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2023年12月号 アイフレイルについて

2023年12月号 アイフレイルについて

                                         

                 

                 あさひ総合病院 眼科 渡辺 このみ医師

 

 年を重ねるとものが見えにくい、眼に不快を感じるなどの症状が出現し、放っておくと、眼の機能低下が進み、重度な障害を引き起こしやすい状態になります。この状態を「アイフレイル」といいます。視機能(眼で見る能力)が低下すれば、日常生活での制限や自立機能の低下を招くことになり身体のフレイルにもつながります。またアイフレイルに影響を及ぼす目の疾患として、まず成人の失明原因の1位であり、40歳以上の約20人に1人の割合で見られる「緑内障」があります。これ以外にも、糖尿病の3大合併症である「糖尿病網膜症」、物が歪んで見えたり視野の中央が見えなくなったりする「加齢黄斑変性」などがあげられます。

 しかし、アイフレイルは早く対応すれば、多くの場合、症状の改善や進行を遅らせることができますので、早期発見、早期治療が重要です。アイフレイル予防は身体のフレイル予防、ひいてはウェルビーイング(※)にもつながります。

 そこで、まずはアイフレイル自己チェックをお勧めします。チェックシートは当院眼科外来にも設置しておりますが、広報あさひ11月号にも掲載しておりますし、インターネットで「アイフレイル 点検しよう」と検索しても見つけられます。さらに当院では視能訓練士によるアイフレイル相談会を行っています。また、私はアイフレイルアドバイスドクターです。眼の症状があったり、チェックシートで異常が見られたりしたら、ぜひお早めに眼科受診をお願いします。 


※ウェルビーイング:身体的、精神的、社会的に満たされた状態にあること

 

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