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2024年6月号 見た目で困っているなら、うちで解決できるかもしれないという話

2024年6月号 見た目で困っているなら、うちで解決できるかもしれないという話

                                                   

             

                

             あさひ総合病院 形成外科 医師 小林 耕大

 

 形成外科ってなにを診てくれるんだっけって思った好奇心旺盛なあなたにお伝えしたいのですが、形成外科は「頭の先から足の先まで体表のトラブルを治す」外科です。普段よく診ているのは、ほくろやしこりといったできもの、火傷や怪我、爪水虫や巻き爪、背中・お尻・足にできる床ずれなどです。生まれた時からある形態の変形(先天奇形)、乳癌術後の乳房を取り戻す乳房再建術後の患者さんを診察することもあります。こうした見た目のトラブルを外科的に解決するのが形成外科です。

 見た目のトラブルを解決する診療科ですから、創を縫う時は傷跡のことを常に考えます。手術や怪我など縫う必要のある創は大半の場合、傷跡が残るからです。そのため、創の大きさに関係なくできるだけ傷跡が目立たないように工夫します。例えば、傷跡が皮膚の皺と同じ方向になるように切開する方向をデザインしたり、傷の深さや部位に合わせて縫う糸の種類を臨機応変に選択したりするようにしています。

 高齢の方で「自分はもう老い先短いから、見た目のことは気にしない。」とおっしゃる方がいます。当科で治療をするのに年齢は関係ありません。1歳の赤ん坊から100歳以上の御長寿の方まで老若男女問わず診療しています。見た目の事で気になる事があれば、ぜひ形成外科にお問合せください。「他の診療科にかかったついでに、これ診てほしい」ぐらいの気持ちで十分です。患者様一人ひとりに合わせた治療をご提案したいと思います。

 

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