あさひ総合病院　形成外科　小林　耕大　医師　

　あさひ総合病院形成外科非常勤医師の小林耕大と申します。「形成外科」という診療科は、なかなかなじみがないと思います。私が患者さんに話す時は「頭のてっぺんから足のつま先まで、主に体表のトラブルを治す外科」と説明しています。ほくろやイボ、粉瘤や脂肪腫といった体表に触れるしこりや皮膚のがん、ケロイドや肥厚性瘢痕といった目立つきずあと、怪我や火傷、床ずれ（褥瘡）や足壊疽などの難治性潰瘍など、幅広い体表の疾患の外科的に、または軟膏などを用いた保存的加療を組み合わせて治療しています。

　このほど特に高齢者の方々に多く見られる巻き爪・陥入爪や爪白癬（水虫）、肥厚爪といった爪疾患の診療を本格的にスタートしました。自分で切れないほど爪が分厚くなった、水虫と言われてきたなかなか良くならない、巻き爪が指に刺さって歩くのが辛いなどのお悩みはございませんか。今までこうしたお悩みをどこで解決すれば良いのか分からなかったかと思います。心当たりがありましたら、ぜひ受診してください。患者さんひとりひとりに合った治療をご提案します。

　爪のお悩み以外のご相談ももちろん大丈夫です。より高度な治療が必要な場合は連携施設への紹介が可能です。皆さまの悩みを解決し、少しでも日常生活が前向きになれるよう、治療という形でお手伝いします。

　形成外科は毎週火曜日の９時から１２時のみ、富山大学より非常勤医師２名が隔週交代制で診療にあたっています。詳しくは、当科までお問合せください。どうぞよろしくお願いします。