あさひ総合病院　形成外科　小林　耕大　医師

　この度、2023年４月より形成外科常勤医として赴任した小林耕大と申します。

　「形成外科」と聞いてもどんな病気を診て治療をしているか、ご存じない方が多いと思います。「整形外科」と読み方が似ているのも紛らわしいですね。形成外科って何？と質問された際、私は「頭の先から足の先まで体表のトラブルを治す外科」と説明しています。体表のトラブルとは言っても様々な疾患があります。ほくろや粉瘤といった皮膚のしこりや皮膚のがん、ケガ、火傷、鼻・頬・眼回りの骨折、きずあとのひきつれ、床ずれ、治りずらい傷（難治性潰瘍）、腋臭、巻き爪や爪が分厚くて見栄えが悪いといった爪のトラブル、生まれつき体表に見られる疾患（多指症、合指症など）、乳がん術後の乳房再建、乳がん術後にみられる腕のリンパ浮腫、婦人科がん、泌尿器科がん術後等でみられる足のリンパ浮腫、といった多岐にわたる疾患を対象としています。こうした見た目でわかるお悩みはありませんか。これら以外にも体表のトラブルで困っている方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください。患者さん一人一人に合った治療をご提案します。

　私は患者さんの悩みを理解し、人生を少しでも前向きになれるよう後押しする「道標」のような存在として、また地域の方々のニーズに幅広く応える存在として丁寧な診療を心がけます。

　ハードルの高い診療科ではありませんから、お悩みの際はお気軽にお問い合わせください。