、約13%の方が要介護の状態になっていました。そこでフレイルの状態の高齢者とフレイルでない高齢者の群に分けて、仕事をしているか否かで要介護状態になる危険性を分析しました。その結果、フレイルの高齢者が週35時間以上のフルタイムで働くことで要介護の危険性が57%減少したということです。また、フレイルでない高齢者でも働くことによって30%以上の危険性が減少しているのがわかりました。
 これは仕事によって歩いたり、動いたりする身体機能の維持効果と、また仕事で他人から感謝されることで生きがいを感じる心の健康につながっていると考えられています。高齢者になっても働くことは自身の健康につながり、また地域社会を支えることにもなっていると言えそうです。ぜひ、参考にしたいものです。

令和6年1月25日(木):野口事務部長

 昨日は大雪警報が出されていましたが、日中、雪が降る時間帯は少なく、今朝も昨夜からほとんど雪も積もらず、自宅付近では除雪車による除雪作業もなく、ほっとしています。今回の寒波のピークは今日のお昼ごろまでと言われています。今日の日中も気温はあまり上がらず、寒さも厳しいため、防寒対策も必要です。
 さて、今は1年で最も寒さが厳しいで時期ですが、日の入り時刻が遅くなっています。今日の日の入りの時刻は17時9分で、先月、12月の冬至の頃の日の入りは16時35分頃だったので、30分以上も遅くなっています。今日も厳しい寒さが続く予報となっていますが、少しずつ、そして確実に一歩一歩、季節は春に近づいています。
 「冬来たりなば春遠からじ」。厳しい冬がやってきたならば、次には暖かな春がついそこまで来ている。そんなことを感じる今日この頃です。

令和6年1月24日(水):東山院長

 天気予報どおり、この冬一番の寒波になりました。昨日の夕方から降り出した雪で街の景色は一変し、白銀の世界となりました。今日も雪は続き、寒さも厳しく日中の気温も氷点下前後の予報となっています。引き続き県内には大雪警報が出されています。この雪と寒さ、明日いっぱいは続くようです。1年で最も厳しい時季ですので、体調管理には十分お気をつけください。そして不要不急の外出や車の運転は控えたほうが良さそうです。
 今の時季は屋外での除雪作業や歩行中に雪や凍結で転倒して、手首や大腿骨などを骨折する方も増えます。また、寒さへの備えも大切です。入浴時のヒートショックや寒いトイレでの室温の急激な変化などで心臓や脳血管の障害を起こしやすくもなります。できるだけ家の中での温度差が少なくなるように心がけたいものです。今日も1日暖かくしてお過ごしください。また、病院の行き帰りの際は足元には十分お気をつけください。

令和6年1月23日(火):秋山認知症看護認定看護師

 本日は認知症と脳の活性化についてお話しさせていただきます。
 認知症の方は昔の記憶は良く覚えていると言われています。懐かしいものや写真、昔していたことや経験を話し合うと脳が活性化し、気持ちが安定し、うれしい気持ちがよみがえります。昔の自分を思い出し、自分という存在を思い直す機会となります。ぜひ会話の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 本日は大雪の予報が出されています。雪に備えて体調に気をつけて過ごしていきましょう。

令和6年1月22日(月):東山院長

 雨交じりの週明けとなりました。一昨日、土曜日が大寒でしたので、これから来月の立春までの約2週間は1年のうちで最も寒さの厳しい時期になってきます。これに合わせるようにして明日、火曜日からは本格的な大雪の予報が出されています。今日のうちに雪への備えの再確認をしておくと良いかもしれませんね。
 さて、私は昨日、日用雑貨を求めてホームセンターに行きました。久しぶりに訪れたそのお店はリニューアルされてすっかり大きく、きれいになっていたので少し驚きました。そしてお目当ての商品を持って会計に行って、また驚きました。ほとんどが自分で会計を済ませるセルフレジの機械がずらりと並べられていました。今はスーパーや大手のアパレル店などでもこのセルフレジが取り入れられていて、珍しくはないかもしれません。お店に入り買い物をして帰るまで、店員とは一言も会話をしないで帰ることもあります。機械から聞こえるよそよそしい音声案内だけが響きます。AI、DXの全盛期、これからますます自動化は進むものと思われます。かく申し上げる当院でも玄関に自動再来受付機や自動精算機を設置しており、またマイナンバーカードへの対応も受け付けています。でもご安心ください。近くに必ず職員がおりますので、不安やご不明な点はお気軽にお声掛けください。いつも心のつながりを持てるように心掛けてまいります。

令和6年1月19日(金):東山院長

 昨夜は大変強い雨風で荒れた天候でした。今朝は寒さは比較的和らぎ、この後日中にかけて雨も上がり、日差しものぞくようです。病院の行き帰りの際は滑りやすくなっておりますので、足元に十分お気をつけください。
 さて、当院では病院のホームページを随時更新しながら様々な情報を皆様へ提供しております。ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。外来診療や入院治療、救急外来受診に関すること、各診療科の詳しい内容などはもとよりワクチン接種のご案内や院内外での催し物や取組みの内容、さらには職員募集などの多岐にわたってご紹介をしております。ちなみに平日の毎朝放送しておりますこの朝のあいさつの内容も毎日ホームページに掲載をしております。そして皆様に広くご利用いただいているロコモ予防体操の動画も楽しんでいただけます。
 ホームページを開かれた方に興味を持っていただけるよう新しい内容を取り入れながら見やすく、わかりやすい内容になるように努めております。ぜひ一度とは言わず定期的にもご覧いただければ幸いです。なお、ご不明な点やさらに詳しい内容についてご質問等などは病院までお問い合わせください。ぜひ一度ご覧になっていただければと思います。

令和6年1月18日(木):新田主任看護師

 私は7年前に外来に来られた293名の方に「在宅療養について」のアンケート調査を行いました。当時はコロナ感染症が発生する前で、国が2025年問題に向けて「病院から在宅」へと対策を勧め、当院も現在の形に改築する準備をしていた頃です。アンケートでは60歳以上の方の60%が「在宅での療養を希望」され、41%の方が「自宅で最期を迎えたい」と回答されていました。また、35%の方が「考えたことがない。わからない」と回答されていました。
 一昨年、私は父を自宅で看取りました。本人の「自宅に帰りたい」という思いと私たち家族の「本人の希望をかなえてあげたい」という思いから、介護保険を利用し、玄関やろう下に手すりを設置し、訪問診療・訪問看護など在宅での療養や自宅で看取る準備を整えました。入院中はコロナ禍のため面会など制限され、表情も暗くなりがちでしたが自宅に帰ってからは会いたい人に会い、食べたいものを食べ、次第に表情も明るくなり、看取るまでの3週間を家族や親族、友人とともに穏やかな時間を過ごすことができました。父は生前、相続に関することや自分の葬儀のことなどをまとめてくれており、葬儀会場では自分で作成した思い出の画像を流し、本人が希望する形で見送ることができました。
 1月1日に発生した地震により多くの方が犠牲になりました。富山県も大きく揺れ「もしかしたら・・・」と恐怖に襲われた方も多かったのではないでしょうか。病気や事故、災害などいつ自分の身に起こるかわかりません。いつか必ず迎えるであろう最期の日まで自分はどうありたいか、どう過ごしたいかを家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。
 本日の外来も予約が多く、混雑することが予測されます。待ち時間が長くなると思いますが、ご協力のほどよろしくお願いします。

令和6年1月17日(水):東山院長

 今朝は大変冷え込みました。街中が冷蔵庫になったような感じです。この冬一番の冷え込みのようです。道路の水たまりは、ことごとく凍っております。歩行の際、足元には十分ご注意ください。今日はこの後、寒気のピークは過ぎて日中、寒さは和らぐようです。そして今週末1月20日土曜日は、暦の上の「大寒」です。まだしばらくは厳しい寒さが続くようですので、体調の管理にお気をつけください。
 さて、この寒さの中ですが、少し昨年を振り返ってみたいと思います。思い返しますと昨年の夏、あの異常な暑さは今でもはっきりと思い出すことができます。それもそのはず、世界気象機関WMOの発表によりますと、昨年2023年の世界の平均気温は観測史上最も高い年になったそうです。産業革命前と比較して1.45度上昇しているとのことでした。一見すると大きな値ではなさそうですが、人間で例えるならば、平熱が36.5度の人が1.45度上昇すると、常に38度近くの体温となりますのでフラフラになってしまいます。これと同じく、地球もあちらこちらで悲鳴を上げ始めているのかもしれませんね。温室効果ガスの排出の大幅な削減努力をこれから私たちはしなければなりませんが、それとともにこの厳しさの増す環境の下で暮らしていくことになりそうです。老婆心ながら間もなく迎える大寒を前に早くも今年の夏の暑さを心配してしまいました。

令和6年1月16日(火):東山院長

 昨日から寒気の影響で冷え込みが強くなり、今朝は雪交じりの空模様となりました。今日も日中は気温が上がらず、凍えるような寒い1日になりそうです。寒さへの備えとともに通院の際の車の運転や来院時の足元には、くれぐれもお気をつけください。
 さて、2020年1月15日新型コロナの感染が国内で初めて確認されてから昨日で丸4年が経ちました。燎原(りょうげん)の火のごとく日本中に広がった新型コロナによって、昨年8月までに9万5,000人余りの方がお亡くなりになりました。本当に長い4年間でした。この間、ワクチンの開発や治療薬の登場により、その脅威は徐々に薄らいできました。そして昨年5月には感染症法の位置付けが5類に変更されてから、ようやく私たちの社会生活も次第にコロナ前に戻りつつあります。最近ではコロナに関する新聞記事はまばらとなり、片隅へと追いやられている感じがします。でも新型コロナウイルスはその後次々と変異を繰り返しながら私たちの免疫を回避して広がり、現在はオミクロン株の一種の「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」と呼ばれる変異ウイルスが世界的に増加し、国内でも主流となりつつあります。能登半島地震での避難所での感染も広がっているとの報道も目にします。4年経った今も、そしてこれからも感染対策の第一歩は予防です。手洗い、マスク着用、換気など適切な対応を取りながらこの冬も乗り越えていきたいものです。

令和6年1月15日(月):魚住診療情報管理士

 皆さんは病院の受付でマイナンバーカードによる保険証の確認をなさっていますか?いずれは保険証の確認と外来の受付が一度にできるシステムに変わっていくようですが、医療DXはまだ始まったばかりです。これから便利になっていく過程をみなさんとコミュニケーションを取りながら進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 さて、朝日町ではマイナンバーカードとLINEを活用した新しい公共サービスパス「ロコピあさひまち」がスタートします。明日(1/16〜)から毎週火曜日、正面玄関付近で利用登録を行いますので、朝日町にお住まいの方は外来の待ち時間やお帰りの際にぜひお立ち寄りくださいね。
 また、登録がお済みの方を対象に1月17日からはロコピ交通チケットの販売を始めます。マイナンバーカードに「まちバスチケット•紙の回数券15枚分」をチャージします。今年度3月までの初回特典だそうです。まちバスやノッカルのお支払いにご利用いただけます。料金は2,000円(障がい者手帳、助成券をお持ちの方は1,000円)です。中央受付で販売とチャージを行いますので、お気軽にお声がけください。
 当院は朝日町以外の地域からも多くの患者さんにご利用いただいています。あさひまちバスに愛本線や市振線があるように、入善町からお越しの患者さんがご乗車いただけるバス路線の実現も願っています。

令和6年1月12日(金):東山院長

 昨日は終日晴れて大変良い天候でしたが、今朝は小雨交じりで風も少し強めのようです。通院の際の車の運転や足元には十分にご注意ください。また、明日土曜日はこれから雪になるようで、冷え込みもありそうです。そして来週の土曜日(1月20日)は「大寒」です。今は寒の内ですが、これから2月上旬にかけて1年の中で最も寒さが厳しくなる時季になってきます。昨日、気象庁からこの先1か月の予報が出されました。それによりますと全国的に気温は平年より高い傾向となり、降雪量は北陸では平年並みか平年より少ない見込みだそうです。そんな寒さの中ですが、先日私はご近所の方から日本スイセンをいただきました。庭に咲いているのを取って来てくださいましたが、まだ多くはつぼみのままでした。部屋に飾らせてもらったところ暖かさのせいで、間もなく白く小さな花がたくさん満開となりました。部屋の中には透明感のある日本スイセンの甘い香りが漂いました。清楚な花とすがすがしい香り、凛とした気品ある日本スイセンに元気をいただきました。

令和6年1月11日(木):野口事務部長

 昨日の雨は上がりましたが、厳しく冷え込んだ朝を迎えました。日中の最高気温は8度の予報で、この時季としては少し暖かいようです。ただ、明後日13日頃から冬型の気圧配置が強まり、特に来週の15日から17日にかえて日本海側を中心に天候は荒れ模様となる恐れがあるようです。地震とともに急な積雪にも十分ご注意ください。
 さて、1月7日の日曜日、朝日町では「はたちの集い」いわゆる成人式がサンリーナで開催されました。私事で恐縮ですが、私の娘も二十歳を迎え、式典に参加しました。朝日町の対象者は105人で、当日の参加者は86人とのことでした。司会進行は成人者が行い、町民憲章の朗読や20年間を振り返る映像が流された後中学校時代の先生による祝福の言葉と小学校時代の先生からのビデオメッセージ、成人代表者2名による誓いの言葉があり、最後に出席者全員で記念撮影を行いました。また、当日は町の広報担当職員が撮影した写真が町の公式ラインを通じて、閲覧することもできました。
 私の娘も振袖を着ましたが、その振袖は、私の妻が約30年前の成人式に着たものでした。約30年の歳月を経て、娘がその振袖を着る姿を目の当たりにし、感慨深いものがありました。月並みな言葉ですが、娘が生まれてから二十歳までの月日は早かったなあと思うと同時に、これからも温かく見守り、応援していきたいと改めて思いました。

令和6年1月10日(水):東山院長

 今日は冷たい雨の朝になっています。空は厚い雲に覆われていて朝7時を過ぎてもまだ暗く、道行く自動車のヘッドライトが煌々(こうこう)と照らされていました。一方でこのところ、夕暮れの日没がほんの少しですが遅くなり、日中の時間が伸びているのを感じています。
 さて、昨日から県内の公立小中学校のほとんどで3学期の始業式が行われました。冬休みが終わり、新学期の学校生活ではインフルエンザや新型コロナの感染に気をつけながら元気に日々を過ごしていただきたいものです。
 気をつけると言えば、やはり地震です。昨日の夕方も6時頃に比較的強い揺れを感じました。私はちょうど手術中でしたが、幸いトラブルはなく無事に手術を終えることができました。長引く余震で不安の日々が続きます。1月1日の大地震、当院を受診された方の中には避難の際に転倒して骨折をしたり、ストーブの上のやかんのお湯がこぼれたりして火傷をした方などもいらっしゃいました。今後も大きな揺れを想定して、身の回りの危険を少しでも減らせるよう日々の備えが必要だと感じました。皆様もどうぞお気をつけください。まだまだ寒い日が続きます。暖かくしてお過ごしください。

令和6年1月9日(火):東山院長

 先週末からの寒気の影響で大変厳しい冷え込みと雪交じりの週初めとなりました。1月1日の能登半島地震から8日が過ぎましたが、依然として朝日町でもはっきりとわかるほどの余震が続いています。連日ニュースを聞くたびに犠牲者の数が増え続けており、未だに多くの安否不明の方がいらっしゃるようです。ちょうどお正月の帰省中でご家族が多く集まっていたことも災いしたようです。寒さの中、多くの避難生活の方々にも大変なストレスと思われます。1日も早い状況の安定化が待たれるところです。
 そして寒さと言えば、先週土曜日1月6日は「小寒(しょうかん)」でした。寒の入りとも言われ、これから立春の前日までの約30日間は寒さが最も厳しくなる「寒の内(かんのうち)」に入ります。この時季、免疫力が低下しないように寒さ対策を取りながら十分な栄養と睡眠に心掛けたいところですね。そして、インフルエンザや新型コロナ以外にも感染性胃腸炎などへの感染対策を続けていきましょう。

令和6年1月5日(金):東山院長

 1月1日の能登地震が発生して今日で4日目となります。楽しく過ごすはずだったお正月が一瞬にして恐怖や不安に変わってしまいました。石川県内では依然として多くの方が行方不明となっているようで、犠牲者は今後さらに増える可能性が指摘されています。ご家族のお気持ちは察するに余りあるところです。一刻も早い救出を願うばかりです。
 さてそんな中、地震のニュースで少し影が薄くなった感のあるインフルエンザと新型コロナですが、インフルエンザは学校が冬休み中のこともあり、学校内での感染が減ってはいるようですが、全体としては依然として高い感染者数が見られています。また、コロナウイルスにおいては従来のオミクロン株の一種で「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」と呼ばれる新たな変異ウイルスが全世界的に拡大し始めています。富山県衛生研究所によりますと県内でもこの新たなJN.1の感染が主流になりつつあるとのことです。
 明後日、日曜日からは本格的な冷え込みと雪の日が多くなるようです。引き続き感染予防対策をしつつ、寒さへの対応も含めて体調管理にお気をつけください。

令和6年1月4日(木):東山院長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年末のクリスマス前に降った大雪もすっかり融けてなくなり、穏やかなお正月を迎えていたと思っていましたが、1月1日午後4時10分、状況が一変してしまいました。石川県能登地方で大地震が発生し、多くの方が被災され、今も混乱が続いています。県内や朝日町でも大変強い揺れが起こり、一時は津波警報も出されていました。町内でも所によっては影響が出ているようですが、まさに2011年の東日本大震災を彷彿とさせる瞬間でした。当院では多くの方が入院されていましたが、通常の医療を継続しており大きな混乱は幸いありませんでした。今後は被災地の1日も早い復興を祈りたいと思います。
 さて、本日から当院は通常の外来診療となります。今年1年も住民の皆様の信頼に応えるべく地域医療の中枢病院として、診療を続けてまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和5年12月28日(木):東山院長

 今日は久しぶりに青空の広がる朝を迎えました。西の空には今年最後の満月がくっきりと浮かび上がっていました。そして先週末に降り積もった大雪もだいぶん融けて過ごしやすくなってきました。年内のまとまった雪の日はなさそうですが、その分、朝晩の冷え込みは強くなりますので体調管理にお気をつけください。
 さて、当院の今年の外来診療は本日が最終日となります。先週もお伝えしましたが、今朝は年末年始の診療体制と予定についてご案内申し上げます。明日12月29日から年明け1月3日までの6日間は通常の外来診療は全科で休診となります。この間、救急外来の診療は通常通り24時間受け付けております。年末年始に急に体調が悪くなったり、ケガなど急を要したりする際には当院の救急外来をご利用ください。診察については時間的に混雑したり、救急車の対応でお待ちいただいたりすることもあるかもしれませんので、ご了解ください。来院前にあらかじめ電話でご相談いただければ、より円滑に受診していただくことができます。また、入院中の皆さんにおかれましては年末年始中もこれまでと同様に継続して治療を受けていただけますので、ご安心ください。なお、年明け1月4日からは通常の外来診療となります。
 今年1年、当院を受診していただきありがとうございました。来年も皆様により信頼される病院となれるよう私たち職員一同、努力をしてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。それでは皆様、良いお年をお迎えください。

令和5年12月27日(水):東山院長

 今年も残すところ今日を含めて5日となりました。1年の締めくくりを迎えて、何となく気忙しさを感じる頃です。私も先日、年賀状の投かんを終えて、今年の節目としました。そしてこの時期、今年1年を振り返ってみますと、色んなことがありました。最も印象に残った出来事を少し振り返ってみたいと思います。
 まずは3年以上にわたる新型コロナとの闘いでは、今年5月8日に感染症法の分類が5類に引き下げられ、ようやくコロナを受け入れながらの社会生活が定着するようになってきました。当院でも現在はコロナ対応をしつつ、コロナ以前の通常の診療体制に戻っています。そしてその後の猛暑がありました。5月初め頃からすでに最高気温が30度以上の真夏日を記録し始めたかと思うと、その後の月以降は35度以上の猛暑日が連日のように頻発していました。このため全国で熱中症の救急搬送車が急増し、当院でもかつて経験のないような異常な状態が続いていました。さらにはこの秋になると、全国でクマが人里や民家へ頻繁に出没し始めたとのニュースが連日、聞こえてきました。県内でもクマに襲われてケガを負った人が9人に上ったようです。そのほかにも色々ありましたが、こうして振り返りますと私たちはまさに自然環境の中で生かされ、時には厳しい変化に対応しながら生活していることを改めて感じます。来年はできれば明るいニュースの多い年となるように祈りたいと思います。

令和5年12月26日(火):秋山認知看護認定看護師

 12月26日は日本初のプロ野球誕生の日だそうです。昭和9年のその日に今の巨人軍が創立されました。それから日本のプロ野球の歴史が脈々と続き、今ではメジャーリーガーとして大谷選手が太陽の光のように照らしてくれていますね。
 ところで本日は太陽の光と睡眠についてお話ししたいと思います。高齢になると睡眠が浅くなる。途中に目が覚めることが多くなる。睡眠時間が短くなるなどの特徴があります。また、心理的な要因や生活が不活発になることも一因です。さらに認知症がみられる方のほうが睡眠の問題が多くみられると言われています。
 太陽の光には体内時計を調整する働きがあります。光を浴びてから14時間以降に眠気が出てくると言われています。1日に少なくとも朝起きたときに30分から1時間、自然の光を浴びるのが効果的です。日中に眠気があるときは午後3時までに30分以内の昼寝をとるとよいです。反対に夜に強い照明を浴び過ぎると体内時計が遅れて早起きがつらくなります。生活の中で朝起きたときに太陽の光を浴びることを意識してはいかがでしょうか。

令和5年12月25日(月):東山院長

 今日はクリスマスです。テレビやラジオ、そして街中からもクリスマスの歌が流れ、聞こえてきます。先週の大雪もあって、まさにホワイトクリスマスとなりました。各ご家庭でも楽しいひと時を過ごされることと思います。
 一方で入院中の患者の皆様におかれましては日々、色んな思いを胸にしながら治療を続けていらっしゃることと思います。そこで入院中であってもクリスマスの気分を少しでも感じていただければと、当院では毎年、広報アメニティ委員会が企画するクリスマスコンサートを開催してきました。コロナ禍のため開催できない年もありましたが、今年は2年ぶりに12月22日、先週の金曜日に当院の2階のひすいホールで開催いたしました。ロコモ予防体操でおなじみの院内バンドと職員がお手伝いをさせていただきました。当日はたくさんの入院中の患者さんに参加していただきました。曲に合わせてクリスマスの歌を全員で歌いました。ほんのひと時でしたが、楽しそうに歌っていらっしゃる方々の笑顔に触れて、私たち職員も幸せをいただきました。音楽の持つ楽しさやすばらしさを改めて感じた1日でした。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

令和5年12月22日(金):清水放射線科副科長

 今日、12月22日は何の日かインターネットで調べてみましたところ、労働組合法制定記念日、ジェネリック医薬品の日、スープの日、視聴率の日、働く女性の日、はんぺんの日、と色々ありましたが、やはり馴染みは1年中で夜が一番長くなる日、冬至を思いつく方が多いのではないかと思います。ですが、今日は冬至とは縁もゆかりもない放射線のエックス線に関する話をいたします。
 エックス線は医療分野で広く利用されている電磁波の一種で、物質を透過する特性を持っており、レントゲン検査などで病変の発見に役立てられています。そこでですが、検査の時のエックス線をどのように発生させているかご存じでしょうか。実はエックス線はエックス線管という装置で発生させます。このエックス線管はラグビーボールに似た形の真空のガラス管で、内部にはマイナス極とプラス極があり、電気的に発生させています。
 具体的には放射線技師がスイッチを押すと、高い電圧がマイナス極とプラス極の間にかけられます。この電圧は数万から数十万キロボルトにもなります。その結果、真空中を高速で移動する電子が発生します。この電子の移動はいわゆる放電現象で金属の材料でできたプラス極に引き寄せられていき、電子核付近まで入り込んだ電子が原子核の力によって進行方向を無理やり変えられることによりエックス線が発生します。簡単に言えば、エックス線は電子を加速して金属をぶつけることで発生するのです。この原理でエックス線が出るのを発見したのがレントゲン博士です。およそ130年前のことです。基本的な原理はずっと変わらずに利用され、現代医療に役立てられています。

令和5年12月21日(木):野口事務部長

 冷たい風が強く吹く朝を迎えました。予報では今日の夕方から明日にかけて平野部でも警報級の大雪が降る恐れがあり、交通障害なども予想され、車での不要不急の外出を控えるよう呼びかけられています。また大雪に加え、風への警戒も必要で、陸上では最大瞬間風速25メートルの強風が吹く可能性もあり、通院の際には十分にご注意ください。ただ、この寒気は長続きしないようで、予報では年末年始は、雪の心配はなさそうとのこと。穏やかな年末年始となりそうです。
 さて、この時期は今年1年を振り返るとともに、来年に向けた抱負を立てる頃かと思いますが、皆さんはいかがでしょう。当病院の1年を振り返ると、ハード事業としては、今年2月から古い医師公舎の解体工事を行いました。そして敷地内薬局が9月1日からオープン。また、古い医師公舎の跡地には医療・福祉従事者用の民間アパートが建設中であります。また、今年7月末から8月上旬にかけて、経費削減のため病院の照明器具を全てLED化にしました。そしてソフト事業としては、医学生や看護学生の実習を積極的に受入るとともに、京都看護大学との連携・協力に関する協定を締結していることから、令和2年度以降、コロナ禍で休止していた看護体験ツアーを4年ぶりに再開し、同大学の看護学生3名に当院で看護体験を行いました。
 来年も地域住民の皆さんに必要な医療と介護を提供するため、医師や看護師等の医療人材を確保しながら、患者さんにとって信頼され、愛される病院となるように努めたいと思います。

令和5年12月20日(水):平木医事課係長

 今日はマイナンバーカードでの保険証確認についてお知らせします。
 マイナンバーカードで保険証を確認する方法は、マイナンバーカードを認証する機械で行います。当院では中央受付に2台設置しております。手順としては、マイナンバーカードを機械に差し込み、機械についているカメラでの顔認証、または暗証番号の入力を行うだけで保険証の確認となります。機械の画面が操作手順を示してくれますが、職員も手順をお伝えしますのでお気軽に中央受付でお申し出ください。また、マイナンバーカードでの保険証確認とともに限度額情報を提供いただくことができます。入院などで医療費が高額となる場合は保険者への限度額適用認定申請の手間が省けるとともに医療費の本人負担の軽減につながることもありますので、お気軽に中央受付までご相談ください。
 マイナンバーカードでの保険証確認は従来の紙の保険証の提示と同じく、月1回認証作業をしていただきますようお願いいたします。3か月以上確認作業を行わないと再来受付機が受付できない状態になりますので、ご注意ください。

令和5年12月19日(火):東山院長

 一昨日、日曜日から冬型の気圧配置が続き、今朝も厳しい寒さになっています。この後、寒さはいったん和らぐようですが、明後日、木曜から今週末にかけて再び雪の予報が出されています。体調の管理とともに屋外での事故やケガなどのないようにお気を付けください。
 そして今年も残すところ2週間を切りました。今朝は当院の年末年始の診療予定についてご案内申し上げます。年末12月29日から年明けの1月3日までの6日間は、一般の外来診療は全科で休診となります。この間に急に体調が悪くなったり、ケガなどでお困りなったりした際には、救急外来をご利用ください。来院に前にあらかじめ電話でご相談をいただければ、より円滑に受診していただけます。救急外来の診察については、時間的に込み合ったり、救急車の対応等と重なったりする場合などはお待ちいただくこともあるかもしれませんので、ご了解ください。
 また、入院中の皆様には年末年始もこれまでと同様に治療を受けていただけますので、ご安心ください。なお、年明け1月4日からは通常の外来診療となります。
 さて、今週金曜日は「冬至」です。寒さが厳しくなるとゆっくりと柚子湯にでも入りたくなりますが、熱すぎるお湯ではヒートショックに危険もありますので、長湯にはお気をつけください。

令和5年12月18日(月):東山院長

 昨日から冬本番となりました。降り始めた雪と凍えるような寒さ。街中は雪景色に変わっています。毎年の雪でも降り始めの頃には、まだ感覚が慣れていないため注意が必要です。車の運転や歩行の際には十分にお気をつけください。
 そして寒さとともにインフルエンザが全国で広がっています。2019年1月以来、5シーズンぶりに警報レベルに達しました。県内でも同じように感染が拡大しています。特に学校や保育所などでの集団感染が続いています。一方、新型コロナウイルスの感染状況ですが、これも全国的に増加傾向にあり、3週連続で感染者数が増えています。県内でも同様に少しずつ増加の傾向がみられている状況です。寒さ本番となるこれからの時季、これからも感染予防対策を続けることで可能な限り、「うつらない。うつさない」の対応を取るようにしたいですね。院内でもマスクの着用、検温、手指消毒などの対応につき、引き続き皆様のご協力をお願いいたします。
 今日から明日にかけて、厳しい冷え込みが続くようです。体調管理にお気をつけください。

令和5年12月15日(金):藤原介護福祉士

 今日は人と人とのつながり、関係を意味する「縁」について話をしたいと思います
 私は大学生時代は県外で過ごしました。大学での出会いはそれぞれの地元や方言が違う私にとっては、とても新鮮なものでした。初めはどのように話をしたらよいのかわからず、戸惑うこともありましたが、言葉を交わすうちにそれが楽しい日常となっていきました。さらにそこでの出会いを通して貴重な経験をいくつもすることができました。大学を卒業してもうすぐ1年が経とうとしています。大学時代の友人と連絡をとって会うこともありますが、少しずつ会う機会が減っていくかもしれません。ですが会えた時には色々な話をして、時に思い出を振り返ることができるような関係でいることができたら良いと思います。
 「縁」とは、いつどんな時にあるかわかりませんが、1つ1つの出会いがきっと意味を持ち、今私はここに居ることができていると思うので、そのことに感謝しながら、忘れずに日々を過ごしていきたいです。

令和5年12月14日(木):東山院長

 昨日は日中晴れて、比較的穏やかな1日でした。昨日の夜のニュースを見ていたところ、ここ一両日が、ふたご座流星群の見頃のピークとのことでした。ちょうど月が新月となり、8年ぶりに月明かりのない好条件になるとのことです。流れ星といえば思い出すことがあります。今から14年前、私は病院の職員と一緒に初めて朝日岳へ登りました。経験のある方はご存じかと思いますが、傾斜のきつい山道を延々と歩く、かなり厳しい登山でした。幸い天候にも恵まれ、山小屋でおいしい料理をいただき、楽しく過ごすことができました。深夜に目覚めて山小屋の外に出てみました。ふと空を見上げると漆黒の空に満天の星。無数の星が天から今にも落ちてきそうになるくらい、すぐ近くに見えました。そして、あちらこちらの方向から絶え間なく流れ星が白い光の線を夜空に描き、まるで星と星がぶつかりそうなくらいに見えました。あまりの美しさに首が痛くなるのも忘れて、夜空の天体ショーをしばらく見上げていました。そして気付けば願い事をするのもすっかり忘れていました。流れ星と聞けば、今でもあの時の光景と感動がよみがえってきます。
 さて、昨日のふたご座流星群、皆様はいかがでしたでしょうか。残念ながら私は見つけられませんでした。冷たい夜風に負けてすぐに家の中に入り、暖をとりました。条件が良ければ今夜もチャンスが続くということです。どうなることでしょうか。

令和5年12月13日(水):井本看護師

 入職して早8か月が経ち、もう12月。残す日も少なくなってきています。
 さて皆さん、お酒は好きですか。私は大好きです。一人酒も良いですが、特に友達と一緒に飲むことが大好きで、休みの日はよく飲みに出掛けています。しかし、お酒の飲み方には注意が必要です。お酒の摂り過ぎは、肝疾患や脳卒中などの他にも様々な病気の要因になりかねません。また、飲み方によっては周囲に迷惑をかけてしまうこともあるため、自身のアルコールの許容量を知ることも大切ですね。なお、アルコールの適切量に関しては厚生労働省のホームページに記載されているので、気になった方はぜひ、ご参照してください。
 一方で適量の飲酒は、循環器疾患に保護的に働くと言われており、また人付き合いも円滑にできるという利点もあります。これからの時期、お酒をたしなむ機会が増えると思いますので、節度ある適度な飲酒で今年1年を少しずつ振り返っていきたいですね。

令和5年12月12日(火):東山院長

 12月も半ばに入り、今年も残すところ今日を含めて20日となりました。この頃になると、年末恒例の行事が色々と開催されますが、その中の1つに「今年の漢字」があります。毎年、その年の世相を表す漢字一文字を全国から募集し、その中から1番多いものが発表されます。そして今日がその発表日になっているそうです。元々、12月12日は「漢字の日」となっていて、「毎年いい字を少なくとも1字は覚えましょう」とのことで12月12日が語呂合わせになっているようです。1212「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」だそうです。
 本日、京都清水寺で発表されます今年の漢字。さて、皆様はどのような1字を予想されるでしょうか。私は燃料費や食料品などの生活の周りの全ての物価の値上がり、高騰が強く印象に残った1年でしたので、「高」という字が頭に浮かびました。ちなみに昨年の一文字は「戦」でした。また、過去にはお金の「金」、災害の「災」など複数回、選ばれている漢字もあるようです。でも、できることなら「幸」「福」「笑」などが並ぶ年になってもらいたいものですね。

令和5年12月11日(月):魚住診療情報管理士

 今日は日中の気温が昨日に比べさほど上がらないようですので、暖かくしてお過ごしくださいね。
 さて、みなさんは普段どんな時に音楽を聴いていますか。わたしは車を運転している時に、お気に入りの曲をシャッフルして聴いています。最近は、ザ・ビートルズの「ホワイトアルバム」や「アビイ・ロード」を聴いていることが多いです。おすすめの曲は“Here comes the sun”です。1969年に発表されたジョージ・ハリスンの楽曲です。「お日様が出てきたよ!もう大丈夫!長くて寒い孤独な冬が過ぎて、みんなに笑顔が戻ってきたよ」春の訪れ、ぽかぽかした日差し、雪解けの喜びが良く伝わってくる優しいメロディーです。
 3年前、新型コロナウイルス感染症に罹った患者さんたちが元気になって退院される度に院内放送でこの曲を流し、皆で喜びを分かち合い、励まし合っている様子がワールドニュースで流れていました。時代を超えて多くの人々の心に響く一曲となりました。ビートルズの楽曲は聴き馴染みのあるフレーズが多いと思いますが「聴く度に新たな発見がある」と言われています。懐かしい曲を聴いたり歌ったりすると元気になれるそうですので、ぜひ聴いてみてくださいね。

令和5年12月8日(金):東山院長

 年の瀬が近づいてきました。2週間後の今月22日は冬至になります。これから1年のうちで最も昼の時間が短い時期になっていきます。でも、日没が最も早いのは冬至より前で、実は今頃が一番1年の中で最も日の入りが早い時期になっているようです。そういえば夕方になるとあっという間に暗くなってしまいますね。
 そして年末が近づくにつれて、街中やテレビ、ラジオからはクリスマスソングが聞こえ始めてきました。多くのクリスマスソングの名曲の中の1つにジョンレノンの「ハッピークリスマス」があります。ご存じの方も多いかと思います。この曲は、当時アメリカが関与していたベトナム戦争への抗議の思いが込められていて、「もし君が望めば戦争は終わる」と歌っています。そんな彼は1980年12月8日、凶弾に倒れ、この世を去りました。当時私は大学生で車の中で、ラジオのニュース速報でこの事件を知り、衝撃を受けたことを覚えています。あれからちょうど43年過ぎた今も世界の各地では、戦争はまだ続いています。天国のジョンレノンはどんな思いで見ているのでしょうか。ふとそんなことを今朝考えていました。
 さて、今日は明日にかけてこの時期としては晴れて暖かく、穏やかな天候が続きそうです。この時期の晴れ間、貴重に使いたいですね。

令和5年12月7日(木):野口事務部長

 今日は昨日とは打って変わって雨の降る朝を迎えました。日中の最高気温は12度の予報で、雨が降るものの平年並みの気温のようです。
 さて、一昨日の火曜日、所要で富山大学附属病院に行き、その帰り道の風景のことをご紹介します。ご存じの方もいることと思いますが、北陸自動車道の富山西インターから富山インターに向かう途中、少し下り坂になる場所があります。そこから見下ろす風景は、まさに圧巻で、富山市のキャッチフレーズ「立山あおぐ特等席」、まさにその風景が広がります。立山連峰が一望でき、富山の市街地が眼下に見渡せます。当日の火曜日は曇り空でしたが、比較的雲が少なく、立山連峰もよく見えました。おそらく夕方には夕日に照らされた山々がピンク色やオレンジ色に染まり、幻想的に広がる光景となったことと思います。
 車に同乗していた方は、富山県出身ではなく、「富山に来て、この風景にすごく感動します。このような風景は他では見ることはできないでしょう」と話されていました。朝日町を含め、富山県は山々に囲まれていることを改めて実感しました。ちなみに富山県の地名の由来は、平安時代前期から室町時代初頭の間に開発されたとされる土地の外山郷(とやまごう)で、現在の呉羽山付近だそうです。漢字では、「外(そと)山」と表記され、山の外側にある地域を意味しているそうです。立山連峰など山が見えることから「山が豊かな場所」ということで現在の富山と名付けたという説もあるようですが、どうも俗説のようです。

令和5年12月6日(水):東山院長

 今日は抜けるような青空の広がる大変よいお天気の朝になりました。日中の気温も15度を超える見込みだそうで、過ごしやすい1日になりそうですね。今週は比較的、暖かな日が続く見込みです。
 さて、遠くの山の雪が次第に近くの山へと広がり始める頃、街中の木々の紅葉もそろそろ終わりを迎えます。私はこの時季の紅葉見物として毎年、宮崎地区にある明光寺さんのオオイチョウの木を楽しませていただいております。このオオイチョウ、高さは20メートルほどあろうかという大きな木々が立ち並んで、天に向かって高々と生い茂っています。春から夏には青々とすき間なく生えた葉は、やがて秋には黄色味を帯び始め、季節の深まりとともにその色を濃くしていきます。そして今の時季、落ち始めた葉は、やがて地面を黄色一色に変えます。雨上がりや小雨交じりの日には濡れた落ち葉の黄色がより一層、明るく鮮やかに輝き出します。一歩足を踏み入れると、この巨木の周りだけがまるで別世界のような幻想的な空気に包まれているのを感じます。古刹の黒との見事なコントラスト。まさに黄色の世界に迷い込んだように感じます。
 生活のすぐ近くには、すてきな自然の美しさが四季折々に広がっています。見どころいっぱいの朝日町。これからも楽しませていただきたいと思います。

令和5年12月5日(火):東山院長

 今日も昨日に引き続き、日差しの差すさわやかな朝を迎えましたが、その分、大変冷え込んでいます。病院の周りの田畑には霜柱が見られました。これからは晴れの日はとても貴重ですが、冬場に向けては天候の荒れる日もあると思います。雨、風、雪などが強くなると注意報が出され、さらに危険性が増せば警報となります。
 現在、県内を含めて全国では季節性インフルエンザの感染拡大が異例のペースで広がっています。コロナ禍の3年間は全く流行のなかったインフルエンザ。この間、免疫力の低下とコロナ禍の行動制限が解除されたこともあって、夏場の9月中旬から早くも流行期に入りました。その後、県内では11月上旬には定点医療機関あたりの感染者数は注意報レベルとなり、さらに11月末には警報レベルに迫る勢いをみせています。お隣の石川県ではすでに警報が発令されている状況です。特に15歳以下の感染が7割を占めていますので、学校や保育所では注意が必要です。
 暴風雪の注意報や警報の出ている日の天候の悪さは容易に想像ができ、外出を控えることも多いと思います。同じように目に見えないインフルエンザの猛威が今、吹き荒れている状況です。高齢の方や呼吸器疾患のある方にはワクチン接種を受けることで重症化予防に備えることも推奨されています。この冬に向けて身の回りの感染のリスクを常に頭に入れ、従来の三密回避、手洗い、適切なマスクの着用などの対策をこれからも続けていきたいものです。

令和5年12月4日(月):東山院長

 11月末から冷たい雨模様の天候が長い間続いていました。昨日は大変強い風が吹いて、夕方には雪あられも見られました。一転して今週は今日も含めて晴れ間の出る日も多く、気温も高目で比較的過ごしやすくなる予報が出されています。気になる初雪ですが、県内の平地ではまだ先になるようです。ちなみに昨シーズンの初雪は、12月14日で平年より11日遅くなっていたようです。
 雪が遅く、少ないほど私たち一般の生活は過ごしやすくなりますが、一方で逆に弊害もあるかもしれません。その1つがクマの冬眠の遅れがあります。このところ全国からクマによる被害のニュースが流れています。富山県の公式ホームページを見ても一面のトップ記事にクマによる人身被害の緊急情報が出されています。コロナやインフルエンザと同等、あるいはそれ以上に危険な位置付けとして捉えられているようです。思いもよらないような場所にもクマの目撃情報もあるようですので、私たちも気を付けたいものです。
 そしてインフルエンザの流行の拡大が依然、続いています。コロナも含め三密の回避、手洗い、消毒、適切なマスク着用など感染予防を続けましょう。また、ワクチン接種も併せて行うとより効果的です。当院でも受付をしておりますので、ご希望の方はお問い合わせください。

令和5年12月1日(金):東山院長

 今朝、月別のカレンダーを1枚めくりました。今年もとうとう残りは1枚になりました。師走に入ると、この1年を振り返る今年の10大ニュースもそろそろ、あちらこちらから聞こえてきそうです。そしてこの頃によく口にする言葉に「時の経つのが早く、年を取るごとにいっそう早くなっていく」。
 私も時々、口にしますが、ではどうして年齢を重ねるごとに時間の経過が早く感じるのでしょうか。この疑問に関して、実は科学的に答えを出す研究をしている方がいらっしゃいます。東京理科大学の桜井進さんは、フランスの哲学者が発案したジャネーの法則という仮説を用いて説明しています。それによりますと、生涯のある時期における心理的な時間の長さは、年齢に反比例するとのことです。具体的には、1歳の時の1年間の体感時間を1とすると、10歳が10分の1、60歳で60分の1、つまり60歳の人は1歳の子供の60倍の速さで時が過ぎるため、あっと間に1年が終わるというものです。 そういえば子どもの頃、すっかり日が暮れてしまうまで、いつまでも夢中になって外で遊んでいられた時間の長さと現在の自分の1日の時間の早さを比べると、私も十分にうなずける気がいたします。
 だからといって、老いても悲観することはありません。昔の自分や他人と比べることなく、新しい体験や仕事に挑戦することで、充実した時間を長く過ごせるとも桜井さんは述べています。いくつになっても大切な自分の時間を過ごすようにしたいものですね。

令和5年11月30日(木):野口事務部長

 冷たい雨の降る朝を迎えました。通勤途中の車のフロンドガラスには、アラレも交じっていました。日中の気温も朝よりも低くなる予報となっています。強い雨で視界が悪くなりますので、通院の際には車の運転や歩行には十分ご注意ください。
 今日で11月も終わり、明日から12月となります。12月の声を聞くだけで、何かと気ぜわしい気持ちになります。これから年末年始にかけて、クリスマス、忘年会、お正月などが続きますが、体調管理には気を付けたいものです。
 さて、昨日の新聞に3つの感染症が県内で拡大しているとの記事がありましたので、少しご紹介します。県内で流行している3つの感染症は、インフルエンザ、プール熱、溶連菌咽頭炎(ようれんきん咽頭炎)です。いずれも子どもがかかりやすく、高熱などの症状が出ます。特にインフルエンザは11月13日から11月19日までの1医療機関当たりの患者数が平年の約7倍となっています。そして新型コロナの新規患者は10週ぶりに前の週より増えています。これからの寒い季節にこれらの感染症は拡大する傾向にあります。感染症の予防対策は、基本的なことですが、手洗いとうがい、そしてアルコール消毒です。これからの年末年始を楽しく、有意義に過ごすためにも、基本的な感染予防を継続することが大切です。

令和5年11月29日(水):東山院長

 昨日から冬型の気圧配置となってきました。今日も気温は低く、冷たい雨と強い西風が吹くようですので、暖かくしてお過ごしください。
 さて、これから冬に向けて、たまに晴れた日はとても貴重な日になります。皆さんは、晴れの日はどのようにして活用していらっしゃるでしょうか。私は晴れた日には、ジョギングや散歩を楽しむことがあります。先週の日曜日、青空の下、その日はいつもの散歩のコースから少し外れた道を通ってみました。すると、畑の中に一本の木がありました。その細い枝の先には、白から淡いピンク色の小さな花びらが点々を咲いていました。ちょうど持ち主の方がいらして、その花が冬桜であることを教えていただきました。
 この冬桜、山桜と豆桜が交配して生まれたとのことですが、一般には10月から1月頃に咲く桜の総称として使われているそうです。葉が小さいことから、小葉桜(コバザクラ)とも呼ばれるとか。冬の寒く澄み切った空に、凛とした姿で咲く冬桜。その姿はとても美しく心が温まり、背筋の伸びる思いがしました。春に咲き乱れる華やかな桜とはまた趣が異なり、冬桜に深い味わいを感じた1日でした。

令和5年11月28日(火):東山院長

 先週の後半から大変目まぐるしく天候が変化しています。小春日和を通り越して初夏を思わせるような暖かな日になったかと思えば、一転して雪に変わるほどの寒さになったりと。また昨日と一昨日は日の差す穏やかな天候でしたが、一転して今日からはしばらくの間、冷たい雨模様が続くようです。冬に向かって、北陸特有の天候になりつつあるようですね。気温や気圧の変化が大きく、まだ体が十分に冬の気候に慣れていない時期は、私たちの身体に大きなストレスがかかります。家庭内ではできるだけ各部屋での温度差が大きくならないように気をつけたいものです。そしてバランスの摂れた食事と十分な睡眠で、体の免疫力も保つようにしましょう。そして、そうこうしている間に11月も今日含めて残すところ3日となりました。この時期、来年に向けていろいろ準備も始まる頃です。
 先日、私は来年に使う新しい手帳を購入しました。また新しいページにいろいろと予定を書き込むことになりそうです。そしてまたこの時期になると、新年の挨拶を控えるお知らせの喪中のはがきも届くようになりました。これから年の瀬と新年に向けて、時が進んでいるのを感じる今日この頃です。今日はこの荒れた天候ですので、足元が悪くなっております。通院の際には十分にお気をつけください。

令和5年11月27日(月):秋田看護師

 今日は私の出身地である京都府亀岡市についてお話したいと思います。
 皆さん京都はご存知であると思いますが、亀岡という街をご存知でしょうか。2020年には約2万人を収容できるサンガスタジアムが設立されたり、全国で初めてプラスチック製のレジ袋を提供禁止にする条例を制定したりと、新しい取り組みに力を入れています。
 その一方で、歴史と自然が調和する街とも言われています。亀岡の三大観光には保津川下り、嵯峨野トロッコ列車、湯の花温泉があります。そこで今の時期有名な嵯峨野のトロッコ列車について紹介します。嵯峨野トロッコ列車の醍醐味は、何といっても紅葉シーズンです。ライトアップが行われ、消灯された車内から見る紅葉は美しく「光の幻想列車」と称されるほど幻想的に彩られ、見る人を魅了します。お値段何と880円なので、皆さんも京都へ来られた際はぜひ亀岡へお越しください。

令和5年11月24日(金):白又医療安全管理室師長

 本日は医療安全推進週間についてお話をさせていただきます。
 厚生労働省は「患者の安全を守る」ことを中心とした総合的な医療安全対策を推進するため、11月25日を含む1週間を「医療安全推進週間」と定めています。なぜ11月25日かと言いますと「いい医療に向かってGO」という語呂合わせからきています。当院では、本日11月24日から11月30日までを医療安全推進週間とすることにしました。
 当院における今年度の取り組みとして2つ紹介させていただきます。1つ目は医療安全標語についてです。毎年4月、職員より医療安全標語を募集し、その中から30件を選び、表彰を行っています。143件から選ばれた標語は各部署に掲示し、危険予知や安全意識につなげています。2つ目は患者様が安全な医療を受けることができるよう、「患者安全」への取り組みを各部署において発表してもらい、フォトアルバムとしてまとめました。多くの患者様に私たちの取り組みを見ていただくことにより、患者様とともに医療の安全性を高めることにつながるのではないかと思います。各部署の特徴が出ており、時間をかけ一生懸命フリップを作成してくれました。そのフリップとともに、職員のすてきな笑顔もたくさん写真に収めてきました。医療安全標語、クリップ、フォトアルバムは中央受付け横にあります。診察の合間やお時間のある時に、ぜひお立ち寄りください。
 本日から25日にかけて、気温がぐっと低くなるようです。新しくした私の石油ファンヒーターもようやく本格デビューを迎えることになりそうです。寒暖差が激しい時間時期ですので、体調管理を行い、良い週末をお過ごしください。

令和5年11月22日(水):犬田主任看護師

 今日は言葉や言葉遣いが人にどう影響を与えるか、少しお話させていただきます。
 言葉には力があります。時には人を傷つけ、時には人を救う。それが言葉の力。皆さんも誰かの何気ない一言で傷ついたことはないですか。言った本人は全く無意識で悪気がなかったとしても、聞き手側が不快な思いをすれば、それは相手を傷つける言葉になります。また、わざと相手を傷つける言葉を発する人もいます。不快な思いをした時や、相手にやり返すために発する言葉です。それらの言葉は人の心に傷をつくります。暴力で身体的な傷を与えるよりも大きな傷を与えられることもあります。相手を傷つける言葉や汚い言葉は、積み重ねてきたツキが飛んでしまうのだそうです。
 一方、言葉が人を救うこともあります。人からの応援の言葉は大きな力となりますし、つらく苦しい時の励ましの言葉は、心の支えとなることもあります。そして、人から後押しされた言葉によって、やる気になったり、行動に移せたりすることによって人生を大きく変えることもあります。汚い言葉をきれいなプラスの言葉に変えるだけで、心が変化し、ツキはやがてやってきます。
 「言葉は想念の表れ」というように、汚い言葉を口にすると、その言葉どおりの人生となるかもしれません。イライラした時はひと呼吸おいて、自分にも相手にもやさしい言葉を選択することを意識したいものです。

令和5年11月21日(火):魚住診療情報管理士

 久しぶりに青空の朝を迎えました。早いもので来週金曜日からもう12月です。先週まだ少し早いかなと思ったのですが、車のタイヤを交換しました。日に日に寒くなってきましたので、冬支度は早めの備えを心がけたいですね。また、体調を崩されないよう十分注意なさってください。
 さて、この度、1階中央受付において、朝日町の住民の皆さんを対象にノッカルの会員登録の申し込みを承ることにしました。定期通院や入退院の際に、ぜひご利用ください。ノッカルの乗車にはあらかじめバスの回数券を用意しておく必要があります。お1人の場合は片道3枚、600円相当。相乗りの場合は、お1人あたり片道2枚、400円相当が乗車料金となります。中央受付で会員登録の申込みとバスの回数券のご購入が1度にできますので、大変便利です。ご希望される方はどうぞ気軽にスタッフにお声掛けください。

令和5年11月20日(月):山本看護部長

 今日もですが、土日は本当にひどい雨でしたね。また本当に寒くなりました。この週末、私が長年お世話になっていたある飲食店が閉店したのですが、今朝はこのお店のご主人の話をしたいと思います。
 定年に近くなって私がこのお店に行き始めたのは20代半ばの頃なので、いかに長年通っていたかがわかると思います。お店は家族でやっておられますが、ご主人は私の親の年代で手が空くと店を開店した頃の街の様子や、全国を旅した体験談などを話してくれました。昭和の懐かしさを想像しながら、その時代を感じ、面白く話を聞いたものです。仕事に出るときは、いつもビシッとネクタイとスーツという姿で、背筋がピンと伸びていて、接客の誇りが感じられました。
 そのご主人が大事なお店を息子さんに託し、「自分だけのお店を作りたいんだ」と、1人で新しい店を開店したのがちょうど10年前の10月。ご主人が何と80歳の時でした。趣味のように営む店だと言って、天気の悪い日はお休みでしたし、ここ数年のコロナ禍で営業できなかった時期もあったようですが、それでもたくさんのファンが通っていたはずです。そして今年、90歳になったのを機に、お店の終了を決められました。現在も元気でいらっしゃいますが、いくつになってもピシッとスーツにネクタイで決めたご主人の姿にプロ意識を感じ、私はその出で立ちをずっと忘れないと思います。
 今や人生100年時代で、定年に年齢制限がない時代が来ると言われています。そうなると、ついつい「いつまで働くかな?」と考えがちですが、このご主人から自分で限界を決めてしまうのではなく、「これからできることに目を向けること」を教わりました。今度会った時には改めて敬意を伝えたいと思います。
 何かを始めるタイミングには年齢が必ずしも弊害ではなく、もう遅いっていうこともなく、自分の気持ち次第なのかもしれませんね。もう1つ、私たちも白衣を着たら、ビシッと仕事をするプロでいたいものだと思います。

令和5年11月17日(金):東山院長

 ついこの間まで、遠くの山の頂に見えていた雪が少しずつ、近くの山々にも迫ってきています。今週に入ってから急激に気温が低くなり、また強い雨も降ったりと荒れた空模様になりました。昨日は日中の寒さは少し落ち着きましたが、今日は終日雨模様で寒い1日になりそうです。気温の差が大きくなっている時季ですので、体調管理にお気をつけください。
 さて、先週のニュースを見ていましたら、すでに全国各地の大きな神社では、お正月の参拝者への準備が始まっているようです。巫女さんたちがお守りや縁起物を忙しそうに仕分けをする様子がテレビで流れていました。また、NHKの大晦日の紅白歌合戦の出場者の発表のニュースもありました。年の瀬へ向けて、世の中は少しずつ動いているようです。
 今年の気象は予測が難しいようですが、例年ならば県内にも、11月末には初雪が降ることもあります。11月もすでに半ば過ぎ、あと2週間もすれば初雪がちらつくかもしれません。これから庭木の雪囲いや自動車の冬用のタイヤ交換など、忙しくなるご家庭も多いことかもしれません。そしてインフルエンザですが、現在、県内でも大変流行しており、直近1週間の感染者数は注意報レベルになっています。今後も感染の予防対策を続けて体調管理にお気をつけください。

令和5年11月16日(木):久保田 緩和ケア認定看護師

 私は緩和ケア認定看護師で、普段は病棟で勤務しています。
 皆さんは「緩和ケア」という言葉を聞いて、どのようなイメージが浮かびますか、がん患者さんや終末期の患者さんのケアをする看護師と思われる方が多いかもしれません。
 緩和ケアとは、身体や気持ちの辛さを和らげるための医療やケアのことを言います。特に重い病気の方々は病気そのものだけでなく、検査や治療及び日常生活など、お金の負担も考えざるを得ないこともあると思います。また、ご家族にとっても、今までの生活が一変するような負担を強いられる場合があります。
 今は日本人の2人に1人が「がん」になると言われています。自分自身のため、そしてご家族のために緩和ケアを覚えて欲しいと思います。

令和5年11月15日(水):水島管理栄養士

 昨日の11月14日は世界糖尿病デーでした。院内糖尿病委員会では糖尿病週間として、13日(月)から総合受付横にて内科の福田医師作成の「糖尿病について学んでみよう」の掲示、本日は糖尿病相談会、明日は糖尿病教室を開催いたします。相談会は総合受付横にて9時から11時までを予定しています。随時血糖測定や糖尿病に関する相談などお気軽にお立ち寄りください。
 さて、日本糖尿病協会ではアドボカシー活動をしています。「アドボカシー」とは生命や権利、利益を擁護して代弁することを言います。医療では、自分の意志をうまく伝えることのできない患者さんに代わって、意志や権利を代弁すること「患者の擁護」を意味します。そして、このアドボカシーを考えるにあたって外すことができない言葉が「スティグマ」です。スティグマは不名誉な烙印、恥、不信用のしるしを意味し、ある特定の人に対して否定的な価値を付与することです。社会的偏見による差別です。
 スティグマを放置すると、糖尿病であることを周囲に隠し、適切な治療の機会損失、重症化につながり、医療費の増大、社会保障を脅かすという悪循環に陥り、個から社会全体のレベルまで様々な影響を及ぼします。スティグマをもたらす言葉として、療養指導は治療支援、治療サポート、医療、治療、啓発。指導は支援、教育、相談、アドバイス、糖尿病患者は糖尿病のある人、糖尿病がある人、血糖コントロールは血糖管理、血糖マネージメント、服薬(注射)コンプライアンス、アドヒアランスは服薬実施率、健康な人と変わらないは糖尿病のない人と変わらないになります。
 私はこのアドボカシーもスティグマも知りませんでした。そして今まで糖尿病のある患者さんに一方的な指導をしてきたことを反省しました。これからは偏見にならない言葉遣いを考えながら、患者さん主体の治療支援を目指していきたいと思います。

令和5年11月14日(火):秋山認知症認定看護師

 雨や曇り空の日が続き暗い気持ちになりがちですが、本日は「シルバー川柳」というユーモアにあふれた川柳をご紹介させていただきます。少しでも朝から楽しい気持ちで過ごせればと思います。
 ・自己紹介 名前 出身 趣味 持病
 ・期限切れ 犬にやらず オレに出す
 ・金貯めて 使う頃には 寝ったきり
 ・欲しかった 自由と時間 持て余す
 ・マイナンバー ナンマイダーと 聴き違え
 ・免許より 夫返納 したい妻
 ・厚化粧 笑う亭主は 薄毛症
 ・書き込んだ 予定はすべて 診察日
 ・骨が減り 知人も減るが 口減らず
 ・ひ孫の名 読めない書けない 聞き取れない
 日々ユーモアをもって生きていきたいですね。

令和5年11月13日(月):東山院長

 つい先週までは夏日の暑さでしたが、昨日からは師走並みの寒さとなりました。晩秋の寒さに思わず身震いをして、背中を丸めました。本格的に寒いと感じたのは本当に久しぶりのような気がしました。 今日も昨日以上の寒さと冷たい雨が続くようです。まだ寒さに体が十分慣れていな時期です。体調の管理には、今まで以上にどうぞお気をつけください。
 そして寒くなるとお風呂の温かさが心地良い季節でもあります。でもこれから冬に向けて入浴時に気をつけていただきたいのが、ヒートショックの予防です。私たちの血圧は気温が低いときには、血管が縮むことで高くなります。一方、気温が高くなると血管は広がり、逆に血圧は低くなります。この血圧の上がり下がりの変化が急激に起こると、心筋梗塞や脳梗塞といった血管の障害を起こしやすくなります。気温差が10度以上あるとヒートショックが起こりやすいとされています。これからは、暖房で温められた部屋からお風呂場の寒い脱衣所や洗い場、そして温かい浴槽と気温の上下が起こる環境は、体にとって大きなストレスと危険が潜んでいます。入浴時のヒートショックの予防には、脱衣所と浴室の温度をあらかじめ、差がなくなるように温めておくことです。そして、お風呂は41度以下として、お湯に浸かるのはなるべく15分以内にしましょう。そしてかけ湯をしてからお湯に浸かる。さらには入浴の前と後にコップ1杯の水分を摂るなどが勧められています。今晩も寒さが続きますのでご参考にしていただければ幸いです。

令和5年11月10日(金):松本副看護師長

 今日は七五三についてお話をします。来週は七五三ですね。七五三は3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子が、これまでの無事の成長を祝いこれからも健やかに成長するよう祈願する行事で、11月15日に晴れ着を着て神社に参拝する習わしがあります。最近は混雑を避けて日付をずらしてお参りする方が多いようです。また、七五三の千歳あめには「細く長く粘り強く、いつまでも健康で長生きして欲しい」と願いが込められた縁起物だそうです。
 私の娘たちも10年前に七五三をしました。そのときに娘は私が七五三の時に来ていた着物を着てお参りをしました。その着物を今年は姪が着て、七五三をすることになりました。自分が着た着物をこうやって受け継がれていくことに感慨深いものを感じ、着物を作ってくれた祖母に感謝するとともに着物っていいものだなあとも感じました。皆さんのご家族の七五三はどうでしたか。アルバムなどを開いて思い出話をしてみるのもいいですね。これから七五三を迎えるお子さんやご家族にとって、良い日になりますように、そして今日も皆様にとって良い日となりますように。

令和5年11月9日(木):東山院長

 良く晴れた朝を迎えました。日中の最高気温も22度の予想で、この時季にしては気温が高く穏やかな1日となりそうです。
 さて先日、私はリニューアルオープンした町のふるさと美術館を訪れ、現在、開催中の朝日町美術展を鑑賞してきました。リニューアルされた ふるさと美術館は、以前の「なないろKAN」を改修した施設です。7月7日の新美術館オープン以降の来館者数は、約2か月間で移転前の年間来館者数を大幅に上回る約7000人に上っています。展示室も増えたことで、今後も特別展や企画展をはじめ常設展示も充実したものになるようです。この美術館周辺には不動堂遺跡や歴史公園、まいぶんKANなどの文化施設にも歩いていけます。また、目の前には朝日岳などの大自然の風景が広がり、眺めも良く、落ち着きのある空間となっていました。皆さんの中にも既に訪れた方もいらっしゃると思いますが、まだという方には11月19日まで町の美術展が開会中ですので、ぜひ、訪れてみてはいかかでしょうか。町美術展と同時開催として朝日町小中学校美術展も開催されています。
 そしてこの美術館内には、飲食スペースがあります。訪れた際に寄ってみると、お昼の時間帯ということもあってかお客さんで満席、10分程度の待ち時間で入ることができました。甘党の私は、ケーキのモンブランを食べましたが、お値段は少し高め目に感じもしましたが、目の前に広がる朝日岳の雄大な風景も値段に含まれているんだろうと納得していました。

令和5年11月8日(水):東山院長

 今日は二十四節気の「立冬」です。とは言っても実際にはまだ秋ですが、特に今年は11月に入っても例年になく、日中の気温が高い日が多くなっています。ちなみに昨日は東京では27.5度の気温で、11月に入って3回目の夏日となり、これは11月としては100年ぶりの記録だそうです。
 もともと立冬の意味は、この日から次第に冬らしく、気温が下がり始めるというものです。今日の立冬の2週間を過ぎれば、初霜が降りて冬らしくなっていきます。県内も11月は気温の高い日が多くなっていて、今日、明日、明後日も日中の気温が20度を超える予報が出ています。そして迎える今週末の土曜日以降は、寒気が入り込み、気温が低くなり、冷たい雨交じりのこの時季らしい気温になってくるようです。
 夏物、秋物の衣類の出し入れや暖房器具の使用のタイミングに戸惑ったこの秋も、来週からはいよいよ本格的な晩秋へと移っていきそうです。大きな季節の変わり目に入ります。体調を崩すことのないよう、これからもお気をつけてお過ごしください。

令和5年11月7日(火):東山院長

 昨日はお昼ごろに雨模様となり、深夜にはとても強く降っていました。今朝もまだ雨と風が残っていますが、このあと日中は晴れ間も見られるようです。しかし、風が強くなっていますので、外出の際には足元にお気をつけください。
 さて先日、私は切手を買うために郵便局に行ってみたところ、すでに来年の年賀はがきが発売されていました。「もうそんな時期になったのか」と改めて、ちょっとした驚きを覚えました。せっかくなので、年賀はがきも一緒に買うことにしました。絵入りの2種類を求めました。1つは昨年国宝に指定された高岡の勝興寺。桜の花びらが舞う春の風景でした。もう一つは来年の干支の「辰(たつ)」。七色に光る龍が空にかかる虹の雲に昇っていく縁起物です。毎年、年賀はがきの挿し絵には地元の観光名所や物産品が取り入れられていますが、確か数年前には朝日町の春の四重奏の風景が描かれていたと思います。買ってきたはがきの中に、再来年、令和7年の寄付金付き絵入り年賀はがきの地方版の挿し絵の題材を募集するはがきも一緒に入っていました。調子に乗って出すことにしてみました。もちろん、夕日に染まるヒスイ海岸と書いて送りました。もしかしたら、再来年のはがきに乗るかもしれないなどと勝手に期待をした次第でした。

令和5年11月6日(月):東山院長

 このところ日中の気温がこの時季としては、異例の高い日が続いています。特に先週の金曜日は富山市で28.5度を記録し、これは11月としては46年ぶりの暑さになったそうです。しまっておいた夏服を再び持ち出して着ていた方もいらっしゃったかもしれませんね。遠くの山々は秋の色づきを深め、赤トンボの群れが飛び交うこの時季、季節外れの暑さに山の木々やトンボたちもさぞかし戸惑っているかもしれません。
 さて、そんな中にあって新型コロナウイルスの感染状況は現在、比較的落ち着いていますが、一方で、インフルエンザウイルスの感染は、9月末以降右肩上がりの拡大傾向が相変わらず続いています。学校での集団発生も見られており、これから年末に向けてしばらくは感染の勢いは続くものと見られます。ワクチン接種を始め手指消毒、適切なマスクの着用、部屋の換気など感染予防の基本を今一度見直して、今後も続けていくことが必要です。そして、バランスのとれた食事と十分な睡眠、さらには適度な運動によって、身体の免疫力を落とすことのないように、普段から今後も気をつけていきたいものですね。

令和5年11月2日(木):東山院長

 昨日は終日晴れの大変良いお天気で、気温も高く過ごしやすい1日でした。今日は薄雲ですがこの後晴れて過ごしやすい日が今日も続きそうです。また明日からの3連休中も好天に恵まれそうです。
 さて11月に入りますと、そろそろ冬支度が始まりますが、昨日から高岡の古城公園や金沢市の兼六園では、冬の風物詩の雪吊りの作業の話題が聞こえてきました。北陸特有の湿気の多い重い雪で、冬の間に大切な樹木が折れないように毎年行われています。中には高さ10メートル近くにも及ぶ松には、芯となる柱の頂点から何十本もの縄が枝に伸ばされ、美しい直線を描き、まるで縄の傘で樹木が覆われたようになります。これにやがて雪が降り積もると、庭園には何とも言えない静けさと奥深さが漂う冬の風景が広がることになります。雪吊り作業、まさに熟練の庭師の腕の見せどころといったところでしょうか。
 私たちの生活の身の回りにもきれいに雪吊りされた木を見ることがあります。今の時季は雪の前ですが、紅葉とのコントラストでも美しさを楽しめます。庭木の立派なご家庭ではそろそろ作業も計画されているころかもしれませんね。ご家庭での雪の作業の際には、くれぐれもケガのないようお気をつけください。

令和5年11月1日(水):東山院長

 今日から11月に入りました。月別カレンダーをまた1枚めくると、今年の残りも少なくなっているのを感じます。すでに巷では来年の新しいカレンダーの販売も始まっているようです。
 そして、1週間後の来週水曜日、11月8日は暦の上では「立冬」を迎えます。今月は本来ならば秋が深まる頃ですが、今週しばらくは晴れて過ごしやすいお天気が続くようです。これからの季節、晴れた穏やかな陽気は「小春日和」と言われますが、今週は25度を超えて、夏日になると予想される日も出ています。春、夏、秋と3つの季節が入り交じるような1週間になるかもしれません。昼間は屋外で散歩やパークゴルフを十分に楽しめそうですし、洗濯物もよく乾きそうです。
 一方で朝晩は冷えますので、1日の気温の差が大きくなってきます。知らず知らず、私たちの身体へは負担となることがあります。衣類や暖房を適切に使って、体調を崩さないようにしたいところですね。
 それでは新しい月の始まりです。今月も佳き日々が続きますように。

令和5年10月31日(火):藤條副看護師長

 今日は青空が広がり、山の紅葉がはっきり見えるさわやかな朝になりました。本日10月31日の夜はハロウィンですが、皆さんの家ではかぼちゃを飾られていますでしょうか。ハロウィンは古代ケルト人にとって、ご先祖様の霊が訪ねてくる日、つまり日本で言うところのお盆のような日でした。この夜はご先祖様の霊だけでなく、悪霊や魔女もやって来ると考えられていたため、それらを追い払う目的で、不気味な仮面を身につけたとも言われています。現代では、この慣習からホラー的要素だけをそのまま受け継ぎ、魔女、吸血鬼、お化けなどの仮装が定番になりました。今夜は家族で、ハロウィンパーティーで秋の夜長を楽しみましょう。
 さて、今日はフットケアについてお話します。フットケアとは、足の観察から足浴、爪切り、胼胝(べんち=たこ)のケア、マッサージ、保湿、傷の処置など足のケア全体を言います。目的は足の健康を保ち、快適な日常生活を送るサポートをすることです。皆さんは自分の足を労わっていますか。ストッキングや靴下で足をしっかり締め付けていませんか。靴の踵と足の踵を合わせて、甲をきちんと止めて靴を履いていますか。足の指が曲がってしまったり、爪が割れてしまったりすることで、足の指に負担がかかり、巻き爪になったり、膝に負担がかかり自分で歩くことが困難になる誘因にもなります。足にあったサイズの靴を適切に履くことで爪割れを含む足のトラブルを防ぐこともできます。
 また、ふくらはぎは足の筋肉を動かすことで、足に滞っている血液を心臓の方へ押し戻すことができるので、第2の心臓とも言われています。足が冷たい、しびれる、痛みがあり歩きにくいなど、足で困っている方は、一生自分の足であることを目指して、足を労わり、主治医に相談してみてください。
 フットケアに対するお問い合わせは内科外来へお願いいたします。

令和5年10月30日(月):東山院長

 今朝は薄日が当初差していましたが、今は厚い雲に覆われています。昨日一昨日は寒気の影響もあり、大変強い雨が降り、富山県内には大雨注意報も出されていました。
 そんな中、私は昨日、お昼頃に富山市へ向けて北陸自動車道を通ってみました。ちょうど雨が上がり、日の差す時間帯でした。高速道路脇の木々はすっかりと赤や黄色に色を変え、遠くの山々もいつの間にか色付いていました。時よりスポットライトのように差し込む光を浴びて、木が鮮やかに輝き、とてもきれいな紅葉の景色が広がっていました。また、高速道路の上を横切る跨道橋には、1つ1つ横断幕がかかっていて、運転する私の目にその文字が入ってきました。「冬季の走行に注意」「除雪車の作業にご理解を」などと書かれていました。これから冬に向けて、高速道路でも着々と準備が進められているのを感じました。
 さて、今週は今日からしばらくの間は安定したお天気が続くようです。また明日以降は日中の気温もこの時季としては高いようで、25度を超える予想の日もあります。1日の気温の差が大変大きくなりますので、どうぞ体調崩さないように気をつけてお過ごしください。

令和5年10月27日(金):東山院長

 今日もたいへん秋晴れのさわやかな朝を迎えています。皆様、体調はいかがでしょうか。来週からは11月に入ります。秋本番から冬に向けて、体調や生活の場面でもいろいろと準備に入る時期でもあります。健康維持の準備としてワクチン接種があります。新型コロナとインフルエンザワクチン接種は現在当院でも行っております。富山県の発表によりますと、先週1週間の新型コロナウイルスの新規感染者の推計値は906人でした。前の週より9%減少し、これでこのところ6週間連続で前の週を下回り、減少傾向が続いており、比較的落ち着いた状況にあるようです。
 一方でインフルエンザ、こちらの方は県内を含めて、全国的に患者発生の増加が9月以降続いている状況です。本格的な寒さとなるこれから、今後も増加傾向が予想されるところです。かからない、うつらない、みんなで感染予防。一人一人の心がけでこの冬を迎えたいものですね。
 そして今日はこの後、ところによってはお昼から雨になり、夕方にかけては、まとまった雨や雷の時間帯もあるようです。通院や外出の際には車の運転、足元にも十分お気をつけください。

令和5年10月26日(木):野口事務部長

 空気の澄んださわやかな秋晴れの朝を迎えました。日中の最高気温も22度の予想で、雨の降る心配はなさそうです。
 さて、今日は少し固い話で恐縮ですが、医療機関、病院の収入にまつわる話です。患者さんが日ごろ、医療機関を受診した後に支払う診療費は、国が定める診療報酬に基づき計算しています。この診療報酬は国が原則2年に1回の改定で定められています。患者さんも受診後、請求のご案内とともに診療内容を記載した明細書をお渡ししており、初診料や再診料、検査をはじめとした項目が診療報酬の点数で表示されています。
 皆さんもご存じのように、ガソリン代や電気料金、食品等の相次ぐ値上げがありますが、医療機関は他業種のように物価高騰による影響を診療費にすぐには転嫁ができにくいと言えます。この診療報酬の改定が来年度、令和6年度に行われます。医療機関側は物価高騰や賃上げ等を踏まえ、診療報酬の増額を求めています。診療報酬が増額となれば、それだけ患者さんの負担も増えることにはなりますが、当病院でも電気料金の値上げや診療材料等の高騰、そして賃上げへの対応で費用が増加しています。
 高齢化の進展に伴い、財務省は社会保障費をできるだけ抑制したい考えであり、今後、年末にかけて診療報酬に関する議論が本格化することとなり、病院経営にも大きく影響を及ぼすことから注目しています。

令和5年10月25日(水):東山院長

 今朝は秋晴れの大変さわやかな青空が広がっております。このところ朝晩はすっかり冷えるようになってきました。暖房器具を使い始めたご家庭もあるかもしれません。この秋の肌寒さ、ほんの1か月前まで続いていた今年の夏のあの猛暑もすでに忘れかけてしまいそうになります。
 先日の新聞記事によりますと、残暑の厳しかった9月に、熱中症で救急搬送された方は全国で9,193人いたそうです。このうち搬送後に死亡が確認されたのは富山など10府県で計12人。また3週間以上の入院が必要な重症例は132人で、短期入院が必要な中等症は411人とのことでした。県内では死亡1人。中等症12人。軽症40人の計53人で、このうち高齢者が半数以上の30人を占めていました。そして熱中症の発生場所はというと、庭先なども含めて住居が最も多くなっていたそうです。
 10月も余すところ1週間。たった1か月が経過しただけで、季節が運んでくる環境は大きく変化してきました。日中は過ごしやすくなっていますが、1日を通して、寒暖の差が大きい時でもあります。 ご家庭内では、浴室やトイレなどでの気温差がなるべく大きくならないように、ご高齢の方には気をつけたいところですね。

令和5年10月24日(火):木村臨床工学技士

 今年4月から新しく臨床工学技士として入職しました。昨年度まで大学生でしたが、学生の頃から健康のために続けていることがあります。それは毎日ルイボスティーを飲むことです。インターネットで調べてみたところ、ルイボスティーにはリラックス効果、美肌効果、むくみ、便秘改善、アレルギー症状の緩和、白髪対策など、女性にとってうれしい効果があるとされているそうです。
 今のところ効果が出ているのかわかりませんが、効いていると思って毎日飲んでいます。もし、健康のために続けていることがあれば教えてください。皆様の健康を心よりお祈りします。
 ※「ルイボス」とは南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈に自生するマメ科の低木で、この木から作られるお茶を「ルイボスティー」と呼びます。

令和5年10月23日(月):東山院長

 このところ朝晩はすっかり冷えるようになってきました。明日10月24日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。朝晩の冷え込みが強くなり、北国では霜が降り始める頃とされています。一昨日、10月21日は、この秋一番の冷え込みで、あいにくの雨模様でした。晴れていれば、夜空にはオリオン流星群が見られるかもしれないと少し期待をしていましたが、結局朝まで雨が続き、秋の夜空の天体ショー観察は叶いませんでした。そして夜が明けて、昨日の早朝。北の海の上には曇天が広がっていましたが、南の空は雲が晴れてきれいな青空が広がっていました。その下を見ると剣岳とその前に並ぶ山々の頂は白く染まっていました。初冠雪です。朝の冷たい空気の中、朝日に初冠雪の山々を見ながら、確実に季節が冬に近づくのを感じました。
 一方で、今回の寒気はこの後いったん落ち着き、今週は晴れ間の続く予報が出ています。日中の気温も20度を超え、過ごしやすくなるようです。この時季は朝晩の冷え込みと日中の気温の上昇で、1日の温度差が大きくなります。服装選びも大変難しいところですが、適切に対応を調整して、体調を崩すことのないようにお気をつけてお過ごしください。

令和5年10月20日(金):東山院長

 昨日、一昨日は秋のすがすがしい好天が続いていました。今朝は雲の多い空模様となっています。今日も日中の気温は比較的高めですが、お昼ごろからは雨に変わり、強く降る時間帯もあるようです。通院の際や外出の際には、足元と視界にお気をつけください。
 さて10月も下旬に入りますが、この頃にはテレビで、自動車の冬用のタイヤのコマーシャルを目にして、冬が近づいているんだなぁということを実感させられます。またクリスマスケーキの予約の広告も見られるようになり、これまた年末を少しずつ意識させられます。これから2、3週間もすれば、遠くの山肌が上の方から少しずつ白くなってくるかもしれません。本格的な秋から冬へ向けて、この時期は体調管理に気をつけ、免疫力を落とさないように過ごしたいものですね。バランスのとれた食事、 十分な睡眠、適度な運動、そして社会との繋がりを持ち続けることなどが大切です。
 県内の新型コロナはこのところ5週連続で新規感染者数は減少しており、比較的落ち着いた状態です。一方インフルエンザは県内を含めて全国的に増加傾向が続いています。ワクチンの接種や自らの免疫力を高めることなどで、感染の予防につなげていきましょう。
 明日からは冬型の気圧配置と寒気の影響で、かなり寒くなってくるようです。どうぞ体調管理に十分お気をつけください。

令和5年10月19日(木):東山院長

 昨日は終日晴れた秋のさわやかな1日でした。今日も引き続き、秋晴れで日中の気温も昨日よりさらに高くなって、過ごしやすい日になりそうです。少し汗ばむぐらいの陽気かもしれません。この秋晴れ、どうやら今日いっぱいまでのようで、明日から雨模様となり、特に明後日土曜日は気温がぐっと低く、季節がまた一歩先に進みそうです。そろそろコタツやファンヒーターの始業点検をしておいた方が良いかもしれませんね。そして、秋を感じるといえばキンモクセイの香りですが、街中にはどこからともなく、甘くやさしい香りが漂っています。そんな時、思わず大きく胸を膨らませて深呼吸をしてしまいそうになります。
 さて一方で、気をつけたいニュースも連日聞こえてきます。クマの出没です。このところ連日のように全国での被害が報告されていますが、とうとう県内でも犠牲者の方が出てしまいました。ずいぶん前にも朝日町や入善町でも同様のニュースがあったことを記憶しております。県によりますと今年、県内でクマに襲われてケガをする被害が3件発生しているそうです。どうやら今年はクマやイノシシの当たり年のようです。私たちが思っている以上に、危険が身近にあると考えた方が良いかもしれません。コロナやインフルエンザに加えて、地域によっては、この冬に向けてクマ対策も必要となりそうですね。

令和5年10月18日(水):石﨑看護師

 入職してから早6ヶ月が過ぎ、ようやく夜勤にも慣れてきました。
 今日は私の地元・宇奈月についてご紹介いたします。
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、宇奈月を代表する観光スポット、宇奈月温泉は今年で開湯100周年を迎えました。宇奈月温泉の湯は、美肌の湯としての条件が揃う優れた泉質であることが科学的に証明されているそうです。また、特に不眠症や自律神経不安定に効果が高いそうです。
 そして、宇奈月温泉や黒部峡谷の紅葉は例年10月下旬から11月中旬と、そろそろ紅葉シーズンです。黒部峡谷のトロッコ電車は、窓がなく開放感がある普通客車と窓つきのリラックス客車があるため、旅の気分に合わせた楽しみ方が選べます。トロッコ電車は11月下旬までの営業のため、続々と予約が埋まってきているようです。日帰り入浴も再開してきているようですので、ぜひ自然の中で音声を楽しみ、日頃の疲れを癒しに行ってみてはいかがでしょうか。

令和5年10月17日(火):秋山認知看護認定看護師

 月も後半になり、年末の足音が少しずつ聞こえてきそうです。皆様、「生活不活発病」という言葉をご存じでしょうか。動かない状態が続くことで、心と体の機能が低下して、動けなくなることを言います。 年を重ねるごとに筋力や生活への活力が低下し、動かない生活が増えると認知症を引き起こす可能性が高まります。日々することがない生活が続くと刺激がなく、動かない状態につながりやすくなります。
 生活不活発病を予防するためには、生活の活性化が欠かせません。日々の生活の中で生きがいや役割を持って生活を送ることが大切です。例えば、家の中では洗濯や掃除など家事を引き受ける。楽しめる趣味を持つ。町の介護予防教室などに参加するのも1つです。できる範囲で動かない生活を少しでも減らしていきましょう。また食事もバランスよく食べて、低栄養にならないようにし、日々の生活に活力をつけていきましょう。

令和5年10月16日(月):魚住診療情報管理士

 今日は「グリーンリボンデー」です。グリーンリボンは世界的な移植医療のシンボルマークです。グリーンは成長と新しい命を、リボンはGIFT OF LIFE ~ドナーとレシピエントのいのちのつながり~を表しています。日本では26年前の今日、臓器移植法が施行されました。今月は臓器移植医療への理解が広がることを願って、東京タワーなど全国各地200以上のランドマークや施設、病院がグリーンにライトアップされます。この光にはドナーへの感謝、移植を待つ人たちと移植医療を支える医療従事者へのエールの意味も込められています。富山県では、タワー111ビル、NHK富山新放送局、高岡市民病院のライトアップが予定されています。
 移植医療において、私たちには「あげたい」「あげたくない」「もらいたい」「もらいたくない」4つの権利があり、どの意思も等しく尊重され、守られます。そして、意思表示はいつでも何度でも変更できます。いくつか条件はありますが、親族への優先提供を意思表示することもできます。まずは、ご家族や大切な人に今の思いを伝えることから始めてみませんか。

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