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2024年3月号 加齢に伴う難聴について

2024年3月号 加齢に伴う難聴について

                                                   

             あさひ総合病院 耳鼻咽喉科 髙倉 大匡 医師

 

 皆様こんにちは。毎週金曜日にあさひ総合病院耳鼻咽喉科外来を担当している富山大学附属病院耳鼻咽喉科の髙倉です。今回は、加齢に伴う難聴(加齢性難聴)のお話をさせていただきます。

 加齢性難聴は、音を感じる耳の神経から音を認知する大脳までの機能が老化によって衰えて起きる難聴です。高い音から左右で同じように悪くなる傾向があり、普通の音に比べて言葉の聞き取り能力が悪くなるのも特徴です。原因は、遺伝的な要因に加え、環境や喫煙、生活習慣病との関係が指摘されており、特に長期間の騒音暴露は難聴悪化の大きな要因といわれています。残念ながら今のところ有効な薬物や手術治療はなく、補聴器を適切に使用することしか改善方法はありません。ただ、実際には見た目やイメージを気にして補聴器を使用されない方も多いのが実情です。難聴を放置すると、高齢者の抑うつや認知症発症のリスクが高くなる、との研究報告もあり、補聴器で聞こえを改善し、周りの方や社会との関わりを持つ機会を増やすことが重要です。

 補聴器を作る場合、患者様の難聴の原因、程度、耳の中の状態、生活環境などを考慮して、適切な機種・装用耳を選択し、試聴と調整を繰り返す必要があります。あさひ総合病院耳鼻咽喉科では、次の日程で補聴器外来を行っています。お困りの方は、一度当科を受診し、ご相談ください。

 

〈補聴器外来のご案内〉

  火曜日

   午前9時30分~(毎週)

  金曜日

   午後2時~(第1、第3、第5週)

 *詳しくは耳鼻咽喉科外来受付までお問合せください。

 

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