2020年12月号 のどの違和感について

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2020年12月号 のどの違和感について

2020年12月号 のどの違和感について

耳鼻咽喉科 滝井 康司 医師

あさひ総合病院で水曜午後に診療を行っております、富山大学附属病院耳鼻咽喉科の滝井康司です。今回はのどの違和感についてお話させていただきます。

のどの違和感と一口に言っても、痰のようなものがへばりついたり、何かつかえたりしているような感覚、痛みに近い感覚など、人によってさまざまです。医学的には咽喉頭異常感といい、鼻炎や蓄膿症、咽喉頭炎などの症状の一つとして現れることがあります。その他、喫煙や飲酒、のどの乾燥やホルモンバランスの乱れが背景にあることもあります。

のどの違和感がある際に咳払いをされる方もおられるかと思います。ここで注意したいのが、咳払いは予想以上にのどに負担がかかる行為であり、かえって違和感が増強してしまう可能性があるということです。痰が絡んでいることもありますが、繰り返し行わないように気を付けてください。水を飲んで落ち着けたり、大声を出さないようにしたり、禁煙したりと、意図的にのどを休めてあげることが重要です。

治療は原因疾患に対して行うことがメインですが、目立った異常がない場合には漢方治療が効く場合があります。お困りの際は耳鼻咽喉科までご相談ください。

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