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2022年5月号 訪問診療について

2022年5月号 訪問診療について

   あさひ総合病院 副看護師長 吉島 香代

 

 訪問診療を担当している入退院支援センター看護師の吉島です。当院では、現在53名の患者さんの訪問診療を行っています。最近では、新型コロナウイルスの感染拡大により、病院や高齢者施設では面会が制限され、本人や家族にとって大きなストレスとなっています。これにより、全国的に在宅医療に移行し、自宅での看取りを希望される方が増えていると報道されています。
 看取りとは、元々の意味は「病人を看病する」「そばにいて世話をする」「死期まで見守る」などを指していましたが、現在は「人生の最期における看取り」だけを指すようになっています。愛する人が日に日に衰えていく様子を見るのはつらいものですが、適切な医療ケアを受けることができれば、穏やかに、自然に最期を迎えることができます。
 日々訪問診療に携わる中、病院では一言も話さず笑顔を見せなかった患者さんが、退院して自宅で過ごすことにより、穏やかな表情となり、家族が話しかけると言葉を発したり、家族が作る食事で食欲が出てきたりと話される場面に遭遇します。住み慣れた環境で、家族と過ごすことは、点滴や飲み薬では治せない一番の特効薬ではないでしょうか。
 訪問診療について「ちょっと聞いてみたいな」と思われた方は、お気軽にご相談ください。

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