あさひ総合病院　内科部長　渡辺　哲郎

　この４月より着任いたしました。まだ慌ただしい日々ではありますが、後立山連峰の移り変わる雪渓、馬鬣山の青々とした木立、浅葱色に広がる日本海など、豊かな風景に癒しを感じております。
　さて、高齢化の進展が地域の課題に挙げられております。年を重ねるにつれて、一人の患者さんが抱える疾病の数は増え、健康問題が複雑化することは以前から知られているところです。せっかくのご長寿を迎えても、ご自身・ご家族でも健康問題を把握しきれなくなって、途方に暮れてしまう情景は避けたいと思っております。また、何とかならないかと思いつつ、年のせいだから、病院に行くのが辛くなったからと相談をためらっている方もおられるのではないかと思っております。
　これまで、日本内科学会、日本リウマチ学会、日本プライマリ・ケア連合学会、日本東洋医学会などに所属し、富山市や高岡市、静岡県、長野県の病院で研鑽を積んでまいりました。関節炎を訴える方に対して超音波検査を行い、診断・治療に導くということもしておりました。
　あさひ総合病院の一員として、これまで培った西洋医学、漢方診療の経験を生かし、お悩み解決に微力ながらお役に立てればと思っております。
　よろしくお願い申し上げます。