あさひ総合病院　院長　東山　考一

　あけましておめでとうございます。

　長らく続いたコロナ禍がようやく落ち着きましたが、折しも厳冬の中、インフルエンザとともに感染の予防にお気を付けください。

　さて、昨年10月に５年ぶりに当院の病院祭を開催いたしました。多くの皆さんにご参加いただきありがとうございました。今年の11月で当院は新病院の開院20年目の大きな節目を迎えます。振り返りますとこの間、新医師臨床研修制度の影響による医師の激減や看護師不足問題等によって激しい運営が続きました。

　その中にあって開設者の笹原靖直町長の指導のもと、診療内容の見直しと経営の改善に取り組みました。令和元年には大きく病棟の改修を行い、これまで以上に、地域密着型の病院へと進化しました。そして高齢者医療の先進モデル病院の目標を掲げ、地域包括ケアの実践を続けてまいりました。

　2025年を迎え、さらにこの先2040年に向け当院の役割はますます大きくなります。急性期から回復期（包括期）、慢性期、在宅医療に至るまで、介護や福祉との連携により、皆様の生活に寄り添える病院としてこれからも地域へ貢献してまいります。

　今年もどうぞよろしくお願い致します。