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2024年2月号 内科医が診る関節痛

2024年2月号 内科医が診る関節痛

                                         

                 

                 

                   

                あさひ総合病院 内科 渡辺 哲郎 医師

 

 年齢を重ねるとともに気になる症状に、関節痛を挙げられる方が少なからずいらっしゃいます。その多くは、関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じた結果である変形性関節症と診断されますが、強い炎症のために大きな関節変形が懸念される関節リウマチ、結晶性関節炎(痛風、偽痛風など)、湿疹と関連した乾癬性関節炎などの病気が隠れていることがあります。関節炎は整形外科で診断・治療する疾患と思われる方も多いと思いますが、最近ではリウマチを専門とする内科医師が主体的に関わることも増えてきています。関節の検査としてX線検査を思い浮かべる方も多いと思いますが、超音波検査も活用されます。この検査では、X線検査では確認しづらい、骨以外の軟らかい関節組織の状態を観察でき、炎症や腫れ、損傷の程度を把握することができます。また、痛みを伴わず、負担が少ない検査です。骨への変化が出る前に、早期の診断が可能で、適切な治療プランを組み立てることもできます。関節エコーを契機に、症状の進行を抑え、日常生活の質を向上させることにつながり、安心して治療に取り組むことにつながります。もし関節の痛みや腫れなどが気になる場合は、一度ご相談ください。

 

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