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採用情報

院長・職員の今朝の一言

令和6年4月26日(金):東山院長

 昨日は晴れて、この時季らしい暖かく穏やか1日でしたが、今朝もまぶしい春の日差しが降り注いでいます。今日の日中は昨日よりもさらに気温が高くなりそうです。汗ばむようになりそうですので、屋外での作業や運動などをする際には、熱中症に注意して十分な水分をこまめに取るようにしたいものです。まだ、身体が暑さに慣れていないこの時季ですので、無理をしないようにしたいですね。 
 さて、明日から春の大型連休に入ります。今週はこの連休中の当院の外来診療についてご案内をしております。当院の通常の外来診療は暦どおりとなりますが、休日中に急な体調不良やケガなどでお困りの際には救急外来をご利用していただけます。救急車の受入れを含めて24時間対応いたします。受診の際にはあらかじめ救急外来へ電話でお問い合わせ・ご相談していただければ、より円滑に受診していただけます。

 当院は地域の皆様のかかりつけ病院として、年間を通して対応を続けてまいります。どうぞ体調に気をつけて、これからの楽しい休日をお過ごしください。

令和6年4月25日(木):東山院長

 昨日は夜まで雨が冷たく降っていましたが、それも上がり今朝は薄日が差し込み始めています。この時季に降る雨は、様々な穀物を育んでくれる恵の雨であることから「穀雨(こくう)」と呼ばれています。確かに病院の周りの山肌を眺めてみますと、若く生き生きとした緑が多くなってきて、その部分がどんどん広がり、雨に濡れてよりいっそう鮮やかさを増しています。一方で各ご家庭では、この雨と暖かさで雑草も日に日に伸びて広がるため、これからは草刈りが大変な時季になるかもしれませんね。

 そうこうしているうちに来週水曜日からは5月に入り、夏も近づく八十八夜を迎え、来週の日曜日5月5日は「立夏(りっか)」です。暦の上ではもう夏へと移り変わろうとしています。今週後半からの大型連休中は気温の高い日もありそうですが、天気予報ではすでに日々の熱中症に関する情報も出され始めています。毎日の気象条件と自分自身の体調とをうまく調整しながら、少しずつこれから来る暑さへも順応できるようにしたいものですね。

 今日はこの後、晴れて暖かくなり、穏やかな1日となりそうです。

令和6年4月24日(水):大村主任看護師

 突然ですが、皆さんはペットを飼われていますか?我が家には2匹のネコがいます。姉妹ネコで迎い入れ、もうすぐ5年目になります。2匹は性格が全く違い、新しいものには警戒するけど人は好き。もう一方は好奇心旺盛で新しいものにも動じませんが、人はあまり好きではないようで、私にもよそよそしい態度をとります。でもおやつを見せると途端に態度が一変し、すり寄ってきます。そこが彼女のかわいいところでもあります。ペットにはいやしの効果があるそうで、ペットと触れ合っているときの脳内にはオキシトシンが分泌されています。このオキシトシンがいやし効果をもっているそうです。また、オキシトシンは自律神経を整えて脳の疲れをいやし、気分を安定させる効果もあります。ペットと過ごすことでいやされるというのは、本当だったのですね。

 新年度が始まり3週間が経ちましたが、まだまだ慌ただしい日は続きそうです。そんなときはペットにいやされて、ペットのいない方はペット動画を観て、疲労回復してみてはどうでしょうか。

令和6年4月23日(火):東山院長

 今日は小雨交じりの、ひんやりとした空気に包まれた朝を迎えています。予報によりますと明日いっぱいまでは雨模様の空が続きそうです。そして、あさって木曜日以降は気温も上昇し、暖かくなるようです。寒暖の差が大きいこの時季ですので、体調管理にお気をつけください。 
 さて、今週末から来週にかけて大型連休に入ります。今朝はこの期間中の当院の診療についてご案内申し上げます。大型連休を利用して帰省したり、旅行を楽しんだりと人の移動が多くなることが予想されます。当院の通常の外来診療は暦どおりになりますが、休日中に急な体調不良やケガなどでお困りの際には救急外来をご利用していただけます。救急車の受入れも含めて24時間対応いたします。受診の際にはあらかじめ救急外来へ電話でお問い合わせの上、ご相談していただければより円滑に受診していただけます。

 当院は地域の皆様のかかりつけ病院として年間を通して対応を続けております。どうぞ体調に気をつけて、楽しい連休をお過ごしください。

令和6年4月22日(月):東山院長

 おととい土曜日頃から雨交じりのすっきりしない天候が続いております。湿度も高く少し早いですが、梅雨のはしりのような空模様が今週後半まで続きそうです。

 さて、街中のソメイヨシノ、桜の花はほとんど散り落ちて今度は一気に若い葉が伸び始めてきています。昨日早朝に私は舟川べりへ出掛けてみました。つい1週間前までは多くの見物客であふれかえっていたのが、まるでうそのように人影はなく静かでした。そんな中、川沿いの広大な畑に植えられている菜の花やチューリップは、今もきれいに咲き続けています。特に菜の花の鮮やかな黄色が一面に広がり、辺り一面は幻想的な光景に包まれていました。また、こちらもきれいな色とりどりのチューリップが相まって、辺りには春のエネルギーが満ちあふれています。主役だった桜の花はありませんが、朝日岳の残雪と合わせて春の三重奏はまだまだ楽しめそうです。

 静かで寒い朝の冷たい空気の中、菜の花の香りの立ち込める畑の中を散策して、深呼吸をしてみました。短いひと時でしたが、ちょっと得をした1日でした。

令和6年4月19日(金):東山院長

 今年のお花見の頃は大変暖かく、また青空が広がる好天に恵まれていました。でも花見の終わった後は、このところ黄砂の影響で空は曇った色になり、すっきりしない日が続いています。今日も黄砂が飛来するようです。この黄砂には大気中の汚染物質やホコリ、ゴミ、ダニなどが付着していると言われ、これを吸い込んだり、身体に着いたりすることでアレルギー症状を起こすことがあります。対策としては長時間の外出を控える。外出時はマスクを着用する。帰宅後は手洗いやうがいを行う。洗濯物は外に干さない。などの対応が良いかもしれません。

 さて、今日は二十四節気の「穀雨(こくう)」です。この時季に降る雨は、これから様々な穀物を育ててくれる恵みの雨となります。この穀雨は本日から5月4日までの期間に相当し、早くも晩春にあたる時季です。あさって日曜日以降は雨模様の日が多くなり、梅雨のはしりとなるかもしれません。そしてこの後2週間あまりすると大型連休中の5月5日は夏の初め、「立夏(りっか)」になります。1年を通じて最も過ごしやすい今の時季。これから来る初夏に向けて、少しずつ身体を動かし、軽い汗をかくことで体温の調節機能を今から慣らしておくと良いかもしれません。でも決して無理をしたりケガをしたりすることのないように、くれぐれもお気をつけください。

令和6年4月18日(木):野口事務部長

 風もなく穏やかな朝を迎えました。予報では今日の天気は曇りで時折晴れ間もあるようです。日中の最高気温は17度の予報で、雨が降る心配はほとんどなさそうですが、昨日と同様に黄砂が飛来していますので、視界の悪化や屋外では洗濯物や車に黄砂が付着するなどの影響が予想されます。十分にお気をつけください。

 さて、先日の新聞記事で、春に小学校に入学した1年生に将来就きたい職業を尋ねたアンケート結果がありましたので、少しご紹介します。男の子の1位は、スポーツ選手で4年ぶりに首位に返り咲き、「コロナ禍が明けてスポーツを思う存分楽しめるようなった」と背景の分析がありました。女の子の1位は26年連続でケーキ屋・パン屋さんでした。26年連続の1位とは驚きです。病院に勤務する立場としては、医療関連の職業の順位が気になりました。男の子の9位に医師、女の子の6位に医師、そして8位が看護師でした。まだ小学校1年生ではありますが、将来になりたい職業という純粋な気持ちや思いを大切にしてほしいと、この記事を読み、思ったところです。

 ちなみに、自分が小さい頃、将来就きたい職業は何だったか記憶をさかのぼってみますと、保育所の年長のときは、警察官だったような気がします。

令和6年4月17日(水):東山院長

 昨夜は雷が鳴り響き、強い雨が深夜まで降っておりましたが、今朝は雨も上がり、晴れ間がのぞいております。この強い雨と風で桜も散り始め、季節はまた移っていきます。そろそろ大型連休明けに始まる田植えの準備が進められている光景をあちらこちらで見かけるようになりました。すでに水の張られた田んぼも多くなりましたが、こうなると次の主役が存在感を現わし始めます。カエルです。先週の金曜日の夜、水田の方から今年初めての鳴き声が聞こえてきました。田植えが始まる頃にはカエルの大合唱が夜空に響き渡ることと思います。

 今週は先日までのような初夏を思わせるほどの極端な暑さはないようですが、これからは気温の上昇に合わせて、私たちの身体も順応し始める頃になります。1日の中での寒暖の差の大きい日や汗ばむほどの暑い日も出てくることと思いますので、体調を崩さないようにお気をつけください。これからは大型連休に向けて、日々の生活も活発になりますので、早くも熱中症への備えが必要となってくるかもしれません。毎日、気象情報を参考になさって十分な対応をとるようにしたいですね。今日はこの後晴れて穏やか1日になるようです。今日も良い1日をお過ごしください。

令和6年4月16日(火):東山院長

 先週末から大変暖かい日が続いております。また、晴天にも恵まれ、桜の花の満開も重なり、まさに絶好のお花見日和となりました。それぞれに思い思いのお花見を楽しまれた方も多いのではないでしょうか。

 今や朝日町の代名詞ともなった舟川の「春の四重奏」。今年はコロナの規制がなくなったことや好天に恵まれたこと、そして何より桜、菜の花、チューリップの開花がどんぴしゃりと、好条件が整いました。このため舟川べりは多くの観光客、見物客で連日、あふれかえっていました。当院の正面玄関から発着するシャトルバスの乗り場には、この土日には連日、100メートル以上の行列ができていました。私も長年見てきましたが、これまでに覚えがないくらいの賑わいようで大変驚きました。

 そんな春の輝きを見せて私たちを楽しませてくれている桜も早盛りを過ぎ、この後は慌ただしく散り始めます。「ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」。祭りの後の寂しさのように散り行く桜に、はかなさや愛おしさを感じる日本人の感性は昔も今も変わらないのかもしれませんね。今日の雨と風はこの後、花散らしとなるようです。

令和6年4月15日(月):秋山認知症看護認定看護師

 今年は舟川べり春の四重奏は4つともそろい大変見どころ満載ではないでしょうか。皆様も見に行かれた方もおられると思いますが、年々観光客も増え、大変にぎわっていますね。人もたくさん加わり、まさに五重奏と圧巻ですね。

 ところで認知症行方不明者18,000人とマスコミで報道がありました。今回は「徘徊(はいかい)」についてお話ししたいと思います。徘徊という言葉の意味は、目的なく歩き回るという行動を言いますが、認知症の人は誰も好き好んで徘徊する訳ではありません。家に帰る、買い物に行く、仕事に行く、家族に会いに行くなど本人にとっては、何かしらの理由があります。歩いているうちに本人自身がどこにいるのかわからなくなり、道に迷ってしまいます。人にもよりますが、「自分が若い頃に過ごしていた家に帰りたい」「活躍していた時代に生きている」「思い入れの強い出来事があった世界に戻っている」ことがあります。

 本人の徘徊の理由を知ることが大切であるとともに、徘徊を地域全体で見守っていく必要があります。朝日町役場では、ひとり歩き高齢者等SOSネットワーク事業など行っておりますので、ぜひお気軽に相談してみてください。

令和6年4月12日(金):東山院長

 今日も昨日に続いて、暖かく晴れた春の1日になりそうです。この陽気で草花も動物も生き生きとして見え始めていますが、人々の日常生活も活発になってきます。これから屋外での作業や運動の機会も増えてくると思われますので、ケガや事故のないようにお気をつけください。

 さて、4月から令和6年度がスタートしました。当院では毎年、年間を通じて「あさひ総合病院出前健康講座」を開催しておりますが、今朝は今年度の取組みについて少しご案内を申し上げます。この出前健康講座は約30年前の旧泊病院の頃から続いているものです。住民の皆様の日々の健康にお役立ていただける内容を当院の専門スタッフが出向いて、お話や実技などを交えながら紹介するものです。身近な話題や日頃から気になっている疑問などに対して、楽しくそしてわかりやすく解説をいたします。食事に関すること、薬の正しい飲み方、排泄ケアに関わること、認知症について、などなど多くのテーマについて各々の専門スタッフが担当いたします。ちなみに昨年、令和5年度は18回各地で開催をし、400名以上の皆様にご参加をいただきました。大変ありがとうございました。今年度も新たなテーマもご用意して、皆様のご期待に応えられればと考えております。お気軽にご相談ください。お待ちしております。

令和6年4月11日(木):東山院長

 今日も昨日に続いて快晴の朝を迎えました。冷たい空気に包まれていますが、この後、日中はぐんぐんと気温が上昇し、暖かく穏やかな春の1日になりそうです。

 そんな中、県内各地では桜の見頃を迎えています。昨夜テレビのニュースを見ていたところ、富山市内でも満開の時季を迎えたとのことでした。昨年より2週間ほど遅くなったようです。当朝日町やその周りでも至るところで桜が咲き、街中が淡いピンク色に染められています。

 今朝、私は舟川べりの桜を見に行ってみました。朝6時前というのにすでにたくさんの見物客の姿がありました。桜の花はほぼ満開に近づいており、今年は菜の花とのタイミングが良いようで、互いに咲き競っているようでした。残雪の朝日岳を背景にして雄大な光景が今年も広がっています。早朝の澄んだ冷たい空気の中、カメラのシャッターを夢中で切る人。ゆっくりと桜並木のトンネルを歩く人など、それぞれ思い思いに1年に1度のこの時季を楽しんでいるようでした。

 今週はこの後、週末にかけてはしばらく晴れて暖かい日が続く予報が出ています。できるだけ雨や風の少ない中、少しでも長く花見を楽しめたら良いですね。

令和6年4月10日(水):魚住診療情報管理士

 昨日の大雨から一転、今日は、明るく穏やかな青空が広がっています。

 北陸自動車道の朝日インターチェンジ付近からは、舟川べりの桜並木と、その周辺一帯がピンク色に染まり、素晴らしい光景を見渡すことができます。あまりの美しさに、途中、高速道路を降りて、お花見をされる方もいらっしゃるのではないかな、と思いながら今朝は出勤してまいりました。

 さて、春から社会人になった皆さんは元気にお過ごしでしょうか。先週月曜日から新人研修から始まり、はや10日が経ちます。少しずつ緊張がほぐれて職場の雰囲気に慣れてきた頃でしょうか。初めての職場では、会話ひとつにも戸惑う場面があることと思いますが、あまり気負わずに、自分からコミュニケーションをとるよう心掛けることが、新しい環境に早く慣れるコツのようです。

 春の四重奏は、まもなく見頃を迎えます。暖かい春の陽ざしの中で、良い一日をお過ごしください。

令和6年4月9日(火):山﨑副看護部長

 昨日の夜から雨が降り続き、せっかく咲いた桜が散ってしまうのではないかと心配になります。桜の時期に降る雨を「桜雨」「桜流し」といいます。素敵な言葉の響きですが、花を楽しむ時間が短くなってしまうのは少し残念な気もします。皆さんはお花見に行かれましたか?先週末よりお天気に恵まれ、舟川べりの桜は満開とはいきませんが、週末は多くの観光客でにぎわっていました。私は、新潟県の県境の桜と護国寺の桜を見に行きました。8分咲きでしたが、海をバックに咲く桜もきれいでした。

 桜により春を感じる季節となりましたが、私はツバメが家に巣作りに来ると春だなと感じます。5日ほど前より、1組のツバメのつがいが家の玄関に巣作りを始めました。去年の巣に少しずつ土を運び、巣の補強を行っています。今年は何羽のツバメが誕生するのか楽しみです。私はツバメを見ながら、去年のツバメが戻ってきたのか、それとも去年生まれたツバメがパートナーを連れて戻ってきたのか、または全然関係のないツバメなのかを考え楽しんでいます。これからは、ツバメのフンの掃除とカラス退治に忙しくなりますが、出産、子育てを終え旅立つ日まで楽しみにしたいと思います。

 さて昨日と今日で、朝日町の小中学校の入学式が行われました。新しい仲間との出会いの季節ですが、病院の看護部にも6名の新しい仲間が加わりました。看護師5名、介護福祉士1名です。看護師の4名は新人看護師です。6名とも町外、県外から入職されました。先週の町職員としての研修と東山院長の講義を聞き、町全体で朝日町を盛り上げたいという気持ちと院長の病院に対する熱い気持ちに感動したという意見が聞かれました。朝日町の熱さを知ってもらえてすごくうれしかったです。早く朝日町の自然、食べ物、人の良いところを知ってもらい、朝日町を好きになってもらいたいと思います。

 当院のスローガンに「ONETEAM(ワンチーム)」がありますが、「ONETEAM」には目的を達成するために強く結束したチームになるという意味があります。看護部は、この新しい仲間が安心して「ONETEAM」のメンバーになれるようにお手伝いしたいと思っています。また患者さんも「ONETEAM」のメンバーなので、いろんな意見をお聞かせください。そして、病院職員全員と患者さんで「ONETEAM」となり、よい病院を作っていきましょう。

令和6年4月8日(月):東山院長

 昨日の日曜日は快晴で、ぽかぽか陽気の大変穏やかな春の1日になりました。日中は窓を開けても心地よいぐらいでしたね。この好天に誘われるように街なかがにわかに活気を帯び始めてきたようです。

 まず舟川べりの春の四重奏の見学が始まりました。この土曜・日曜日は当院の外来駐車場が臨時駐車場として開放され、たくさんの観光客が会場までのシャトルバスを利用していました。県外ナンバーの車がたくさん見られ、中には関東や四国ナンバーの車も見かけました。また、車道にはこの暖かさで逃げ水も現れるほどでした。

 そして街中を通ってみると道の脇には、つくしやスイセンの花が足元を飾り、小川の水はいつもより一層勢いを増して、とうとうと流れていました。田畑では田おこしが始まり、トラクターの低いエンジン音が遠くから響いており、中にはすでに水が張られた水田もあって、その水面には青い空と近くの風景が映し出されていました。日なたを歩けば汗ばむほどですが、日陰に入ればさわやかな優しい浜風が心地よく感じられました。

 散歩をしたり畑作業をしたり、パークゴルフをしたりと皆様それぞれに春の1日を楽しまれたことでしょうか。これから暖かい日が続きますが、屋外での作業や運動に際しては無理のない範囲としてケガや体調不良のないように十分お気をつけください。

令和6年4月5日(金):東山院長

 毎朝、この放送でごあいさつをさせていただいておりますが、この時季になると、やはり桜の話題がおおくなってきます。昨年より遅れていましたが、朝日町でもようやくソメイヨシノが開花し始めました。私は毎年、最初に開花を実感するのは病院のすぐ近くの有磯苑にある桜並木です。昨日の朝、ほんの少しチラホラと咲き始めている花を見つけました。そして今日見るとすでに1から2分咲きになっていました。これからしばらくの間は毎日、出勤や帰宅の際は少し遠回りをして、桜の花を楽しませてもらおうと思います。

 そんな中、入院療養中の皆様にとっては、お花見は少し縁遠いことかもしれません。そんな入院中の方々に少しでも春の気分を感じていただきたい、との思いから当院の栄養科のスタッフが小さな心配りをさせていただきました。昨日の昼食のお膳に舟川べりの春の四重奏の写真の入ったメッセージカードが添えられていました。その中には「1日も早いご回復をお祈り申し上げます」とメッセージが書かれてありました。入院中の皆様のお気持ちに少しでも寄り添いたいという当院職員の思いを受け止めていただけたなら、大変幸いです。この後、今週末から来週にかけて花の見頃を迎えることになると思います。

令和6年4月4日(木):東山院長

 昨夜からの雨も止み、曇り空の朝を迎えました。今日の天気は曇りの予報で、日中の最高気温は14度の予報、まだ春のぽかぽか陽気とはいかないようです。
 さて、当院では地域住民の皆さんに持続的な医療と介護を提供するため定期的に職員を募集しています。令和6年度はスタートしたばかりですが、現在、今年度1回目となる令和7年4月採用予定の職員を募集しています。募集している職種は看護師、薬剤師です。採用予定人数はいずれの職種も若干名で、受付期間は4月30日の火曜日が必着となっています。職員募集の詳しい内容は、広報あさひや病院と町のホームページにも掲載しておりますので、ご覧いただければと思います。
 また、当院では採用の確保が困難な医師や看護師、薬剤師を志す学生に対して修学資金貸与制度を設けています。現在の修学資金貸与の状況ですが、医学生は2名、看護学生は7名、そして薬学生は1名となっています。職員募集や各種修学資金貸与制度に興味・関心のある方は、病院総務課までお気軽にお問い合わせください。

 

令和6年4月3日(水):東山院長


 今日は花曇りの朝を迎えています。日中の気温はさほど上昇しないようで、少し肌寒い1日になるかもしれません。そして午後からは雨模様となり、夜にはまとまった雨になる時間帯もありそうです。外出の際にはお気をつけください。
 さて、そんな中、県内でもようやくソメイヨシノの桜の開花が始まりました。トップを切って富山市の松川公園で咲き始めたようです。朝日町では今週末から来週初め頃になるのでしょうか。先日、舟川べりを通ってみたところ、桜並木は薄っすらと赤味を帯び始めていて木々の枝には、ぼんぼりが整えられていました。また周囲の畑の一部では、すでに菜の花とチューリップが咲き始めており、鮮やかな黄色や赤の帯が浮かび上がっていました。後ろにそびえる朝日岳は純白の雪化粧を施しており、いよいよ来るべき春の四重奏の開演を待つばかりになっています。
 今年は主役の桜の開花が少し遅くなっているのが幸いして、タイミングの合った雄大な四重奏が期待できるかもしれません。この先、1、2週間の間は私たちの目を楽しませてくれることと思います。本当に待ち遠しい日々です。

令和6年4月2日(火):鹿熊看護師

 私は3月14日に朝日町の町民サロン「カワセミの会」が主催するアートセラピーに参加するチャンスがありました。カワセミの会では高齢者を対象に家の外に出て芸術に親しみ、自然も体感してほしい、芝生の上を歩いて感じてほしいという思いから開催された集まりでした。参加された方の年齢は70歳から80歳ぐらいで友人と参加されている方、夫婦で参加されている方など色々なグループを見ることができました。
 現在、ふるさと美術館で開催されている湯口敏明展は、朝日町の殿町出身の高校教師であり、画家であった湯口先生をしのびながら、懐かしそうに話をされている姿がありました。湯口先生の作品は当院の外来にも飾ってあります。題名は「生」です。生きることをテーマとしておられたようです。作品の中には大好きな山の景色や生命の誕生をシャボン玉のような丸で表現されていて、少しずつ変化し連続的に見ると、まるで生きて変化しているようにも見えました。あいにく当日は薄曇りの空のもと外を散歩すると肌寒さを感じました。美術館で絵画を見ながら自分で感じたことを声に出し、外を歩きながら風の寒さはあるものの春を探して色んなものを見ている自分がいました。
 あるテレビ番組で年を取ると時間が短く感じるのは色んなことを考えずに過ごすからだと言っていました。今回のアートセラピーの狙いどおり自分を活性化していることを感じ、良い企画だなと思いを巡らせていました。今後もこのような企画があるそうです。朝日町の助け合いサービス「もちもたネット」に掲載されるそうです。皆さんもぜひ参加してはいかがでしょうか。これからは季節もよくなり、芸術に触れ、自然に触れ、リフレッシュできると思いますよ。また、当院の看護師のOGでつくる「スワブキの会」の方もおられ、安心して楽しい時間を過ごせると思います。

令和3年4月1日から、8時20分頃に院内放送で、東山院長と職員による朝の挨拶を行っております。本ページでも紹介させていただきますのでご覧ください。

令和6年4月1日(月):東山院長

 昨日まで空を覆っていた黄砂は過ぎ去り、今日の日中は本来の春の日差しが降り注ぎ、この時季らしい陽気の1日になりそうです。
 さて、今日から新年度が始まります。3月が別れの月ならば4月は新たな出会いの始まる月です。学校や職場では、新入生や異動の方々の新しい顔ぶれが加わる時期でもあります。当院でも今日から医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、介護福祉士など多くの新しい職員が加わります。見慣れない顔ぶれに多少の戸惑いを感じることもあるかもしれませんが、どうぞお気軽にお声掛けをしていただければ幸いです。
 当院は地域の皆様の健康な生活を支えるために必要な医療と介護を提供することで、幸せな生活と地域の発展に貢献をしてまいります。この理念を掲げて新しいスタッフと力を合わせ、今年度も邁進してまいります。本日4月1日は病院にとっても各職員一人一人にとっても大きく新たな1ページをめくったような思いがいたします。どうぞ今年度もよろしくお願い申し上げます。

令和6年3月29日(金):東山院長

 昨日の夕方から降り始めた雨が今朝も残っています。一方で夜間は気温が下がらず、比較的暖かい朝になっています。今日はこの後、日中は晴れて気温も上がり、過ごしやすい陽気になりそうです。向こう1週間の天気予報をみますと、しばらくは晴れのマークが並び20度近い暖かさが続くようです。
 そしてこの陽気の中、これから飛んでくるものが2つあります。1つは花粉です。今日も花粉の飛散がこの後、お昼から多くなりそうです。花粉症の方は十分に対策を取ってお気をつけください。そしてもう1つが黄砂です。大陸の砂漠地帯で巻き上がった砂ぼこりが中国大陸から偏西風に乗って日本へやってきます。春を知らせる使者ですが、少し厄介者です。黄砂には大気中の汚染物質やホコリ、ゴミ、ダニなどが付着していると言われています。これを吸い込んだり、身体に着いたりすることでアレルギー症状を起こすこともあります。症状や時季が花粉症と似ていることから混同しやすく注意が必要です。県内には明日、3月30日土曜日に多く黄砂がやって来るそうです。長時間の外出を控える。マスクを着用する。帰宅後は手洗い・うがいを行う。洗濯物は外に干さないなどの対策が必要です。しばらくは花粉と黄砂の情報にも毎日、参考にしたいものです。
 今日は午前中、雨で強い風も吹いております。通院の際は足元にお気をつけください。

令和6年3月28日(木):東山院長

 昨日は晴れて比較的過ごしやすい1日でしたが、今日も日中は晴れ間がのぞき、気温も昨日以上に暖かくなるようです。そしてこの後は来週にかけて、春らしい陽気が続きそうですので、いよいよ各地で桜の開花の便りが聞こえてくると思われます。
 そんな中、この3月の末は人事異動が行われる節目の時期でもあります。新聞でも県や市町村の職員異動の発表がされていましたが、朝日町でも今週月曜日に発表がありました。その中に当院の職員も含まれております。3月をもって退職される方々もいます。様々な職種が含まれていますが、中には30年以上、勤め上げて定年退職となる方もいれば、1年で退職する方もいます。それぞれ家庭の都合、体調の都合、生活上の都合など様々な理由があることと思います。長期にわたり勤められた方はもとより、短い間の勤務であっても、このあさひ統合病院の一員として地域の方々の健康管理を目標にして、共に汗を流してきた仲間に心より感謝をいたします。ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。毎年この3月の末は少し寂しい気がいたします。

令和6年3月27日(水):山本看護部長

 3月も終盤になりました。普段通りに動いている病院ではありますが、今月で退職する人のロッカーや机が片付いていたり、人事異動の発表でざわついたり、4月から当院に就職するスタッフが引っ越してきたりと、少し慌ただしくなってきました。やはり長年ともに過ごしてきた仲間が替わっていくと思うと何となく寂しく、また新しい環境に不安を抱いたり期待をしてみたり、複雑な思いが巡ります。見送る自分も取り残されてしまったような気持ちになるのも毎年この時期特有の感情かもしれません。  人は必ず誰がと関わって、笑ったり怒ったり相談したりしながら日々過ごしますが、周りの人のいつものサポートや、やってもらっていることが結構当たり前と感じてしまっていて、支援してもらっていることに感謝を示すことをしていないように思います。
 改めて退職される方々や異動する仲間とのこれまでを振り返ると、助けてもらったことがたくさんあるなと思います。今、動いている日常が一人一人の仲間の働きで成り立っていると、きっと後になって気付くのも人の常かもしれません。これまで当院に貢献していいただいた皆様に本当に感謝したいと思います。また、新たな気持ちで次年度のスタートを切りましょう。

令和6年3月26日(火):野口事務部長

 雨と強い風が吹く朝を迎えました。今日は1日雨の降る天気で、日中の最高気温は9度前後の予報です。まだ春のぽかぽか陽気とはいかないようです。週間予報では週の後半は気温が高くなる予報ですので、春は駆け足でやってきそうです。
 さて、春分の日も過ぎ昨日の3月25日より、新聞の紙面には「花だより」と題し、県内の桜の名所の開花状況が一覧となって掲載されています。今日現在では、県内各所とも「つぼみ」となっており、咲き始めには、あと1週間程度かかるのでしょうか。朝日町ではもちろん「舟川べり」の状況も掲載されています。桜、残雪の朝日・白馬岳、チューリップ、そして菜の花が織りなす四重奏が見られることを心待ちにしています。
 そして、春分の日を過ぎ桜の開花となる頃は、別れの季節でもあります。当院でも3月末に医師や看護師、事務を含めた職員が退職や異動により病院を去ることになります。それぞれ第2の人生、そして新天地での活躍を心から願うとともに、これまでの病院での勤務に感謝の気持ちを込めて、見送ることにしています。
 一方、春は出会いの季節でもあります。間もなく迎える4月には、当院にも新たな仲間が加わります。

令和6年3月25日(月):東山院長

 先週末までの寒の戻りがようやく落ち着き、今週からは春の空気に入れ替わっているようです。今週後半からは春本番の陽気が続き、いよいよ桜の開花が近づいてきそうです。おととい土曜日には全国に先駆けて、高知県でソメイヨシノの開花の発表があったようです。今週はこの後、各地からぞくぞくと開花の便りが聞こえてくるかもしれませんね。
 ところで、数ある桜の中で代表存在となっているのがこのソメイヨシノです。毎年、桜の開花の標本木にもなっていますが、その名前の由来はご存じでしょうか。江戸時代の末期に現在の東京都豊島区の駒込や巣鴨付近にあった染井村の造園師や植木職人たちよって育成されたのがこの桜で、この染井村の名前をとってソメイヨシノと呼ばれるようになったそうです。大変上品で清楚なその花は長い年月を経て、今もなお私たちに春の喜びを知らせてくれています。舟川べりの桜もいよいよ輝き始める頃で着々と準備が整ってきているようです。今から大変楽しみにしたいと思います。

令和6年3月22日(金):秋山認知症認定看護師

 本日3月22日は「世界水の日」だそうです。1992年にブラジルで開催された地球サミットで行動計画に提案されました。世界をみれば水は大変貴重な地域もあります。今年、能登半島地震の影響でまだ断水が長く続いている場所もありますが、水が出ることが当たり前ではないことを再認識して日々、過ごしていきたいものです。
 話は変わりますが、普段の会話の中で「あれ」「それ」「これ」などよく使うことがないでしょうか。「あれ取ってくれん」「それ何だっけなあ」など思い出すことができず、つい「あれ」「それ」「これ」と言ってしまうことがあるのではないでしょうか。なかなか思い出せなくて難渋するときもあると思われますが、物を覚える記憶ではなく、物を思い出す力イコール記憶を引き出す力を普段から活用することが脳の老化を遅らせる手立てになります。
 脳の中に保管された記憶を思い出すことをしてみましょう。例えば「あれの名前が出てこない」ときに「あれ」を思い出すようにしてみてください。「何だっけ、何だっけ」と繰り返し頭の中で巡らせて思い出そうとすることが、脳の老化を遅らせることになります。脳の中に保管された記憶の引き出しがサビないようにしていくと良いでしょう。

令和6年3月21日(木):小松臨床検査技師

 昨日は春分の日でしたが、今週は寒の戻りとなり、今日も寒い1日になりそうです。春の訪れを感じるのは、もう少し先になりそうですね。今日は私の行っている超音波検査について少しお話したいと思います。
 皆さん、超音波とはご存じでしょうか。超音波とは人の耳では聞こえない高い周波数の音のことを言います。人には聞くことができない音なのですが、イルカはこの超音波を聞いたり、発したりすることができます。イルカは頭部のメロンと呼ばれる器官を通して、超音波を発生します。そして物に当たって跳ね返ってくる音を聞くことで物との距離や形を認識しています。このような仕組みを利用して身体に高い音を当てて、臓器に当たって跳ね返ってきた音を画像化したものが超音波検査です。超音波の反射音をエコーというので、別名エコー検査とも言います。
 当院では臨床検査技師や放射線技師が様々な超音検査を行っており、心臓の動きを観察したり、悪性腫瘍から動脈硬化まで幅広い病変の発見に役立てられたりしています。隅々まで観察するためにお腹を押したり、息止めをお願いしたり、時には少し時間がかかってしまうこともありますが、検査の際はご協力をお願いいたします。

令和6年3月19日(火):東山院長

 遠くの山々を眺めてみますと、積雪の白と山肌の黒色との境界線がいつの間にか随分と上へと移動しました。この積雪の境界線は冬の始まりの頃は山の頂から徐々に下へ移り、里へと続きます。そして早春のこの頃から今度は上へ上へと移っていきます。まるで舞台のどん帳が上がり下がりするようで、今まさに春の幕開けを知らせてくれているかのようです。春と言えば昨日から甲子園球場での高校野球が始まりました。病院内のあちらこちらのテレビから漏れ聞こえてくる高校野球の熱戦の様子にも春の音連れを感じます。
 そして明日、3月20日は春分の日です。「暑さ寒さも彼岸まで」とよく言われますが、実際には寒暖の差が大きい時季でもあります。今朝も大変冷え込みましたが、この後数日はまだ寒さが残るようです。その後は一転して今週末の土曜日頃からは日中は春本番の陽気に入れ替わりそうです。まさに今、三寒四温の天候が続きますので、体調管理に十分、お気をつけください。

令和6年3月18日(月):東山院長

 今日は寒の戻りのようです。一昨日と昨日は比較的暖かく過ごしやすかったですが、今日は冬型の気圧配置の影響で日中の気温もほとんど上がらず、寒い1日になりそうです。体調管理にお気をつけください。
 そしてこのところ、花粉の飛散がピークを迎えています。昨日、私は自家用車のフロントガラスを拭いてみたところ白いタオルが黄色くなっていました。今の時季は花粉が以外にも西風に乗って運ばれてくる黄砂も交じっているのかもしれません。今日の予報を見ますと花粉の飛散は非常に多くなるようです。花粉症でお悩みの方には大変つらい時季かとも思われます。対策としては外出先から花粉を家の中へ持ち込まないことが推奨されています。玄関先でブラシやクリーナーを用いて衣服に付着した花粉を落とす。洗濯物を外に干さない。窓は全開にせず、必ずレースのカーテンを閉める。そしてこまめに床掃除するなどがポイントのようです。4月に入るまでしばらくは花粉への注意が必要な時季です。お気をつけお過ごしください。

令和6年3月15日(金):東山院長

 今朝もひんやりとした空気の中ですが、春の日差しがまぶしく降り注いています。今日は昨日以上に日中は暖かくなるようです。一方で風は強いようですので、外出の際はお気をつけください。今後は明後日、日曜日までは日中の暖かさは続くようです。そろそろ桜のつぼみも膨らむ準備に入る頃でしょうか。
 先月、2月は季節外れの陽気が続いていましたので、さぞかし今年の桜の開花は早いのだろうと思っていましたが、3月に入って雪や寒い日が続いたせいで、去年よりも桜の開花は遅くなるとの予想が出ています。そんな中、富山市の桜の名所の松川では、明日から遊覧船の運航が始まるとのニュースを耳にしました。また、春の風物詩といえば甲子園球場での選抜高校野球大会が来週3月18日月曜日から始まります。少しずつですが、各地で春に向けて催し物が始まるようです。しばらくは毎日、春に関するニュースや話題が聞こえてきそうですね。そして外出の機会もこれから増える頃ですので、ケガや事故にも十分にお気をつけください。また、花粉の飛ぶ量も大変多くなっています。花粉症の方は十分な対策をなさってください。それでは今日も早春の佳き1日でありますように。

令和6年3月14日(木):東山院長

 今日はひんやりと冷えていますが、薄日の差す穏やかな朝です。日中は昨日よりもだいぶ暖かくなるようです。
 さて、つい先日、私は春を感じる小さな出来事が2つありました。今朝は少しそのお話をさせていただきます。
 1つ目は絵手紙です。外来へ定期通院中の高齢の女性の患者さんが先日、持って来てくださいました。そこには鮮やかな緑色の絵の具で描かれたフキノトウがありました。添え書きには「香りも届けたい」と書かれてあり、何だが心が温かくなりました。診察室に飾り楽しませていただくことにしました。
 そして春を感じた2つ目は、宮崎地区の鹿嶋神社です。先日、立ち寄ってみたところ、この冬の間、雪よけのために神社を取り巻くように覆っていたシートが取り除かれており、荘厳な本堂が威風堂々と現れていました。ちょうど分厚いコートを脱いだ後のようで、すっきりとした感じがしました。そして境内の桜はといえば、つぼみはまだ固く開花はもう少し先になりそうな気配でした。これからしばらくの間、街中のあちらこちらで春の訪れを感じることができそうです。楽しみにしたいと思います。

令和6年3月13日(水):東山院長

 昨日に続き、今日も冷たい小雨交じりの朝になりました。このところ夜明けが少しずつ、早くなっているのを感じます。また、夕暮れも徐々に遅くなり、日中の時間帯が伸びて春の兆しを感じます。来週の水曜は春分の日です。ちょうど昼と夜との長さが同じとなり、季節の分岐点を迎えます。そして今日の午後からは日差しが戻るようです。明日以降はしばらく良く晴れて、日中に気温も上昇し、春への歩みが進みそうです。
 これから昼間の暖かな時間が増えてきそうですので、畑仕事やパークゴルフ、そして散歩など屋外での運動にはとても良い条件になりそうです。ただし、急激な強い運動や長時間の作業などは冬の間にあまり使わなかった筋肉や関節、そして心臓や肺などにも負担が大きくなる場合がありますので、十分にご注意ください。適切な運動の目安としては、薄っすらと汗をかく、心地よい疲れを感じる程度が良いと言われています。そして十分でこまめな水分補給もそろそろ必要になってきます。どうぞご注意ください。

令和6年3月12日(火):魚住診療情報管理士

 今日は1日、雨マークの予報が出ています。凍えるような冬の寒さが過ぎたのか、春の訪れを感じます。
 さて、マイナンバーカードをつくって、マイナポータルからご自身の医療に関する情報をすでにご覧になっている方もいらっしゃると思います。今朝は、その先のお話をします。今後、全国の病院で電子カルテの標準化が進んでいきます。患者さんの同意を得て、病院間で医療情報の共有ができるようになります。①紹介状等の「診療情報提供書」、②入院後に主治医により作成される「退院時サマリ」、③「健康診断の結果報告書」の3文書、並びに6情報( ①傷病名②アレルギー情報③感染症情報④薬剤禁忌情報⑤救急時に有用な検査情報や生活習慣病関連の検査情報⑥処方情報)の連携が予定されています。
 救急搬送された患者さんに的確な医療提供ができるように、災害時に今までどおりの治療を継続できるように、患者さんが受診する度に答えなくてはならない問診の負担を減らすために、それぞれの病院で処方される薬の重複投与を防ぐために…等々、少子高齢化を見据えた切れ目のない医療提供の実現を目的としています。
 次世代を生きる子供たちのために、医療DXの基盤をつくることが今を生きる私たちのミッションであり、自治体病院として、より良い医療体制や医療と介護の連携などについて、日頃から地域の皆さんと一緒に考えていくことも大切だと思っています。
 本日も午前9時から、正面玄関付近で「LoCoPiあさひまち」の利用登録会を行っておりますので、登録がまだお済みでない方は、ぜひお立ち寄りください。

令和6年3月11日(月):東山院長

 先週末から冬型の気圧配置の影響で大変寒い日が続いていました。今朝も晴れましたが、大変冷え込んでおります。また、先日の土曜と日曜日には雪が降り、街中は薄っすらと雪化粧となっていました。この雪ですが、気象条件によって様々な種類と呼び名があるようです。細かな分類や詳しい名称は私にはよくわかりませんが、雪国に住んでいると確かにその時々に降る雪の種類が異なるのを感じます。
 そんな雪ですが、この3月に降る雪は真冬の雪とは趣が異なり、どことなく優しさを感じます。細かな粒かと思えば、少し大きめの粒に変わったりしますが、時折、日の光が差し込む中、ゆっくりと真っすぐに落ち、すぐに消えていきます。長かった冬との別れを惜しみながら、来るべき春を知らせてくれているようで、少し愛おしくもあります。なごり雪といったところでしょうか。
 そして、いよいよ今週は後半から春の歩みが一気に早まるようです。来週になれば各地から桜の開花の便りも聞こえ始めるかもしれませんね。季節の変わり目で1日の寒暖の差が大変大きくなります。十分に体調管理にお気をつけください。

令和6年3月8日(金):石黒副看護師長

 本日は、新しく当院に開設されたストーマ外来について紹介したいと思います。ストーマ外来は、毎週金曜日の午前中に皮膚・排泄ケア認定看護師が行っています。
 ストーマとは、病気によって人工肛門や尿路変更などの排泄経路の変更を行った状態のことを言います。ストーマ外来では、ストーマ保有者に対する皮膚状態の観察や生活指導を主に行っています。また、新製品や患者会の紹介、管理困難な症例などの相談にのっています。
 私は、以前の病院で皮膚・排泄ケア認定看護師としてストーマ外来を10年程度担当してきました。その時は、手術前から関わり、手術後も定期的に受診し、トラブルなく経過した関わりもあれば、相談する場所が分からなくて困って紹介され、装具の相談や管理方法などを検討し、その後、安心して生活できるようになった関わりもあります。
 朝日町でも、ストーマ保有者が安心して生活出来るような環境を提供したいと思っています。お近くに、ストーマで困っている方や困ってなくても相談できる場所を探している方がいらっしゃいましたら、気軽に総合相談窓口で受け付けていますので、お声掛けください。

令和6年3月7日(木):野口事務部長

 久しぶりに晴れ間の広がる朝を迎えました。日中の予想最高気温は8度の予報で、日中は晴れて雨の降る心配はなさそうです。
 さて、これまでも定期的にお知らせしていますが、県内の各自治体では3月議会が開催されており、朝日町でも3月4日から開会しています。来週、3月12日火曜日の午前9時からは町政に関する代表質問、3月13日水曜日の午前10時からは一般質問が行われます。特に3月議会では令和6年度予算に関する審議が多くあり、「予算議会」とも呼ばれています。議会では、この令和6年度の予算に加え、町民の皆さんの生活に密着した重要な問題が審議されています。議会の活動や町政の方針などを知るためにも議会を傍聴してみてはいかがでしょうか。議場は役場4階にあり、原則どなたでも傍聴ができます。役場の議場まで足が向かない、時間がないという方のために、ケーブルテレビやユーチューブライブを利用した生中継も行っています。併せてユーチュブで配信した映像の録画配信もしており、町のホームページからも見ることができます。参考までに町の議会は3月、6月、9月、12月と年4回、定期的に開かれております。この議会において病院に関する質問がある際には、私も答弁をしており、いつも以上に身が引き締まり緊張する場面でもあります。

令和6年3月6日(水):東山院長

 3月に入ってから、まだ春らしさを十分に感じるような好天の日はなく、今日もすっきりしない寒い朝になっています。今週の週間予報を見ますと、ようやく次の日曜日ころからは春の日差しが見られそうです。もう少しの辛抱といったところですか。
 さて皆さんは日々の生活の中で文字を書く機会はどの程度おありでしょうか。スマホやパソコンが普及してから文書を手書きにすることは、ずいぶんと少なくなったのではないでしょうか。年賀状もパソコンですぐに印刷できますし、面倒なハガキや手紙はほとんどメールで事が足りています。
 先日、外来診察中にある患者さんが久しぶりに手紙を書いたそうです。久しぶりに文書を書いたところ「とても気持ちが落ち着き、穏やかな気分になれた」とおっしゃっていました。かく申し上げる私も昔は毎日カルテを記載することでボールペンのインクはすぐになくなっていましたが、電子カルテが登場してからボールペンはなかなか減らなくなりました。今の世の中、「脳トレ」と呼ばれるものが色々あるようですが、文書を書くことは漢字を思い出したり、文字の書き順や文書の構成を考えたり、そして手を動かしたりするため脳が活発に働きます。これはバランスの取れた手軽に行うことのできる最高の脳トレーニングと言えるかもしれません。私も毎日この朝のあいさつの原稿を手書きにして、脳の老化防止に役立てております。文書を書くことの良さを改めて感じる今日この頃です。

令和6年3月5日(火):東山院長

 今日も大変寒い朝になっております。3月に入ってから県内はぐずついた天候が続いておりますが、体調はいかがでしょうか。
 今日、3月5日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。啓は開くを意味し、蟄は土の中で冬ごもりをしている虫という意味があるそうです。この時季、一雨ごとに暖かくなる頃、春が来たのを感じた虫たちが土の中から出てくる頃という訳です。確かに朝晩の冷え込みはまだ厳しいですが、日中に降る雨やつかの間の日差しの中にも、そこはかとなく春の気配を感じる時があります。一歩進んでは半歩後退を繰り返しながら少しずつ、そして確実に季節は移ります。
 春の待ち遠しいこの時季ですが、季節の変わり目でもあることから私たちの体調や気分にも知らず知らずのうちにストレスがかかる頃とも言えます。身体を温めること、バランスの摂れた食事、十分な睡眠を取るなどして環境の変化に日頃から備えたいものですね。

令和6年3月4日(月):東山院長

 3月に入った途端に季節は冬へと逆戻りしているようです。一昨日の土曜日には街中が冬景色に変わりました。その後も冬型の気圧配置の影響で荒れた天候となり、今朝もみぞれ交じりの寒い朝を迎えています。まだしばらくの間は冬物の衣類や暖房器具は手放せそうにもありません。暖かくしてお過ごしください。
 さて、先月25日までに報告された県内のインフルエンザの患者数を見ますと、前の週よりやや増加しています。コロナ禍以前では例年は3月に入ると、そろそろインフルエンザは下火となる頃ですが、今年はまだしばらくは注意が必要です。当初、主流であったA型インフルエンザに続き、このところはB型インフルエンザが増加しています。A型に罹った後にB型にも感染するケースも見られています。15歳未満の患者が全体の8割を占めており、学校での集団感染も見られます。家庭内での感染にもお気をつけください。
 一方、新型コロナの患者数は1月末をピークとして、このところは4週連続で減少傾向にあります。しかし、学校や介護施設のクラスターも発生していますので、こちらも引き続き注意が必要です。手洗い、部屋の換気、マスクの着用による感染症対策を改めて続けていきましょう。

令和6年3月1日(金):東山院長

 3月初日は冷たい雨の朝となりました。この後、数日は冷え込みが厳しく、みぞれや雪の日が続くようです。どうぞ暖かくしてお過ごしください。
 さて現在、新型コロナウイルスの感染症は第10波となっていますが、2月以降は少しずつ減少傾向にあるようです。とはいえ学校をはじめ病院や介護施設などでの感染やクラスターの発生が依然続いています。思い返しますと4年前に日本国内でも新型コロナの感染が広がって以降、対策の中心となったのがワクチン接種でした。国民全体を対象とした短期間での大規模接種は国家の一大プロジェクトとして始まりました。当時、休日返上で多くのボランティアの皆さんの協力もあって、朝日町では県内で最も早く接種が進められたことを思い出します。このワクチン接種、特例臨時接種として通算で7回を数えましたが、今月31日をもって終了となります。当院でも予約制で行ってまいりましたが、昨日をもって当院での接種は終了しました。今後はインフルエンザと同様に年1回秋、冬の定期接種へと変わっていきます。
 長い間、続いてきた新型コロナワクチン接種は1つの転換期を迎えました。改めてこれまで関わってきていただいた多くの方々や役場の職員の皆さん、当院のスタッフに心より感謝をいたします。大変ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

令和6年2月29日(木):東山院長

 今年は閏年ですので、平年より2月は1日多くなります。何だか少し得をしたような気がいたします。そして明日からはいよいよ弥生3月に移っていきます。毎年この時季は長い雪の季節がそろそろ終わりに近づき、来るべき春の気配を感じながら自然と元気が出てくる頃です。でも今年の冬は1月1日の大地震があったり、また雪も例年より少ない上に、2月にもかかわらず4月並みの暖かな日が続いたりしたせいか、季節のメリハリが欠けた冬だったような気がいたします。
 そんな中、先週のニュースの中では北海道稚内市で毎年開催されている国内最大規模の犬ぞりレースの大会が記録的な雪不足のため中止になったとの記事がありました。1984年に始まって以来、初めてのことだそうです。日本最北端の地での雪不足とは驚くばかりです。一方で先週2月20日には富山地方気象台から梅の開花の発表がありました。例年より16日も早い開花だということです。今年の暖冬もこのまますんなりと春になるかと思いきや今週はこの時季らしいまだ寒い日が続いています。この後、3月に入ると三寒四温を繰り返しながら、少しずつ季節は移っていきます。寒暖の差が大きな時季ですので、引き続き体調管理に十分気をつけてお過ごしください

令和6年2月28日(水):野口事務部長

 曇り空の朝を迎えました。日中の最高気温は8度の予報で、週間予報では晴れの日がなく、曇りや雨・雪の日が多くなっています。
 さて、先日、ある新聞の社説に1月1日の能登半島地震の「被災地医療」に関連する記事がありましたので、その内容を少しご紹介します。「能登半島地震により、能登地方の公立病院も深刻な打撃を受け、機能不全に陥り、人工透析で多くの水を必要とする透析患者や重症患者を転院させました。断水が続く中で自衛隊や国から給水支援を受け、限られたスタッフで感染症患者の対応にも当たってきました。被災地へ全国から災害医療支援チームが入り、こうした救援隊の支援も得ながら綱渡りの危機的な状況を乗り切り、過疎地医療を守り抜く献身的な医療職の志の高さも見る思いである」との記事でした。また、「衣食住」という言葉がありますが、通常、衣食住は衣類の衣、食事の食、住居の住を表します。新聞では衣類の衣を、医療の医と表した「医食住」という言葉を紹介しており、医療は住まい、仕事と並ぶほど地域に欠かせない生活の基盤であるとし、被災地医療はどうあるべきか。将来の病院の合理化や集約化といった医療の側の視点にとどまらず、被災者の側にも立って考えたいと結んでいました。
 1月1日の地震で、当病院には大きな被害はありませんでしたが、能登地方のように建物への被害や断水、地震による救急患者の受入れ体制など、限られた医師と医療スタッフでどう乗り切り、どう地域医療を支えていくのか。今回の地震を教訓に、想定外ではなく、想定内として対応をしていかなければならないと思いました。

令和6年2月27日(火):魚住診療情報管理士

 今朝は久しぶりに真っ白に雪が降りしきる中、運転してきました。朝日町の雪が少なくてほっとしています。先週から一気に冷え込みましたが、みなさん体調はいかがですか。寒さ対策をして暖かくお過ごしください。
 さて、病院の正面玄関を入ってすぐ右手に、ロコピあさひまちのタッチスポットが設置されていることにお気付きでしょうか。登録済みのマイナンバーカードを端末のオレンジ色の読み取り部分に「ピッ!」とタッチするだけで、ポイントがたまります。外来受診の方は、そのままマイナンバーカードを手に、中央受付へお進みいただいて保険証の確認もできますので、お気軽にお声がけください。
 タッチするには、まずロコピの利用登録が必要です。今日は午前9時から11時半まで、病院正面玄関付近の特設ブースで登録手続きを行います。朝日町にお住まいで、まだ登録がお済みでない方は、外来の待ち時間やお帰りの際、ぜひお立ち寄りくださいね。
 また、中央受付では常時、ロコピ交通チケットの販売・チャージを行っています。まちバスやノッカルのお支払いもカードをタッチするだけで完了。大変便利です。もうすぐ3月。春のお花見シーズン前に、ご家族やお友達、ご近所の方々と一緒にチャージしてみませんか?

令和6年2月26日(月):東山院長

 2月最後の月曜日です。昨日からの冷え込んだ空気が続き、今日も大変寒い1日になりそうです。体調管理にお気をつけください。
 さて、そんな中ですが、昨日の日曜日に私は入善町のラーメン祭りの会場に出向きました。と言ってもラーメン目当てではなく、日本赤十字社の献血者の健診医としてお手伝いをするためでした。当院でも頻繁に治療目的で輸血を行いますが、毎回富山市の血液センターから血液を運んでいただいています。輸血によって救われる多くの命があります。普段は血液を使用する病院側の立場ですが、昨日だけは血液を集める献血の業務に参加をしました。大変寒く冷たい小雨の降るあいにくの天候でしたが、ラーメン祭りの会場にはたくさんの人が集まっていました。16歳の若人から60歳代の方まで多くの方々に献血をしていただきました。初めての方もいれば、20年ぶりの方も、中には33回目の献血の方もいらっしゃいました。困っているであろう身の知らずの人の役に立てればとの尊い慈悲の心と思います。今回の能登半島地震の現地でボランティア活動をしていらっしゃる方々と通じるものがある気がいたします。
 人はどんな時でも人に支えられ、そして人を支えていると改めて感じました。「情けは人の為ならず」。献血される皆さんの明るい表情を見ながら、そんなことを思った1日でした。

令和6年2月22日(木):山本看護部長

 明日から3連休ですが、雨と雪の予報でちょっと残念ですね。今朝は看護師の専門性の話をしたいとと思います。
 私たち看護師には「倫理綱領」という、あらゆる場で実践を行う看護職を対象とした行動指針があります。その中に「常に個人の責任として継続学習による能力の開発・維持・向上に努める」という一文があります。看護師は患者さんに関わる仕事が中心ですが、安全・安心な看護を提供するために刻々と変化していく医療や看護を学んで、知識や技術を磨いていくことも大事な役目です。多くの看護師が病院の中で研修会や勉強会を行ったり、病院の外へ教育を受けに行ったりしています。中には半年以上の専門的な教育を受けて活躍している看護師もいます。「専門看護師」「認定看護師」「特定行為看護師」などの名称で活動している看護師がその代表ですが、糖尿病相談の「糖尿病療養指導士」も難しい試験をクリアして活躍しています。
 この専門性を持つ看護師が日替わりで「看護外来」を行っています。従来の認知症相談、糖尿病相談、フットケア外来に加え、新たに「がん看護相談」「ストマ外来」も始めました。ポスターも掲示していますので、聞いてみたいこと、知りたいことなどありましたら気軽に相談ください。

令和6年2月21日(水):東山院長

 ついこの間までの春のような暖かさから空気が入れ替わりました。この時季に「寒の戻り」という表現が適切かどうかわかりませんが、2月らしい寒さに戻りました。そうこうするうちに来週の金曜日からは3月になります。確実に春は近づいているようです。
 さて私は昨日、宮崎地区のカルチャーセンターにおじゃましました。健康出前講座として約1時間、「元気に老いるコツ 教えます」と題してお話をさせていただきました。戦後は50年と言われていた人生が今や90年、そして近い将来、100年時代を迎えようとする現在の日本社会。一方で平均寿命の延びにともなう様々な課題もあります。そこで健康寿命を延ばすための科学的データに基づいた対応をお話しました。少しご紹介いたします。
 キーワードは「フレイル」です。健康な状態と要介護状態の中間にあるこのフレイル。弱り始めた身体を放置せずに適切に対応することで、再び健康な状態に戻ることができます。また、普段からもフレイルにならないように予防することも大切です。そのためのポイントは3つです。十分なタンパク質を含むバランスの摂れた食事、適度で継続できる運動、そして社会活動への参加です。昨日は約30名の宮崎地区の皆さんとフレイルチェックや認知症のテストを実際に行ったりして、楽しい時間を過ごさせていただきました。宮崎地区の皆さん、ありがとうございました。ちなみに来週は大家庄地区へおじゃまいたします。

令和6年2月20日(火):東山院長

 一昨日の日曜日に私は朝日町のふるさと美術館を訪れてみました。昨年7月、これまでの「なないろKAN」を改修して移設され、新たにオープンしました。すでに訪れられた方もたくさんいらっしゃることと思いますが、私は新しくなってから今回、初めてでした。閑静な広い敷地を利用して、ゆったりと落ち着いたたたずまいの中、新しい館内に入ると広々とした空間が広がり、ゆっくりと美術品を鑑賞できます。折しも郷土の作家の企画展が開催されており、湯口敏明さんの作品を中心に多くの力作が展示されていました。この湯口さんの作品は当院正面玄関を入った廊下にも展示をさせていただいています。その他には朝日町所蔵の竹下夢二の作品も楽しむことができました。その後は館内の喫茶室でおいしいコーヒーをいただきました。季節外れの暖かさの中、陽光を浴びて純白に輝く朝日岳を眺めながら、日常から少し離れた時間の中でリフレッシュができた1日となりました。また、機会を見て訪れてみたいと思います。
 さて、このところ大変暖かい日が続いていましたが、今日の午後からは気温が下がり始めるようです。この後、向こう1週間はこの時季らしい寒さに戻り、雪交じりの日もありそうです。暖かくしてお過ごしください。

令和6年2月19日(月):東山院長

 今日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。雪解けが進み川の水が増え始める頃ですが、このところ目まぐるしく天候の変化が続いています。先週の2月15日(木)には20度を超える暖かさで、北陸地方で春一番が吹きました。例年より2週間近く早く、全国で最も早かったようです。そして翌日、2月16日(金)は一転して真冬並みの寒さに戻りました。そうかと思えば翌日2月17日(土)は3月並み、そして昨日2月18日(日)は4月から5月上旬並みの暖かさとなりました。今日も20度近くまで気温が上がる見込みのようですが、短い周期で変化する最近の天候はこの後も続きます。寒暖を繰り返しつつ春へと移り行くのでしょうが、今年はその差がとても大きいように感じます。衣類も冬物と春物が日替わりになりそうですね。
 大きな気温の変化は私たちの体調へも影響を及ぼします。お天気情報に注意を払いつつ暖房器具や衣類など小まめに調節しながら体調管理にお気をつけください。さらには花粉の飛散も本格的にそろそろ始まります。早目の対応が大切です。併せてお気をつけください。

令和6年2月16日(金):秋山認知症看護認定看護師

 昨日の春日和から一転して寒くなりました。寒暖の差が激しいと体調を崩いやすいので 日々健康に気を付けたいものですね。
 能登半島地震から1か月と半月が経ちました。この機会に今回は自然災害と高齢者についてお話ししたいと思います。過去の災害から命にかかわるような被害に遭われるのは、高齢者の方が中心であることがわかっています。災害時に危険を回避する行動や避難を行うことができないだけでなく、避難生活、新たな生活などにおいても他者による支援が必要とされます。しかし現状はこの高齢者の方が多く亡くなられています。「命を守ること」を第一に考えたときに、高齢者の方はたとえ情報があったとしても的確な判断ができない可能性があります。周囲の人が判断の手助けをすることが、まず優先されるべき支援だと言われています。いざという時にどう行動するか、事前に家族や地域で決めておくことが大切です。今日も1日平和で過ごせることを感謝していきたいです。

令和6年2月15日(木):東山院長

 昨日、一昨日は2月中旬としては季節外れの暖かくて、大変穏やかな天候となりました。3月下旬から4月上旬並みの暖かさとのことでした。昨日の夕方、外へ出てみますと17時を過ぎてもまだ明るさが十分に残っていました。インターネットで調べてみたところ、昨日の朝日町の日の入りの時刻は17時28分だったようです。ちなみに昨年12月22日の冬至の日の日の入りの時刻は16時37分でした。50分ほど夕暮れが長くなっています。ちょうど毎日1分ずつ日の入りの時間が遅くなってきている計算になります。
 昨日の夕暮れの西の空を見ますと、夕焼けのオレンジ色と昼間に広がっていた青空の名残の水色が入り混じり、まるで空いっぱいに広がる水彩画のように見えました。そしてその下には洋上風車がゆったりと回り、点滅する光が日暮れとともに次第に鮮やかさを増していくのが見えました。吹く風は優しく、そこはかとなく漂う春の香りに、まるでもうお花見の頃かと錯覚するような陽気でした。でもこのまますぐに春とはいかないようです。今日も暖かさは続くようですが、今夜から雨模様となり、明日、金曜日は再び冷え込む予報が出ています。この時季、寒暖の差で体調を崩さぬようお気をつけください。

令和6年2月14日(水):河﨑看護師

 今日2月14日はバレンタインデーです。皆さんバレンタインデーの思い出は何かありますか。私は高校生の頃、家政科でクラスのみんなが手作りのお菓子をタッパに一杯詰め込んで、配り合っていたことがとても懐かしい思い出です。
 今回、チョコレートについて調べてみると、原料であるカカオ豆は動脈硬化や高血圧、生活習慣病予防に有効と言われており、ほかにもストレス軽減や便通改善、貧血予防など様々な効果が期待されるそうです。1日少量、数回に分けて食べるチョコレート習慣を皆さん身に付けてみてはいかがでしょうか。私も食べ過ぎに注意して、チョコレート習慣を身に付けてみようと思います。

令和6年2月13日(火):東山院長

 2月も半ばに入りました。厳しい冬の寒さもそろそろ峠を越え、日々の生活の中に何となく春の予感が漂い始める頃です。そんな中ですが、今朝はすっきりと空は晴れ渡っており、このため朝は少し冷え込んでいます。今日の日中は気温がぐんぐん上昇し、春本番を思わせる陽気になりそうです。週間予報では、今週金曜日を除いては3月下旬から4月上旬頃の暖かさが続く見込みのようです。所によっては、春一番の知らせも聞こえてくるかもしれません。そうなると気になるのは舟川べりの春の四重奏です。早くも先週の土曜日には、舟川新の住民で作る「舟川新清流会」の皆さんが舟川べりの桜並木の手入れ作業を始めていらっしゃいました。
 暖冬の今年は例年より早く桜の開花を迎えるかもしれません。舟川の両岸1,200メートルにわたり植えられた約280本のソメイヨシノ。純白の雪をまとう朝日岳を背景にして、我が世の春と言わんばかりに匂い立つように満開の花咲く光景を今から心待ちにしたいと思います。どうやら今年の春は駆け足でやってきそうな気配です。

令和6年2月9日(金):東山院長

 今週は月曜日以降、連日、雨やみぞれ交じりのぐずついた天候が続いております。今週、東京では10センチ近い積雪があり、交通機関の乱れや転倒によるケガ人などで混乱も見られていたようです。県内には幸い強い寒気が入り込まなかったので、まとまった雪はありませんでしたが、朝晩はまだまだ冷え込んでいますので、暖かくしてお過ごしください。
 さて、この寒さの中、1月1日の能登半島の地震の発生から今日で40日となります。多くの方が犠牲となり、今も避難所での生活を強いられている方々も多くいらっしゃいます。地震の直後から富山県では被災された方々の医療機関や高齢者施設からの受入れを行うとともに、被災地や避難所へ災害派遣の多くのチームを送り、活動を続けています。
 その一環として当院でも被災地の高齢者施設から入所者の受入れを行っています。また、あさって2月11日からは避難所へ当院の看護師が2名ずつ2週にわたって災害派遣医療チームとして参加をいたします。さらにエコノミークラス症候群の検診、予防のため、当院の臨床検査技師も支援に入ります。朝日町と同じく高齢化の進んでいる地域ですので、医療、介護、福祉など多職種のチームでの支援が必要となっています。思い起こせば過去の東日本大震災や熊本地震の際もそうであったように、困っている時こそお互いの気持ちを思い図り、お互い様の気持ちを忘れずに支援のお手伝いをしつつ、それによって逆に多くのことを学ばせていただく機会にもなっています。来週から派遣チームとして参加する当院のスタッフにエールを送りたいと思います。

令和6年2月8日(木):野口事務部長

 曇り空で風が冷たく感じる朝を迎えました。日中の気温は7度の予報で、雨や雪の降ることはなさそうです。
 さて、先日、患者さんから、おほめの言葉をいただいたので少しご紹介します。それは職員のあいさつでした。その患者さんは、病院へ来ることに少なからず、緊張や不安、そしてストレスを抱えていて、それが職員の「おはようございます」というあいさつ、その患者さんは「柔らかなあいさつ」と表現されましたが、そのあいさつで「不安や緊張をさっと払ってくれるようで、スーッと気持ちが落ち着きます」と私に言われました。
 もう一つ、当院には富山大学附属病院から多くの非常勤の医師が診療に当たっていますが、その医師のお一人から「あさひ総合病院の職員は私とすれ違うたびに、みなさんあいさつをしてくれ本当に感心します。大学病院ではあまり見られない光景です」と言われていました。日頃、苦情を受けることが多く、あまりほめられることが少ないので、職員の挨拶におほめの言葉をいただいたことを非常にうれしく感じました。
 「あいさつは、はっきりと大きな声で」と子供の頃から親や先生に教えられてきましたが、マナーを重んじる社会人生活を送る今のほうが、あいさつが適当になりがちかもしれません。あいさつは「人間関係をより心地よく、スムーズにするための潤滑油」として役割もあります。今回の出来事はそんなあいさつの大切さを改めて感じました。

令和6年2月7日(水):鹿熊副看護部長

 今日は1月20日土曜日に当院で開催されました「現場で活かせる褥瘡(じょくそう)ケア」からの学びについてお知らせします。私たち看護師は常に自己研さんし、最新の技術を習得、提供することを大切にしています。そのため学習する機会も多くあります。今回の研修には約20名の看護師が参加し、基礎知識と実演から学びを広げることができました。活気ある研修となり、その学びは毎日の看護に活かされています。
 さて、皆さん褥瘡という言葉を聞かれたことがありますか。褥瘡とは自分で動くことができず、また栄養不足や同じ部位への圧迫により、皮下組織の血液循環が悪くなることでできるキズです。一度できてしまうと治るのに時間がかかります。作らないことが大きなポイントです。病院ではいくつかの種類の体圧分散マットを準備し、使用しています。また、体の向きを変えるポジショニングクッションも使用します。
 今回、ポジショニングクッションの使い方で大きな学びがありました。ポジショニングクッションは体の圧をとるために使います。使用される方の体格にもよるのですが、少なくとも3個、人によっては5個のクッションが必要になります。それだけのクッションを適所に配置することで、体の緊張がとれ、リラックスさせることができます。リラックスさせる体位がとれることで褥瘡の予防とともに体の拘縮(こうしゅく)予防にもつながります。ただし、ポジショニングクッションはやや値段が張る商品です。介護保険を利用されている皆さんは、介護保険で借りることができるそうです。ぜひ、ケアマネジャーさんにご相談ください。また、クッションの使い方がわからない場合は看護師にお尋ねください。
 今回は褥瘡予防のポジショニングクッションの上手な活用について豆知識をお伝えしました。当院では皮膚・排泄ケアの認定看護師がいます。最新の知識を持ち、看護・介護の仕方についても教えてくれ、出前講座も行っています。もし、介護で困ったことがある場合は、病院中央受付にある総合相談窓口にお伝えください。認定看護師につないでくれると思います。すぐにつなげない場合もありますが、その場合は時間をくださいね。また出前講座にも呼んでくださいね。

令和6年2月6日(火):東山院長

 昨日は日中、ほとんど気温が上がらず冷え込みが強く雪交じりの1日となっていました。東京でも今日は積雪が見られているようです。暦の上での立春が過ぎたとはいえ、しばらくはまだ厳しい寒さが続くようです。
 さてそんな寒さの中ですが、一昨日の日曜日は午後から青空が広がり、日差しがまぶしく差し込んでいました。風はさすがに冷たかったのですが、比較的穏やかな午後となったので私は宮崎海岸までジョギングを楽しむことにしました。途中、鉄道の線路脇の土手にも明るい日差しが当たっていました。今年は雪も少ないこともあったので、「もしや」と思い、足を止めて土手の斜面に顔を近づけて、のぞき込んで見ました。ありました。フキノトウです。まだ小さくまばらでしたが、みなぎる生命のエネルギーを内に秘めてとても鮮やかな緑色を輝かせていました。中には先端がほころび始めているのも見受けられました。今年は暖冬傾向のためか、いつも年より早く見つかったように思います。これからは徐々に膨らみを大きくし、ゆっくりと開いていくことでしょう。
 小さな春の使者は私たちに毎年、必ず時の移り変わりを知らせてくれます。そんなフキノトウを見つけて、この先まだしばらくは続くであろう寒さにも前向きな気持ちになれた1日でした。寒さがまだ続きますので、暖かくしてお過ごしください。

令和6年2月5日(月):東山院長

 昨日、2月4日は二十四節気の「立春」でした。暦の上では春が近づく頃ですが、実際にはまだまだしばらくは厳しい寒さが続きます。「春は名のみの風の寒さや」と言ったところでしょうか。どうぞ暖かかくしてお過ごしください。
 さて、春が近づく頃と言いますと、そろそろ気になるのが花粉症です。お悩みの方も多いかと思います。富山県森林研究所の発表によりますと、今年のスギ花粉の飛散開始は2月19日とされています。富山地方気象台からは向こう2週間の気温は平年より高めに推移すると予測されており、このため昨年よりも8日早くスギ花粉が飛び始めるとの予測になっています。そしてこの花粉はその後、3月中旬から下旬にかけて飛散の最盛期を迎えます。毎年、花粉症でお悩みの方は花粉が飛び始める前からの対応も大変重要とされています。お困りの方は症状に合わせて当院の耳鼻咽喉科や眼科へご相談ください。
 今日はこの後、みぞれ交じりの強い雨の予報となっていますので、通院の際には足元に十分お気をつけください。

令和6年2月2日(金):東山院長

 昨日の午後から雪交じりの天候となり、冷え込んできています。今日も日中はほとんど気温が上がらないようで、厳しい寒さが続きますので、暖かくしてお過ごしください。
 さて、明日2月3日は節分です。最近では豆まきをするご家庭も減ったかもしれませんが、皆様のご家庭ではいかがでしょうか。この豆まき、季節の変わり目のこの時季に起こりがちな病気や災害を鬼に見立て、これを追い払いその後に年齢の数だけ豆を食べて1年の幸せを祈る行事です。実はこのまかれる煎り大豆の中には、多くの機能性物質が含まれています。文部科学省の日本食品標準成分表の内容をご紹介します。大豆はよく畑の牛肉とも言われるとおり、100グラム当たりに含まれるタンパク質の量は牛肉よりも多いんです。しかも人間が必要とする全てのアミノ酸を含んでいます。さらには総コレステロール値を低下させる大豆レシチン、腸内細菌の善玉菌を増やすオリゴ糖、そして抗酸化作用により悪玉コレステロールの増加を予防するサポニン、ひいては老化の予防効果があるとされるポリアミンなど大豆には身体に優しい物質が数多く含まれています。ですから豆まきの後に豆をいただくというのは健康の面から見てもとても理にかなってと言えます。豆を食べてマメに暮らしましょう。ただし、ご高齢の方は年の数よりは控えめにしておくのが良いかもしれません。何事もほどほどに。恵方巻とともに食べ過ぎないようにご注意ください。

令和6年2月1日(木):東山院長

 今朝、空は厚い雲に覆われていて大変薄暗く、この時間になっても道行く車はヘッドライトを点灯しています。今日から2月です。今朝、月別のカレンダーを1枚めくり、気持ちも新たにリセットしたような気がいたします。一昨日、昨日はこの時季としては比較的暖かく、3月並みの陽気でした。今日の午後からは再び、冬型の気圧配置に戻るようですので、冷え込んできます。気温の変化に体調を崩さないようにお気をつけください。
 2月になりますと梅の開花の便りが西の方から聞こえ始めています。九州や四国、そして静岡などでは、すでに開花発表されています。今年は全国的に去年より梅の開花が早いところが多いようです。ちなみに昨年の富山県の梅の開花は3月8日でした。県内での梅の花はもう少し先になりそうです。「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」。青空に映え、上品で清楚な花びらを付け、凛とした佇まいを見せるその姿は来るべき春の訪れを私たちに知らせてくれます。今から心待ちにしたいと思います。
 今朝は薄暗く足元が悪くなっております。病院の行き帰りの際には十分お気をつけください。

令和6年1月31日(水):野口事務部長

 本日は、当病院の理念をご紹介します。理念については、「住民の健康な生活を支えるための医療と介護を提供し、住民の幸せと地域の発展に貢献します」となっています。この理念に基づく、基本方針を6つ定めており、ご紹介します。
 ・患者の尊厳と権利を尊重し、十分な説明と同意のもとに安全・安心な医療を推進します。
 ・患者の立場に寄り添い、全ての職員が協働し、多職種連携によるチーム医療を行います。
 ・地域の医療機関・保健・行政・福祉分野と連携し、地域包括ケアを実践します。
 ・よりよい医療を提供するため自己研さんに励みます。
 ・職員を大切にし、安心して働きやすい職場環境づくりに努めます。
 ・良質な医療・介護の提供と健全で効率的な経営に努めます。
 当病院では、この理念の下に地域に必要な医療と介護を提供し、持続可能な病院運営に努めてまいります。
   理念・基本方針

令和6年1月30日(火):森田看護師

 私は京都出身なので、今回は京都に来たら食べてほしいお勧めの食べ物を紹介したいと思います。それは「京食パン工房ここん」のフルーツサンドです。京食パン工房ここんは、もともと私が学生時代にバイトしていたお店で、生食パンを作っています。生食パンもモチモチですごくおいしいですが、一番のお勧めはフルーツサンドです。北海道産生クリーム100%で作られているので、生クリームがフワフワなのと季節のフルーツが使われていてすごくおいしいです。京都に来られたらぜひ、食べてみてください。

令和6年1月29日(月):東山院長

 1月最後の月曜日となりました。1月1日の大地震から間もなく1か月が過ぎますが、何となく気持ちの落ち着かない状況が続きます。そして先週のこの冬一番の寒波は過ぎ去り、しばらくは大雪の心配はなさそうです。
 一方で新型コロナウイルスの感染は全国的に再び拡大傾向にあるようで、4年前から繰り返す感染の波は現在、第10波に入っていると判断されています。オミクロン株の一種で「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」と呼ばれる変異ウイルスが世界的に増加し、国内や県内でも感染の主流となっています。過去に新型コロナに感染しても再び感染を繰り返すこともありますので、今後も注意が必要です。
 今週は1月から2月へと移り変わりとなります。次の日曜日、2月4日は「立春」です。暦の上では春が近くなりますが、厳しい寒さはまだしばらく続きます。寒さの備えとともに新型コロナやインフルエンザなどの感染症への対策も続けながらこの冬を乗り越えましょう。また、2月に入れば間もなく花粉症の季節にも入ってきます。体調管理にもお気をつけください。

令和6年1月26日(金):東山院長

 今週に入り大変厳しい寒さが続いています。体調管理に気をつけ暖かくしてお過ごしください。
 さて、現在の日本は人生90年時代を迎えています。さらに今後は人生100年時代に向けていく中で、大切なのは健康寿命を伸ばすことですね。できることなら介護のお世話にならず、ずっと自分で生活できることを目指したいものです。そこで重要なキーワードはフレイルです。心身の虚弱が進みはじめ、健康と要介護の間にある状態にあるのがフレイルです。先日、東京都健康長寿医療センターの研究所から大変興味深い調査結果が発表されました。今朝は少しご紹介をいたします。
 東京都大田区に住む65歳から84歳までの男女6,386人を対象として、個々の仕事の状況や心身の聞き取りをしたそうです。その後、3年半にわたり追跡調査を行った結果、約13%の方が要介護の状態になっていました。そこでフレイルの状態の高齢者とフレイルでない高齢者の群に分けて、仕事をしているか否かで要介護状態になる危険性を分析しました。その結果、フレイルの高齢者が週35時間以上のフルタイムで働くことで要介護の危険性が57%減少したということです。また、フレイルでない高齢者でも働くことによって30%以上の危険性が減少しているのがわかりました。
 これは仕事によって歩いたり、動いたりする身体機能の維持効果と、また仕事で他人から感謝されることで生きがいを感じる心の健康につながっていると考えられています。高齢者になっても働くことは自身の健康につながり、また地域社会を支えることにもなっていると言えそうです。ぜひ、参考にしたいものです。

令和6年1月25日(木):野口事務部長

 昨日は大雪警報が出されていましたが、日中、雪が降る時間帯は少なく、今朝も昨夜からほとんど雪も積もらず、自宅付近では除雪車による除雪作業もなく、ほっとしています。今回の寒波のピークは今日のお昼ごろまでと言われています。今日の日中も気温はあまり上がらず、寒さも厳しいため、防寒対策も必要です。
 さて、今は1年で最も寒さが厳しいで時期ですが、日の入り時刻が遅くなっています。今日の日の入りの時刻は17時9分で、先月、12月の冬至の頃の日の入りは16時35分頃だったので、30分以上も遅くなっています。今日も厳しい寒さが続く予報となっていますが、少しずつ、そして確実に一歩一歩、季節は春に近づいています。
 「冬来たりなば春遠からじ」。厳しい冬がやってきたならば、次には暖かな春がついそこまで来ている。そんなことを感じる今日この頃です。

令和6年1月24日(水):東山院長

 天気予報どおり、この冬一番の寒波になりました。昨日の夕方から降り出した雪で街の景色は一変し、白銀の世界となりました。今日も雪は続き、寒さも厳しく日中の気温も氷点下前後の予報となっています。引き続き県内には大雪警報が出されています。この雪と寒さ、明日いっぱいは続くようです。1年で最も厳しい時季ですので、体調管理には十分お気をつけください。そして不要不急の外出や車の運転は控えたほうが良さそうです。
 今の時季は屋外での除雪作業や歩行中に雪や凍結で転倒して、手首や大腿骨などを骨折する方も増えます。また、寒さへの備えも大切です。入浴時のヒートショックや寒いトイレでの室温の急激な変化などで心臓や脳血管の障害を起こしやすくもなります。できるだけ家の中での温度差が少なくなるように心がけたいものです。今日も1日暖かくしてお過ごしください。また、病院の行き帰りの際は足元には十分お気をつけください。

令和6年1月23日(火):秋山認知症看護認定看護師

 本日は認知症と脳の活性化についてお話しさせていただきます。
 認知症の方は昔の記憶は良く覚えていると言われています。懐かしいものや写真、昔していたことや経験を話し合うと脳が活性化し、気持ちが安定し、うれしい気持ちがよみがえります。昔の自分を思い出し、自分という存在を思い直す機会となります。ぜひ会話の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
 本日は大雪の予報が出されています。雪に備えて体調に気をつけて過ごしていきましょう。

令和6年1月22日(月):東山院長

 雨交じりの週明けとなりました。一昨日、土曜日が大寒でしたので、これから来月の立春までの約2週間は1年のうちで最も寒さの厳しい時期になってきます。これに合わせるようにして明日、火曜日からは本格的な大雪の予報が出されています。今日のうちに雪への備えの再確認をしておくと良いかもしれませんね。
 さて、私は昨日、日用雑貨を求めてホームセンターに行きました。久しぶりに訪れたそのお店はリニューアルされてすっかり大きく、きれいになっていたので少し驚きました。そしてお目当ての商品を持って会計に行って、また驚きました。ほとんどが自分で会計を済ませるセルフレジの機械がずらりと並べられていました。今はスーパーや大手のアパレル店などでもこのセルフレジが取り入れられていて、珍しくはないかもしれません。お店に入り買い物をして帰るまで、店員とは一言も会話をしないで帰ることもあります。機械から聞こえるよそよそしい音声案内だけが響きます。AI、DXの全盛期、これからますます自動化は進むものと思われます。かく申し上げる当院でも玄関に自動再来受付機や自動精算機を設置しており、またマイナンバーカードへの対応も受け付けています。でもご安心ください。近くに必ず職員がおりますので、不安やご不明な点はお気軽にお声掛けください。いつも心のつながりを持てるように心掛けてまいります。

令和6年1月19日(金):東山院長

 昨夜は大変強い雨風で荒れた天候でした。今朝は寒さは比較的和らぎ、この後日中にかけて雨も上がり、日差しものぞくようです。病院の行き帰りの際は滑りやすくなっておりますので、足元に十分お気をつけください。
 さて、当院では病院のホームページを随時更新しながら様々な情報を皆様へ提供しております。ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。外来診療や入院治療、救急外来受診に関すること、各診療科の詳しい内容などはもとよりワクチン接種のご案内や院内外での催し物や取組みの内容、さらには職員募集などの多岐にわたってご紹介をしております。ちなみに平日の毎朝放送しておりますこの朝のあいさつの内容も毎日ホームページに掲載をしております。そして皆様に広くご利用いただいているロコモ予防体操の動画も楽しんでいただけます。
 ホームページを開かれた方に興味を持っていただけるよう新しい内容を取り入れながら見やすく、わかりやすい内容になるように努めております。ぜひ一度とは言わず定期的にもご覧いただければ幸いです。なお、ご不明な点やさらに詳しい内容についてご質問等などは病院までお問い合わせください。ぜひ一度ご覧になっていただければと思います。

令和6年1月18日(木):新田主任看護師

 私は7年前に外来に来られた293名の方に「在宅療養について」のアンケート調査を行いました。当時はコロナ感染症が発生する前で、国が2025年問題に向けて「病院から在宅」へと対策を勧め、当院も現在の形に改築する準備をしていた頃です。アンケートでは60歳以上の方の60%が「在宅での療養を希望」され、41%の方が「自宅で最期を迎えたい」と回答されていました。また、35%の方が「考えたことがない。わからない」と回答されていました。
 一昨年、私は父を自宅で看取りました。本人の「自宅に帰りたい」という思いと私たち家族の「本人の希望をかなえてあげたい」という思いから、介護保険を利用し、玄関やろう下に手すりを設置し、訪問診療・訪問看護など在宅での療養や自宅で看取る準備を整えました。入院中はコロナ禍のため面会など制限され、表情も暗くなりがちでしたが自宅に帰ってからは会いたい人に会い、食べたいものを食べ、次第に表情も明るくなり、看取るまでの3週間を家族や親族、友人とともに穏やかな時間を過ごすことができました。父は生前、相続に関することや自分の葬儀のことなどをまとめてくれており、葬儀会場では自分で作成した思い出の画像を流し、本人が希望する形で見送ることができました。
 1月1日に発生した地震により多くの方が犠牲になりました。富山県も大きく揺れ「もしかしたら・・・」と恐怖に襲われた方も多かったのではないでしょうか。病気や事故、災害などいつ自分の身に起こるかわかりません。いつか必ず迎えるであろう最期の日まで自分はどうありたいか、どう過ごしたいかを家族と話し合ってみてはいかがでしょうか。
 本日の外来も予約が多く、混雑することが予測されます。待ち時間が長くなると思いますが、ご協力のほどよろしくお願いします。

令和6年1月17日(水):東山院長

 今朝は大変冷え込みました。街中が冷蔵庫になったような感じです。この冬一番の冷え込みのようです。道路の水たまりは、ことごとく凍っております。歩行の際、足元には十分ご注意ください。今日はこの後、寒気のピークは過ぎて日中、寒さは和らぐようです。そして今週末1月20日土曜日は、暦の上の「大寒」です。まだしばらくは厳しい寒さが続くようですので、体調の管理にお気をつけください。
 さて、この寒さの中ですが、少し昨年を振り返ってみたいと思います。思い返しますと昨年の夏、あの異常な暑さは今でもはっきりと思い出すことができます。それもそのはず、世界気象機関WMOの発表によりますと、昨年2023年の世界の平均気温は観測史上最も高い年になったそうです。産業革命前と比較して1.45度上昇しているとのことでした。一見すると大きな値ではなさそうですが、人間で例えるならば、平熱が36.5度の人が1.45度上昇すると、常に38度近くの体温となりますのでフラフラになってしまいます。これと同じく、地球もあちらこちらで悲鳴を上げ始めているのかもしれませんね。温室効果ガスの排出の大幅な削減努力をこれから私たちはしなければなりませんが、それとともにこの厳しさの増す環境の下で暮らしていくことになりそうです。老婆心ながら間もなく迎える大寒を前に早くも今年の夏の暑さを心配してしまいました。

令和6年1月16日(火):東山院長

 昨日から寒気の影響で冷え込みが強くなり、今朝は雪交じりの空模様となりました。今日も日中は気温が上がらず、凍えるような寒い1日になりそうです。寒さへの備えとともに通院の際の車の運転や来院時の足元には、くれぐれもお気をつけください。
 さて、2020年1月15日新型コロナの感染が国内で初めて確認されてから昨日で丸4年が経ちました。燎原(りょうげん)の火のごとく日本中に広がった新型コロナによって、昨年8月までに9万5,000人余りの方がお亡くなりになりました。本当に長い4年間でした。この間、ワクチンの開発や治療薬の登場により、その脅威は徐々に薄らいできました。そして昨年5月には感染症法の位置付けが5類に変更されてから、ようやく私たちの社会生活も次第にコロナ前に戻りつつあります。最近ではコロナに関する新聞記事はまばらとなり、片隅へと追いやられている感じがします。でも新型コロナウイルスはその後次々と変異を繰り返しながら私たちの免疫を回避して広がり、現在はオミクロン株の一種の「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」と呼ばれる変異ウイルスが世界的に増加し、国内でも主流となりつつあります。能登半島地震での避難所での感染も広がっているとの報道も目にします。4年経った今も、そしてこれからも感染対策の第一歩は予防です。手洗い、マスク着用、換気など適切な対応を取りながらこの冬も乗り越えていきたいものです。

令和6年1月15日(月):魚住診療情報管理士

 皆さんは病院の受付でマイナンバーカードによる保険証の確認をなさっていますか?いずれは保険証の確認と外来の受付が一度にできるシステムに変わっていくようですが、医療DXはまだ始まったばかりです。これから便利になっていく過程をみなさんとコミュニケーションを取りながら進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
 さて、朝日町ではマイナンバーカードとLINEを活用した新しい公共サービスパス「ロコピあさひまち」がスタートします。明日(1/16〜)から毎週火曜日、正面玄関付近で利用登録を行いますので、朝日町にお住まいの方は外来の待ち時間やお帰りの際にぜひお立ち寄りくださいね。
 また、登録がお済みの方を対象に1月17日からはロコピ交通チケットの販売を始めます。マイナンバーカードに「まちバスチケット•紙の回数券15枚分」をチャージします。今年度3月までの初回特典だそうです。まちバスやノッカルのお支払いにご利用いただけます。料金は2,000円(障がい者手帳、助成券をお持ちの方は1,000円)です。中央受付で販売とチャージを行いますので、お気軽にお声がけください。
 当院は朝日町以外の地域からも多くの患者さんにご利用いただいています。あさひまちバスに愛本線や市振線があるように、入善町からお越しの患者さんがご乗車いただけるバス路線の実現も願っています。

令和6年1月12日(金):東山院長

 昨日は終日晴れて大変良い天候でしたが、今朝は小雨交じりで風も少し強めのようです。通院の際の車の運転や足元には十分にご注意ください。また、明日土曜日はこれから雪になるようで、冷え込みもありそうです。そして来週の土曜日(1月20日)は「大寒」です。今は寒の内ですが、これから2月上旬にかけて1年の中で最も寒さが厳しくなる時季になってきます。昨日、気象庁からこの先1か月の予報が出されました。それによりますと全国的に気温は平年より高い傾向となり、降雪量は北陸では平年並みか平年より少ない見込みだそうです。そんな寒さの中ですが、先日私はご近所の方から日本スイセンをいただきました。庭に咲いているのを取って来てくださいましたが、まだ多くはつぼみのままでした。部屋に飾らせてもらったところ暖かさのせいで、間もなく白く小さな花がたくさん満開となりました。部屋の中には透明感のある日本スイセンの甘い香りが漂いました。清楚な花とすがすがしい香り、凛とした気品ある日本スイセンに元気をいただきました。

令和6年1月11日(木):野口事務部長

 昨日の雨は上がりましたが、厳しく冷え込んだ朝を迎えました。日中の最高気温は8度の予報で、この時季としては少し暖かいようです。ただ、明後日13日頃から冬型の気圧配置が強まり、特に来週の15日から17日にかえて日本海側を中心に天候は荒れ模様となる恐れがあるようです。地震とともに急な積雪にも十分ご注意ください。
 さて、1月7日の日曜日、朝日町では「はたちの集い」いわゆる成人式がサンリーナで開催されました。私事で恐縮ですが、私の娘も二十歳を迎え、式典に参加しました。朝日町の対象者は105人で、当日の参加者は86人とのことでした。司会進行は成人者が行い、町民憲章の朗読や20年間を振り返る映像が流された後中学校時代の先生による祝福の言葉と小学校時代の先生からのビデオメッセージ、成人代表者2名による誓いの言葉があり、最後に出席者全員で記念撮影を行いました。また、当日は町の広報担当職員が撮影した写真が町の公式ラインを通じて、閲覧することもできました。
 私の娘も振袖を着ましたが、その振袖は、私の妻が約30年前の成人式に着たものでした。約30年の歳月を経て、娘がその振袖を着る姿を目の当たりにし、感慨深いものがありました。月並みな言葉ですが、娘が生まれてから二十歳までの月日は早かったなあと思うと同時に、これからも温かく見守り、応援していきたいと改めて思いました。

令和6年1月10日(水):東山院長

 今日は冷たい雨の朝になっています。空は厚い雲に覆われていて朝7時を過ぎてもまだ暗く、道行く自動車のヘッドライトが煌々(こうこう)と照らされていました。一方でこのところ、夕暮れの日没がほんの少しですが遅くなり、日中の時間が伸びているのを感じています。
 さて、昨日から県内の公立小中学校のほとんどで3学期の始業式が行われました。冬休みが終わり、新学期の学校生活ではインフルエンザや新型コロナの感染に気をつけながら元気に日々を過ごしていただきたいものです。
 気をつけると言えば、やはり地震です。昨日の夕方も6時頃に比較的強い揺れを感じました。私はちょうど手術中でしたが、幸いトラブルはなく無事に手術を終えることができました。長引く余震で不安の日々が続きます。1月1日の大地震、当院を受診された方の中には避難の際に転倒して骨折をしたり、ストーブの上のやかんのお湯がこぼれたりして火傷をした方などもいらっしゃいました。今後も大きな揺れを想定して、身の回りの危険を少しでも減らせるよう日々の備えが必要だと感じました。皆様もどうぞお気をつけください。まだまだ寒い日が続きます。暖かくしてお過ごしください。

令和6年1月9日(火):東山院長

 先週末からの寒気の影響で大変厳しい冷え込みと雪交じりの週初めとなりました。1月1日の能登半島地震から8日が過ぎましたが、依然として朝日町でもはっきりとわかるほどの余震が続いています。連日ニュースを聞くたびに犠牲者の数が増え続けており、未だに多くの安否不明の方がいらっしゃるようです。ちょうどお正月の帰省中でご家族が多く集まっていたことも災いしたようです。寒さの中、多くの避難生活の方々にも大変なストレスと思われます。1日も早い状況の安定化が待たれるところです。
 そして寒さと言えば、先週土曜日1月6日は「小寒(しょうかん)」でした。寒の入りとも言われ、これから立春の前日までの約30日間は寒さが最も厳しくなる「寒の内(かんのうち)」に入ります。この時季、免疫力が低下しないように寒さ対策を取りながら十分な栄養と睡眠に心掛けたいところですね。そして、インフルエンザや新型コロナ以外にも感染性胃腸炎などへの感染対策を続けていきましょう。

令和6年1月5日(金):東山院長

 1月1日の能登地震が発生して今日で4日目となります。楽しく過ごすはずだったお正月が一瞬にして恐怖や不安に変わってしまいました。石川県内では依然として多くの方が行方不明となっているようで、犠牲者は今後さらに増える可能性が指摘されています。ご家族のお気持ちは察するに余りあるところです。一刻も早い救出を願うばかりです。
 さてそんな中、地震のニュースで少し影が薄くなった感のあるインフルエンザと新型コロナですが、インフルエンザは学校が冬休み中のこともあり、学校内での感染が減ってはいるようですが、全体としては依然として高い感染者数が見られています。また、コロナウイルスにおいては従来のオミクロン株の一種で「JN.1(ジェイエヌ・ワン)」と呼ばれる新たな変異ウイルスが全世界的に拡大し始めています。富山県衛生研究所によりますと県内でもこの新たなJN.1の感染が主流になりつつあるとのことです。
 明後日、日曜日からは本格的な冷え込みと雪の日が多くなるようです。引き続き感染予防対策をしつつ、寒さへの対応も含めて体調管理にお気をつけください。

令和6年1月4日(木):東山院長

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年末のクリスマス前に降った大雪もすっかり融けてなくなり、穏やかなお正月を迎えていたと思っていましたが、1月1日午後4時10分、状況が一変してしまいました。石川県能登地方で大地震が発生し、多くの方が被災され、今も混乱が続いています。県内や朝日町でも大変強い揺れが起こり、一時は津波警報も出されていました。町内でも所によっては影響が出ているようですが、まさに2011年の東日本大震災を彷彿とさせる瞬間でした。当院では多くの方が入院されていましたが、通常の医療を継続しており大きな混乱は幸いありませんでした。今後は被災地の1日も早い復興を祈りたいと思います。
 さて、本日から当院は通常の外来診療となります。今年1年も住民の皆様の信頼に応えるべく地域医療の中枢病院として、診療を続けてまいります。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和5年12月28日(木):東山院長

 今日は久しぶりに青空の広がる朝を迎えました。西の空には今年最後の満月がくっきりと浮かび上がっていました。そして先週末に降り積もった大雪もだいぶん融けて過ごしやすくなってきました。年内のまとまった雪の日はなさそうですが、その分、朝晩の冷え込みは強くなりますので体調管理にお気をつけください。
 さて、当院の今年の外来診療は本日が最終日となります。先週もお伝えしましたが、今朝は年末年始の診療体制と予定についてご案内申し上げます。明日12月29日から年明け1月3日までの6日間は通常の外来診療は全科で休診となります。この間、救急外来の診療は通常通り24時間受け付けております。年末年始に急に体調が悪くなったり、ケガなど急を要したりする際には当院の救急外来をご利用ください。診察については時間的に混雑したり、救急車の対応でお待ちいただいたりすることもあるかもしれませんので、ご了解ください。来院前にあらかじめ電話でご相談いただければ、より円滑に受診していただくことができます。また、入院中の皆さんにおかれましては年末年始中もこれまでと同様に継続して治療を受けていただけますので、ご安心ください。なお、年明け1月4日からは通常の外来診療となります。
 今年1年、当院を受診していただきありがとうございました。来年も皆様により信頼される病院となれるよう私たち職員一同、努力をしてまいりますのでよろしくお願い申し上げます。それでは皆様、良いお年をお迎えください。

令和5年12月27日(水):東山院長

 今年も残すところ今日を含めて5日となりました。1年の締めくくりを迎えて、何となく気忙しさを感じる頃です。私も先日、年賀状の投かんを終えて、今年の節目としました。そしてこの時期、今年1年を振り返ってみますと、色んなことがありました。最も印象に残った出来事を少し振り返ってみたいと思います。
 まずは3年以上にわたる新型コロナとの闘いでは、今年5月8日に感染症法の分類が5類に引き下げられ、ようやくコロナを受け入れながらの社会生活が定着するようになってきました。当院でも現在はコロナ対応をしつつ、コロナ以前の通常の診療体制に戻っています。そしてその後の猛暑がありました。5月初め頃からすでに最高気温が30度以上の真夏日を記録し始めたかと思うと、その後の月以降は35度以上の猛暑日が連日のように頻発していました。このため全国で熱中症の救急搬送車が急増し、当院でもかつて経験のないような異常な状態が続いていました。さらにはこの秋になると、全国でクマが人里や民家へ頻繁に出没し始めたとのニュースが連日、聞こえてきました。県内でもクマに襲われてケガを負った人が9人に上ったようです。そのほかにも色々ありましたが、こうして振り返りますと私たちはまさに自然環境の中で生かされ、時には厳しい変化に対応しながら生活していることを改めて感じます。来年はできれば明るいニュースの多い年となるように祈りたいと思います。

令和5年12月26日(火):秋山認知看護認定看護師

 12月26日は日本初のプロ野球誕生の日だそうです。昭和9年のその日に今の巨人軍が創立されました。それから日本のプロ野球の歴史が脈々と続き、今ではメジャーリーガーとして大谷選手が太陽の光のように照らしてくれていますね。
 ところで本日は太陽の光と睡眠についてお話ししたいと思います。高齢になると睡眠が浅くなる。途中に目が覚めることが多くなる。睡眠時間が短くなるなどの特徴があります。また、心理的な要因や生活が不活発になることも一因です。さらに認知症がみられる方のほうが睡眠の問題が多くみられると言われています。
 太陽の光には体内時計を調整する働きがあります。光を浴びてから14時間以降に眠気が出てくると言われています。1日に少なくとも朝起きたときに30分から1時間、自然の光を浴びるのが効果的です。日中に眠気があるときは午後3時までに30分以内の昼寝をとるとよいです。反対に夜に強い照明を浴び過ぎると体内時計が遅れて早起きがつらくなります。生活の中で朝起きたときに太陽の光を浴びることを意識してはいかがでしょうか。

令和5年12月25日(月):東山院長

 今日はクリスマスです。テレビやラジオ、そして街中からもクリスマスの歌が流れ、聞こえてきます。先週の大雪もあって、まさにホワイトクリスマスとなりました。各ご家庭でも楽しいひと時を過ごされることと思います。
 一方で入院中の患者の皆様におかれましては日々、色んな思いを胸にしながら治療を続けていらっしゃることと思います。そこで入院中であってもクリスマスの気分を少しでも感じていただければと、当院では毎年、広報アメニティ委員会が企画するクリスマスコンサートを開催してきました。コロナ禍のため開催できない年もありましたが、今年は2年ぶりに12月22日、先週の金曜日に当院の2階のひすいホールで開催いたしました。ロコモ予防体操でおなじみの院内バンドと職員がお手伝いをさせていただきました。当日はたくさんの入院中の患者さんに参加していただきました。曲に合わせてクリスマスの歌を全員で歌いました。ほんのひと時でしたが、楽しそうに歌っていらっしゃる方々の笑顔に触れて、私たち職員も幸せをいただきました。音楽の持つ楽しさやすばらしさを改めて感じた1日でした。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

令和5年12月22日(金):清水放射線科副科長

 今日、12月22日は何の日かインターネットで調べてみましたところ、労働組合法制定記念日、ジェネリック医薬品の日、スープの日、視聴率の日、働く女性の日、はんぺんの日、と色々ありましたが、やはり馴染みは1年中で夜が一番長くなる日、冬至を思いつく方が多いのではないかと思います。ですが、今日は冬至とは縁もゆかりもない放射線のエックス線に関する話をいたします。
 エックス線は医療分野で広く利用されている電磁波の一種で、物質を透過する特性を持っており、レントゲン検査などで病変の発見に役立てられています。そこでですが、検査の時のエックス線をどのように発生させているかご存じでしょうか。実はエックス線はエックス線管という装置で発生させます。このエックス線管はラグビーボールに似た形の真空のガラス管で、内部にはマイナス極とプラス極があり、電気的に発生させています。
 具体的には放射線技師がスイッチを押すと、高い電圧がマイナス極とプラス極の間にかけられます。この電圧は数万から数十万キロボルトにもなります。その結果、真空中を高速で移動する電子が発生します。この電子の移動はいわゆる放電現象で金属の材料でできたプラス極に引き寄せられていき、電子核付近まで入り込んだ電子が原子核の力によって進行方向を無理やり変えられることによりエックス線が発生します。簡単に言えば、エックス線は電子を加速して金属をぶつけることで発生するのです。この原理でエックス線が出るのを発見したのがレントゲン博士です。およそ130年前のことです。基本的な原理はずっと変わらずに利用され、現代医療に役立てられています。

令和5年12月21日(木):野口事務部長

 冷たい風が強く吹く朝を迎えました。予報では今日の夕方から明日にかけて平野部でも警報級の大雪が降る恐れがあり、交通障害なども予想され、車での不要不急の外出を控えるよう呼びかけられています。また大雪に加え、風への警戒も必要で、陸上では最大瞬間風速25メートルの強風が吹く可能性もあり、通院の際には十分にご注意ください。ただ、この寒気は長続きしないようで、予報では年末年始は、雪の心配はなさそうとのこと。穏やかな年末年始となりそうです。
 さて、この時期は今年1年を振り返るとともに、来年に向けた抱負を立てる頃かと思いますが、皆さんはいかがでしょう。当病院の1年を振り返ると、ハード事業としては、今年2月から古い医師公舎の解体工事を行いました。そして敷地内薬局が9月1日からオープン。また、古い医師公舎の跡地には医療・福祉従事者用の民間アパートが建設中であります。また、今年7月末から8月上旬にかけて、経費削減のため病院の照明器具を全てLED化にしました。そしてソフト事業としては、医学生や看護学生の実習を積極的に受入るとともに、京都看護大学との連携・協力に関する協定を締結していることから、令和2年度以降、コロナ禍で休止していた看護体験ツアーを4年ぶりに再開し、同大学の看護学生3名に当院で看護体験を行いました。
 来年も地域住民の皆さんに必要な医療と介護を提供するため、医師や看護師等の医療人材を確保しながら、患者さんにとって信頼され、愛される病院となるように努めたいと思います。

令和5年12月20日(水):平木医事課係長

 今日はマイナンバーカードでの保険証確認についてお知らせします。
 マイナンバーカードで保険証を確認する方法は、マイナンバーカードを認証する機械で行います。当院では中央受付に2台設置しております。手順としては、マイナンバーカードを機械に差し込み、機械についているカメラでの顔認証、または暗証番号の入力を行うだけで保険証の確認となります。機械の画面が操作手順を示してくれますが、職員も手順をお伝えしますのでお気軽に中央受付でお申し出ください。また、マイナンバーカードでの保険証確認とともに限度額情報を提供いただくことができます。入院などで医療費が高額となる場合は保険者への限度額適用認定申請の手間が省けるとともに医療費の本人負担の軽減につながることもありますので、お気軽に中央受付までご相談ください。
 マイナンバーカードでの保険証確認は従来の紙の保険証の提示と同じく、月1回認証作業をしていただきますようお願いいたします。3か月以上確認作業を行わないと再来受付機が受付できない状態になりますので、ご注意ください。

令和5年12月19日(火):東山院長

 一昨日、日曜日から冬型の気圧配置が続き、今朝も厳しい寒さになっています。この後、寒さはいったん和らぐようですが、明後日、木曜から今週末にかけて再び雪の予報が出されています。体調の管理とともに屋外での事故やケガなどのないようにお気を付けください。
 そして今年も残すところ2週間を切りました。今朝は当院の年末年始の診療予定についてご案内申し上げます。年末12月29日から年明けの1月3日までの6日間は、一般の外来診療は全科で休診となります。この間に急に体調が悪くなったり、ケガなどでお困りなったりした際には、救急外来をご利用ください。来院に前にあらかじめ電話でご相談をいただければ、より円滑に受診していただけます。救急外来の診察については、時間的に込み合ったり、救急車の対応等と重なったりする場合などはお待ちいただくこともあるかもしれませんので、ご了解ください。
 また、入院中の皆様には年末年始もこれまでと同様に治療を受けていただけますので、ご安心ください。なお、年明け1月4日からは通常の外来診療となります。
 さて、今週金曜日は「冬至」です。寒さが厳しくなるとゆっくりと柚子湯にでも入りたくなりますが、熱すぎるお湯ではヒートショックに危険もありますので、長湯にはお気をつけください。

令和5年12月18日(月):東山院長

 昨日から冬本番となりました。降り始めた雪と凍えるような寒さ。街中は雪景色に変わっています。毎年の雪でも降り始めの頃には、まだ感覚が慣れていないため注意が必要です。車の運転や歩行の際には十分にお気をつけください。
 そして寒さとともにインフルエンザが全国で広がっています。2019年1月以来、5シーズンぶりに警報レベルに達しました。県内でも同じように感染が拡大しています。特に学校や保育所などでの集団感染が続いています。一方、新型コロナウイルスの感染状況ですが、これも全国的に増加傾向にあり、3週連続で感染者数が増えています。県内でも同様に少しずつ増加の傾向がみられている状況です。寒さ本番となるこれからの時季、これからも感染予防対策を続けることで可能な限り、「うつらない。うつさない」の対応を取るようにしたいですね。院内でもマスクの着用、検温、手指消毒などの対応につき、引き続き皆様のご協力をお願いいたします。
 今日から明日にかけて、厳しい冷え込みが続くようです。体調管理にお気をつけください。

令和5年12月15日(金):藤原介護福祉士

 今日は人と人とのつながり、関係を意味する「縁」について話をしたいと思います
 私は大学生時代は県外で過ごしました。大学での出会いはそれぞれの地元や方言が違う私にとっては、とても新鮮なものでした。初めはどのように話をしたらよいのかわからず、戸惑うこともありましたが、言葉を交わすうちにそれが楽しい日常となっていきました。さらにそこでの出会いを通して貴重な経験をいくつもすることができました。大学を卒業してもうすぐ1年が経とうとしています。大学時代の友人と連絡をとって会うこともありますが、少しずつ会う機会が減っていくかもしれません。ですが会えた時には色々な話をして、時に思い出を振り返ることができるような関係でいることができたら良いと思います。
 「縁」とは、いつどんな時にあるかわかりませんが、1つ1つの出会いがきっと意味を持ち、今私はここに居ることができていると思うので、そのことに感謝しながら、忘れずに日々を過ごしていきたいです。

令和5年12月14日(木):東山院長

 昨日は日中晴れて、比較的穏やかな1日でした。昨日の夜のニュースを見ていたところ、ここ一両日が、ふたご座流星群の見頃のピークとのことでした。ちょうど月が新月となり、8年ぶりに月明かりのない好条件になるとのことです。流れ星といえば思い出すことがあります。今から14年前、私は病院の職員と一緒に初めて朝日岳へ登りました。経験のある方はご存じかと思いますが、傾斜のきつい山道を延々と歩く、かなり厳しい登山でした。幸い天候にも恵まれ、山小屋でおいしい料理をいただき、楽しく過ごすことができました。深夜に目覚めて山小屋の外に出てみました。ふと空を見上げると漆黒の空に満天の星。無数の星が天から今にも落ちてきそうになるくらい、すぐ近くに見えました。そして、あちらこちらの方向から絶え間なく流れ星が白い光の線を夜空に描き、まるで星と星がぶつかりそうなくらいに見えました。あまりの美しさに首が痛くなるのも忘れて、夜空の天体ショーをしばらく見上げていました。そして気付けば願い事をするのもすっかり忘れていました。流れ星と聞けば、今でもあの時の光景と感動がよみがえってきます。
 さて、昨日のふたご座流星群、皆様はいかがでしたでしょうか。残念ながら私は見つけられませんでした。冷たい夜風に負けてすぐに家の中に入り、暖をとりました。条件が良ければ今夜もチャンスが続くということです。どうなることでしょうか。

令和5年12月13日(水):井本看護師

 入職して早8か月が経ち、もう12月。残す日も少なくなってきています。
 さて皆さん、お酒は好きですか。私は大好きです。一人酒も良いですが、特に友達と一緒に飲むことが大好きで、休みの日はよく飲みに出掛けています。しかし、お酒の飲み方には注意が必要です。お酒の摂り過ぎは、肝疾患や脳卒中などの他にも様々な病気の要因になりかねません。また、飲み方によっては周囲に迷惑をかけてしまうこともあるため、自身のアルコールの許容量を知ることも大切ですね。なお、アルコールの適切量に関しては厚生労働省のホームページに記載されているので、気になった方はぜひ、ご参照してください。
 一方で適量の飲酒は、循環器疾患に保護的に働くと言われており、また人付き合いも円滑にできるという利点もあります。これからの時期、お酒をたしなむ機会が増えると思いますので、節度ある適度な飲酒で今年1年を少しずつ振り返っていきたいですね。

令和5年12月12日(火):東山院長

 12月も半ばに入り、今年も残すところ今日を含めて20日となりました。この頃になると、年末恒例の行事が色々と開催されますが、その中の1つに「今年の漢字」があります。毎年、その年の世相を表す漢字一文字を全国から募集し、その中から1番多いものが発表されます。そして今日がその発表日になっているそうです。元々、12月12日は「漢字の日」となっていて、「毎年いい字を少なくとも1字は覚えましょう」とのことで12月12日が語呂合わせになっているようです。1212「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」だそうです。
 本日、京都清水寺で発表されます今年の漢字。さて、皆様はどのような1字を予想されるでしょうか。私は燃料費や食料品などの生活の周りの全ての物価の値上がり、高騰が強く印象に残った1年でしたので、「高」という字が頭に浮かびました。ちなみに昨年の一文字は「戦」でした。また、過去にはお金の「金」、災害の「災」など複数回、選ばれている漢字もあるようです。でも、できることなら「幸」「福」「笑」などが並ぶ年になってもらいたいものですね。

令和5年12月11日(月):魚住診療情報管理士

 今日は日中の気温が昨日に比べさほど上がらないようですので、暖かくしてお過ごしくださいね。
 さて、みなさんは普段どんな時に音楽を聴いていますか。わたしは車を運転している時に、お気に入りの曲をシャッフルして聴いています。最近は、ザ・ビートルズの「ホワイトアルバム」や「アビイ・ロード」を聴いていることが多いです。おすすめの曲は“Here comes the sun”です。1969年に発表されたジョージ・ハリスンの楽曲です。「お日様が出てきたよ!もう大丈夫!長くて寒い孤独な冬が過ぎて、みんなに笑顔が戻ってきたよ」春の訪れ、ぽかぽかした日差し、雪解けの喜びが良く伝わってくる優しいメロディーです。
 3年前、新型コロナウイルス感染症に罹った患者さんたちが元気になって退院される度に院内放送でこの曲を流し、皆で喜びを分かち合い、励まし合っている様子がワールドニュースで流れていました。時代を超えて多くの人々の心に響く一曲となりました。ビートルズの楽曲は聴き馴染みのあるフレーズが多いと思いますが「聴く度に新たな発見がある」と言われています。懐かしい曲を聴いたり歌ったりすると元気になれるそうですので、ぜひ聴いてみてくださいね。

令和5年12月8日(金):東山院長

 年の瀬が近づいてきました。2週間後の今月22日は冬至になります。これから1年のうちで最も昼の時間が短い時期になっていきます。でも、日没が最も早いのは冬至より前で、実は今頃が一番1年の中で最も日の入りが早い時期になっているようです。そういえば夕方になるとあっという間に暗くなってしまいますね。
 そして年末が近づくにつれて、街中やテレビ、ラジオからはクリスマスソングが聞こえ始めてきました。多くのクリスマスソングの名曲の中の1つにジョンレノンの「ハッピークリスマス」があります。ご存じの方も多いかと思います。この曲は、当時アメリカが関与していたベトナム戦争への抗議の思いが込められていて、「もし君が望めば戦争は終わる」と歌っています。そんな彼は1980年12月8日、凶弾に倒れ、この世を去りました。当時私は大学生で車の中で、ラジオのニュース速報でこの事件を知り、衝撃を受けたことを覚えています。あれからちょうど43年過ぎた今も世界の各地では、戦争はまだ続いています。天国のジョンレノンはどんな思いで見ているのでしょうか。ふとそんなことを今朝考えていました。
 さて、今日は明日にかけてこの時期としては晴れて暖かく、穏やかな天候が続きそうです。この時期の晴れ間、貴重に使いたいですね。

令和5年12月7日(木):野口事務部長

 今日は昨日とは打って変わって雨の降る朝を迎えました。日中の最高気温は12度の予報で、雨が降るものの平年並みの気温のようです。
 さて、一昨日の火曜日、所要で富山大学附属病院に行き、その帰り道の風景のことをご紹介します。ご存じの方もいることと思いますが、北陸自動車道の富山西インターから富山インターに向かう途中、少し下り坂になる場所があります。そこから見下ろす風景は、まさに圧巻で、富山市のキャッチフレーズ「立山あおぐ特等席」、まさにその風景が広がります。立山連峰が一望でき、富山の市街地が眼下に見渡せます。当日の火曜日は曇り空でしたが、比較的雲が少なく、立山連峰もよく見えました。おそらく夕方には夕日に照らされた山々がピンク色やオレンジ色に染まり、幻想的に広がる光景となったことと思います。
 車に同乗していた方は、富山県出身ではなく、「富山に来て、この風景にすごく感動します。このような風景は他では見ることはできないでしょう」と話されていました。朝日町を含め、富山県は山々に囲まれていることを改めて実感しました。ちなみに富山県の地名の由来は、平安時代前期から室町時代初頭の間に開発されたとされる土地の外山郷(とやまごう)で、現在の呉羽山付近だそうです。漢字では、「外(そと)山」と表記され、山の外側にある地域を意味しているそうです。立山連峰など山が見えることから「山が豊かな場所」ということで現在の富山と名付けたという説もあるようですが、どうも俗説のようです。

令和5年12月6日(水):東山院長

 今日は抜けるような青空の広がる大変よいお天気の朝になりました。日中の気温も15度を超える見込みだそうで、過ごしやすい1日になりそうですね。今週は比較的、暖かな日が続く見込みです。
 さて、遠くの山の雪が次第に近くの山へと広がり始める頃、街中の木々の紅葉もそろそろ終わりを迎えます。私はこの時季の紅葉見物として毎年、宮崎地区にある明光寺さんのオオイチョウの木を楽しませていただいております。このオオイチョウ、高さは20メートルほどあろうかという大きな木々が立ち並んで、天に向かって高々と生い茂っています。春から夏には青々とすき間なく生えた葉は、やがて秋には黄色味を帯び始め、季節の深まりとともにその色を濃くしていきます。そして今の時季、落ち始めた葉は、やがて地面を黄色一色に変えます。雨上がりや小雨交じりの日には濡れた落ち葉の黄色がより一層、明るく鮮やかに輝き出します。一歩足を踏み入れると、この巨木の周りだけがまるで別世界のような幻想的な空気に包まれているのを感じます。古刹の黒との見事なコントラスト。まさに黄色の世界に迷い込んだように感じます。
 生活のすぐ近くには、すてきな自然の美しさが四季折々に広がっています。見どころいっぱいの朝日町。これからも楽しませていただきたいと思います。

令和5年12月5日(火):東山院長

 今日も昨日に引き続き、日差しの差すさわやかな朝を迎えましたが、その分、大変冷え込んでいます。病院の周りの田畑には霜柱が見られました。これからは晴れの日はとても貴重ですが、冬場に向けては天候の荒れる日もあると思います。雨、風、雪などが強くなると注意報が出され、さらに危険性が増せば警報となります。
 現在、県内を含めて全国では季節性インフルエンザの感染拡大が異例のペースで広がっています。コロナ禍の3年間は全く流行のなかったインフルエンザ。この間、免疫力の低下とコロナ禍の行動制限が解除されたこともあって、夏場の9月中旬から早くも流行期に入りました。その後、県内では11月上旬には定点医療機関あたりの感染者数は注意報レベルとなり、さらに11月末には警報レベルに迫る勢いをみせています。お隣の石川県ではすでに警報が発令されている状況です。特に15歳以下の感染が7割を占めていますので、学校や保育所では注意が必要です。
 暴風雪の注意報や警報の出ている日の天候の悪さは容易に想像ができ、外出を控えることも多いと思います。同じように目に見えないインフルエンザの猛威が今、吹き荒れている状況です。高齢の方や呼吸器疾患のある方にはワクチン接種を受けることで重症化予防に備えることも推奨されています。この冬に向けて身の回りの感染のリスクを常に頭に入れ、従来の三密回避、手洗い、適切なマスクの着用などの対策をこれからも続けていきたいものです。

令和5年12月4日(月):東山院長

 11月末から冷たい雨模様の天候が長い間続いていました。昨日は大変強い風が吹いて、夕方には雪あられも見られました。一転して今週は今日も含めて晴れ間の出る日も多く、気温も高目で比較的過ごしやすくなる予報が出されています。気になる初雪ですが、県内の平地ではまだ先になるようです。ちなみに昨シーズンの初雪は、12月14日で平年より11日遅くなっていたようです。
 雪が遅く、少ないほど私たち一般の生活は過ごしやすくなりますが、一方で逆に弊害もあるかもしれません。その1つがクマの冬眠の遅れがあります。このところ全国からクマによる被害のニュースが流れています。富山県の公式ホームページを見ても一面のトップ記事にクマによる人身被害の緊急情報が出されています。コロナやインフルエンザと同等、あるいはそれ以上に危険な位置付けとして捉えられているようです。思いもよらないような場所にもクマの目撃情報もあるようですので、私たちも気を付けたいものです。
 そしてインフルエンザの流行の拡大が依然、続いています。コロナも含め三密の回避、手洗い、消毒、適切なマスク着用など感染予防を続けましょう。また、ワクチン接種も併せて行うとより効果的です。当院でも受付をしておりますので、ご希望の方はお問い合わせください。

令和5年12月1日(金):東山院長

 今朝、月別のカレンダーを1枚めくりました。今年もとうとう残りは1枚になりました。師走に入ると、この1年を振り返る今年の10大ニュースもそろそろ、あちらこちらから聞こえてきそうです。そしてこの頃によく口にする言葉に「時の経つのが早く、年を取るごとにいっそう早くなっていく」。
 私も時々、口にしますが、ではどうして年齢を重ねるごとに時間の経過が早く感じるのでしょうか。この疑問に関して、実は科学的に答えを出す研究をしている方がいらっしゃいます。東京理科大学の桜井進さんは、フランスの哲学者が発案したジャネーの法則という仮説を用いて説明しています。それによりますと、生涯のある時期における心理的な時間の長さは、年齢に反比例するとのことです。具体的には、1歳の時の1年間の体感時間を1とすると、10歳が10分の1、60歳で60分の1、つまり60歳の人は1歳の子供の60倍の速さで時が過ぎるため、あっと間に1年が終わるというものです。 そういえば子どもの頃、すっかり日が暮れてしまうまで、いつまでも夢中になって外で遊んでいられた時間の長さと現在の自分の1日の時間の早さを比べると、私も十分にうなずける気がいたします。
 だからといって、老いても悲観することはありません。昔の自分や他人と比べることなく、新しい体験や仕事に挑戦することで、充実した時間を長く過ごせるとも桜井さんは述べています。いくつになっても大切な自分の時間を過ごすようにしたいものですね。

令和5年11月30日(木):野口事務部長

 冷たい雨の降る朝を迎えました。通勤途中の車のフロンドガラスには、アラレも交じっていました。日中の気温も朝よりも低くなる予報となっています。強い雨で視界が悪くなりますので、通院の際には車の運転や歩行には十分ご注意ください。
 今日で11月も終わり、明日から12月となります。12月の声を聞くだけで、何かと気ぜわしい気持ちになります。これから年末年始にかけて、クリスマス、忘年会、お正月などが続きますが、体調管理には気を付けたいものです。
 さて、昨日の新聞に3つの感染症が県内で拡大しているとの記事がありましたので、少しご紹介します。県内で流行している3つの感染症は、インフルエンザ、プール熱、溶連菌咽頭炎(ようれんきん咽頭炎)です。いずれも子どもがかかりやすく、高熱などの症状が出ます。特にインフルエンザは11月13日から11月19日までの1医療機関当たりの患者数が平年の約7倍となっています。そして新型コロナの新規患者は10週ぶりに前の週より増えています。これからの寒い季節にこれらの感染症は拡大する傾向にあります。感染症の予防対策は、基本的なことですが、手洗いとうがい、そしてアルコール消毒です。これからの年末年始を楽しく、有意義に過ごすためにも、基本的な感染予防を継続することが大切です。

令和5年11月29日(水):東山院長

 昨日から冬型の気圧配置となってきました。今日も気温は低く、冷たい雨と強い西風が吹くようですので、暖かくしてお過ごしください。
 さて、これから冬に向けて、たまに晴れた日はとても貴重な日になります。皆さんは、晴れの日はどのようにして活用していらっしゃるでしょうか。私は晴れた日には、ジョギングや散歩を楽しむことがあります。先週の日曜日、青空の下、その日はいつもの散歩のコースから少し外れた道を通ってみました。すると、畑の中に一本の木がありました。その細い枝の先には、白から淡いピンク色の小さな花びらが点々を咲いていました。ちょうど持ち主の方がいらして、その花が冬桜であることを教えていただきました。
 この冬桜、山桜と豆桜が交配して生まれたとのことですが、一般には10月から1月頃に咲く桜の総称として使われているそうです。葉が小さいことから、小葉桜(コバザクラ)とも呼ばれるとか。冬の寒く澄み切った空に、凛とした姿で咲く冬桜。その姿はとても美しく心が温まり、背筋の伸びる思いがしました。春に咲き乱れる華やかな桜とはまた趣が異なり、冬桜に深い味わいを感じた1日でした。

令和5年11月28日(火):東山院長

 先週の後半から大変目まぐるしく天候が変化しています。小春日和を通り越して初夏を思わせるような暖かな日になったかと思えば、一転して雪に変わるほどの寒さになったりと。また昨日と一昨日は日の差す穏やかな天候でしたが、一転して今日からはしばらくの間、冷たい雨模様が続くようです。冬に向かって、北陸特有の天候になりつつあるようですね。気温や気圧の変化が大きく、まだ体が十分に冬の気候に慣れていない時期は、私たちの身体に大きなストレスがかかります。家庭内ではできるだけ各部屋での温度差が大きくならないように気をつけたいものです。そしてバランスの摂れた食事と十分な睡眠で、体の免疫力も保つようにしましょう。そして、そうこうしている間に11月も今日含めて残すところ3日となりました。この時期、来年に向けていろいろ準備も始まる頃です。
 先日、私は来年に使う新しい手帳を購入しました。また新しいページにいろいろと予定を書き込むことになりそうです。そしてまたこの時期になると、新年の挨拶を控えるお知らせの喪中のはがきも届くようになりました。これから年の瀬と新年に向けて、時が進んでいるのを感じる今日この頃です。今日はこの荒れた天候ですので、足元が悪くなっております。通院の際には十分にお気をつけください。

令和5年11月27日(月):秋田看護師

 今日は私の出身地である京都府亀岡市についてお話したいと思います。
 皆さん京都はご存知であると思いますが、亀岡という街をご存知でしょうか。2020年には約2万人を収容できるサンガスタジアムが設立されたり、全国で初めてプラスチック製のレジ袋を提供禁止にする条例を制定したりと、新しい取り組みに力を入れています。
 その一方で、歴史と自然が調和する街とも言われています。亀岡の三大観光には保津川下り、嵯峨野トロッコ列車、湯の花温泉があります。そこで今の時期有名な嵯峨野のトロッコ列車について紹介します。嵯峨野トロッコ列車の醍醐味は、何といっても紅葉シーズンです。ライトアップが行われ、消灯された車内から見る紅葉は美しく「光の幻想列車」と称されるほど幻想的に彩られ、見る人を魅了します。お値段何と880円なので、皆さんも京都へ来られた際はぜひ亀岡へお越しください。

令和5年11月24日(金):白又医療安全管理室師長

 本日は医療安全推進週間についてお話をさせていただきます。
 厚生労働省は「患者の安全を守る」ことを中心とした総合的な医療安全対策を推進するため、11月25日を含む1週間を「医療安全推進週間」と定めています。なぜ11月25日かと言いますと「いい医療に向かってGO」という語呂合わせからきています。当院では、本日11月24日から11月30日までを医療安全推進週間とすることにしました。
 当院における今年度の取り組みとして2つ紹介させていただきます。1つ目は医療安全標語についてです。毎年4月、職員より医療安全標語を募集し、その中から30件を選び、表彰を行っています。143件から選ばれた標語は各部署に掲示し、危険予知や安全意識につなげています。2つ目は患者様が安全な医療を受けることができるよう、「患者安全」への取り組みを各部署において発表してもらい、フォトアルバムとしてまとめました。多くの患者様に私たちの取り組みを見ていただくことにより、患者様とともに医療の安全性を高めることにつながるのではないかと思います。各部署の特徴が出ており、時間をかけ一生懸命フリップを作成してくれました。そのフリップとともに、職員のすてきな笑顔もたくさん写真に収めてきました。医療安全標語、クリップ、フォトアルバムは中央受付け横にあります。診察の合間やお時間のある時に、ぜひお立ち寄りください。
 本日から25日にかけて、気温がぐっと低くなるようです。新しくした私の石油ファンヒーターもようやく本格デビューを迎えることになりそうです。寒暖差が激しい時間時期ですので、体調管理を行い、良い週末をお過ごしください。

令和5年11月22日(水):犬田主任看護師

 今日は言葉や言葉遣いが人にどう影響を与えるか、少しお話させていただきます。
 言葉には力があります。時には人を傷つけ、時には人を救う。それが言葉の力。皆さんも誰かの何気ない一言で傷ついたことはないですか。言った本人は全く無意識で悪気がなかったとしても、聞き手側が不快な思いをすれば、それは相手を傷つける言葉になります。また、わざと相手を傷つける言葉を発する人もいます。不快な思いをした時や、相手にやり返すために発する言葉です。それらの言葉は人の心に傷をつくります。暴力で身体的な傷を与えるよりも大きな傷を与えられることもあります。相手を傷つける言葉や汚い言葉は、積み重ねてきたツキが飛んでしまうのだそうです。
 一方、言葉が人を救うこともあります。人からの応援の言葉は大きな力となりますし、つらく苦しい時の励ましの言葉は、心の支えとなることもあります。そして、人から後押しされた言葉によって、やる気になったり、行動に移せたりすることによって人生を大きく変えることもあります。汚い言葉をきれいなプラスの言葉に変えるだけで、心が変化し、ツキはやがてやってきます。
 「言葉は想念の表れ」というように、汚い言葉を口にすると、その言葉どおりの人生となるかもしれません。イライラした時はひと呼吸おいて、自分にも相手にもやさしい言葉を選択することを意識したいものです。

令和5年11月21日(火):魚住診療情報管理士

 久しぶりに青空の朝を迎えました。早いもので来週金曜日からもう12月です。先週まだ少し早いかなと思ったのですが、車のタイヤを交換しました。日に日に寒くなってきましたので、冬支度は早めの備えを心がけたいですね。また、体調を崩されないよう十分注意なさってください。
 さて、この度、1階中央受付において、朝日町の住民の皆さんを対象にノッカルの会員登録の申し込みを承ることにしました。定期通院や入退院の際に、ぜひご利用ください。ノッカルの乗車にはあらかじめバスの回数券を用意しておく必要があります。お1人の場合は片道3枚、600円相当。相乗りの場合は、お1人あたり片道2枚、400円相当が乗車料金となります。中央受付で会員登録の申込みとバスの回数券のご購入が1度にできますので、大変便利です。ご希望される方はどうぞ気軽にスタッフにお声掛けください。

令和5年11月20日(月):山本看護部長

 今日もですが、土日は本当にひどい雨でしたね。また本当に寒くなりました。この週末、私が長年お世話になっていたある飲食店が閉店したのですが、今朝はこのお店のご主人の話をしたいと思います。
 定年に近くなって私がこのお店に行き始めたのは20代半ばの頃なので、いかに長年通っていたかがわかると思います。お店は家族でやっておられますが、ご主人は私の親の年代で手が空くと店を開店した頃の街の様子や、全国を旅した体験談などを話してくれました。昭和の懐かしさを想像しながら、その時代を感じ、面白く話を聞いたものです。仕事に出るときは、いつもビシッとネクタイとスーツという姿で、背筋がピンと伸びていて、接客の誇りが感じられました。
 そのご主人が大事なお店を息子さんに託し、「自分だけのお店を作りたいんだ」と、1人で新しい店を開店したのがちょうど10年前の10月。ご主人が何と80歳の時でした。趣味のように営む店だと言って、天気の悪い日はお休みでしたし、ここ数年のコロナ禍で営業できなかった時期もあったようですが、それでもたくさんのファンが通っていたはずです。そして今年、90歳になったのを機に、お店の終了を決められました。現在も元気でいらっしゃいますが、いくつになってもピシッとスーツにネクタイで決めたご主人の姿にプロ意識を感じ、私はその出で立ちをずっと忘れないと思います。
 今や人生100年時代で、定年に年齢制限がない時代が来ると言われています。そうなると、ついつい「いつまで働くかな?」と考えがちですが、このご主人から自分で限界を決めてしまうのではなく、「これからできることに目を向けること」を教わりました。今度会った時には改めて敬意を伝えたいと思います。
 何かを始めるタイミングには年齢が必ずしも弊害ではなく、もう遅いっていうこともなく、自分の気持ち次第なのかもしれませんね。もう1つ、私たちも白衣を着たら、ビシッと仕事をするプロでいたいものだと思います。

令和5年11月17日(金):東山院長

 ついこの間まで、遠くの山の頂に見えていた雪が少しずつ、近くの山々にも迫ってきています。今週に入ってから急激に気温が低くなり、また強い雨も降ったりと荒れた空模様になりました。昨日は日中の寒さは少し落ち着きましたが、今日は終日雨模様で寒い1日になりそうです。気温の差が大きくなっている時季ですので、体調管理にお気をつけください。
 さて、先週のニュースを見ていましたら、すでに全国各地の大きな神社では、お正月の参拝者への準備が始まっているようです。巫女さんたちがお守りや縁起物を忙しそうに仕分けをする様子がテレビで流れていました。また、NHKの大晦日の紅白歌合戦の出場者の発表のニュースもありました。年の瀬へ向けて、世の中は少しずつ動いているようです。
 今年の気象は予測が難しいようですが、例年ならば県内にも、11月末には初雪が降ることもあります。11月もすでに半ば過ぎ、あと2週間もすれば初雪がちらつくかもしれません。これから庭木の雪囲いや自動車の冬用のタイヤ交換など、忙しくなるご家庭も多いことかもしれません。そしてインフルエンザですが、現在、県内でも大変流行しており、直近1週間の感染者数は注意報レベルになっています。今後も感染の予防対策を続けて体調管理にお気をつけください。

令和5年11月16日(木):久保田 緩和ケア認定看護師

 私は緩和ケア認定看護師で、普段は病棟で勤務しています。
 皆さんは「緩和ケア」という言葉を聞いて、どのようなイメージが浮かびますか、がん患者さんや終末期の患者さんのケアをする看護師と思われる方が多いかもしれません。
 緩和ケアとは、身体や気持ちの辛さを和らげるための医療やケアのことを言います。特に重い病気の方々は病気そのものだけでなく、検査や治療及び日常生活など、お金の負担も考えざるを得ないこともあると思います。また、ご家族にとっても、今までの生活が一変するような負担を強いられる場合があります。
 今は日本人の2人に1人が「がん」になると言われています。自分自身のため、そしてご家族のために緩和ケアを覚えて欲しいと思います。

令和5年11月15日(水):水島管理栄養士

 昨日の11月14日は世界糖尿病デーでした。院内糖尿病委員会では糖尿病週間として、13日(月)から総合受付横にて内科の福田医師作成の「糖尿病について学んでみよう」の掲示、本日は糖尿病相談会、明日は糖尿病教室を開催いたします。相談会は総合受付横にて9時から11時までを予定しています。随時血糖測定や糖尿病に関する相談などお気軽にお立ち寄りください。
 さて、日本糖尿病協会ではアドボカシー活動をしています。「アドボカシー」とは生命や権利、利益を擁護して代弁することを言います。医療では、自分の意志をうまく伝えることのできない患者さんに代わって、意志や権利を代弁すること「患者の擁護」を意味します。そして、このアドボカシーを考えるにあたって外すことができない言葉が「スティグマ」です。スティグマは不名誉な烙印、恥、不信用のしるしを意味し、ある特定の人に対して否定的な価値を付与することです。社会的偏見による差別です。
 スティグマを放置すると、糖尿病であることを周囲に隠し、適切な治療の機会損失、重症化につながり、医療費の増大、社会保障を脅かすという悪循環に陥り、個から社会全体のレベルまで様々な影響を及ぼします。スティグマをもたらす言葉として、療養指導は治療支援、治療サポート、医療、治療、啓発。指導は支援、教育、相談、アドバイス、糖尿病患者は糖尿病のある人、糖尿病がある人、血糖コントロールは血糖管理、血糖マネージメント、服薬(注射)コンプライアンス、アドヒアランスは服薬実施率、健康な人と変わらないは糖尿病のない人と変わらないになります。
 私はこのアドボカシーもスティグマも知りませんでした。そして今まで糖尿病のある患者さんに一方的な指導をしてきたことを反省しました。これからは偏見にならない言葉遣いを考えながら、患者さん主体の治療支援を目指していきたいと思います。

令和5年11月14日(火):秋山認知症認定看護師

 雨や曇り空の日が続き暗い気持ちになりがちですが、本日は「シルバー川柳」というユーモアにあふれた川柳をご紹介させていただきます。少しでも朝から楽しい気持ちで過ごせればと思います。
 ・自己紹介 名前 出身 趣味 持病
 ・期限切れ 犬にやらず オレに出す
 ・金貯めて 使う頃には 寝ったきり
 ・欲しかった 自由と時間 持て余す
 ・マイナンバー ナンマイダーと 聴き違え
 ・免許より 夫返納 したい妻
 ・厚化粧 笑う亭主は 薄毛症
 ・書き込んだ 予定はすべて 診察日
 ・骨が減り 知人も減るが 口減らず
 ・ひ孫の名 読めない書けない 聞き取れない
 日々ユーモアをもって生きていきたいですね。

令和5年11月13日(月):東山院長

 つい先週までは夏日の暑さでしたが、昨日からは師走並みの寒さとなりました。晩秋の寒さに思わず身震いをして、背中を丸めました。本格的に寒いと感じたのは本当に久しぶりのような気がしました。 今日も昨日以上の寒さと冷たい雨が続くようです。まだ寒さに体が十分慣れていな時期です。体調の管理には、今まで以上にどうぞお気をつけください。
 そして寒くなるとお風呂の温かさが心地良い季節でもあります。でもこれから冬に向けて入浴時に気をつけていただきたいのが、ヒートショックの予防です。私たちの血圧は気温が低いときには、血管が縮むことで高くなります。一方、気温が高くなると血管は広がり、逆に血圧は低くなります。この血圧の上がり下がりの変化が急激に起こると、心筋梗塞や脳梗塞といった血管の障害を起こしやすくなります。気温差が10度以上あるとヒートショックが起こりやすいとされています。これからは、暖房で温められた部屋からお風呂場の寒い脱衣所や洗い場、そして温かい浴槽と気温の上下が起こる環境は、体にとって大きなストレスと危険が潜んでいます。入浴時のヒートショックの予防には、脱衣所と浴室の温度をあらかじめ、差がなくなるように温めておくことです。そして、お風呂は41度以下として、お湯に浸かるのはなるべく15分以内にしましょう。そしてかけ湯をしてからお湯に浸かる。さらには入浴の前と後にコップ1杯の水分を摂るなどが勧められています。今晩も寒さが続きますのでご参考にしていただければ幸いです。

令和5年11月10日(金):松本副看護師長

 今日は七五三についてお話をします。来週は七五三ですね。七五三は3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子が、これまでの無事の成長を祝いこれからも健やかに成長するよう祈願する行事で、11月15日に晴れ着を着て神社に参拝する習わしがあります。最近は混雑を避けて日付をずらしてお参りする方が多いようです。また、七五三の千歳あめには「細く長く粘り強く、いつまでも健康で長生きして欲しい」と願いが込められた縁起物だそうです。
 私の娘たちも10年前に七五三をしました。そのときに娘は私が七五三の時に来ていた着物を着てお参りをしました。その着物を今年は姪が着て、七五三をすることになりました。自分が着た着物をこうやって受け継がれていくことに感慨深いものを感じ、着物を作ってくれた祖母に感謝するとともに着物っていいものだなあとも感じました。皆さんのご家族の七五三はどうでしたか。アルバムなどを開いて思い出話をしてみるのもいいですね。これから七五三を迎えるお子さんやご家族にとって、良い日になりますように、そして今日も皆様にとって良い日となりますように。

令和5年11月9日(木):東山院長

 良く晴れた朝を迎えました。日中の最高気温も22度の予想で、この時季にしては気温が高く穏やかな1日となりそうです。
 さて先日、私はリニューアルオープンした町のふるさと美術館を訪れ、現在、開催中の朝日町美術展を鑑賞してきました。リニューアルされた ふるさと美術館は、以前の「なないろKAN」を改修した施設です。7月7日の新美術館オープン以降の来館者数は、約2か月間で移転前の年間来館者数を大幅に上回る約7000人に上っています。展示室も増えたことで、今後も特別展や企画展をはじめ常設展示も充実したものになるようです。この美術館周辺には不動堂遺跡や歴史公園、まいぶんKANなどの文化施設にも歩いていけます。また、目の前には朝日岳などの大自然の風景が広がり、眺めも良く、落ち着きのある空間となっていました。皆さんの中にも既に訪れた方もいらっしゃると思いますが、まだという方には11月19日まで町の美術展が開会中ですので、ぜひ、訪れてみてはいかかでしょうか。町美術展と同時開催として朝日町小中学校美術展も開催されています。
 そしてこの美術館内には、飲食スペースがあります。訪れた際に寄ってみると、お昼の時間帯ということもあってかお客さんで満席、10分程度の待ち時間で入ることができました。甘党の私は、ケーキのモンブランを食べましたが、お値段は少し高め目に感じもしましたが、目の前に広がる朝日岳の雄大な風景も値段に含まれているんだろうと納得していました。

令和5年11月8日(水):東山院長

 今日は二十四節気の「立冬」です。とは言っても実際にはまだ秋ですが、特に今年は11月に入っても例年になく、日中の気温が高い日が多くなっています。ちなみに昨日は東京では27.5度の気温で、11月に入って3回目の夏日となり、これは11月としては100年ぶりの記録だそうです。
 もともと立冬の意味は、この日から次第に冬らしく、気温が下がり始めるというものです。今日の立冬の2週間を過ぎれば、初霜が降りて冬らしくなっていきます。県内も11月は気温の高い日が多くなっていて、今日、明日、明後日も日中の気温が20度を超える予報が出ています。そして迎える今週末の土曜日以降は、寒気が入り込み、気温が低くなり、冷たい雨交じりのこの時季らしい気温になってくるようです。
 夏物、秋物の衣類の出し入れや暖房器具の使用のタイミングに戸惑ったこの秋も、来週からはいよいよ本格的な晩秋へと移っていきそうです。大きな季節の変わり目に入ります。体調を崩すことのないよう、これからもお気をつけてお過ごしください。

令和5年11月7日(火):東山院長

 昨日はお昼ごろに雨模様となり、深夜にはとても強く降っていました。今朝もまだ雨と風が残っていますが、このあと日中は晴れ間も見られるようです。しかし、風が強くなっていますので、外出の際には足元にお気をつけください。
 さて先日、私は切手を買うために郵便局に行ってみたところ、すでに来年の年賀はがきが発売されていました。「もうそんな時期になったのか」と改めて、ちょっとした驚きを覚えました。せっかくなので、年賀はがきも一緒に買うことにしました。絵入りの2種類を求めました。1つは昨年国宝に指定された高岡の勝興寺。桜の花びらが舞う春の風景でした。もう一つは来年の干支の「辰(たつ)」。七色に光る龍が空にかかる虹の雲に昇っていく縁起物です。毎年、年賀はがきの挿し絵には地元の観光名所や物産品が取り入れられていますが、確か数年前には朝日町の春の四重奏の風景が描かれていたと思います。買ってきたはがきの中に、再来年、令和7年の寄付金付き絵入り年賀はがきの地方版の挿し絵の題材を募集するはがきも一緒に入っていました。調子に乗って出すことにしてみました。もちろん、夕日に染まるヒスイ海岸と書いて送りました。もしかしたら、再来年のはがきに乗るかもしれないなどと勝手に期待をした次第でした。

令和5年11月6日(月):東山院長

 このところ日中の気温がこの時季としては、異例の高い日が続いています。特に先週の金曜日は富山市で28.5度を記録し、これは11月としては46年ぶりの暑さになったそうです。しまっておいた夏服を再び持ち出して着ていた方もいらっしゃったかもしれませんね。遠くの山々は秋の色づきを深め、赤トンボの群れが飛び交うこの時季、季節外れの暑さに山の木々やトンボたちもさぞかし戸惑っているかもしれません。
 さて、そんな中にあって新型コロナウイルスの感染状況は現在、比較的落ち着いていますが、一方で、インフルエンザウイルスの感染は、9月末以降右肩上がりの拡大傾向が相変わらず続いています。学校での集団発生も見られており、これから年末に向けてしばらくは感染の勢いは続くものと見られます。ワクチン接種を始め手指消毒、適切なマスクの着用、部屋の換気など感染予防の基本を今一度見直して、今後も続けていくことが必要です。そして、バランスのとれた食事と十分な睡眠、さらには適度な運動によって、身体の免疫力を落とすことのないように、普段から今後も気をつけていきたいものですね。

令和5年11月2日(木):東山院長

 昨日は終日晴れの大変良いお天気で、気温も高く過ごしやすい1日でした。今日は薄雲ですがこの後晴れて過ごしやすい日が今日も続きそうです。また明日からの3連休中も好天に恵まれそうです。
 さて11月に入りますと、そろそろ冬支度が始まりますが、昨日から高岡の古城公園や金沢市の兼六園では、冬の風物詩の雪吊りの作業の話題が聞こえてきました。北陸特有の湿気の多い重い雪で、冬の間に大切な樹木が折れないように毎年行われています。中には高さ10メートル近くにも及ぶ松には、芯となる柱の頂点から何十本もの縄が枝に伸ばされ、美しい直線を描き、まるで縄の傘で樹木が覆われたようになります。これにやがて雪が降り積もると、庭園には何とも言えない静けさと奥深さが漂う冬の風景が広がることになります。雪吊り作業、まさに熟練の庭師の腕の見せどころといったところでしょうか。
 私たちの生活の身の回りにもきれいに雪吊りされた木を見ることがあります。今の時季は雪の前ですが、紅葉とのコントラストでも美しさを楽しめます。庭木の立派なご家庭ではそろそろ作業も計画されているころかもしれませんね。ご家庭での雪の作業の際には、くれぐれもケガのないようお気をつけください。

令和5年11月1日(水):東山院長

 今日から11月に入りました。月別カレンダーをまた1枚めくると、今年の残りも少なくなっているのを感じます。すでに巷では来年の新しいカレンダーの販売も始まっているようです。
 そして、1週間後の来週水曜日、11月8日は暦の上では「立冬」を迎えます。今月は本来ならば秋が深まる頃ですが、今週しばらくは晴れて過ごしやすいお天気が続くようです。これからの季節、晴れた穏やかな陽気は「小春日和」と言われますが、今週は25度を超えて、夏日になると予想される日も出ています。春、夏、秋と3つの季節が入り交じるような1週間になるかもしれません。昼間は屋外で散歩やパークゴルフを十分に楽しめそうですし、洗濯物もよく乾きそうです。
 一方で朝晩は冷えますので、1日の気温の差が大きくなってきます。知らず知らず、私たちの身体へは負担となることがあります。衣類や暖房を適切に使って、体調を崩さないようにしたいところですね。
 それでは新しい月の始まりです。今月も佳き日々が続きますように。

令和5年10月31日(火):藤條副看護師長

 今日は青空が広がり、山の紅葉がはっきり見えるさわやかな朝になりました。本日10月31日の夜はハロウィンですが、皆さんの家ではかぼちゃを飾られていますでしょうか。ハロウィンは古代ケルト人にとって、ご先祖様の霊が訪ねてくる日、つまり日本で言うところのお盆のような日でした。この夜はご先祖様の霊だけでなく、悪霊や魔女もやって来ると考えられていたため、それらを追い払う目的で、不気味な仮面を身につけたとも言われています。現代では、この慣習からホラー的要素だけをそのまま受け継ぎ、魔女、吸血鬼、お化けなどの仮装が定番になりました。今夜は家族で、ハロウィンパーティーで秋の夜長を楽しみましょう。
 さて、今日はフットケアについてお話します。フットケアとは、足の観察から足浴、爪切り、胼胝(べんち=たこ)のケア、マッサージ、保湿、傷の処置など足のケア全体を言います。目的は足の健康を保ち、快適な日常生活を送るサポートをすることです。皆さんは自分の足を労わっていますか。ストッキングや靴下で足をしっかり締め付けていませんか。靴の踵と足の踵を合わせて、甲をきちんと止めて靴を履いていますか。足の指が曲がってしまったり、爪が割れてしまったりすることで、足の指に負担がかかり、巻き爪になったり、膝に負担がかかり自分で歩くことが困難になる誘因にもなります。足にあったサイズの靴を適切に履くことで爪割れを含む足のトラブルを防ぐこともできます。
 また、ふくらはぎは足の筋肉を動かすことで、足に滞っている血液を心臓の方へ押し戻すことができるので、第2の心臓とも言われています。足が冷たい、しびれる、痛みがあり歩きにくいなど、足で困っている方は、一生自分の足であることを目指して、足を労わり、主治医に相談してみてください。
 フットケアに対するお問い合わせは内科外来へお願いいたします。

令和5年10月30日(月):東山院長

 今朝は薄日が当初差していましたが、今は厚い雲に覆われています。昨日一昨日は寒気の影響もあり、大変強い雨が降り、富山県内には大雨注意報も出されていました。
 そんな中、私は昨日、お昼頃に富山市へ向けて北陸自動車道を通ってみました。ちょうど雨が上がり、日の差す時間帯でした。高速道路脇の木々はすっかりと赤や黄色に色を変え、遠くの山々もいつの間にか色付いていました。時よりスポットライトのように差し込む光を浴びて、木が鮮やかに輝き、とてもきれいな紅葉の景色が広がっていました。また、高速道路の上を横切る跨道橋には、1つ1つ横断幕がかかっていて、運転する私の目にその文字が入ってきました。「冬季の走行に注意」「除雪車の作業にご理解を」などと書かれていました。これから冬に向けて、高速道路でも着々と準備が進められているのを感じました。
 さて、今週は今日からしばらくの間は安定したお天気が続くようです。また明日以降は日中の気温もこの時季としては高いようで、25度を超える予想の日もあります。1日の気温の差が大変大きくなりますので、どうぞ体調崩さないように気をつけてお過ごしください。

令和5年10月27日(金):東山院長

 今日もたいへん秋晴れのさわやかな朝を迎えています。皆様、体調はいかがでしょうか。来週からは11月に入ります。秋本番から冬に向けて、体調や生活の場面でもいろいろと準備に入る時期でもあります。健康維持の準備としてワクチン接種があります。新型コロナとインフルエンザワクチン接種は現在当院でも行っております。富山県の発表によりますと、先週1週間の新型コロナウイルスの新規感染者の推計値は906人でした。前の週より9%減少し、これでこのところ6週間連続で前の週を下回り、減少傾向が続いており、比較的落ち着いた状況にあるようです。
 一方でインフルエンザ、こちらの方は県内を含めて、全国的に患者発生の増加が9月以降続いている状況です。本格的な寒さとなるこれから、今後も増加傾向が予想されるところです。かからない、うつらない、みんなで感染予防。一人一人の心がけでこの冬を迎えたいものですね。
 そして今日はこの後、ところによってはお昼から雨になり、夕方にかけては、まとまった雨や雷の時間帯もあるようです。通院や外出の際には車の運転、足元にも十分お気をつけください。

令和5年10月26日(木):野口事務部長

 空気の澄んださわやかな秋晴れの朝を迎えました。日中の最高気温も22度の予想で、雨の降る心配はなさそうです。
 さて、今日は少し固い話で恐縮ですが、医療機関、病院の収入にまつわる話です。患者さんが日ごろ、医療機関を受診した後に支払う診療費は、国が定める診療報酬に基づき計算しています。この診療報酬は国が原則2年に1回の改定で定められています。患者さんも受診後、請求のご案内とともに診療内容を記載した明細書をお渡ししており、初診料や再診料、検査をはじめとした項目が診療報酬の点数で表示されています。
 皆さんもご存じのように、ガソリン代や電気料金、食品等の相次ぐ値上げがありますが、医療機関は他業種のように物価高騰による影響を診療費にすぐには転嫁ができにくいと言えます。この診療報酬の改定が来年度、令和6年度に行われます。医療機関側は物価高騰や賃上げ等を踏まえ、診療報酬の増額を求めています。診療報酬が増額となれば、それだけ患者さんの負担も増えることにはなりますが、当病院でも電気料金の値上げや診療材料等の高騰、そして賃上げへの対応で費用が増加しています。
 高齢化の進展に伴い、財務省は社会保障費をできるだけ抑制したい考えであり、今後、年末にかけて診療報酬に関する議論が本格化することとなり、病院経営にも大きく影響を及ぼすことから注目しています。

令和5年10月25日(水):東山院長

 今朝は秋晴れの大変さわやかな青空が広がっております。このところ朝晩はすっかり冷えるようになってきました。暖房器具を使い始めたご家庭もあるかもしれません。この秋の肌寒さ、ほんの1か月前まで続いていた今年の夏のあの猛暑もすでに忘れかけてしまいそうになります。
 先日の新聞記事によりますと、残暑の厳しかった9月に、熱中症で救急搬送された方は全国で9,193人いたそうです。このうち搬送後に死亡が確認されたのは富山など10府県で計12人。また3週間以上の入院が必要な重症例は132人で、短期入院が必要な中等症は411人とのことでした。県内では死亡1人。中等症12人。軽症40人の計53人で、このうち高齢者が半数以上の30人を占めていました。そして熱中症の発生場所はというと、庭先なども含めて住居が最も多くなっていたそうです。
 10月も余すところ1週間。たった1か月が経過しただけで、季節が運んでくる環境は大きく変化してきました。日中は過ごしやすくなっていますが、1日を通して、寒暖の差が大きい時でもあります。 ご家庭内では、浴室やトイレなどでの気温差がなるべく大きくならないように、ご高齢の方には気をつけたいところですね。

令和5年10月24日(火):木村臨床工学技士

 今年4月から新しく臨床工学技士として入職しました。昨年度まで大学生でしたが、学生の頃から健康のために続けていることがあります。それは毎日ルイボスティーを飲むことです。インターネットで調べてみたところ、ルイボスティーにはリラックス効果、美肌効果、むくみ、便秘改善、アレルギー症状の緩和、白髪対策など、女性にとってうれしい効果があるとされているそうです。
 今のところ効果が出ているのかわかりませんが、効いていると思って毎日飲んでいます。もし、健康のために続けていることがあれば教えてください。皆様の健康を心よりお祈りします。
 ※「ルイボス」とは南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈に自生するマメ科の低木で、この木から作られるお茶を「ルイボスティー」と呼びます。

令和5年10月23日(月):東山院長

 このところ朝晩はすっかり冷えるようになってきました。明日10月24日は二十四節気の「霜降(そうこう)」です。朝晩の冷え込みが強くなり、北国では霜が降り始める頃とされています。一昨日、10月21日は、この秋一番の冷え込みで、あいにくの雨模様でした。晴れていれば、夜空にはオリオン流星群が見られるかもしれないと少し期待をしていましたが、結局朝まで雨が続き、秋の夜空の天体ショー観察は叶いませんでした。そして夜が明けて、昨日の早朝。北の海の上には曇天が広がっていましたが、南の空は雲が晴れてきれいな青空が広がっていました。その下を見ると剣岳とその前に並ぶ山々の頂は白く染まっていました。初冠雪です。朝の冷たい空気の中、朝日に初冠雪の山々を見ながら、確実に季節が冬に近づくのを感じました。
 一方で、今回の寒気はこの後いったん落ち着き、今週は晴れ間の続く予報が出ています。日中の気温も20度を超え、過ごしやすくなるようです。この時季は朝晩の冷え込みと日中の気温の上昇で、1日の温度差が大きくなります。服装選びも大変難しいところですが、適切に対応を調整して、体調を崩すことのないようにお気をつけてお過ごしください。

令和5年10月20日(金):東山院長

 昨日、一昨日は秋のすがすがしい好天が続いていました。今朝は雲の多い空模様となっています。今日も日中の気温は比較的高めですが、お昼ごろからは雨に変わり、強く降る時間帯もあるようです。通院の際や外出の際には、足元と視界にお気をつけください。
 さて10月も下旬に入りますが、この頃にはテレビで、自動車の冬用のタイヤのコマーシャルを目にして、冬が近づいているんだなぁということを実感させられます。またクリスマスケーキの予約の広告も見られるようになり、これまた年末を少しずつ意識させられます。これから2、3週間もすれば、遠くの山肌が上の方から少しずつ白くなってくるかもしれません。本格的な秋から冬へ向けて、この時期は体調管理に気をつけ、免疫力を落とさないように過ごしたいものですね。バランスのとれた食事、 十分な睡眠、適度な運動、そして社会との繋がりを持ち続けることなどが大切です。
 県内の新型コロナはこのところ5週連続で新規感染者数は減少しており、比較的落ち着いた状態です。一方インフルエンザは県内を含めて全国的に増加傾向が続いています。ワクチンの接種や自らの免疫力を高めることなどで、感染の予防につなげていきましょう。
 明日からは冬型の気圧配置と寒気の影響で、かなり寒くなってくるようです。どうぞ体調管理に十分お気をつけください。

令和5年10月19日(木):東山院長

 昨日は終日晴れた秋のさわやかな1日でした。今日も引き続き、秋晴れで日中の気温も昨日よりさらに高くなって、過ごしやすい日になりそうです。少し汗ばむぐらいの陽気かもしれません。この秋晴れ、どうやら今日いっぱいまでのようで、明日から雨模様となり、特に明後日土曜日は気温がぐっと低く、季節がまた一歩先に進みそうです。そろそろコタツやファンヒーターの始業点検をしておいた方が良いかもしれませんね。そして、秋を感じるといえばキンモクセイの香りですが、街中にはどこからともなく、甘くやさしい香りが漂っています。そんな時、思わず大きく胸を膨らませて深呼吸をしてしまいそうになります。
 さて一方で、気をつけたいニュースも連日聞こえてきます。クマの出没です。このところ連日のように全国での被害が報告されていますが、とうとう県内でも犠牲者の方が出てしまいました。ずいぶん前にも朝日町や入善町でも同様のニュースがあったことを記憶しております。県によりますと今年、県内でクマに襲われてケガをする被害が3件発生しているそうです。どうやら今年はクマやイノシシの当たり年のようです。私たちが思っている以上に、危険が身近にあると考えた方が良いかもしれません。コロナやインフルエンザに加えて、地域によっては、この冬に向けてクマ対策も必要となりそうですね。

令和5年10月18日(水):石﨑看護師

 入職してから早6ヶ月が過ぎ、ようやく夜勤にも慣れてきました。
 今日は私の地元・宇奈月についてご紹介いたします。
 ご存知の方もいらっしゃると思いますが、宇奈月を代表する観光スポット、宇奈月温泉は今年で開湯100周年を迎えました。宇奈月温泉の湯は、美肌の湯としての条件が揃う優れた泉質であることが科学的に証明されているそうです。また、特に不眠症や自律神経不安定に効果が高いそうです。
 そして、宇奈月温泉や黒部峡谷の紅葉は例年10月下旬から11月中旬と、そろそろ紅葉シーズンです。黒部峡谷のトロッコ電車は、窓がなく開放感がある普通客車と窓つきのリラックス客車があるため、旅の気分に合わせた楽しみ方が選べます。トロッコ電車は11月下旬までの営業のため、続々と予約が埋まってきているようです。日帰り入浴も再開してきているようですので、ぜひ自然の中で音声を楽しみ、日頃の疲れを癒しに行ってみてはいかがでしょうか。

令和5年10月17日(火):秋山認知看護認定看護師

 月も後半になり、年末の足音が少しずつ聞こえてきそうです。皆様、「生活不活発病」という言葉をご存じでしょうか。動かない状態が続くことで、心と体の機能が低下して、動けなくなることを言います。 年を重ねるごとに筋力や生活への活力が低下し、動かない生活が増えると認知症を引き起こす可能性が高まります。日々することがない生活が続くと刺激がなく、動かない状態につながりやすくなります。
 生活不活発病を予防するためには、生活の活性化が欠かせません。日々の生活の中で生きがいや役割を持って生活を送ることが大切です。例えば、家の中では洗濯や掃除など家事を引き受ける。楽しめる趣味を持つ。町の介護予防教室などに参加するのも1つです。できる範囲で動かない生活を少しでも減らしていきましょう。また食事もバランスよく食べて、低栄養にならないようにし、日々の生活に活力をつけていきましょう。

令和5年10月16日(月):魚住診療情報管理士

 今日は「グリーンリボンデー」です。グリーンリボンは世界的な移植医療のシンボルマークです。グリーンは成長と新しい命を、リボンはGIFT OF LIFE ~ドナーとレシピエントのいのちのつながり~を表しています。日本では26年前の今日、臓器移植法が施行されました。今月は臓器移植医療への理解が広がることを願って、東京タワーなど全国各地200以上のランドマークや施設、病院がグリーンにライトアップされます。この光にはドナーへの感謝、移植を待つ人たちと移植医療を支える医療従事者へのエールの意味も込められています。富山県では、タワー111ビル、NHK富山新放送局、高岡市民病院のライトアップが予定されています。
 移植医療において、私たちには「あげたい」「あげたくない」「もらいたい」「もらいたくない」4つの権利があり、どの意思も等しく尊重され、守られます。そして、意思表示はいつでも何度でも変更できます。いくつか条件はありますが、親族への優先提供を意思表示することもできます。まずは、ご家族や大切な人に今の思いを伝えることから始めてみませんか。

令和5年10月13日(金):東山院長

 今朝は秋晴れの大変さわやかな日が差し込んでいます。その分、朝は冷え込みました。そろそろ最低気温も10度を下回り、寒くなってきますので、掛布団に薄手の毛布も加えていらっしゃるご家庭もあるかもしれませんね。
 さて、皆様は「ナショナルサイクルルート」をお聞きになったことがありますでしょうか。私は昨日夕方に、大屋の海岸を通った際に道路の表面に新しく、そして大きくペイントされた、このナショナルサイクルルートのマークを見つけました。2019年に導入され、日本を代表し世界に誇り得るサイクリングルートを認定する制度だそうです。現在国内には6つのルートが認定されており、その中の一つに富山湾岸サイクリングコースがあります。氷見から朝日町のヒスイ海岸までの全長102キロに及ぶ富山湾の美しい景色を楽しめるコースとして設定されています。そういえばよく海岸を走る自転車を見かけますが、中にはこのコースを走破していらっしゃる方もいるのかもしれません。風を切って走りながら眺める景色はさぞかし心地よいことでしょうね。
 私も時間を見つけては大屋からヒスイ海岸をよく通りますが、四季折々の景色と風や鳥たちの声は、いつ通っても飽きることない素晴らしい宝物です。いながらにしてこの自然をいつでも楽しめる幸せを感じております。朝日町が誇る大切な財産だと思います。機会がありましたら、このナショナルサイクルルートのマークを一度探して見られてはいかがでしょうか。

令和5年10月12日(木):野口事務部長

 空気の澄んだ秋晴れの朝を迎えました。日中の最高気温は平年並みの21度の予報で、降水確率も0%、過ごしやすい秋の1日となりそうです。
 さて、私は先週、福井県福井市で開催された第63回全国国保地域医療学会に参加しました。この学会は、地域医療と地域包括ケアの実践の方法を探求するとともに相互理解と研鑽を図ることを目的に開催され、全国各地から1,000人以上の医療関係者が参加しました。当院からも診療情報管理士の職員が患者さんの病院受診の交通アクセスをテーマに意識調査を行った結果の研究発表がありました。学会は2日間にわたり約230の発表があり、各会場に分かれて同時進行で行われ、参加者は興味・関心のある発表会場に足を運ぶというスタイルでした。私もこの時間はこの会場、次はあの会場と移動を繰り返しながら、各医療機関の人材確保の取組みなどの発表を見て回り、新たな刺激を受けてきました。
 ちなみに学会の会場は福井駅の周辺でした。ご存じの方も多いかと思いますが、北陸新幹線の金沢と福井県の敦賀間が来年、令和6年3月16日に開業します。福井駅の構内でも新幹線開業に向けての工事が急ピッチで進められており、駅前周辺には、にぎわいを創出するような施設がありました。また、福井県は国内屈指の恐竜の化石が発掘されることでも有名で、福井駅前には恐竜の巨大な動くモニュメントが設置され、多くの観光客が恐竜をバックに撮影する姿が見られました。福井は新幹線開業に向けた活気や熱気が感じられました。
 いずれにしても今回の学会での各病院の取組みを参考にしながら、医療職の確保を図るとともに持続的な医療と介護の提供に努めたいと思います。

令和5年10月11日(水):東山院長

 ここ数日は荒れた天候が続き、昨夜も強い雨が降り、雷も鳴り響いていました。今日は一転して晴れ間も出て、穏やかな日になりそうです。今週はこの後しばらく秋晴れの予報が出されています。これからは日ごとに秋が深まって行きます。冬に向けて、晴れの日はとても貴重な1日となっていきます。体調もご家庭の中も来るべき冬に備えて、少しずつ準備が始まる頃かもしれませんね。
 さて、当院では日々安心して安全な医療を皆様に提供すべく、様々な取り組みを行っております。その中の1つに氏名の確認があります。患者さんの取り違えの防止が目的です。診察の際や検査の際には、その都度ご本人の確認のため、氏名を名乗っていただくことをお願いしております。何度も同じことを繰り返すことで、皆様にはご負担をおかけいたしますが、ご理解をいただきますようお願いいたします。また同姓同名の方の際には、生年月日や住所などもお伺いすることもあります。受診される皆様のご協力により、安全な医療の実施をこれからも続けてまいります。引き続き、ご理解ご協力よろしくお願いいたします。

令和5年10月10日(火):東山院長

 10月に入り急に寒くなってきました。一昨日の日曜日には立山での初冠雪の便りも聞かれています。
 さて、昨日10月9日は「スポーツの日」でした。一昨年にコロナ禍の中2回目の東京オリンピックが開催されましたが、私も含めて1回目の東京オリンピック世代の方には今日、10月10日といえば、「体育の日」が定番ではないでしょうか。1964年、昭和39年の10月10日に第1回目の東京オリンピックの開会式があり、これを記念して、毎年10月10日を「体育の日」として、祝日に制定されました。これが2000年からは10月の第2月曜日に変更され、また2020年からは「スポーツの日」と名前も改められています。
 実はこの10月10日は、過去の気象データでは最も晴れる確率が高いそうです。第1回目の東京オリンピックでは、10月10日が土曜日であったこともあり、開会式の日に選ばれたとの経緯があるそうです。私が子供の頃は10月10日体育の日は、決まって学校の運動会があちらこちらで催されていました。今では春に運動会が行われる学校も多くなっているようです。時代に合わせて色々と変化しながら、現在に至っているようです。
 あいにく今日の10月10日の天気は冬型となり、終日、北陸ではぐずつくようです。気温も朝と夜はずいぶん低くなってきましたので、体調の変化には十分お気をつけてお過ごしください。

令和5年10月6日(金):秋元副看護師長

 今日は地区の秋祭りについての話をしたいと思います。
 私の住む地区では明日、秋祭りが行われます。4年に1度の祭りで、小学生から大人まで総勢30人近い踊り手が各家を回り、踊りを披露します。コロナ禍で開催できない日々が続き、今年6年ぶりに感染対策に注意した上で実施されます。
 まだ暑い8月の終わりから練習が始まり、毎日夜1時間ほど練習を行っています。少子高齢化に伴い、伝承する担い手がいないために伝統行事がなくなっていく中で、昔踊った親世代が子供世代に教え、地区全体で協力し合いながら祭りを作り上げていきます。子供も大人も学校や仕事が終わってからの練習で毎日大変ですが、祭りを成功させるという同じ目標に向かってみんなで真剣に取り組むことはとても素敵だなと思います。
 世代を超えて取り組む。終わったときには、大きな達成感が得られることでしょう。先日、ミニ発表会を見学しましたがみんな笑顔で楽しそうに踊っていました。地域で子供を育てる。地域に住む大人を知る。子供にとっても大人にとっても、実りの多い2ヶ月間になることと思います。
 明日が天候に恵まれ、無事開催されることを祈って。そして今日1日が皆様にとって平穏な1日でありますように。

令和5年10月5日(木):東山院長

 ここ数日はぐずついた雨交じりの日が続いています。これからの秋、天候は短い周期で変化していきそうです。今日の日中、最高気温は20度ぐらいの予想だそうです。比較的過ごしやすい1日になりそうです。一方で今週末からは朝の最低気温が15度を下回る日もあり、徐々に季節が進んでいくようです。すでに暖房器具を使い始めたご家庭もあるかもしれませんね。
 そして、これから秋が深まり、冬に向けては引き続き、新型コロナとインフルエンザへの感染予防が改めて重要になります。新型コロナは8月から9月にかけて感染の拡大が続いていましたが、ここに来て直近3週間の定点報告による感染者数は減少傾向にあります。一方で県全体でのコロナによる学校などの欠席者数は、現在も200名近くになっています。また、インフルエンザに関して県内は9月20日に昨年よりも3か月早く流行入りが発表されています。これに対して、コロナもインフルエンザもワクチン接種がすでに始まっています。当院でも今月からインフルエンザのワクチン接種を開始しております。ご希望の方は窓口へお問い合わせください。
 長かった夏。1日中フル回転していたクーラーもようやくその役目を終えますが、次は暖房の時期に入ってきます。定期的な部屋の換気や手洗い、そして場面に応じた適切なマスク着用など、これからも心がけたいものです。

令和5年10月4日(水):野口事務部長

 今朝は雲空の朝を迎えました。日中の最高気温は26度の予報で、夕方には雨が降る時間帯もあるようです。
 さて、これまでも定期的にお知らせしていますが、当院では地域住民の皆さんに持続的な医療と介護を提供するため職員を募集しています。現在、今年度3回目となる令和6年4月採用予定の職員を募集しています。募集している職種は看護師、薬剤師、介護福祉士です。採用予定人数はいずれの職種も若干名で、受付期限は10月20日の金曜日が必着となっています。職員募集の詳しい内容は広報あさひや病院と町のホームページに掲載しておりますので、関心のある方はご覧いただければと思います。

令和5年10月3日(火):東山院長

 今日は秋晴れの澄んだ空気の中、すがすがしい朝となっています。このところ、朝晩はずいぶん肌寒くなり、そろそろ最低気温が15度下回る日も出てきたようです。今の時季、深まり始める秋の知らせの1つに、富士山の初冠雪の便りがあります。ちなみに記録を見ますと、昨年の富士山の発冠雪は9月30日でした。厳しい残暑のため、今年は少し遅れているようです。
 一方で秋といえば台風のシーズンでもあります。今年の9月は台風の発生が2個のみで、珍しく少ない月だったようです。現在、沖縄の南には台風14号が発生しています。この初冠雪と台風の間には、少し面白い関係が見られます。昔から富士山に雪が積もるとその年はもう台風が来ない、との言い伝えがあるそうです。初冠雪のころには上空に大陸からの空気が流れ込んで、季節が一気に進みます。また、夏の高気圧は弱まるため、いつもその縁をはうようにして日本列島へ進んでくる台風は、次第に近づきにくくなるとのこと。今週末からは、いよいよ冷たい空気が大陸から南下してくるようです。
 そろそろ富士山や北海道の旭岳からの初冠雪の便りが聞こえてくるかもしれません。そうなると直に立山にも雪化粧が見られます。私は病院の南側の窓から見える剣岳の頂を時々眺めては、季節の移り変わりを感じている毎日です。それでは今日も秋の佳き1日をお過ごしください。

令和5年10月2日(月):東山院長

 昨日の夜は大変強い雨が降っていましたけれども、今朝は少し肌寒い済んだ空気で晴れ間の見える朝となっています。新しい月に入り、カレンダーの残りが少なくなるのを見て月日の経つ早さを感じます。
 話は少し逆戻りをしますが、先週金曜日の夜7時過ぎ、私は東の夜空に煌々(こうこう)と照る満月を見ました。いつもより一層きれいな月を見て「ああそうだった。今日は十五夜だ」ということを思い出しました。多分ご覧になられた方もたくさんいらっしゃるかもしれません。
 旧暦の8月15日は、秋の半ばを意味する「中秋」と呼ばれ、1年で最も美しい月、中秋の名月を鑑賞する習慣が日本では平安時代から始まったとされています。この中秋の名月、ウサギがお餅をついている満月をイメージしますが、実は毎回満月とは限らないようです。これは月の公転起動が楕円系のためなんだそうです。でも今年はばっちりと満月でした。あいにく曇り空だったため長い時間ではありませんでしたが、涼やかな秋風に吹かれて、名月を眺めながら秋を感じた夜のひとときでした。ちなみにこの次に中秋の月が満月になるのは7年後になるそうです。次の中秋の満月の頃には、世の中は一体どう変化しているのでしょうか。そんな時の移り変わりをお月様はずっと見ているのでしょうね。

令和5年9月29日(金):東山院長

 昨日までの強かった雨が上がり、今朝は晴れ間ののぞく涼しい朝を迎えています。この後、日中は晴れて徐々に湿度も下がり、秋めいた1日になりそうです。
 さて早いもので、明後日からはもう10月に入ります。少し気が早いかもしれませんが、今年も残すところ3か月になろうとしています。気が早いといえば、このところ新聞で見かけるのが、お正月のおせち料理の予約の広告です。ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、豪華な料理が綺麗に並べられているのを見ますと、ついこの間までクーラーが欠かせないほど暑かった夏がようやく落ち着き始めたと思っていたら、一気に秋を飛び越えたかのような感覚に陥りそうです。よく季節の先取りの言葉を耳にすることがありますが、鈍感な私は取り残されてしまいそうな気がします。
 これから深まり始める秋。とれたての新米、さんまの塩焼き、そして栗料理。目の前の季節の味をまずは楽しみたいなどと新聞を見ながらついつい独り言をつぶやいていました。今年も実りの秋は私たちに幸せをたくさん運んできてくれそうです。
 今日、朝夕と日中の温度差が大きい1日になりそうですので、体調管理に十分お気をつけください。

令和5年9月28日(木):岡本看護師長

 今日は睡眠と仕事の関係についてお話したいと思います。秋になり、最近は朝晩と気温も下がり、寝苦しさはなくなってきましたね。でも、なかなか日頃から十分な睡眠時間を取ることは難しいと思っている方はいませんか。実は睡眠時間は短くても、睡眠の質を向上させれば大丈夫だそうです。
 以前は22時から深夜2時に1番成長ホルモンが分泌されるので、その時間帯がゴールデンタイムとされていました。「成長ホルモン。そんな年じゃない」なんて思っている人も多いかと思います。でも、成長ホルモンは、疲労回復や筋肉の保持、または集中力の向上を図ってくれるのです。それでもその時間帯になかなか眠るのは難しいという人は多いのではないでしょうか。ですが、最近では睡眠の初め3時間を深い眠りに入れば、それで十分という研究成果が出ているそうです。ということは、時間帯は関係ないということ。いかに初めの3時間、しっかり眠れるかが重要なのです。そのためには、眠る直前はパソコンや携帯はのぞかず、アロマや音楽などでリラックスするなど、少しの努力をしてみましょう。 うまく眠れることができれば、次の日から頭も体もすっきりして仕事に向かうことができるはずです。
 皆さん、睡眠は私たちの生活の質を向上させるために欠かせない要素です。忙しい日々の中でも睡眠を優先し、良質な睡眠を確保することを心がけましょう。そうすることで、健康で充実した毎日を送ることができると思います。忙しい皆さんだからこそ、しっかり寝ましょう。

令和5年9月27日(水):東山院長

 今朝もぐずついた雨模様の空になっています。お彼岸が開けて涼しくなりましたが、一方でこれからは10月にかけて、台風のシーズンに入ってきます。気圧や気温の変わりやすい時期でもありますので、体調管理にお気をつけください。
 さて、今朝は今年の4月から建設が始まった入善町横山の洋上風車のお話です。当院の病棟の西側の窓からも、この洋上風車が並んで回る様子がよく見えます。今月からは発電が開始されているようです。全部で3基あり、その羽は直径133メートルで、海上からの最高到達点は152メートルの高さになるそうです。年間の発電量は3,600世帯分の電気使用量に相当するとのことです。その日の天候によって時にはゆっくり、時には早めに回り、そして風上に向きを変えながら、規則正しく動き続けています。
 また、朝と夕には太陽の光で、微妙にその色が変わって見えます。いつの間にかこの地域での見慣れた風景の1つになりつつあるようです。病棟から見える西の海の水平線の夕日とゆったりと回る洋上風車。そのスケールの大きさは、見る人の心をしばし引きつけます。今朝は入善町横山の洋上風車のお話をさしていただきました。

令和5年9月26日(火):東山院長

 先週水曜日、9月20日が彼岸の入りで、23日土曜が秋分の日でした。そして今日、9月26日は彼岸明けです。お彼岸の期間中には、お墓参りや法要を行われたご家庭もあったかと思います。記録的な猛暑の今年の夏でさえ、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉のどおり、このところ随分と過ごしやすく、秋を実感し始めます。
 そして、秋を感じるものと言えば赤とんぼ。一昨日日曜日に私は今年初めて赤とんぼを見つけました。夏の終わりの暑さが和らぐ頃。成熟して真っ赤になった赤とんぼが、山から群れをなして平地へと降りてきます。すみ渡った秋空を背景にして飛び交う赤とんぼの姿が、これからしばらくあちらこちらで見られることができそうです。
 さて今日は明後日にかけて、しばらくは雨まじりの空模様が続くようです。通院の際の足元や車の運転にはお気をつけください。

令和5年9月25日(月):東山院長

 お彼岸が過ぎ、このところ朝夕はずいぶん涼しく秋らしくなり始めました。夜はエアコンを使用しないでも眠れるようになり、半袖だと肌寒いこともあるほどです。冷えた麦茶から温かいお茶がおいしく感じられるようにもなりました。あれほど暑く長かった夏も終わるとなれば、虫の声とともに今度は秋の物わびしさが漂い始めます。
 そして秋と言えばこれから冬へ向けての感染対策への備えも必要となります。富山県内では9月20日に県内がインフルエンザの流行シーズンに入ったと発表されています。これは昨年よりも3か月早く流行入りしたことになります。これにはコロナ禍で感染予防対策がなされたことで、ここ数年インフルエンザに罹患する人が極端に減っており、インフルエンザに対する抗体を持たない人が多くなったこと、また、学校の夏休み後や運動会、文化祭の行事等で感染の機会が増えたことなどが原因として考えられています。当院でも来月、10月2日(月)からインフルエンザのワクチン接種を開始いたします。すでに流行期に入っていますので、今年は早目に接種を受けられることをお勧めいたします。この秋から冬に向けてコロナウイルスとともに感染予防、重症化予防の対策としてワクチン接種が大切になります。特に高齢の方や重篤な基礎疾患のある方には、ぜひお勧めをいたします。
 秋らしくなったと言ってもしばらくはまだ、日中は気温の高い日もあるようですので、朝夕の寒暖差に気を付け、体調管理をなさってください。

令和5年9月22日(金):東山院長

 昨日は午後から久しぶりにまとまった強い雨と風の1日となりました。今朝も少し雨が残っていますが、今日はこの後お昼前からは晴れ間も出るようです。日中の暑さも和らぎ、秋の気配をしっかり感じられる日になるかもしれませんね。
 さて、今週火曜日の新聞記事に舟川べりのヒマワリ畑の記事が掲載されていました。ご覧になられた方も多いかもしれません。毎年、春の四重奏の雄大な景色が広がる舟川べりですが、秋にも楽しめるようにと舟川の土手には彼岸花を田んぼでは七種の古代米を、そして畑には今年初めてヒマワリの種がまかれて、秋の三重奏を現わそうとしているそうです。それぞれの盛りの時期を合わせるためヒマワリの種は、わざわざ7月下旬にまかれたそうです。残念ながらこの夏の猛暑のため彼岸花の育ちは今一つとのことでした。この記事を見て私はさっそく昨日の早朝に見に行くことにしました。あいにくの曇り空で小雨の交じる中でしたが、広い畑一面に数えきれないほどのヒマワリが咲いていました。早朝で日差しが弱く、雨交じりのせいかヒマワリたちは東の方を向いていましたが、少しうつむき加減でした。西の方の後ろ側から見たヒマワリは皆一斉にうなじを垂れているようで、少しユーモラスな光景でした。でも正面に回り東側から見ると、黄色の丸い無数の花が畑一面を埋め尽くしていて、とてもきれいでした。朝からヒマワリたちに元気をいただいた気がしました。来年の秋にはきっと三重奏が楽しめそうですね。舟川べり、春の四重奏とともに楽しみが1つ増えました。

令和5年9月21日(木):野口事務部長

 雨が降る朝を迎えました。ただ日中の最高気温は30度を超える予報で、蒸し暑い1日となりそうです。今年の夏の暑さは記録的だったようで、9月19日に富山地方気象台は6月から8月の平均気温が観測開始以降、最も高かったと発表しました。富山は27.0度、高岡は26.8度でいずれも2018年度の記録を1度上回ったとのことでした。そして10月から12月の3か月予報も発表されており、平均気温が平年より高くなるとの見通しとなっています。また、12月から翌年2月までの期間も平年より平均気温が高く、降水量も少ない、雪が少ないとの予報でもありました。この長期予報は当たるのでしょうか。
 さて、以前にもご紹介しましたが、朝日町は京都市にある京都看護大学と、連携・協力に関する協定書を交わしています。連携する事項の中には、看護職人材の育成及び確保に関する事柄もあります。このようなことから、京都看護大学の学生を対象とした当院への看護体験ツアーをこれまで4回開催してきました。しかし令和2年度以降は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、この体験ツアーも残念ながら中止としていましたが、今年度より再開することとしました。本日9月21日から1泊2日の日程で、看護体験ツアーを当院で行います。
 今回の看護体験ツアーには京都看護大学の1年生2名と2年生1名、合わせて3名の学生が参加します。当院での看護体験のほか、町内の施設も巡り、交流を図ることで朝日町と当院の魅力をPRし、持続的な病院運営のための看護師確保につなげたいと思います。

令和5年9月20日(水):越坂看護師長

 私が勤務する入退院支援センターは、発足してから7月で3年目になりました。入退院支援センターとは、病気になり入院しても住み慣れた地域で生活できるよう患者さんの状態に応じた支援を目的に他部署と連携し、訪問診療や院内デイケア、認知症看護相談外来を行っています。また、入院担当窓口として予約入院患者を対象に患者さんやその家族と面談し、入院生活の状況や書類の説明を行っています。薬剤師による服薬指導や医事課からも高額医療費などについて説明し、入院することによる不安や疑問などの聞き取りを行い、早期から患者さんの支援に努め、問題があれば外来へ情報を伝え、入院に対する不安の解消を目指しています。
 次に1階正面の中央受付の左側にある総合相談窓口では、患者さんまたは家族からの病気や生活に関することなどの様々な相談を受け付けていますので、いつでも気軽に声をかけてください。
 入退院支援センターに所属するスタッフは、認知症認定ナース、ベテランナース、プラチナナースがいます。プラチナナースとは聞き慣れないかもしれませんが、「定年退職前後の就業している看護職員」で自分のこれまでの経験を踏まえ、持っている能力を発揮し、生き生きと輝き続けている看護職員と言われています。長年の経験や得意分野を生かして情報交換を行いながら、患者さんや家族に何が必要かを相談し、訪問診療や院内デイケア担当者も今日あった出来事を話し合い、活躍しています。総合相談窓口を含め解決困難なこと、困ったことなどがあれば声出しながら協力し合える仲間で働いています。最後になりますが、私自身も相談される方が笑顔で帰れるようプラチナナースを目標とし、支援してきたいと思います。

令和5年9月19日(火):東山院長

 9月も半ばを過ぎ、ようやく朝夕は暑さもしのぎやすくなり始めました。でも日中の残暑はまだ厳しく、夏と秋の始まりが入り混じっているようです。
 そしてそんな中、昨日9月18日は「敬老の日」でした。総務省の発表によりますと全国で100歳以上の高齢者は92,139人で、53年連続で過去の最多を更新しているそうです。ちなみに国内の最高齢は116歳で大阪府の女性の方、一方男性は千葉県に111歳の方がいらっしゃるそうです。この100歳以上の方の人数ですが2012年に5万人を超えましたが、この10年間でおよそ2倍に増加しています。県内には970人の100歳以上の方がいらっしゃいます。皆様のご近所やお知り合い、ご家族の中にも100歳以上の方がいらっしゃるかもしれません。そしてこの100歳以上の方の約9割が女性です。まさに人生100年時代の到来が現実化しつつあるようです。
 一方、高齢化社会で大切なのが健康寿命も伸びることです。総務省の労働力調査によりますと、仕事をしている65歳以上の高齢者は19年連続で増加していて就業者全体に占める割合は13.6%になっています。仕事をしている方のおよそ7人に1人が高齢者という今の日本の社会です。高齢になっても健康で社会活動を続けている方も増え続けています。長生きもけっして楽でもないこともありますが、日本の高齢者は社会にとってとても大切な存在と言えそうですね。

令和5年9月15日(金):東山院長

 このところ、ようやく朝晩はこれまでの暑さから解放されて過ごしやすくなり始めました。今朝も小雨交じりの静かな空気の中、秋の虫たちの声が聞こえています。今日は終日、曇り空のようで日中の気温も30度には届かないようですが、湿度が高いため熱中症への備えは続けた方がよさそうです。また、明日からは日中の気温がしばらく30度を超える日が続くようですので、体調管理にお気をつけください。
 そしてそんな中、今年は例年より早く稲刈りが進んでいます。病院の周りを見ても、多くの田んぼで刈り取られた茶色の切り株がきれいに並んでいる光景が見えます。いつもならそろそろ赤トンボも現れる頃かもしれませんが、今年はまだ見かけません。皆様の近くではいかがでしょうか。
 高く晴れ渡った青空のもと、涼しげな秋風に吹かれて赤トンボが飛び交うのは、果たして今年はいつ頃になるのでしょうか。週間天気予報によりますと来週の後半からは、ぐっと秋らしくなってくるようです。暑かった記録的な今年の夏、あと1週間もすれば秋の気配を本格的に感じられるかもしれません。季節の変わり目が近づいているようです。

令和5年9月14日(木):秋山認知症看護認定看護師

 9月は世界アルツハイマー月間です。認知症への正しい理解が進むことを目的に世界中で啓発活動が行われています。わが国では2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれ、その数は700万人と推計されています。誰にとっても認知症は身近なことになっています。この機会に認知症を自分事としてとらえ、認知症を知り正しい知識を得ましょう。
 認知症への備えも必須です。生活習慣病の予防、普段から趣味を持つようにしましょう。また、周りの人にもし自分が認知症になったら、どうして欲しいか伝えていくことも大切です。自分や家族だけで悩みを抱え込まないようにしていきましょう。
 当院では認知症の啓発活動の一環として9月22日まで正面玄関で、認知症に関するポスターの掲示やパンフレットを設置しております。時間は限られますが、簡単な認知症テストや相談も受け付けております。
 みんなが認知症に対する理解が深まり、本人や家族だけでなく、誰もが日々安心して暮らせる社会を地域で実現することが望まれています。世界アルツハイマー月間を機会に認知症について考えるきっかけになればと願っています。

令和5年9月13日(水):牧野看護師

 突然ですが、皆さんは趣味がありますか。私は日々の業務の中で患者様と会話をする時、話題の1つとして趣味について話をすることがあります。趣味をお持ちの方もおられれば、趣味がないと言われる方も少なくありません。趣味は簡単に見つかるものではありませんが、趣味を持つことで様々な効果があると言われています。
 1つ目は「リラックスできる」です。リラックス状態というのは副交感神経が優位となっています。何かとストレスが多い現代人は緊張状態である交感神経が優位になりやすく、交換神経と副交感神経のバランスが崩れると大きな病気を引き起こしかねません。このバランスを保つためにも趣味は有効なようです。
 2つ目は「健康寿命を伸ばす」です。趣味や生きがいを持つことがADL(基本的な動作)やIDAL(手段的日常生活動作・応用的な動作)の低下を防ぎ、健康寿命を伸ばすと言われています。趣味を持っていると身体的活動量が多くなり、筋骨格能力などが強化されると言われています。
 このように趣味を持つことでのメリットはまだ多くあります。余談ですが、私の趣味はカラオケです。少しだけ歌います。「パプリカ 花が咲いたら~♪」と歌って気分転換をしています。健康的な生活をしていくためにも何かしらの趣味があると良いかもしれません。

令和5年9月12日(火):福田内科医師

 今日は運動について話したいと思います。まだ暑い日が続いていますが、8月に比べると和らいできていますね。8月中は外来に来た患者さんに普段の生活を伺うと、「暑くてエアコンの効いた部屋に1日中いて、体を動かすことが減った」といったご意見を聞くことが例年に比べて多い印象を受けました。涼しくなってきたら体を動かそうと危機感を持っている方も多いと思います。そこで私がお勧めしているのは「インターバル速歩(そくほ)」です。インターバル速歩とは、信州大学の能勢博特任教授が考案し、長野県松本市を中心に取り組まれている運動で、一言でいえば早歩きのことです。ただ、早歩きを10分続けるのはなかなか困難なので、3分早歩き、3分ゆっくり歩きを繰り返すように歩きます。早歩きとゆっくり歩きを30分間、2日に1回のペースで5か月間続けることで体力が10~20%向上し、高血圧などの生活習慣病の指標が改善したというデータもあります。早歩きのペースは3分間歩くと少しきついなと感じて、3分間休むと回復するぐらいの速さで個人個人で違っています。
 明日の朝、NHKの朝の連ドラの後の「あさイチ」という番組でウォーキングについて特集が放送されるとのことなので、体を動かすことに興味のある方はご覧ください。

令和5年9月11日(月):東山院長

 9月も中旬に入ります。朝晩の暑さはようやく少しずつ和らぎ、このところ夜間はエアコンを使用しないで済む日も出てきました。でも台風や気圧の影響で雨や曇りが多く、また湿度が高くなり、梅雨時のような天候がここ数日続いています。そして日中はと言えば、予報では向こう1週間も30度を超す暑さが続くようです。このため熱中症への対策はまだまだ必要ですので、体調管理にお気を付けください。
 さてそんな中、一昨日と昨日の2日間、朝日町文化体育センター・サンリーナにおいて第40回全国ビーチボール競技大会が開催されました。4年ぶりの開催となり、全国15都府県から203チーム1,004人の方が参加し、大変な盛り上がりを見せていました。テレビのニュースでもその様子が放送されていましたが、皆さんとても充実した良い表情で真剣に取り組んでいらっしゃいました。笑顔と歓声が館内に響き渡り、コロナ禍にたまった鬱憤(うっぷん)をまるで晴らすかのように見えました。さわやかな笑顔は見る人にも幸せを運んできてくれますね。参加された選手の皆様、スタッフの皆様大変お疲れ様でした。

令和5年9月8日(金):犬田視能訓練士

 この4月からあさひ総合病院に就職して5か月が経ちました。朝日町で生まれ育った私ですが、大学は県外へ進学しました。4年間とても楽しい大学生活を送ることができた私ですが、いつも心のどこかに生まれ育ったこの朝日町の懐かしさを感じている自分がいました。自然に恵まれた環境はもちろんのこと、人の温かみや優しく話し接してくれる人がとても多いことに気付いていました。
 病気で多くの患者さんと毎日関わることにより特にそう感じるようになってきています。例えば自分一人で病院に来ることができない方は家族や親族と一緒に病院に来たり、朝日町バスを利用して病院に来たりする方もいます。誰かに手助けしてもらったり支えられたりして生活しているのだなと思います。
 また、昔からあさひ総合病院のスタッフは優しいと聞きます。確かにそうでした。医師をはじめ看護師、その他の職種の人たちは患者さんの目の高さに合わせて話をしている場面をよく見かけます。歩き方に障害がある人を常に気にかけたり、聞き取りやすいように話しかけたり、また、患者さんや家族の都合に合わせた予約を心がけています。常に患者さん一人一人に合わせた対応を心がけていると印象を受けました。
 私にはまだまだその能力が欠けていますが、一人でも多くの方にこの病院を選んで良かったと思ってもらえるような優しい接し方を目指したいです。学校や大学では学ぶことのできない患者さんに合わせた対応は社会人になってから学ぶことができます。あさひ総合病院でなくては学べないことに感謝して日々精進したいと思います。

令和5年9月7日(木):野口事務部長

 9月に入り1週間が経ちました。朝晩も少し涼しくなり、秋の気配も感じますが、週間予報をみますと日中の最高気温が30度以上の真夏日がまだ続くようです。学校では新学期に入り、9月は町内の小中学校でも運動会や体育大会が開催されます。今日、9月7日は朝日中学校の体育大会が開催されます。今日は雲が広がる時間帯もあるようですが、あまり雨の心配はなさそうです。
 さて、これまでも定期的にこの朝のあいさつで紹介しておりますが、本日より朝日町では9月議会が開会します。そして来週の9月14日木曜日の午前9時からは町政に関する代表質問、9月15日金曜日午前10時からは一般質問が行われます。議会では町民の皆さんの生活に密着した重要な問題が審議されています。議会の活動や町政の方針などを知るためにも議会を傍聴してみてはいかがでしょうか。 議場は役場の4階にあり、原則どなたでも傍聴ができます。役場の議場まで足が向かない、時間がないという方のために、ケーブルテレビやユーチューブライブを利用した生中継も行っています。併せてユーチュブで配信した映像の録画配信もしており、町のホームページからも見ることができます。参考までに町の議会は3月、6月、9月、12月と年4回、定期的に開かれております。
 この議会において病院に関する質問がある際には、私も答弁をしており、いつも以上に身が引き締まり緊張する場面でもあります。

令和5年9月6日(水):東山院長

 昨日はお昼過ぎから久しぶりにまとまった雨が降りました。少しは涼しくなるかと思っていましたら、度を超す大雨になってしまいました。大雨洪水警報が出され、県内でも道路が冠水したり、北陸新幹線も一時運転を見合わせていたそうです。一方、気温のほうは相変わらず高温が続いていました。富山市では7月22日以来、昨日まで46日連続で真夏日が続いており、これは観測史上の最長記録を更新しているようです。
 そんな中、明後日9月8日は暦の上では「白露(はくろ)」です。この時季、夜間には大気が冷えて草花や木々に朝露が宿り、露は当たった光で白い粒のように見えることからこの名前で呼ばれています。でもこの残暑では、朝の白い露を見るのはもうしばらく先になるかもしれません。また、この暑さの影響で秋の紅葉の景色にも今年は影響が心配されています。木々の葉も一向に涼しくならない中、その色を紅に染めるタイミングにさぞかし迷っていることでしょう。
 今日もこれから昼過ぎにかけて強い雨が降るようです。通院やお出かけの際には車の運転や足元には十分お気をつけください。

令和5年9月5日(火):東山院長

 今年5月15日のこの朝のあいさつの中で私は田んぼの中のお掃除ロボットの話題を取り上げました。今朝はその後のお話です。
 農薬や化学肥料を一切使用しない有機農業では、春の田植えの後に生えてくるヒエなどの雑草対策が最も大変な問題です。従来のアイガモや魚のコイを使った管理はとても手間がかかるため、変わって登場したのがこのお掃除ロボットです。畳半畳ほどの大きさでソーラーパネルを電源にしてGPSでコース設定され、細長いスクリューを回して田んぼの水をかき上げて濁らせます。これにより太陽の光がさえぎられて雑草を生えにくくするそうです。私が普段よく通る近くの農家の方に教えていただきました。春に初めて見学させていただいてからその後の効果がとても気になっていました。
 そしてちょうど先週末、今年の夏の暑さでいつもより早く一部で稲刈りが始まっていました。4か月ぶりに見た田んぼには大きく育った稲穂が重たそうに首(こうべ)を垂れていました。よく見ると稲と稲の間にはところどころ雑草は生えていましたが、その農家の方の話ではロボットの効あってか例年よりも雑草は少なくなっていたそうです。80歳を過ぎてなおも有機農業にこだわり続け、新たな試みをされている姿はとても輝いて見えました。私もおかげで田んぼを見れば、農薬や化学肥料を使っているか否かを見分けることができるようになりました。もうすぐ秋の新米が各ご家庭の食卓に並ぶかもしれません。米粒1つに込められた思いを味わいながら私もいただきたいと思います。

令和5年9月4日(月):東山院長

 立秋を過ぎてちょうど1か月になります。朝晩の空気には、ほんの少し秋の気配を感じ、今年の猛暑も「ようやく」という思いと、でも日中の暑さには「まだまだ」との感覚が入り混じる今日この頃です。また、今週は台風の影響で県内も週の後半にかけて雨の日が続くようです。
 そんな中、9月に入りそろそろ稲刈りがあちらこちらで始まっているようです。全国ニュースでは高温と水不足から稲が枯れてしまったり、野菜の生育にも影響が出ているところもあるようです。例年ならば天高く青空のもと、さわやかな秋風を感じるころですが、今年は日中の厳しい残暑の中での作業となりそうです。この土日にも稲刈り作業中に体調が悪くなり、当院の救急外来を受診された方もいらっしゃいました。十分な睡眠とバランスの摂れた食事を取るようにしたいものです。特に朝食はしっかりと取り、水分もこまめに摂取することが大切です。自然の環境に抗うことはできません。無理をすると必ず体調にひずみを来たします。自然を受け入れ、取るべき対応を続けながら日々の生活が送れれば良いですね。
 今日も日中の暑さ、続くようです。どうぞ気を付けてお過ごしください。

令和5年9月1日(金):東山院長

 新しい月が始まりました。今朝、壁に掛かっている月齢カレンダーを1枚めくりました。新しい節目に気持ちも新たになるとともに月日の経つ早さを改めて感じます。毎日の暑さにうんざりしているうちに季節は少しずつ進んでいきます。病棟の窓から周囲を眺めてみますと、田んぼでは実った稲穂ですっかり茶色く色が変わり、品種によってはすでに稲刈りを終えたところも見られます。今月はいよいよ本格的な収穫の時期を迎えますが、この厳しい残暑の中、大変な作業だろうと思われます。
 そして9月に入り、新しい話題もあります。身近なところでは当院の正面玄関の東側に敷地内薬局が完成しました。今日から営業が開始されますので、皆様にご利用いただけます。また、海岸に建てられた3本の巨大風車。当院の病棟からもよく見えますが、入善町横山沖の洋上風力発電が今月から運転が開始となるようです。これからは毎日、風上に向かって回り続ける風車の姿が見られると思います。そしてお天気ですが、今日も日中は大変厳しい暑さが続きます。体調管理には十分お気をつけお過ごしください。

令和5年8月31日(木):東山院長

 早いもので明日からは9月に入ります。先週の8月23日(水)が二十四節気の「処暑」でした。本来ならば夏の暑さが落ち着き始める頃とされていますが、どうしてどうして今年は全く様子が違っています。立秋を過ぎて8月末頃までが一般的には残暑見舞いの期間とされているようですが、この分でいくと9月に入っても、まだ残暑見舞いのハガキが出してもおかしくないかもしれません。本来の季節の感覚が少しずれてしまっているような感じを受けます。
 さて昨日、富山県の厚生部から新型コロナウイルス感染症の疫学所見が発表されました。直近の1週間の定点報告の集計結果が出されました。それによりますと県内の1週間の新規感染者は3,744人となり、8週連続で増加しています。また、県内の各厚生センター、保健所管内別に見た定点医療機関当たりの感染者の報告数では、新川厚生センター管内が最も多くなっています。お盆や夏休みの影響が出ていると分析されていますが、9月からは学校の再開に伴い小児の感染拡大が心配されます。引き続き適切なマスクの着用や手洗い、手指消毒などによる感染の予防に努めていきましょう。
 今日も県内、大変暑くなりそうです。熱中症に関する厳重警戒情報も出されています。どうぞお気をつけください。

令和5年8月30日(水):山﨑副看護部長

 厳しい残暑が毎日続いていますが、体調はいかがでしょうか。水分を多めに摂るようにして適度な休憩を取るようにしましょう。私はこの厳しい夏を美しい宮崎海岸を眺めて通勤することで乗り越えることができています。宮崎から見る海岸は毎日違う海の表情を見せてくれます。365日違った海の色と白く輝く風力発電が輝いて見えます。
 さて、なぜ宮崎海岸を毎日見ることができるかというと私が糸魚川市の市振地区から通勤しているからです。私が住む糸魚川市は人口約39,000人、市振地区は富山県との県境にあり、人口は約300人です。当院にも多くの市振地区の皆さんが通院されています。また、市振地区の多くの方が富山県に通勤したり、買い物や病院を利用したりしています。朝日町からのバスも出していただき、ほぼ富山県の住民と言ってもおかしくないと思います。私も小さい頃から朝日町に買い物に来ていましたし、小さい頃の一番の楽しみは鬼遠祭りでした。滅多にない外食をして、迷子にならないよう父に手をひかれて歩いたことが、小さかった頃の一番楽しかった思い出です。その父もこの病院で大きな手術を受け、お別れを覚悟しましたが、その後17年一緒にいることができ、家族と一緒に過ごすこともできました。あの時、本当にお世話になった先生や看護師さんと縁あって働くことになり、年を重ねるごとに恩返しをしたいという気持ちが強くなりました。
 当院の理念は「住民の健康や生活を支えるための医療と介護を提供し、住民の幸せと地域の発展に貢献します」です。そして当院の自慢できることは職員と町民との距離が近いことだと思います。近年、町外や県外の方が入職するようになってきました。その職員にも朝日町を知り、朝日町を好きになってもらいたいと思います。
 私の地元の住民が多く来られる病院であり、私が大好きな朝日町の皆さんやすべての患者さんのため、恩返しではないですが皆さんに貢献できるような看護の提供を行っていきたいと思います。

令和5年8月29日(火):東山院長

 2日ほど前からでしょうか、日が沈んだ後の風や朝方の空気の中にようやく秋への移り変わりの気配が感じ始められました。朝のウォーキングや愛犬との散歩を日課にしていらっしゃる方も多いかと思いますが、これまでの流れ落ちていた汗も一段落といったところでしょうか。でも日中の日差しはまだまだ強く照り付け、気温も30度を超えるため今日も県内には熱中症警戒アラートが出されています。引き続きお気をつけください。
 さて、新型コロナウイルスですが、県内でも感染者の緩やかな増加傾向が依然続いています。また介護施設等ではクラスターの発生も報告されています。こちらもまだまだ注意が必要です。5月8日に新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に変わってからは、マスクの着用が個人の判断に委ねるとされています。現在、屋外はもとより公共交通機関やスーパーなどでもマスクを着けない人たちを多く見かけるようになりました。しかし、病院や介護施設などでは、いったん感染すると重症化するリスクの高い方が多くいらっしゃいます。このため当院でも来院される皆様には院内でのマスクの着用の継続をお願いしております。皆様のご協力により、よりよい医療環境の維持につながるように努めてまいります。ご負担をお掛けいたしますが、ご理解をいただき、これからもよろしくお願い申し上げます。

令和5年8月28日(月):東山院長

 月日の経つのは早いものです。8月最後の月曜日になりました。そして今週金曜日からは9月に入るというのに日中の厳しい暑さは今週もまだ続きそうです。
 そんな中、一昨日、昨日は不安定な天候で激しい雷がとどろいていました。一雨くれば涼しくなるかと期待をしましたが、やはり日中の暑さは相変わらずでした。でも今朝の空気はほんの少しですが、優しさを感じるようになり、心なしかコオロギたちの声も大きくなってきたような気がいたします。向こう3か月の予報では、これからの秋に向けて例年以上に気温の高い日が続くようです。この時季でも北海道でも30度以上の日が続いているようですが、今年の暑さは本当に異例づくめです。引き続き熱中症の予防を含めて体調の管理には十分、お気をつけください。
 朝夕は少し穏やかですが、日中はまだ厳しい暑さが続きます。畑仕事など屋外での作業はなるべく控えるようにし、また作業する際には必ず、誰かの目の届く状況が必要です。互いに見守り合える環境の下での生活を心掛けたいものですね。

令和5年8月25日(金):山本看護師長

 皆さんは日ごろ、何か大切にされていることはありますか。私は挨拶(あいさつ)を大切にしています。挨拶という漢字の言葉の意味を調べると、「挨(あい)」は「心を開く」そして「拶(さつ)」には「せまる」「すりよる」という意味があるそうです。つまり「お互いの心を開き、相手の心に近づく」という意味になります。「おはようございます」「こんにちは」などは短い言葉ですが、「おはよう」には「お早くからご苦労様でございます」という朝から働く人をねぎらう意味が込められ、「こんにちは」には「今日はご機嫌いかがですか」というお昼に出会った人の体調や心境を気遣う意味が込められているそうです。また、相手のちょっとした行動に「ありがとう」を感謝すれば、相手の心に気づき、関心を向けていることが相手に伝わります。相手に対してのねぎらいや気遣いの気持ちが込められ、相手だけでなく、自分の心を温めてくれる力があると思います。
 また、自分自身に挨拶をすると、少し違った役割もあると思っています。例えば、朝起きて「おはよう、今日もがんばろう」と言うと、自分自身に気合が入ります。仕事が終わると「お疲れ様、今日も頑張った」と自分自身をねぎらうことができます。このように挨拶とは、コミュニケーションや相手に対する気遣いの気持ちを表す言葉だけでなく、自分自身の時間や心の切り替えの合図にもなると思っています。
 日々の中で挨拶は本当に一瞬のことですが、今すぐ始めることができ、必要なものは何もありません。しかし、得るものはたくさんあります。私はそんな挨拶をこれからも職場でも家庭でも地域でも自分自身にも積極的に交わし、ずっと大切にしていきたいと思います。

令和5年8月24日(木):野口事務部長

 連日、猛暑が続いていますが、昨日は午後3時前後から大気が不安定となり、雷を伴う激しい雨が降りました。久しぶりの雨で、農作物などにとって少しは恵みの雨になったでしょうか。ただ、県内では落雷による火災や住宅の被害もあったようで、町内でも民家の屋根に穴が空いたとの報道もありました。猛暑のみならず、大気が不安定となる急な激しい雨や雷にも注意が必要だと思います。
 さて、先日の新聞を見ていますと「日本の平均寿命2年連続縮む」との記事がありました。少しご紹介しますと2022年の日本人の平均寿命は女性が87.09歳、男性が81.05歳となり、前年比で女性は0.49歳、男性は0.42歳それぞれ縮んだことが厚生労働省の公表でわかったとの内容でした。前年を下回るのは男女とも2年連続で、「新型コロナウイルス流行の影響が大きい」とのことでした。国別の順位では日本の女性が前年と同じ世界1位で、男性は世界3位から4位に下がったとのことです。ちなみに女性は2位が韓国(85.6歳)、3位がスペイン(85.83歳)。男性の1位はスイス(81.6歳)、2位がスウェーデン(81.34歳)、3位がオーストラリア(81.3歳)でした。
 この新型コロナの影響は平均寿命への影響をはじめ、罹患した後の後遺症も調査されています。頭痛や倦怠感が長期化するほか特に高齢者では、うつなどの発症率が高いとの調査結果があります。県内の新型コロナの新規感染者の推計値は7週連続で増加しています。連日の暑さのため熱中症対策はもちろんのことですが、コロナ対策も忘れずに心がけたいものです。

令和5年8月23日(水):東山院長

 8月も下旬に入りましたが、相変わらずの厳しい暑さが続きます。
私は昨日の夕暮れに大屋から宮崎にかけて海岸線を通ってみました。ちょうど夕日が沈みかける時でした。線香花火の火玉のように鮮やかなオレンジ色のまん丸い夕日がくっきりと空に焼き付き、水平線を赤く染めていました。7月初め頃に比べると、夕日の沈む位置は明らかに西側へ移動しており、また随分とスピードを増してあっさり沈み、すぐに見えなくなってしまいます。毎日「暑い暑い」と言いている間に少しずつ季節が移り始めていることを感じました。 
 一方で変わりのないものもあります。セミ時雨です。宮崎地区の鹿島樹叢から流れ落ちるようにして鳴り響くセミの声は、未だに衰えを知りません。セミの一生は短いと言われますが、今年の夏ばかりはまだしばらくは活躍できるのかもしれません。
 そんな中、9月から向こう3か月の平均気温の予報が出されました。これからの秋も高温傾向は続き、厳しい残暑が長引きそうです。まだしばらくは熱中症対策は欠かせません。新型コロナの感染予防と合わせて注意を続けていきたいですね。

令和5年8月22日(火):魚住診療情報管理士

 猛暑日が続いています。時々休憩をとって、熱中症にならないよう、のどの渇きを感じる前に、こまめな水分摂取を心がけたいですね。
 さて、みなさんは、「夏の花」というと、どんな花を思い浮かべますか?
 県内各地にある、一面に広がる「ひまわり畑」を観に行った方もいらっしゃるかもしれませんね。今の時季は、青空にピンクや白が映える「サルスベリ(百日紅)」も華やかでとてもきれいです。
 ここ数年、いろいろな花を植えてみて、猛暑の中でも元気に育つ花をひとつ見つけました。「アメリカンブルー」をご存じですか。2センチほどの青い花をたくさん咲かせる植物です。見た目はさわやかで涼しそうですが、暑さにとても強く「アサガオ」の仲間なので早起きです。毎朝眺めて、元気をもらってから出勤しています。乾燥にも強いので、土が乾いたら葉っぱの上から水をかけるだけなのも気に入っています。ぜひ、来年の真夏のガーデニング候補に、いかがでしょうか。

令和5年8月21日(月):東山院長

 8月も半ばを過ぎ、終盤に入りました。もう10日もすれば9月になろうかというこの時季ですが、相変わらずの厳しい暑さはまだまだ収まる気配をみせません。向こう1週間の予報でも連日、30度を超える日が続き、また夜も気温が下がらず熱帯夜もしばらく続くようです。
 当院では7月から続くこの暑さで連日のように熱中症で外来を受診される方が後を絶たず、救急搬送される方も珍しくありません。特にご高齢の方の重症例が目立っています。中でも日中、畑で倒れているところを発見されるケースが多くなっています。発見が遅れると全身のやけどを合併し、中には命を落とす場合もあります。私の長い間、診療に携わっていますが、今年の夏のような状況は今まで記憶にありません。改めて危険な夏と言えると思います。高齢者や小さなお子さんなどは、まずは不要不急の外出は控えた方ほうが良いでしょう。そして1人にならずに必ず誰かが見ている、見守る環境の中で過ごしたいものですね。一昨日と昨日の当院の救急外来へも熱中症と新型コロナ感染の方の受診が続いています。今週もそれぞれの予防に努め、体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください。

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